アネモネアニの旅日記。

ランプの宿〝青荷温泉〟



好きなところ。
新緑の季節に入る外の内湯。緑に包まれて温泉に浸かれる。最高。
夕方に入る本当の内湯。ほの暗さがとても落ち着く。
ランプの中、大広間での夕食。無理の有るものは作らず、自然のまま。
ご飯やお味噌汁は自分で取りに行く。飲み物もカウンターへ取りに行く。

独り紅葉ドライブで泊まった時の事、3合は入るヤマメ酒を美味しく頂いてると
向かいの席に台湾の青年が遅れて入ってきた。日本語が話せたので、それまでの
旅についてきいたら北海道の紅葉を見てきたとの事。

翌日の予定を聞くと夕方までに東京へ行けば良いの事。
真っ直ぐ行こうとしている。

もったいない・・。

秋の奥入瀬渓流を観ずに帰るのか?八甲田山を観ずに?
そんな事を許しては行けないとおせっかい心が湧き上がる。

独り車で行くから乗っていきなヨと誘い、野郎二人紅葉の
十和田をオープンドライブ。

とても喜んでくれた。と思う。

最後に三沢駅で食料を差し入れしてわかれた。

その後、たまにメールのやり取りをしているが中々行く機会が無い。

友人が行くたびに紹介すると、彼は律儀にホテルまで迎えに行き、
地元っ子用の屋台なんか連れていってくれるらしい。

有りがたい事。

今度は自分で会いに行こう。

青荷の嫌いな所。
ここ数年、富に人気が出てきたせいか、なんか素朴さが失われて
いる気がする。
道すがらの看板も、昔を知る身としてはなんかなー。

でもご飯は美味しいし、たまに夕食時津軽三味線の演奏もあって好い感じ。

食後はランプの明かりしかないので、本など読む事も出来ず
諦めてゆっくり過ごす事が出来る。

いつか、冬の雪上車での迎えを体験してみたい。

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