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断食の効用

　断食は食物を断つので、身体には飢餓という大きなストレスが生じます。そして、身体は、このストレスに対する反発力としてショック状態を引き起こします。断食は、身体にとってはこのうえもなく迷惑な、危険なしうちです。このまま放置したら、たちまち死に追いやられます。身体はそれを察知して、身体の中にあるあらゆる器官を総動員して、断食による飢餓状態に対して生命を守ろうと必死になってもがきます。

通常の食事をしていると、後からの補給が期待できるので、吸収できる栄養分を便の方に少々逃がしても構いませんが、断食では次の補給が期待できないため、胃腸に入ってきた食物を１００％消化してそれを身につけようと待ち構えるようになります。

このように、飢餓状態に対して身体はそのしくみの力を最大限に発揮するようになり、それまでの体質を変えてしまうのです。これが治癒のしくみです。

たとえば、断食を行うとストレスに強くなることが科学的に証明されています。
断食を行うと、ホルモンの司令器官である脳下垂体から、ストレスに強く対抗する物質が出るのです。自己治癒力が高まることも報告されています。

・エネルギーの利用の仕方が変わる
・宿便を排泄する
・環境毒素を排泄する
・自己融解を起こす（例えば栄養が入ってこないことでｺﾚｽﾃﾛｰﾙを分解するので血や血管がきれいになり、動脈硬化がなくなる・腫瘍がなくなる・癒着がなくなる）
・遺伝子を活性化する
・スタミナをつける
・免疫を上げる
・活性酸素を減らす

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