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A Fujiwara period
第一章 飛翔
穣揣摩高校ではクラス替えが無いので、大輔とクラスが変わる事が無かった。
入学式等も終わり、いよいよ部活動の入部会が始まった。
大輔:「ひゃ~。今年は新入部員が多いなぁ・・・」
涼一:「俺達の時はたった2人だったのにな。今年は20人以上いるぞ・・・部室大丈夫かな?」
ちなみに、今の部員数は30人くらいだ。
俺たちの年だけ入部部員が少なかったらしい。
??:「こんちわっす!」
そんな事を大輔と話していると、威勢の良い声がした。
涼一:「何だ?入部希望者ならここに・・・」
??:「進藤先輩はどちら様で?」
名札を見れば分かるだろ。。。
涼一:「進藤なら俺だが。何か用でも・・・」
??:「うわぁ!本物の進藤涼一さんだ!流石は”疾風の進藤”と呼ばれているだけ在ってカッコ良いっすね!」
変な異名まで付けられてしまっている。。。
涼一:「何だ。。。その呼び名は・・・」
大輔:「入部するの?しないの?」
なんか突っ込んでくれよ。。大輔。。
龍杜:「もちろんしますよ!自分那名草 龍杜って言います!種目は砲丸投げです!!」
涼一:「そうか。俺は知っていると思うが400Mで、こっちの大輔は走り幅跳びだ。」
大輔:「よろしくね~^^」
龍杜:「お2人ともよろしくっす!!あ、用事はいってるんで失礼します!」
それだけ言うと去っていった。
涼一:「なんだかスゴくテンションハイ。な奴だったな・・・」
まぁ、ああいう奴も必要なんだろうけど、、。
大輔:「おまけにカッコ良かったしね^^」
涼一:「お前は・・・」
そんなところを見ているんだったらフォローしてくれ・・。
大輔:「さぁ、次々♪」
今年の新入部員は特待生が2人、普通の生徒は26人だった。
この時、俺はあんな事になるなんて、解りもしなかった。
二日目。
部活の顔合わせと簡単な活動説明があった。
大輔:「あ、涼一。彩ちゃんだよ~^^彩ちゃ~ん!」
彩:「こんにちわ。先輩方。これから御世話になります。」
律儀な子だな~。と感心する。
涼一:「よろしくな。・・・っと、そっちの方は?」
飛鳥:「あ、申し遅れました。私は瑞希 飛鳥と言います。種目は長距離です。宜しくお願いします。」
なんかお嬢様育ちみたいな。。けど悪い子では無さそうだ。
大輔:「うん、よろしくね~。飛鳥ちゃん^^」
「そういえば彩ちゃんの種目って何なの?」
大輔がそう聴くと彩は俺の方を見てきた。
彩:「400Mです。」
涼一:「あ、俺と同じなのか。宜しくな。」
急に彼女は俺を睨みつけてきた。
彩:「貴方には絶対負けませんから。」
涼一:「えっ?・・・っておい・・・」
そういうと彼女は行ってしまった。
飛鳥:「あ、、、えっと・・私も失礼します。。」
その後を早歩きで追い掛ける。
涼一:「一体なんなんだ・・・?」
大輔:「さあ・・・」
鬼塚先生と今城さんによる演説のような活動説明が終わるとアップをして、パート別の練習に入った。
俺は400Mのパートリーダーなので人を集める事にした。
涼一:「400Mはここだぞ~。」
呼び掛けても俺と彩の2人だけ・・・
涼一:「仕方が無い。じゃあ、練習しようか?」
彩:「そうですね・・・」
そう言うと彼女は自分で練習を始めてしまった。
涼一:(あれでも全中3連覇、ジュニアオリンピック2連覇だもんなあ・・・)
これから先が思いやられるなと感じていた。
それから三ヵ月後。
俺達は新人戦県大会に出場していた。
俺と彩、龍杜、大輔、今城さん達10名は北信越大会出場を決めていた。
自分自身では充分な結果だろうと思っていたが、鬼塚先生や今城さんは違っていたようだ。
次の日。
臨時ミーティングが行われた。
鬼塚:「え~全員いるな?これから今城から連絡があるから聴いてくれ。」
鬼塚先生に代わって今城さんが出てくる。
今城:「今から君達に大切な話をする。今回の大会で準決勝、予選で落ちた者、それと県大会に出場していない者、立て。」
ガタガタッっとイスの音がした。
その後に信じられない言葉が今城さんから発せられた。
今城:「お前達は強制退部だ。実績を残せない者はいらない。以上だ。」
そう言い終わる前に不満の声があがった。
男部員:「どういう事ですか!?」
女部員:「そんなの、、あんまりです!!」
今城:「言い訳は一切聴かない。」
今城さんは相当キレているようだ。。
男部員:「そんな・・・」
涼一:(こんな事でいいのか?間違っていると言うべきだろう?)
俺は椅子を引いた。
「ふざけな・・・」
俺が言おうとした瞬間に後ろから声がした。
彩:「待って下さい!」
今城さんや大輔達も驚いていたが、俺が一番驚いていたと思う。
今城:「何だ?美咲。」
冷静に切り返す。
彩:「私が次の大会で自己ベストを出して優勝したら退部は取り消してください。」
突然の申し出に、少し今城さんも驚いたようだ。
今城:「何だと?・・・本気か?」
彩:「本気です!お願いします!」
今城さんは鬼塚先生の方に目をやり、そして・・・
今城:「・・・良いだろう。自己ベストを2秒更新して優勝したら退部は無しにしてやろう。。。」
彩:「えっ・・・」
今城:「どうした?出来るだろう?」
耐え切れずついに俺も・・・
涼一:「俺もその条件で次の大会に臨みますから。お願いします!」
今城:「お前もか・・・」
今城さんはまた鬼塚先生の方に目をやり・・・
今城:「分かった。お前達2人のどちらかがその条件をクリアしたら退部は取り消そう。ただし、0.1秒でも遅かったら・・・お前達も退部だ。」
涼一・彩:「分かりました。」
鬼塚:「よし、解散!練習開始!!」
大会はあと2週間後・・・
俺と彩は順調に大会へ向けて練習を重ねていた。
あんなアクシデントが俺達に起こるなんて・・・
知る訳も無かった・・・
そして大会当日を迎える。
俺と大輔はベストコンディションで大会に向かった。
今城さんや龍杜、他の出場部員の皆さんも調子は良いようだ。
ただ、彩の様子が少しおかしい気がした・・・
涼一:「瑞希、ちょっといいか?」
飛鳥:「はい?何でしょうか?」
飛鳥がこっちに向かってくる。
涼一:「美咲、体の調子悪いのか?」
飛鳥:「え?ど、どうしてですか?」
涼一:「いや、なんか足元がフラついているように見えたんでな。大丈夫なのか?」
飛鳥:「え、ええ。大丈夫だと思いますよ。」
涼一:「そうか。それなら良いが・・・悪かったな。」
飛鳥:「い、いえ。それでは失礼します。」
そう言うと去っていった。
涼一:(何も起こらないでくれ・・・)
俺はそう願っていた。
しかし、神様は俺の願いを聞き入れなかった。
そして、俺の予想していた通りの事が起こってしまった。
予選、準決勝を通過した彩がゴール直後に倒れてしまったのだ。
すぐに彩は医務室に運ばれた。
大輔:「熱が40℃近くも在るよ!」
龍杜:「これじゃ決勝は・・・」
彩は荒い息をしながらしきりにつぶやいている。。
彩:「私は・・・走らなきゃ・・・みんなの・・・ために・・・」
この言葉を聞いて飛鳥が泣き出してしまった。
飛鳥:「御免ね・・・彩。本当に・・・御免・・・」
涼一:「瑞希、気にするな。お前のせいじゃないんだから。」
「じゃあ、俺は準決勝に行って来る。」
龍杜:「先輩!美咲さんの分も宜しくッス!」
大輔:「頼むよ。。頑張れ。」
涼一:「ああ。それじゃ。」
この時、俺はこの後にあんな事になるなんて全く予測もしていなかった。
準決勝を俺は一位で通過した。
二位で通過した選手が走り終えた後こう言った。
男選手:「手を抜いても楽勝だったな~^^もう少し手を抜いてもいけたかな?ハハッ^^」
この言葉に八位だった選手がキレてしまいスパイクをはいたまま、飛び蹴りをした。
涼一:「危ない!!」
ブスブス。
鈍い音がした。
スパイクのピンが左腕と左の太股に突き刺さっていた。
涼一:「ぐっ・・・これで、お前の気は済んだか・・・?」
男選手:「くそ・・・」
そう言うなり走っていってしまった。
涼一:「かなり深く刺さったな・・・」
男選手:「だ、大丈夫か?」
暴言を吐いた選手が駆け寄ってきた。
涼一:「アンタも変な事言うんじゃねぇよ。他の選手の身にもなってみろよ。あの一言は相当堪えるぞ。。。」
男選手:「あ、ああ。。。悪かった・・・」
涼一:(医務室まで持つか・・・?)
俺は誰にも見られないように傷を庇いながら急いで医務室へと向かった。
大輔:「あ、涼一・・・って、どうしたんだよ!?その左腕と太股!!」
大輔は相当驚いたようだ。
涼一:「あ、ちょ、ちょっとな・・・」
飛鳥:「は、早く処置をしますね!!」
・ ・ ・
飛鳥:「はい、もう大丈夫ですよ。」
適切な処置だ。。
涼一:「有り難うな。」
飛鳥:「いえ・・・。彩の分まで頑張って下さいね。」
涼一:「任せておけ。。」
そう言うなり俺は彩の寝ているベッドへと向かった。
涼一:「俺、怪我しちまった・・・。馬鹿だよな・・・本当に。」
「だけど、このくらいのハンデがあったほうが返って俺は良いと思った。」
「お前の分まで走るから・・・見ていてくれ。」
それだけ言うと、大輔がこう言った。
大輔:「行こう。涼一。」
涼一:「ああ。。」
俺は医務室を後にした。
後で聞いた事だが俺の通った通路には血が落ちていたそうだ・・・
大輔とくだらない話をしながら歩いていると、スタート地点に着いていた。
涼一;(何所まで保つか・・・)
大輔:「頑張れよ!!」
涼一:「任せろよ。。」
そう大輔に告げて俺はスタート地点へと向かった。
涼一:(この足が後で動かなくなろうと、俺は今この時を全力で走り抜く!)
係員:「位置に着いて・・・よ~い・・・」
涼一:(美咲、大輔、みんな、見ていてくれ・・・)
係員:「バン!!」
銃の合図とともに決勝のレースが始まった。
走り出したと同時に俺は左太股の異変に気付いた。
涼一:(くっ・・・太股の感覚が無い・・・)
200Mを過ぎた時、俺は3位だった。
解説:「今の1位は5レーン、島津君だ~!」
俺はだんだん前の2人のペースが落ちてきているのに気付いた。
涼一:(チャンスだ!俺のスプリントを見ろ!)
解説:「お~と!4レーン進藤君ペースがかなり上がってきた~!」
残り100Mになった時には、1人を遥か後方へと追い抜き、もう1人も射程距離内にいた。
涼一:(風よ!俺に付いてくれ!)
解説:「進藤君ついに・・・島津君を抜き去った~! そのままペースが下りません!どんどん上がっていきます!」
ラスト50Mで、俺は風と一緒に飛んでいた。
解説:「ゴール!進藤君、逆転優勝です!やりました! タイムは・・・44秒86!日本記録には及びませんが、準決勝で出したタイムを2秒更新しました!スゴイ!!」
走ってきたコースを振り返ると血が所々に落ちていた。
涼一:「よく・・・ここまでもっ・・・たな・・・ありがとう。。。」
目が霞んできた。。。
大輔:「涼一~!大丈夫か?」
皆が来てくれた。
涼一:「大輔・・龍杜・・瑞希・・美咲・・」
龍杜:「カッコ良かったッスよ!先輩!」
飛鳥:「有り難う御座います・・・先輩。。」
涼一:「そ、うか。ありが、とう、な。。」
頭がクラクラしてきた。。。
大輔:「どうした?、、おい!大丈夫か!おい!涼一!!」
大輔が叫んでいる。
龍杜と飛鳥は立ちすくんでいる。
涼一:(あ、れ・・・美咲が、、見え、、ない。。」
俺の記憶はここで一度途切れてしまった。
――第二章へ――
――後書き――
どうも。
ここまで全て読んで下さって有り難う御座います。
スゴイ日本語的にもおかしい所がたくさんあると思いますが、ご了承ください。
第二章ではもっと丁寧な言葉を使っていきたいなぁと思っています。
それでは、第二章の終わりで会いましょう。
2004/9/15
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