Life is Unpredictable

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NEEPAWAの写真!!

「NEEPAWA」

撮影日:2005年8月
撮影者:私


私が1999年春から2001年秋まで暮らしていた町、NEEPAWAとその周辺の写真です。
NEEPAWAは、マニトバ州の州都ウィニペグから車で約2時間の、人口約3500人の小さな町です。

マニトバ州は、カナダの大平原地帯の一部で、
マニトバの典型的な風景といえば、こんな感じです。

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WINNIPEGからNEEPAWAまでの約2時間、ずっとこんな景色です。
かなり退屈なこの景色も、初めて見た時にはその空の大きさに感激しました。

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↑麦畑。
町から車で2分くらいの景色。


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NEEPAWAの町中。
この通りはこう見えても町の中心の大通りです。

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町の大通りをもう一枚。

NEEPAWAに来るたびに、「よくこんな所に2年半も住んでたな・・・」と思わざるを得ません。


NEEPAWAは、「マニトバ州で最も美しい町」に何度も選ばたくらい、すごく緑溢れる綺麗な町です。

その中でも、「墓地」はすごくきれいです。
人様のお墓を撮るのもどうかと思ったのですが、あまりにも綺麗だったのでちょっと失敬しました。

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これはこの墓地にある有名な「ストーン・エンジェル」。
なぜ有名なのかというと、NEEPAWA出身の、カナダでよく知られた作家、マーガレット・ローレンスの小説に出てくるからなのです。
このマーガレット・ローレンス(1987年死去)という人は、NEEPAWAを舞台にした小説を沢山書いています。
(小説の中ではNEEPAWAという町名は「MANAWAKA」という名に変えてありますが。)
私がバンクーバーに来てすぐ、英語の学校に通ってた頃、実はそのクラスのREADINGのテキストは、この作家のNEEPAWAを舞台にした小説でした。
私には「NEEPAWA」と「MANAWAKA」がすごくダブって(実際に同じ町なのだけど)すごく懐かしかったけど、実際にその町を知ってるなんて、変な感じでもありました。



うちの旦那の実家は、この町の北端にあります。
その辺りの景色。

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旦那の実家の真横にある線路。
昔は人も運んでいたようですが、今では貨物専用の線路です。


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町のミュージアム。
昔駅だった建物をミュージアムに改造したものです。
今回初めて中に足を踏み入れました。
中はあまり立派とは言えませんが、80~90年前の町の様子を写した写真などはとても興味深かったです。


NEEPAWAは「ユリのキャピタル」として登録されています。
毎年、「LILY FESTIVAL」という、ユリのお祭りも開催されています。
今回、町で最大のユリの栽培所に遊びに行ったら、この2つのユリをプレゼントしてくれました。
どちらも、アジアからの品種と西洋の品種の混種だそうです。

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(花瓶がなかったので、とりあえずコーラのカップに刺しときました。中身はもちろん水です。)


そして最後に・・・・。


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この空き地は、私の旦那が経営していたホテル&バーの跡地です。
2004年の2月に、火事で全焼してしまいました。

1904年に、町で最初の町長が建設して以来、正に100年間、この土地に建ち続けていた建物で、町のヘリテッジ・ビルディングでもありました。

火事はかれこれ1年半前の出来事ですが、
そのショックは今でも鮮明に覚えています。
NEEPAWAに帰るたびに、懐かしい気持ちになるのと同時に、とても悲しい気持ちになります。
NEEPAWAでの生活の思い出が詰まったその建物が、もうこの世に存在しないということを受け入れるのに、かなり時間がかかりました。
この跡地の横を通るたびに、その建物がその場からすっかり消えてしまってることが、とても不思議でなりません。


上に載せた町のミュージアムには、そのホテルの約100年前(オープン当初)の姿が写真に残ってました。
初めて見る、100年前の真新しいそのホテルの写真を目の前に、火事の翌日の変わり果てたホテルの姿を思い出して、不覚にも泣いてしまった私でした。





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