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今日、会社で仕事をしていたら、突然見知らぬお客さんがいらした。ここから車で15分くらいの東郷町に住んでいる方らしいのだが、建ててもらった建築屋さんとはあまり最近付き合いがないらしく、私のところにドアノブの部品がないか、探しにいらした。ドアノブのメーカーは、Taymor。このメーカーのものは、洗面やトイレなどに使うタオルリングやペーパーホルダーなどを私たちもよく使う。ただ、このメーカーのドアノブは、カナダのホームセンターなどといった比較的安さを売りにしているところで販売されているので、若干耐久性に問題があるかも知れません。今回この方が持ち込んだ部品は、ラッチと呼ばれるツメを出し入れする為のメインの部品だが、ノブを回してもツメが十分に引っ込まないので、ドアを開けられないという不具合です。幸いこうした部品は、どのメーカーでも同じ規格、同じサイズで作られているので、ホームメイドで在庫しているWeiser社のドアノブのものを流用することが可能だった。(品質は各社各様かな?)ほんと、うちは何でもありますねぇ(笑)輸入住宅に住んでいる人は、こんな時どうしているんでしょうね。部品の劣化によるこういう不具合は、築10年もすれば結構頻繁にあるような気がします。この方も、玄関ドアのロックにも気になる引っ掛かりがあるようなことを言ってらっしゃいましたから。家が長持ちするかどうかは、日頃の手入れや補修が大切です。どうしようもなくて放っておいたらどんなにいいおうちでも建て替えを考えざるを得なくなります。そうならない為にも、メンテナンスに長けたビルダーをパートナーに選んでおくことが、家づくりでは大事ですね。
2011.05.31
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先週のお休みに、うちの奥さんと一緒に設楽にある茶臼山へ芝桜を見に行ってきました。たまには、奥さんサービスしないとね。TVでもここの芝桜を紹介していたのですが、平日ということもあって少しは空いているだろうというのが安易でした。山頂まで10kmくらいの地点から延々の車の列。到着時刻の見当も皆目付かない。車は、ミッション車でしたから、クラッチを何度も踏んだりしていると、次第に疲れてきます。隣の奥さんは、眠いと言ってうたた寝するし、止まったままでエンジンをかけておくのも勿体ないので、キルスイッチを入れたり切ったり。そんなこんなをしながら、2時間くらい並んでようやく着きました。天気は少し曇り空でしたが、お花は満開。まるで、柔らかな絨毯を敷き詰めたようでした。昨年もここに行きましたが、作付け面積を増やしたのか更にパワーアップしていました。疲れましたが、まあまあ来た甲斐があったというものです。奥さんは、いつものようにいろいろお土産を買って満足げ。帰りは少し遅くなりましたが、行きのような渋滞もなく山道の軽快なドライブを満喫出来ました。きっと、見頃も今週末まで。渋滞覚悟で見に行きますか?
2011.05.31
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消費税10%案、6月に決定…首相方針(2011年5月30日 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110529-OYT1T00820.htm?from=any財政再建は、国の根幹に関わる最重要課題だと思う。でも、民主党が政権奪取の際に掲げた政策は、増税だったっけ?高速道路の無償化、ガソリン税の廃止、子ども手当の創設、高校の無償化、などなど財政を圧迫する甘いことばかりで何ら厳しいことを言ってこなかったじゃないか。それでも、財政は健全化出来るなんて言ってたんじゃないのか?野党時代に、自民党の政策を批判してきたのに、今全く同じことをやろうとしている。いや、税金を垂れ流しにしてきたことを加えると、更に悪い方向に導いた分その罪は重いと思う。年金台帳の問題も、野党時代はひどい追求をしていたのに結局台帳の整理はお手上げという結論を言い出した。年金問題でオペレーターを使ってやった膨大な作業は、無駄だったってことか?いくらお金を使ったんだ?それで、消費税を上げるのか?ふざけるな、と菅総理には言いたい。震災の復興費の為とか言う理由だろうが、改革を何もしないで我々に自分たちの無能を押し付けるなどもっての外。まず、民主党の国会議員の給料を全額返上しろ!国会議員の定数を、3分の1に減らせ!天下りをしている特殊法人を全て廃止せよ!公務員給与を民間の中小企業レベルにまで引き下げよ!やることをやってからでなきゃ、消費税は払わない!私たち、国民も声を上げなきゃいけない気がする。家を建てようとお考えの皆さんは、どうぞこんな税金を払わないように注意をして下さいね。
2011.05.30
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母校 昭和高校クラブハウスの大規模改修工事を進めていますが、ようやく屋根の施工までたどり着きました。古いクラブハウスは、庇があまりなかったので、雨の際に人が入る時には少し濡れたりしましたが今回は下屋柱を立てて、ルーフポーチを大きく取りましたから生徒さんたちは随分楽になると思います。また、その分屋根も大きく見えますから、なかなかカッコイイんじゃないでしょうか。この屋根は、シート状になったアスファルトの中にグラスファイバーの繊維が練りこんであって、柔軟性がありながら強度も確保しているという優れものです。また、表面のグレーっぽい色は天然の細かな石の色なので、塗料のように色褪せしません。メーカーの色褪せ保証も30年ありますから、国産のスレート屋根材のように10年で塗り直しなんてことも必要ないんです。たまに工事の様子を生徒さんたちが覗いていきますが、あのボロかった建物がこんなに綺麗になっていくと興味が出てくるんでしょうねぇ。あとは、外壁に杉板を張って、部屋の間仕切り壁を作れば、ほぼ完成です。最後の仕上げは、ここを使用する生徒さん全員で外壁にカナダのパラペイントを塗ってもらいます。真っ白なクラブハウスになりますから、乞うご期待。
2011.05.29
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この度、カナダ住宅金融公社(CMHCインターナショナル)の主催で、下記の通りセミナーが開催されます。このセミナーでは、カナダにおける木造建築の一戸建て、2階建て以上の住宅、商業ビルにおける様々なリフォーム、リモデリング例をご覧頂きながら、日本のリフォーム市場でも有効に用いられる優れたアイデア、カナダの建材(キッチン、塗料、床材、モールディング材、断熱材など)、価値が上がるリフォーム技術が紹介されます。私 村瀬雄三もドライウォール塗料 PARA PAINTSを使ったインテリアのリフォームについて、当該各セミナーでお話させて頂く予定をしております。このセミナーはプロ向けのものですが、PARA以外のカナダの建材の紹介されますので、輸入資材にご興味がある方はご参加下さい。セミナー詳細及び参加申込は、下記サイトをご覧下さい。※6月10日(金)までにお申込み下さい。2011年6月15日(水) CMHCセミナー in 広島:https://docs.google.com/a/homemade-co.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0BwGLfRssca63NzQ4OTRhNGQtODgxOC00OTMwLWJhMDYtMDY2ODJhYTUxY2U2&hl=ja2011年6月16日(木) CMHCセミナー in 名古屋:https://docs.google.com/a/homemade-co.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0BwGLfRssca63OTIwY2I0OWYtMTBlNy00NWM5LTg2ZjctY2JlNzYyZTEwZDhl&hl=ja【カナダにおける既存の建物をリフォームする主な理由】?建物の性能を上げる?外観のイメージを変える?スペースの拡大?建物の転売においての価値を上げる?広島 セミナー会場日時:2011年 6月15日(水)13:00~17:00(受付:12:30~)会場:広島国際会議場 B2F中会議室「コスモス」広島県広島市中区中島町1-5地図: http://www.pcf.city.hiroshima.jp/icch/access.html参加費:無料(定員50名)?名古屋 セミナー会場 日時:2011年 6月16日(木)13:00~17:00(受付:12:30~)会場:住宅金融支援機構 東海支店 5F会議室愛知県名古屋市千種区新栄三丁目20-16(地下鉄東山線 千種駅5番出口)地図: http://www.jhf.go.jp/about/tenpo/tokai.html参加費:無料(定員50名)主催: カナダ住宅金融公社(CMHCインターナショナル)後援: カナダ大使館、カナダ領事館、カナダ政府西日本通商事務所、 BC Wood日本事務所(愛知建築士会・CPD申請中)尚、『カナダに学ぶリフォーム・リモデリングのノウハウ』セミナーに参加希望とご記入の上、お名前・住所・電話・メールアドレスを下記「お問い合わせ」ページよりお知らせ下さっても結構です。お問い合わせページ:http://www.homemade-co.com/otoiawase/index.html
2011.05.27
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今日、パラペイントを使ってビニールクロスの部屋の模様替えをした方から写真を送って頂きました。そう、いわゆる「Before」・「After」の写真です。でも、写真を見てビックリしました。まるで、何か画像処理して編集したみたいに全然違う部屋の雰囲気になっているではないですか。勿論、何も手を加えたはずはありませんが、これはちょっと衝撃的ですよ。お客様は、奥様が日本人でご主人様がカナダ人。日本のインテリアがあまりに淋しいというので以前からカナダのようなドライウォールの壁にしたいと思っていたのですが、いい色のペイントが日本にないのと、なかなか自分でやる時間が取れないのとでリフォームが延び延びになっていたようです。部屋の天井の縁に取り付ける廻り子(Crown)という飾りぶちを自身で取付けされたそうですが、あとの作業は、ビニールクロスの上からParaを塗っただけ。(塗る作業は準備等も必要ですから、結構大変なのですが・・・)ペンキひとつで、こんなに素敵なデザインのリフォームが出来るなんて、信じられないですよね。でも、カナダやヨーロッパなどでは、頻繁にこんなリフォーム(カナダでは、リノベーションと言いますが)を自分でやっているのです。ビニールクロスの張り替えは、専門業者でしか出来ませんが上からペンキを塗るのならば、お金も掛からず簡単に皆さんでも出来るのです。下記は、写真をお送り頂いた方のメッセージです。日本のインテリア文化も、これなら変わると思いませんか?-----------------------------------------------------------<パラでリフォームした方のメッセージ>御社よりペイントを購入してから、恐ろしい年月が経ってしまったような 気がいたしますが、やっと写真を送信しています!作業自体は、3つの部屋全てにおいてプライマーとペイントを二度塗りを したため、時間もかかりましたが、完成した部屋を見る度に充実感と満足感が増してきます。大げさではなく、色合いが落ち着いた自然な色で心地よすぎて部屋から 出たくなくなることも多々。朝なんか仕事にでかけるのがいやなくらいです。もちろん、苦労話もたくさんでCrown mouldingなどはカットのアングルがむずかしく、悪戦苦闘しました。取り付けてからはタッチアップやずれの補強などでも時間を要する事ばかり。最初の部屋はペンキが足りなくなり他の部屋につかうつもりのペンキを混ぜて間に合わたり、足りなくなった分、また追加注文したり。しかし、一つ一つ仕上がっていくとそれだけで心が満たされるので次へ次へと気持ちが進むのでしょうね!村瀬様にいろいろと相談やアドバイスをいただきました。マスキンテープの剥がすタイミングは非常に助かりました。分かっていたのに、二番目の部屋では完璧にペイントが乾いてしまうまで忘れていてマスキンテープ自体をはがすのに苦労しました。破けたりしながら苦労しましたので、三番目の部屋ではそれをまた教訓にして完璧に乾く前に剥がしました。一回、二回と失敗しながら三回目は腕があがっていくのでしょうね!写真をとるのは難しいですね!なかなか光の加減やアングルなどがむずかしく良い写真はとれなかったのですが、一応Before Afterをとりました。Room1とRoom2は黄色系でペイントの色は多少違うのですが、写真ではあまり分かりませんね!本当にいろいろありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。-----------------------------------------------------------ドライウォール用水性塗料 Para Paints の紹介サイト:http://www.homemade-co.com/shizai/parapaints.html
2011.05.23
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カップボウル型の洗面ボウルが置かれた洗面キャビネット。ライトオークの柾目の木肌が、オーク独特の強さを弱めたデザインになっています。また、通常キャビネットドアを使うところですが、敢えてオープンシェルフとし、タオルやバスローブを見せています。また、深いカップボウルに対応する為に、洗面水栓もオプションの高い台座ボディを連結させてノッポで伸びやかなアーチを描くように設置しているのも面白いですね。石鹸置きやハンドタオルなども、全てカウンターの上に露出していますが、色やデザインコンセプトを合わせることによって、雑多なイメージでなく統一感のあるお洒落な空間に仕上がるのです。このオープンさによって、住み手のおおらかさやセンスのよさを意識するはずです。キャビネットの背面には、ベージュ系のモザイクタイルをお腹の高さくらいまで張って、デザインにメリハリを付けるのと同時に、水返しの役目をも担わせています。鏡は、額縁をわざと濃い目の色にして、主張のある感じに仕上げています。鏡を見る人は、選んだ人のこだわりをここに感じるのでしょうね。
2011.05.22
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最近、私のブログをご覧になった方からブルースの床用ワックスが欲しいという問い合わせが増えています。今までは、数ヶ月に1件くらいだったのですが、ここの処毎週どなたかからメールを頂くようになりました。震災の影響とも思えませんが、手に入りづらくなったものを何とか探したいという方が多くなったのか、それとも輸入住宅ブームの際に建てた家のフローリングの汚れや傷みがそろそろ出てくる頃なのか、定かではありません。市販のWAXのように、合板フローリングのウレタン塗装を前提としたものでなく、あくまでオーク等のムク材の床専用というところが、このワックスの売りですね。だからこそ、これでなきゃダメという人は多いのだと思います。来週も関東の方宛に2缶出荷する予定で、在庫もあと3缶となりました。そろそろ追加オーダーを入れないといけなくなってきましたね。輸入品ですから在庫が切れたら、1~2ヶ月はお待ち頂く必要がありますし、大量に在庫をしていないので、なくなる時はすぐになくなってしまうのが難点です。でも、私たち ホームメイドは、細々ですが常に在庫をするように心掛けていこうと思っています。お問い合わせのページ:http://www.homemade-co.com/otoiawase/index.html2010年06月17日のブログ記事:「オークの床材と言えば、ブルースでした」http://ameblo.jp/homemade-co/entry-10565664208.html
2011.05.21
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住宅用火災警報器の設置が義務付けられて随分経ちますが、皆さんのお宅はちゃんと正確に取付けがされていますでしょうか。私個人の意見としては、この義務化がどれ程の効果があるのかちょっと疑問な部分もあるのですが、法律で決められたことですので、殆どの皆さんのお宅で実施されていると思います。新築時では、私たちのような施工者が取付けを行いますが、既存の住宅の方は自分で取付けを行ったという場合も少なくないのではないでしょうか。そういう場合、見栄えなどを考慮して間違った場所に取付けを行っているケースもあると思います。そこで、国民生活センターが設置場所についての注意を下記サイトで呼びかけております。この情報を見て、再度取り付け状況を確認してみて下さい。せっかく取り付けても、いざという時に使えなければ意味はないですからね。勿論、使わないで済むなら、それに越したことはありません。あと、電池切れにも注意して下さいね。(通常、10年程度は電池がもつように作られています。万一少なくなった場合には、本体からの警告があります。ただ、作動不良がないとも限りませんので、電源には気を付けておいて下さい。)住宅用火災警報器の設置について(国民生活センター、動画アリ)http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20110512_1.html
2011.05.21
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結構長く使っていたので愛着があったのだけどとうとう携帯を変えることとなりました。それも、スタッフ全員。つまり、キャリアをAUからSoftbankに乗り換えしたということです。実は、建築屋や職人さんの殆ど全ては、Softbankの携帯を持っているのです。午後9時までなら、Softbank同士なら通話料無料なので、誰しもこの携帯を持つのがこの業界では一般的でした。つまり、ホームメイドは変わり者だった訳です。でも、やはりこのサービスを利用しない手はありません。使い慣れないSoftbankの携帯なので、頭の堅いジジイには、操作を覚えるのは大変です。また、前のものより大きくて重くなったので出来るだけ携帯を持ち歩きたくない私には、苦痛でもあるのです。まあ、今回の携帯のいいところは、何とソーラー充電で少々の時間なら、通話もメールも出来るというところでしょうか。あとは、サイトも見ないので取り立てて必要ないから、然程差を感じませんねぇ。そのうち、バケット代も下がってくるでしょうからその時はi Phoneにでも変えましょうか。今回は、我慢、我慢・・・・。
2011.05.20
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昨年11月より輸入住宅ポータルサイトに寄稿させて頂いております私の連載コラムですが、5月もひとつ書かせて頂きました。これは、ブログなどに書いてきたことに追記、修正を加筆して練り直した内容です。今回のテーマは、「家づくりで目指しているもの」日本の物づくりを含めた家づくりや素材選びの考え方を、欧米のそれと比較してみました。いろいろな例えを交えて書きましたから、面白いと思います。お時間が許せば、下記より是非ご拝読頂ければ幸甚です。今回で7回目。まだまだ書きますよ~!(笑)写真は、次回レンガの家相談会のチラシです。レンガって、いいですよねぇ。家なら2x4net 連載コラム「本物の輸入住宅を目指して」Vol.7 ? 私たちは、目指すものが違う -http://www.2x4net.com/information/event-seminar/cat111/
2011.05.17
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以前来てもらったカナダのレンガ職人の友だちとFacebookで知り合いになった。その彼から今日この写真が送られてきた。彼の家らしいのだが、レンガ造の家だと言う。私たちが建てているレンガの家は、基本的な構造は木造の2x4構造で、外壁の仕上げ材として周りにレンガを積むのだが、この家は構造自体もレンガで出来ているというから、すごいですね。勿論、これを日本で建てようとしたら、耐震の構造認定を取らないと建てられないし、その為の耐震金物もしっかり入れなければ、出来ない代物だと思います。でも、これぞまさに童話のブッ・フッ・ウーのレンガの家です。美しいオンタリオの自然に建つこの家は、何と1885年の竣工。もう125年も経っているのですが、その美しさは何も古さを感じさせないですよね。手入れさえ怠らなければ、私たちの輸入住宅もこのくらい長く愛してもらえる建物になるはずです。さて、この家を見て、最新の日本の大手住宅メーカーの家が同じくらいの高耐久だと思いますか?長く愛される為には、素材とデザインが重要だということがこの家からも分かりますね。
2011.05.16
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ダーク色のウッドの壁とキャビネット。ポリッシュドクローム(ツヤのある銀色)で統一されたキャビネットノブや水栓金具、ミラーの枠や照明器具。白にクレーのマーブル模様の入った洗面カウンターは、ランプシェードやタオルの白さとマッチしていますね。そして、キャビネット右の薄いスカイブルーの壁が、ミラーの中に映り込んで爽やかさを演出しています。デザインの仕掛けは、統一感と場所毎のテーマが大切です。ダークな色と白との緊張感ある対比。そこに、クロームカラーとスカイブルーが入ることで爽やかさを感じる空間にしているのですが、カウンターに飾られた白い花が、都会的な緊張感を和らげていることも忘れてはいけません。色だけでなく、形にも注意してみて下さい。美しいデザインには、いつも仕掛けが隠れているのです。専門知識のあるビルダーやコーディネーターが必要なのは、こんなところでも分かりますよね。
2011.05.15
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火力発電は、石油や石炭を大量に消費する。水力発電は、発電量の割には建設コストが膨大に掛かる。風力や太陽光などの自然エネルギーによる発電は、発電量に波があるし、大量の電力を賄うには相当量の設置を計画しなければならない。少量の核物質があれば、大量の熱と蒸気を生み出し発電タービンを回せる原子力は、そういった点でCO2削減、地球温暖化防止に最も貢献出来ると政府や電力会社がPRしてきたのである。今回の福島原発の事故は、こうした政策自体が自分たちに都合のいい一面だけを世間に押し付けていたという事実を顕にしたと思う。万一事故が発生した場合に与える世界的な迷惑、地域への補償や回復措置、古い火力発電の施設を再稼働させて、効率が悪い電力で補うといったことだけ考えても、相当環境に悪い影響があることを国民は分かってしまったのである。また、下記の記事にあるように、使用期限を迎えた原発を廃炉するには、膨大なコストが掛かるのである。コストが掛かるということは、それに相応するエネルギーが消費されるということに他ならない。これが、本当のエコと言える代物だろうか。使用済み核燃料や放射能を帯びた設備の廃棄処分についても、使用済み核燃料を原子炉の上にプールを作って保管しているだけで、処分する目処や技術すらないという。そう、現実、全ての処理が完了した廃炉など、存在しないのである。こんないい加減な状況の中、原発が必要と言う政治家や評論家、電力会社の気が知れない。経済や生活の為に、大量の電気が必要というのは理解出来るが、それと引き換えに家族や将来にリスクを背負わせることなど、私には出来ない。東海地震など来るかどうか分からないし、高い防波堤を作るから、土地の安い海岸線に家を建てて住みましょうと言っているようなものじゃないですか。廃炉への道のり遠い福島第一原発(ECO JAPAN 2011年5月11日)http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110509/106467/?P=1
2011.05.14
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住宅版エコポイント、7月までに期間短縮 申請多く予算逼迫(2011.5.13 MSN 産経ニュース)http://sankei.jp.msn.com/life/news/110513/trd11051311160013-n1.htm新築も対象ではありますが、主にリフォームを希望されている方がホームメイドのお客様ではこの制度を利用されることが多いように思います。高品質であっても輸入資材は、対象外となりますのでご注意下さい。でも、そんなの変だと思うんだよねぇ。
2011.05.13
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創業者ならば誰しも、有名になって大きな売上げを上げたいというのが目標であり、夢だろう。それが、世の中から認められるということだし、自身の存在価値を感じられる状況だからだ。私たちのような住宅業界でも、同業者から一目置かれるようなビルダーになりたいという中小工務店の経営者は、非常に多い。だから、着工棟数にこだわり、手間や価格を下げる為に設備や部材を限定したり標準化したりする。また、工程を平準化して出来るだけ簡単に早く住宅を建てるように工夫をする。原価を下げれば安く売れるし、お客さんも喜ぶと考えるのなら素晴らしいが、実際には原価が下がればその分儲かると思ってしまうのが、経営者の姑息さなんだろうね。中小ビルダーの多くは、自社の展示場出展に憧れ雑誌やTVに取り上げられるような住宅メーカーになることを目指している。カリスマビルダーになれば、お客が殺到し何の苦労もなく大きな売上げが上げられるからだ。でも、そんな経営が、本当に素晴らしいことなのだろうか。そんなことが自分の生きがいや顧客の満足につながるのだろうか。マスコミに取り上げられたりすると、一気に顧客数も増えて何倍もの売上げが上がるが、世間に飽きられると状況は一変する。頂点に合わせた経営をしていると、頂点から下がった時に会社の規模を縮小出来ないことが往々にしてある。ドラッガーは、「売る側のよい商品と買う側のよい商品とは滅多に一致しない」という。私のお客様は、有名なビルダーに家づくりをして欲しいとは思っていない。また、設備やデザインを統一し、単価や工費を安くしてその分安い家を建てるということを、優先順位の第一に考えてはいないと私は思っている。大手住宅メーカーならば、長持ちするかといえばそうではない。大手メーカーが幅を利かす日本において、平均築年数が26年でしかないということは、それを物語っていると思いませんか。質のいいものを提供出来るのと、有名なのとは別次元の話なんです。個性や好みの違うお客様が多い中、自分が好きなデザインのものに囲まれて暮らしたいというのは、人の情じゃないですか。遠くカナダから誰も見たことがないような素敵なデザインのものを自分の為だけに輸入して手間・暇が掛かる輸入住宅を建築をしてもらうなんて、お客様からすればどんなにワクワクすることでしょう。そこには、価格というものを遥かに越える豊かさや満足感があるのだと私は思います。そんな時間の掛かる家づくりを目指している私たちは、年間何十棟、何百棟を施工するような有名住宅メーカーには決してなれない。ましてや、地元日進市や名古屋市の周辺以外の遠い地域(例えば東北や関西)にまで、施工地域を広げるなどということは、身の丈に合わないと思います。でも。それでいいんじゃないのかなぁ。私たちの生きがいは、会社が大きくなることや営業地域の拡大などではないのだから。
2011.05.12
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橋下氏「停止要請は大英断、関西の電気を融通」(2011年5月8日 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110508-OYT1T00545.htm菅首相が浜岡原発の全面停止要請をしたことについてTVの評論家たちが「民主党のマニュフェスト」と違うことを指示するのはおかしい、これをするならまずマニュフェストを撤回すべきだと批判している。また、菅首相が人気取りの為に反原発の世論を取り込もうと姑息な手を使ったなどという意見を言う人もたくさんいる。確かにそういう意図はあるのだろうが、決してそれだけとは思えないのが、私の天邪鬼なところかも知れない。私の基本は反原発なのだが、この決断を諸手を上げて喜ぶなんてことは全く出来ない。だって、菅首相は、この決断において浜岡原発を廃止するなんて一言も言っていないし、日本の電力システムから原発を排除するなどとも宣言していない。つまり、この行動は、原発を推進する為の大きな布石なのです。まず危険を指摘される浜岡原発を停止して震災で大きくなった反原発の世論を沈静化させることを目指しているだけで、世間が納得する津波対策が数年後に講じられたところで、浜岡を全面稼動させるというシナリオを描いているに過ぎないと私は思います。そうすれば、原発に対して誰もNOとは言えなくなるじゃないですか。だから、民主党がマニュフェストを撤回することは、100%あり得ないのです。でも、考えてみて下さい。災害は常に想定外の時に起こるのです。津波対策や地震対策を行ったとしても自然の力には人間の技術や知恵は無力に等しい。それを忘れた時に、浜岡原発やその他の原発も未曽有の被害をもたらすのです。多くの人の命や財産が失われ、莫大な税金が費やされても懲りない政治家や官僚は、反省しないものなのでしょう。浜岡を全面停止しても、夏場の電力ピークを乗り越えられるなら、原発を再稼働させる必要などないじゃないですか。その分、省エネや代替エネルギー開発に時間と労力を掛ける努力をすべきです。使用済み核燃料を永遠に冷却し続けなければならないというパラドックスを何故理解しないのでしょう?
2011.05.09
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ガラスに細かなレースのカーテンが掛かっているようにも見えるパティオドア。でも、左隣のガラスには、カーテンのようなものも何も映り込んでいませんよね。実は、右側のガラスは、細かいクラックがガラス全体にビッシリ入っている為に、レースが掛かったように見えているのです。自動車のガラスと同様に、割れてもガラスが鋭利な形状にならず、細かな粒状となるのが強化ガラスなのです。通常、輸入サッシのパティオドアには、強化ガラスが二重に入っています。それは、誤って人間がガラスにぶつかっても割れないようにする目的と、こうして何らかの原因でガラスの1枚が破損しても、残りのガラス1枚が防犯・防水の役割を担ってくれるように考えられている為です。(強化ガラスは、先端の丸いバットのようなものでは簡単に割れません。だから、人間がガラスに突っ込むような状況になっても、人間の方が打撲するだけで破損による大きな事故にはつながらないのです)勿論、ペアガラスにすることによる断熱効果も期待されていますが、更にこちらの窓にはLow-Eという熱線反射フィルムがガラスに組み込まれていたのです。(私たちが輸入するサッシには、ほぼ標準的にこの機能が付加されています)それによって、ガラスが飛散することなく、フィルムに付着した状態を保っているようです。よくご覧頂くと左端には国産の雨戸も見受けられますので、こういう状況ではガラスの交換自体に緊急性はありません。そういう点でも、本当に輸入サッシは素晴らしいと思います。ただ、このお客様の家には、メンテナンスをしてくれるビルダーがいないという大きな問題がありました。新築施工をしたビルダーは、輸入住宅ブームの時に新しく2x4の建築を始め、数件手掛けてからこの仕事から撤退してしまったらしいのです。それ以来、この設計・施工会社は何も対応してくれなくなり、まさに放置された状態でした。こういうことが本当に多いというのが、日本の住宅産業なんです。つまり、お金になりそうなことにはすぐに飛びつくけど、面倒や手間が掛かることからは逃げてしまうんですね。ハードに限らず、アンダーセンやウェザーシールド、ウィルマーやインシュレート、マービンなどという輸入サッシは、取扱いしている住宅メーカーが極端に少なくなっていますし、メンテナンスや補修にはそれなりの知識と経験が必要となります。このお宅は、私共が手掛けたものではありませんが、輸入住宅の本当のよさを感じて欲しいという私共の思いは、変わりません。手間が掛かって、決して割に合うような仕事ではありませんが、こういうお客さんに対し、私たちが知らない顔をすることは絶対にありません。それは、私たちの高い志に起因するものです。目には見えませんが、これがあるのとないのとでは建てたおうちの寿命が変わってくるはずです。
2011.05.08
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面白い地震対策マニュアルを見つけましたので、これを読んで頂いている皆さんにもお知らせします。下記マニュアルは、大手ゼネコンの清水建設が社員への啓蒙活動用に製作したものらしいのですが、コミカルなマンガと分かりやすい文章で構成されていますので、きっと大人から子供さんまで楽しく読めると思います。マンガを担当した田村信さんは、あの「がきデカ」を書いた山上たつひこ氏のアシスタントだったそうです。(私たちの年代しか分からないかも知れないですが・・・)どうりで、絵のタッチがよく似ていますよね。常備品リストや家族との取り決めなどは、これを参考としながら、自分たちで考えることが可能です。ただ、製作時期が東日本大震災の前だったのか、津波や火災、原発などへの対応の記載がない点には注意しておく必要があります。私たちのような小さな輸入住宅ビルダーに何が出来るかは分かりませんが、ホームメイドでもお客様の安否確認や物資の提供、避難所としての社屋の開放などやらなければいけないことが多いことを、このマニュアルが感じさせてくれました。特に高層階に住んでいる方には、是非読んでおいて頂きたい資料ですね。「Oh!地震が来たぞぉ~」(家庭向け震災対策マニュアル)-清水建設-http://www.shimz.co.jp/csr/bcp/pdf/pamph-bcp.pdf
2011.05.07
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あるお客様から、「オーストラリアンは、3世代で財産を蓄積する(家 → 別荘 → クルーザー)とのことですが、3世代が同じ家に住む(3世代が同居する)ということなのでしょうか?子どもに何かしら財産を残してあげたいと思うのですが、イメージとして親から古い家をもらってうれしいと思えるか疑問です。オーストラリアなどではどうなのでしょうか?また時間があれば教えてください。」という質問を頂きました。それに対して、私は下記のように答えました。-------------------------------------------------------<私の答え>オーストラリアでの家の考え方ということですが、これはオーストラリアに限ったことではなく、欧米一般に言える考え方です。ただ、それは3世代が同居するというよりは、3世代かそれ以上に亘って財産が蓄積されるということです。勿論、今の中国や一昔前の日本のような経済の高度成長をしない欧米社会に於いて、収入が大幅に増えるという状況にありませんから、同居することによって無駄な出費を抑えることは欧米でも一般的なことであります。日本の家は、素材が貧弱でデザインが粗末なものが多い為、30年もしないうちにその財産価値はゼロになってしまいますが、欧米では新築よりも高値で取引されることが多々見られます。それは、古い家には今では手に入らないいい木材が使われていたり、美しいアンティークなデザインが採用されていたりするからです。皆さんが、20年前に建てられた日本の住宅を見ても何もよさを感じないでしょうが、100年前に建てられたカナダの家は本当にかっこいいと思います。そういう高品質で美しいデザインを家づくりに取り入れることこそが、次世代に財産を手渡す唯一の方法です。でも、その為のイニシャルコストは、皆さんが準備する必要があります。今の日本の住宅にはそれが求められているのですが、どの住宅メーカーも十分な対応をしていません。お客様が仰る通り、すぐにボロくなる安ものを子供たちがもらっても嬉しくないですね。(安ものと言っても、決して安くないですが・・・)-------------------------------------------------------私の答えは、如何でしたでしょうか。伝統的ないいものが古くなれば、その価値は見直されますが、流行だけを追った安易なものは時間の経過と共にゴミのように扱われます。苦労して建てた家がゴミだなんて、淋しいですよねぇ。骨董品のように家の宝として大切にされるか、日用品のように使い捨てにされるかは、素材やデザイン、維持管理の継続によって左右されます。それは、将来に亘って、誰もが素敵だと思える建物であり続けるかどうかに掛かっています。
2011.05.06
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5月4日のYahooニュースで、海に生きる頭足類に低周波の音波がダメージを与えるという記事があった。風力発電の風車の回転でも低周波の健康被害が指摘されている。人間と同様、海洋生物に対しても問題があるとしても不思議ではない。今回は、音波の問題ではあるが、IHクッキングヒーターや携帯のような電磁波においても低周波は、今後問題視されるに違いない。これらのものが、自然界に存在しない理由を考えれば、それを敢えて使う人間の愚かさが見えてくるような気がする。今回の福島原発が、そのいい反面教師を示してくれたと私は思う。CO2の排出が少ないというだけで他のデメリットに目をつぶるのは、それを都合がいいと思う人間や産業の情報操作でしかないのではないか。便利であってもリスクを感じさせるものであれば、使わないという選択肢があってもいい。こうしたものの全てを排除する必要はないが、オール電化を推奨する住宅メーカーや電力会社の意図をちゃんと見極めなければ、負の遺産を後世に残すことにもなりかねません。Yahooニュース 「ダイオウイカを殺すソナーの騒音」:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110504-00000002-natiogeo-int
2011.05.05
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円筒形の丸い照明。その中に円錐形の布を入れて、その背後から白熱球で照らしただけのシンプルなデザイン。70年代のシンプルモダンを彷彿とさせるデザインは、ノスタルジーすら感じさせる。電球は、天井側を照らすようになっていて壁や床には、布のシェードを通してしか光は差してこない。だから、辺りは薄ぼんやりしていて夕闇の静けさすら演出してくれる気がする。確かに、この暗さでは本を読むのは難しい。でも、こんなムードの中で、わざわざ本など読む意味はない。BGMに静かなJazzをかけて、2人で会話を楽しむなんて素敵じゃないですか。勿論、私ならバーボンのストレートをショットで飲みながら・・・。テレビのバラエティでバカ騒ぎしているのを見るくらいなら、お金を掛けずともこんな贅沢な時間を過ごせるじゃないでしょうか。豊かさはお金では買えません。センスと余裕こそが、豊かさの証です。
2011.05.03
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4月29日から3日間、義理のおばさんが持っている別荘に子供たちを連れて遊びにきた。毎年、場所を借りる代わりに家の中の掃除をしてくるのが日課だ。到着するなり水道やガスを使えるようにいくつかのバルブを開け閉めします。それは、冬の間長く使われなくなる設備を凍結から守る為に水道管内の水抜きをしたり、虫の侵入を少しでも食い止めたりするのに必要な措置なんです。でも、今年は水抜きの状態が悪かったのか、私たち以外の人が使った時に十分な処理をしていなかったのか、いくつかの水道管が凍結によって破損していた。つまり、バルブを開けたら、水道がダダ漏れの状態。この状態では、料理や洗い物、トイレも使えない状態なのでまさに東北の被災者のような感じとなってしまいました。水道ひとつで普段の生活が出来なくなるなんて、現代社会は何と脆いことかと、改めて思い知らされる出来事でした。こんな状況で家族は別荘での生活を諦めかけたのですが、当面の水をポリタンクに詰めてくれ、翌朝すぐに補修に来てくれるという管理人の言葉に一晩だけ我慢しようということになりました。でも、別荘の風呂が使えない代わりに、近くの温泉施設に行ってのんびり露天風呂に入ることが出来たのは、返って非日常を味わえてよかったんじゃないかと思います。今朝、水道屋さんが1時間くらいで配管を直してくれました。こんな所まで来て建築関係のトラブルとは、ご縁ですねぇ。さあ、そろそろバーベキューの用意でもしようかな。
2011.05.02
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