☆心の中には宝物がいっぱい☆

何して遊ぶ?

  《何して遊ぶ?》 

昔、私が子どもだった頃。
大阪市内ではありましたが、まだ家の近所には空き地やグランド、狭い路地など、
体を思う存分使って遊ぶ場所がありました。

おてんば娘だったので雨が降っていない日は必ず、男の子が「グランド行くでぇ~」と誘いにきてくれて、
日がくれるまでボールを追いかけてましたね。
父が草野球をしていたもので、幼い頃から「日曜日は野球の日」と決まってました。
お父さん連中に混ざって球拾いやキャッチボールをしていたので、男の子達にも負けないくらい
遠投にもバッティングにも燃えてました。
(これが私の原型かぁ・・・)

野球するだけの人数が揃わない日は、向かいの家のブロック塀にバレーボールをあて
一人で飽きることなくレシーブ練習。アタックNo1の影響がモロ。
雨の日は家で読書を楽しんでました。
苦手だったのは女の子の遊び。リリアンなんかは好きだったけど人形系が嫌いで。
「リカちゃんハウス」全盛期のころだったから、どの家に行ってもリカちゃん遊びが出てくる。
ヒラヒラの服がとにかく嫌で、片っ端からリカちゃんを「首チョンパ」(首を引っこ抜いちゃう)するので
出入り禁止にされた家が多かったなぁ~。

たまに近所のお姉ちゃんたちとゴム飛びしたり、アスファルトにロウ石(チョークの固いようなもの)
で絵を描いたり、狭い路地で靴隠ししたり。
とにかく、いつもいつも思いっきり遊んでました。

さぁ、今の子ども達はどうでしょう。
次男は外遊びが大好きだけど、近所にはボール遊びのできる公園もグランドもありません。
結局は近くの団地の広場や駐車場でこそこそボール遊びしては叱られ、
公園で遊ぶにも遊具には小さい子とおしゃべりに夢中なママさんたちが邪魔。
「秘密基地作る!」と張り切っていたけど、すぐに中学生や高校生に荒らされるとか。

習い事のスケジュール調整をしあっていざ集合しても、結局はゲームしかできないんだよね。
なんだか可愛そうになってしまいます。ゲームは確かにおもしろい。でも怖い面もありますよ。
遊び道具のはずのゲームに遊ばれてるやん!って思うほど、ゲームが手放せない状態になることもある。
「今たたかいの途中やから」「もうすぐレベルあがるねん!」って。
気がつけばゲームに操られてしまっている子ども達。

公園のベンチに並んで、一人一人が自分の携帯ゲーム機に向かって必死になってる姿は、
やっぱり異様な光景だと思うなぁ~。
せっかくいっしょに遊ぶんだから、何か考えてみたらいいのに~。


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: