Life is Unpredictable

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テレビ出演

「テレビ出演」

Neepawaに引っ越してきたばかりの頃、「日本人が町に引っ越してきた!」ということで、珍しかったのか、地元のテレビ局にテレビ出演を依頼された。
地元のテレビ局と言っても、Neepawaオンリーの、すごい小さなテレビ局。
画像もかなり「ホーム・メイド?」っていう感じのが多かった。
でもNeepawaの人たちは結構見てるチャンネルなのだ。

依頼が来たとき、私は断固 「Nooooo!!!」 と断った。
その頃まだカナダに来て一ヶ月くらい。
英語もろくに出来ない私が、テレビ出演? 冗談じゃないっ!! と、かなり断ったのだが、ネタに困っていたのか、テレビ局の人たちはどうしてもお願いしたいと言う。
「英語わかんないからヤダ」という私に、
「収録前に、ちゃんと何の質問をするのか説明して、分からない英語があればその時に教えますから」と説得にでた。

結局、興味深々の旦那の推しに負け、その依頼を受ける事になった。
番組は「Coffee chat」という、トークショーのようなもの。
ホストの人が毎回ゲストを招待して、いろいろ質問したり、話をしたりする番組だ。
そう、私はカナダに来て、なんと トークショーのゲスト になったのだった!

撮影は町のレストランの一角を借り切って行われた。
事前に質問の内容など、打ち合わせはしていたのだが、何しろ英語でインタビュー。
カメラの前でものすごく緊張したのを覚えている。
でも、どんな質問されたのかはあまり覚えて無い。
あえて覚えている質問と言えば・・・

*日本人は家で靴を脱ぐんですか?なんでですか?
*日本の教育システムはカナダと同じ?
*日本に住んでたときは何のお仕事を?
*日本の交通機関はどんな感じ?

それぐらい。
実際には事前に打ち合わせをしていたにも拘らず、ホストの言う事が分からなくて「はん??」ってな場面も結構あった(苦笑)。

まあ、なにはともあれ私の収録は終了。
その後、今度は旦那が日本での生活(彼は3年日本に住んでいた)などのインタビューを受け、なんとかすべて無事に終わった。

こんな形でテレビ出演なんて、日本じゃありえなかっただろうし、カナダでも普通の都市や町ではありえなかっただろう。
最初は断り続けていたけど、結果的には良い経験だったかもしれない。

その後町では「テレビ見たよ~」などと人々に言われ、少しの間町での有名人になったような気がした私だった。

めでたし、めでたし。



・・・・と、ここで終われれば「そんなこともあったな~」で終わるのだが、バンクーバーに引っ越してきた後に発覚した事実が。

なんと、この時に収録されたテープを、うちの旦那は持っていたのだ!!
しかも、バンクーバーに来てから初めて、そのテープは再生された!

きゃぁぁああ~!

もう、顔から火が出るとはこのこと。
私の英語の下手っくそなこと!
ホストのちょ~簡単な質問にも「は?」ってな顔してるし。
まじ、この映像は誰にも見せれません。
永久封印しました。


なので、酔っ払ったときに「見せろ」とか言うのはナシね。


次の話へ


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