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樺沢潤&樺澤潤 @ ああ頑張ります株式会社の樺澤潤です。 13:10 パネルディスカッション   …

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2005.01.15
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カテゴリ: 教育論
最初の赴任地、池田高校での話。

教師としての最初のスタート。

授業も、大学院までに、ああだこうだといろいろ研究もしたし、実際に見聞きもしにいった。

家庭教師での経験もあったし、それなりに、自信をもって望んだ
スタートでしたね。

最初にもった池田高校での生徒は、高校3年生。
進学クラスと普通クラスに、部活動をしている生徒が多い私学クラス。

まず進学クラスが、大変だった。

何が大変って、おもしろいことをいっても、うんともすんとも

おもっているような、のりのりの雰囲気が出ない。

現在のぼくを知っている人には、そんなまじめな雰囲気での
授業などとうていできようもないことは想像つくでしょう(笑)。

そこで、とにかく授業の工夫です。

まずは、授業の構成。

教材を2つに分けました。

まず
****************************
 (1)教材それ自身がおもしろい内容をもっているもの。
 (2)教材におもしろい内容が含まれていないもの。
****************************


たくさん含まれている教材です。どこにあったのかというオーソドックスな視点もさることながら、当時入れ墨をファッションの基本にしていたとか、文献も多いから、おもしろい視点で授業を組み立てやすいものはやりやすいんですよね。

 こちらもおもしろい説とかいろいろしゃべれるし、考えてほしい
部分の問いに、生徒も関心が起きやすいですよね。

 こういうところの授業構成は、大学時代に研究してきた内容の
ことをよくやっていました。


 「加曽利塚の貝塚に埋められた犬は、食用かどうか」
のような内容ですね。

 現代社会の授業では、いまビジネスゲームとしても名高い
「貿易ゲーム」や、生命倫理学で有名な「救命艇状況」を
もとにした授業をしたり、臓器移植の模擬体験的なものや
とにかくいろいろやりました。

 ま、このパターンでは問いの設定をして、仮説をたてて考えさせるとかをよくやってました。

 授業構成としては

 「つかみの笑い」
 「問いの設定」
 「仮説の紹介」
 「判断・意見を述べる」
 「まとめる」

みたいな感じで、授業をするのです。

 ところが、どうにもこうにもなりにくい内容のところも正直
あります。それにどうも、日本史などでは事件ばかりで、事件ばかり扱っていると切り口も同じようになってくるなんてこともあります。

 まあ、細かく見ればおもしろいのも発掘できるのですが、
細かくみすぎると、よけいにわかりにくくなるもの。そういうのは一工夫しないといけませんから、授業構成を変えないといけません。


そこで、授業をおおまかに5段階に分けて、

 「つかみの笑い」
 「授業へのいざない」
 「授業と山場」
 「休憩」

とにかく、つかみで生徒の気持ちをぐっと引き寄せないと
いけません。

ぼくの得意ネタは、時事問題です。

たとえば、ライブドアと楽天の話が出たときには
ライブドアの創業時代の話と室町政権の類似性とか
時事問題と歴史的な問題の類似点から授業を始めたり
たんなる世間話で会話を楽しんでから授業に入っていきます。

次に、授業をしていくのですが、テンポ感を大事にするので
クイズなどをまぜながら授業を進めていきます。

こういう感じで、とにかく子ども達に「社会のおもしろさ」
「社会科って覚えるだけじゃなくて、今の時代のことを理解
するためにやっているんだ」「歴史の積み重ねでいまがある。」
というのを大事にしてきました。

 こんな感じで、生徒とも年が近かったので、すごく人気は
ありました、自分でいうのもなんですけど(笑)

 いつも生徒が群がってきていましたし、うちの家にも遊びに
来たがる生徒も、恋愛話もよくしましたね。。

 そんなときですよ、恋愛相談を受けていたあのころ。

 いや~今思えばもったいないことをしたものです。。。(笑)

 ショートカットで、ハンドボール部でいちばんのかわいい子。

 名前は「秘密ちゃん」(仮名)にしておきましょう(笑)。

 彼氏ができるとべったりになってしまう。それが重くなって
彼氏にふられそうになっている。

 なんて相談を受けました。

 なんか、かわいい子がね、必死になって、彼氏に振られないようにしようと努力してるんですよね。

 ぼくも先生ですから、相談をまじめに受けていましたよ、最初(笑)

 職員室に帰ってくると、いつも、ちっちゃい折り紙みたいなメモ用紙を折り紙風に折り畳んで、手紙をおいていくようになってきました。なんだか交換日記のようです(笑)

 このころからですよ、なんだか恋愛相談から、徐々に妙な
感じになり始めたのが・・・・

 手紙も家に送ってくるようになり。。。

 それをうちのかあちゃんも見て、「気をつけなあかんで。」
なんて人が生徒に手を出すかのように注意する始末(笑)

 そんなこんなときに、手紙の中に

 「先生の恋人に立候補します!!」

みたいなことを書いて送ってきたのですねえ~。

 いやあ。これはびつくりですよ。

 まあ、そこらへんからは、結局先生という立場もあり、彼女も
いたので、どうもなりませんでしたが、その女の子は卒業後自衛隊
に入って2~3年後に結婚してましたね。

 いまおもえば、いい思い出です。

 そういえば、バレンタインもけっこうもらいました。

 いまは男子校。男臭いだけ。。。

 ああ、おもしろくも何ともないなあ。。。

 以下続く・・・










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Last updated  2005.01.16 17:54:44
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