柴楽日記

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2022.06.25

さよならマリ

カテゴリ：ナツ・マリ

今日は悲しいご報告があります。

去る6月17日の夜に我が家のマリがその生涯を閉じました。

この日の未明に容体が悪化し、夜間救急病院にて処置を行って頂き手術の必要性も含め
説明を受けた後に、夜間病院の指示に基づき、朝一でかかりつけの病院へと向かいました。
しかし、かかりつけの先生からは飽くまで内科療法での処置しか行わないとの方針を告げ
られることとなり、とある方のご紹介により春日市の病院へそのまま向かうこととしました。
担当頂いた先生からは、CTによる画像解析も行って頂いたものの、腫瘍等は確認できず、
確たる原因については判らないが、肝臓に胆嚢そして膵臓と機能障害が進行し、血小板の
数値の減少を始め、残念ながら現在のマリの身体がこれ以上の検査や手術に耐え得る状態

帰宅の途に就くこととなりました。

帰宅後、安静に過ごす中で、夕方近くに面会にやって来たナツ結ナナカイそして息子で
あるトラに、視点が定まらない程に辛い状態ながらも優しく微笑む様な表情を見せていた
マリ。
何としてもマリの命を守りたいという私たちの思いは絶たれてしまうこととなりましたが、
一番安らげる場所で家族に別れの挨拶を済ませ、私たちに見守られながら息を引き取った
ことだけはせめてもの救いであったと思いたいと考えております。

マリが私たちの家族となってくれたことから、ナツファミリーの物語が始まりました。

気は優しくて力持ち的なナツのもとで伸び伸びと成長を重ねて素敵な女の子へと成長して
いってくれたマリ。
ナツとの間に3匹のちびまろを授かり、その後、7世代に亘る孫たちにも恵まれながら、

楽しく幸せな毎日を過ごして来ました。

4年程前にひ弱な結が家族として加わった際には、結の具合を気遣いながらも、群れの一員と
して逞しさを身に付けさせるべく時に厳しく教育を施す姿を見せていたマリ。

そして2年程前にナナが家族として加わった際にも、群れの一員として溶け込むことが
出来る様に親身になって幼いナナに手取り足取りいろんなことを伝える姿に血の繋がり

これまでも多くのやんちゃ坊＆お転婆娘がナツマリのもとから巣立っていきました。
そんな孫犬達がご家族の皆さんと遊びにやって来た折に垣間見せるちびたん時と相も
変わらぬ素直さや優しさに触れることが出来ると、これもまた白黒コンビの教育の賜物
によるところもあったりするのかな？？思わずそんな楽しい想像を浮かべてしまうこと
もしばしばだったりします。（楽）

そんなナツマリのもとで立派に成長した結とナナ。

今では結がマリの後継である2代目大目付役として、そしてナナがその補佐役として
ファミリーを引っ張る存在になってくれました。

そしてこちらは超お婆ちゃんっ子なカイ。

ファミリーきっての暴れん坊もマリには最後まで頭が上がりませんでした。（笑）
ここのところオトナとしての落ち着きみたいなものも少しずつ感じられる様になってきた
ことに加え、群れの一員としても機能し始めている様子を見せているカイ。
きっとマリは最後まで可愛いカイにたくさんの大切なことを伝えてくれていたんでしょうね。

母親となってから晩年に至るまで子どもたちや育ての孫たちとの再会が楽しみのひとつでも
あったマリ。

つい最近までモモトラリンの子ども達を始め、多くの孫たちとの再会を楽しんでいた
マリの姿が脳裏を過ります。

「マリちゃん」って呼び掛けたらいつもの様にニコニコしながら起きて来てくれそうな
気がしてしまうといった御話をお別れに見えられた方からも頂いた様に、艶々とした被毛
と穏やかな寝顔からも、突然の病がマリをあの世へと連れ去ってしまったことを物語って
いる様に感じられてならない様な気がしてしまっております。
そしてまだこれからもこうして５匹と何気ない日常が続くことを信じて止まなかっただけに
現時点では未だ悲しみや辛さや悔しさといった感情を払拭できていないところがあります。

ただそれでも、マリがナツとともに遺してくれた多くのものを大切にしながら、私たちは
未来に向かって進んで行かなければ・・・、そんな心の声に従い強く生きていくことが
マリの家族としての私たちの道である様に感じています。

私にとっては、ナツとともに過ぎたるものと形容できる程に、最愛の娘の様な存在で
あったマリ。

言葉では言い尽くせないけど、本当にたくさんたくさん、ありがとう、マリ。
マリはこれからもずっとお父ちゃんにとって愛しのちび子だからね。

いつかマリのところに行った時には盛り沢山な土産話ができる様に、この空の下で楽しく
みんなでこれからも精一杯生きていくからね。

最後に、この度はマリのために、お別れに駆け付けて下さった皆様、そして綺麗なたくさん
の御花をお届け頂きましたファミリーや日保関係、そしてご近所の皆様、誠にありがとう
ございました。
そして生前マリがお世話になりました皆様に心より深く感謝申し上げます。

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