It advances ten feet

喉元に噛み犬



指の関節を刺されて
満身創痍で 有ります。
骨と爪の噛み合う感触に
怖気が走ることも しばしば。
躰を貫かれ 心を射ぬかれ
赤い線で引かれた 太い枠。
黄緑で囲って
橙で書いて
下じきで かき消える
喉をかき切って欲しいの
もう この声を止めたいから
聞くに耐えぬ と
夜な夜な思うこともなくなるでしょう。
目に映るのは、反る喉元と浮き上がる肋骨
青い線で引かれた 太い波。
黄緑で囲って
橙で書いて
そこだけがかき消える
口を封じて欲しいの
そう 口をすべらせたくはないから
何故もらした と
追究を さけ 精神世界に閉じこもっている
言えるのは、そのときの君の美しさと妖しさ。


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