It advances ten feet

きみによって



当たり前に死のうとしたけど気付いてしまった
死んですら わたしには何の価値もない
自分には何もないと思うけれど
死んだところで終わるだけで何か得られるわけじゃない
死んだことはないからわからないけど
そう思うよ 死んだからって成長はできないんだ
今ここにいることを当たり前と思っていたよ
目に見えるものは全部確かだと思い込んでいたよ
君の見る空とわたしの見る空は違うものだと
考えもしなかったことがそもそもの矛盾だよ
空が青いことを 木々の緑色を あの日の海の色を
君の頬の赤も 髪の黒も 瞳の碧も そのスカートの白さも
全て 教えてくれた
僕はそれを赤と黒と青と
呼ぶことすら知らなかったんだ
藍色の空に浮かぶ月をきれいと思える
その心をありがたいと思うよ
わたしの世界は前から色にあふれてキラキラしてて
すごくきれいで 大事だったけど
君と会えたから 君がそこにいたから
世界に色が増えたよ 呼び名がついたよ
隅々にまで 光が満ちたよ
大切さに気付かせてくれたのは 君だよ
ほらみてよ 世界はこんなにもきれいで鮮やかですばらしいけれど
それは全部きみによって なんだ!


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