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日本では、天井に大きな蛍光灯照明を付けて、部屋全体を明るくするのが一般的。これじゃあ、ムードも何もあったもんじゃないですね。欧米では、部屋を隅々まで明るくするという習慣はありません。天井に付けるとしても、部屋がほんのり明るいくらいにしてあとは必要な場所だけを明るくします。だって、本を読む時や誰かと語らう時に何も見えなくっちゃ話になりませんからね。そんな時に登場するのが、こうしたテーブルランプやトールランプ。ソファの肘掛けに体を寄せて、その脇にあるテーブルやナイトスタンドにこうしたテーブルランプを置いたり、テーブルがない場合は背の高いトールランプを置いたりすると、部屋のオブジェとしてバランスがよくなります。勿論、ベッドでも使いますよ。ランプに被せられたシェードは、殆どがファブリック。白熱球の光を柔らかく見せてくれて、とってもうっとりした気分にさせられますね。こちらの輸入照明のボディは、銀板をハンマーで叩いて型押ししたようなデザインで、ゴージャスな雰囲気じゃないですかねぇ。こうして白熱灯の温かな光が当たると、金色に見えてくるから不思議です。一粒で昼夜2つのデザインが楽しめますよ。名古屋でも、こうした大人のデザインを楽しみたいという人はいませんかぁ~(笑)照明プランは、私にお任せ下さいませ。
2012.04.29
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ダークオークのクラシックな趣きの輸入キッチン。天板カウンターもカナダのメラミン製。ドアノブも付かないスッキリしたデザインは飽きのこない感じですね。オークの天然木のドアですから、いつまでも長く使えるのですが、どうしても設備関係は悪くなってくるものです。まあ、機械ものですからねぇ。今回、壊れたのは、幅30cmのナショナル製食洗機。20年近く動いてくれていたのですから、製品寿命からすれば大したものです。でも、今は30cm幅というのは、市販されていないんです。修理しようにも部品の供給のないし、一般的な45cm幅か、北米のような60cm幅のものに交換するしか方法はありません。あとは、30cm幅のキャビネットを入れるという方法もありますがそれでは使い勝手が変わってしまいます。納期や金額、納まりの美しさなど、いろいろ考えていますが取り敢えず、食洗機は45cm幅のものに装換して隣の引き出しキャビネットの幅を狭くして作り直そうと考えてます。無垢の木製キャビネットをなら、削ったり、塗装したりすることが出来ますからね。勿論、それをするには、他のいろいろな部分の取り合いを考えなければなりませんから、そう簡単にはいかないのですが、こんなリフォームが可能なのは、輸入キッチンならではです。また、リフォームが終わりましたら、ご覧に入れますね。
2012.04.28
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現在製作中のサーキュラー階段、いわゆる廻り階段ですね。如何でしょうか、この美しさ。優美な曲線を描いて90度の角度で上がっていくのは、まさにお城の雰囲気ですよね。こちらの階段は、無垢のメープル(カエデ)で作られています。まだ無塗装の状態ですから、白ぼけた感じを受けるかも知れませんが真っ白な手摺が付いて塗装をすれば、ほんと豪華になりますよ。また、メープルの木目は、繊細で優しいのも特徴です。階段幅は、1m。半径は、2.6m。6帖分の階段室がないとはまりませんね。こちらの階段は、岐阜市の輸入住宅 N邸に施工される予定ですが、こういう仕事をさせて頂けるのもご縁ですねぇ。取り付けまでは、まだまだ時間が掛かりますが、出来上がりましたら、またお見せします。
2012.04.26
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名古屋市守山区の輸入住宅、Cさんからの依頼で、ウェザーストリップなるシール材を取り付けに行きました。奥様が大の虫嫌い。近くに森もあってムカデなども家に入ってくるらしい。そこで、輸入の玄関ドアの敷居にあるほんの小さな隙間を気にして何か対処してほしいということだった。カナダ製の玄関ドアの多くは、ウェザーストリップというクッション材(モール材)がドア枠の上下左右に入っているのだがこのメーカーのものは、ドア下だけはゴム製の薄いテープ材があるだけで、それが人の出入りで徐々に切れてきていた。簡易なものですから、ただの目隠し材だと思うのですが、小さな虫が出入りしないかと奥様は気が気でない。そこで、私たちは写真のようなウェザーストリップを用意しました。写真は、おうちに取り付けたものの切れ端ですがこれの長いものをドア枠の上下左右にある取り付け用スリットにビード部分を差し込んで施工します。このウェザーストリップは、ある程度の高さや幅がありますから多少ドアが枠にピッタリしなくなっても気密を保つように考えられているんですね。ウェザーストリップは、おおよそ10~15年程度で劣化してきますから、必要に応じて取り替えて下さいね。但し、ドアメーカーによっては、形状が違う場合もありますのでちゃんと確認してから手配して下さい。こういうメンテナンス部材もホームメイドでは用意していますから、ご希望の方はお問い合わせ下さい。
2012.04.24
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お誕生日にお贈りしたお花のお礼にと、たくさんのタケノコを頂きました。(おうちを建ててから、もう15年以上のお付き合いですが、お約束の年2回の定期訪問も欠かしていませんよ。)写真のは実は一部で、他のものはうちのスタッフや別のお客様に差し上げました。それでも、これだけ残ってます。うちの母親は、タケノコのアク取りが結構得意で、これだけあってもすぐに処理してしまいます。だからきっと、明日からチンジャオロースーとか、タケノコの煮物とか、メチャメチャ食卓に並ぶはずです。まあ、1週間くらいは、食べなきゃね。でも、好きだから全然平気ですけどね(笑)Uさん、有難うございました。こうして親しくして頂けるのは、本当に嬉しいです。食べきれなかったら、また言って下さいね(笑)
2012.04.23
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国産のキッチンは、流行するとどこのメーカーも同じデザインで商品化されることが往々にしてありますが、北米のキッチンキャビネットのメーカーは、自分たちのスタイルをずっと守って作り続けているところが多く存在します。昨日、キッチンのメンテナンスに伺った輸入住宅は、国産品にはないデザインを採用していたので、ご紹介したいと思います。それは、築18年近く使い込まれたオークの木目のキャビネットでした。輸入キッチンキャビネットには、大きく分けて2種類のキャビネットが存在します。1つは、広く一般的になったFrameless。そしてもう1つはFace Frameと呼ばれるものです。Framelessは、写真の白いキャビネットのようにキャビネットの正面になる部分にドアが隙間なく配置されているので、キャビネットの箱は見えません。すっきりしたデザインになる為、多くのメーカーがこのデザインを採用しています。それに引き換え、オークの木目が美しいFace Frameのキャビネットはドアとドアとの間隔が広く、キャビネットの箱の部分が露出しています。このデザインはクラシックな印象を与えますが、ドアの凹凸が強調されます。今ではマイナーなデザインですが、フレーム自体をしっかり作ることが可能で、フレーム部分にもオーク等の木材を使用するので贅沢なデザインと言えるかも知れません。また、ドアの取っ手に違いがあるのもお分かりでしょうか。オークのドアの方は、ドアの上部に掘り込みが入っていて、そこに手を掛けてドアを開閉するのに対して、白いドアにはハンドルノブが付いています。因みに、ノブがないタイプのものは、Finger Pull Cabinetと呼ばれます。北米ではノブも多様なものの中から選べるので、国産品にない楽しみも味わえるのですが、ハンドルレスのすっきりしたデザインもなかなかです。その他に、ドアパネルのデザインや色、樹種など、そのバリエーションはメーカーによっても全く違うと言っても過言ではありません。そういったことは、またの機会にご紹介しますね。
2012.04.22
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愛知県一宮市の方から20年前に施工したアンダーセン ウィンドゥのメンテナンスについて問い合わせを頂いた。以前にも同様のお話があったのだが、アンダーセンの輸入サッシはワイヤーで建具を上から吊って上げ下げしやすくするという構造をしているので、この糸が経年劣化で切れてしまう。こういうタイプのダブルハングは、非常にオーソドックスなタイプのデザインだが、サーティンティードやACAN、ヴァイスロイといった他の輸入サッシメーカーのものは、殆どがコイルスプリングという板バネを丸めたものを使っている。どの形式のものでも部品を交換してやれば、長く使えるんだけど施工した住宅会社が輸入材の取り扱いを止めてしまってその部品を手に入れるのが難しいというケースが非常に多い。また、どこのビルダーも交換のノウハウを持っていない。要は、売りっぱなしの状態です。今回も窓の両側にあるバランサー2本を交換するだけという些細な仕事ですが、どこもやってくれないならホームメイドはやりますよぉ。
2012.04.21
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昨日、お休みでしたので、遅い花見をしがてらうちのと一緒に豊田市の鞍ヶ池公園に行ってきました。天気はいいし、風も爽やかで、いい休日でした。この鞍ヶ池公園は、トヨタがいろいろと資金を出しているのか、相当整備された公園でありながら無料なので、小さな子供を連れた若いお母さんもたくさん来ています。あと、動物園やトヨタ鞍ヶ池記念館という無料の展示施設もあってルノアールやセザンヌの絵画も展示されているし、トヨタが今まで造った車と一緒に歴史なども紹介しているのです。そこで見たのが、このLF-A。トヨタの最高級スーパーカーです。ニュルブルクリンク24時間レースに参戦した14番車両で、その時のキズや汚れ、補修もそのままに保存展示されていました。これが、本当に迫力満点ですよ。何も知らずに遊びに行ったところでしたが、手ぶらで結構楽しめるいい公園でした。また、ここは東海環状高速の鞍ヶ池SAに隣接しているので、SAに車を止めてそのまま遊びに行けるのもいいですねぇ。
2012.04.19
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2009年9月から始めた木材の暴露テスト。2年半が過ぎましたがさて、最近の状態はどうかと見てみました。会社の前に放ったらかしにしているだけなので、何もやっていないのですが、どの木材も意外といい状態を保っているようです。特に南洋材で非常に堅いウリンは、きっとシケンズの塗料は剥がれて機能しなくなっているだろうに、多少汚れや割れが入っていますが、元の状態を保っています。また、パラペイントの木材保護塗料「ティンバーケア」で塗装したヒノキは、さすがに塗料が剥げてきてはいますが、全く塗料が剥げていない面も残っており、割れもまずまずな気がします。一番劣化があると予想した無塗装のヒノキですが、もう腐ってくる頃かと思いきや、こちらも意外と頑張っています。多分、どの木も雨に晒されてはいますが、日当たり良好な場所なのですぐに乾いた状態になるので、腐朽菌が繁殖しにくいといった感じなのかも知れません。また、コンクリートのブロックは吸水性があるので、水分を下に落としてしまい、木の下に水たまりが出来ないという点も木にとっては好都合なのでしょうね。塗装といった工夫と、日当たりといった環境の両方をちゃんと考えてやれば、ウッドデッキなどでも随分と長持ちするはずですが、そういったおうちが少ないのは何故でしょうねぇ?
2012.04.17
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まるで花束のような繊細な照明器具だと思いませんか。カナダのインテリア・メーカー販売されているのですが、夜にこうした照明器具に明かりが灯っていると心安らぐことでしょうね。明るさは、MAXで60Wですから大したことはありません。でも、本を読むデスクの脇に下げてあれば、十分な明るさを確保出来ます。また、ベッドの脇のナイトスタンド代わりに吊り下げても面白いかも知れません。部屋全体を明るくする文化しかない日本の住宅ですが、私たちホームメイドが建てる輸入住宅であれば、間接照明としてこんな照明器具も生きてくるはずです。家づくりには、夢が必要です。夢は、こんな小さなアイテムからも感じられるのではないでしょうか。
2012.04.16
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レンガ積みを知らない人は、よくレンガは重いので地震で建物が壊れるという方がいらっしゃいます。確かに、レンガ自体は非常に強度があって重いと思いますが果たしてどうなのでしょう。ヨーロッパなどでは、レンガ積みと呼ばれる建物の場合、構造の壁そのものがレンガで造られます。いわゆる組積造ですね。でも、北米のカナダでは、木造2x4工法の構造体の外側に外装材としてレンガを積みます。つまり、レンガ積みの外壁は構造そのものでなく、ただのカバーでしかないのです。ですから、建物本体のような構造強度は必要ないとも言えるのです。建物のカバーですから、もし地震でレンガがダメージを受けても建物の構造本体には影響がありません。レンガを積み直せばそれで元通りという訳です。ただ、ホームメイドのレンガ積み輸入住宅が、ヨーロッパの組積造と違うのは、レンガの中や間に鉄筋をたくさん入れて耐震性を上げてあるという点です。また、断面図をご覧頂くと分かりますが、レンガは強いコンクリートの基礎の上に積み上げられます。重量が掛かっているのは、基礎だけで内側にある構造本体とはお互いを引っ張り合うBRICK TIE(引っ張り金物)が、つながっているだけなのです。それに引き換え、コンクリートのパネルで出来たサイディングと呼ばれる外壁材やレンガを模したタイルなどは、建物本体にぶら下がるように張り付いています。つまり、常に建物の構造は、重いと感じる状態となりますし、地震の際にはその重さが揺れのエネルギーを増幅させる結果となります。皆さんだって、重い鎧をいつも着ていたらどんなに大変でしょう。重い体重の人は、同じ速度で走っても止まるのに時間が掛かりますよね。2x4の木造で出来た構造体からすれば、レンガ積みの外装の方がはるかに軽く快適なのがお分かりいただけますでしょうか。塗装の塗り替えが必要ないレンガ、東京駅のように100年の耐久性のあるレンガ、構造体にとって負担のないレンガ、断熱性がある厚いレンガ、デザインが美しいレンガ。お金を掛ける値打ちがあると思いませんか。
2012.04.15
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2x4工法(枠組み壁工法)は、外壁部分全体に構造用合板を貼ることで耐震強度を上げる工夫をします。通常使われる9mm厚のものでなく、ホームメイドでは強度の高い12mmのものを使います。コストよりも品質を重視する姿勢がここにも表れています。レンガ積みの外装を予定している岐阜のこの現場でも同様の施工をしようと考えていたのですが、確認申請の際にカナダ製のレンガは、防火認定がなされていないので、外壁ラインに防火材を入れるように指導があった。こちらの主張は言いましたが、ここでケンカしても仕方のないことなので、素直に聞き入れましたが、厚さ90mmもある焼きレンガ(カナダのレンガはアフリカのような日干し煉瓦じゃないですよ)が、耐火材じゃないなんてナンセンスも甚だしいですよね。「燃やせるもんなら、燃やしてみろよ。燃やして崩れるかどうか、試してみろよ」なんて言いたいです。まあ、お役所仕事なんてこんなもんですが、日本で認定されていないものは、カナダで防火材であっても認めないという態度は、非関税障壁以外何ものでもありません。さて、そこで私たちは、国内で新しく開発されたMOISSという壁用耐火面材を、構造用合板に代えて採用しました。MOISSの主成分は、バーミュキライトという天然の粘土鉱物で、厚さは9.5mm。12mmの構造用合板と比べると少し薄いですが、強度計算上は下記のように同等となります。厚12mm構造用合板/釘CN65/釘間隔@100mm: 4.0の壁倍率厚9.5mm MOISS/釘CN50/釘間隔@75mm: 4.0の壁倍率これを見ると、MOISSの方が、細くて短い釘をたくさん打ち、柱材と面材とを更に一体化させて強度を出していることが分かりますね。因みに、通常の住宅メーカーが施工する2x4住宅だと下記倍率しかありません。(木造軸組工法は、更に低い値となる傾向にあります)厚9mm構造用合板/釘CN50/釘間隔@100mm: 3.0の壁倍率あと、MOISSのいいところは、吸放湿作用性能があり、有害物質を吸着させる効果があるというところです。こうしてみると、MOISSはいいことばかりのようですが、価格もそれなりに高くなります。また、新しい素材故に、長期使用時の劣化度合いも不明ですので、今後どうなるかを注視していかなければなりませんね。まあ、どんな素材を使っても、長所も欠点もありますからそれを見極めてどれを施工するかを決めたいものです。そうそう、面材に釘を打つ時は、釘の頭が深くめり込まないようにすること、間隔を明けないこと、所定の釘であることが強度を上げる必要条件となります。今回は、ちょっとだけアカデミックな内容でしたね。
2012.04.14
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建方工事がほぼ終了し、いよいよ屋根伏せに取り掛かる岐阜市N邸。今週の火曜に花見ランチを兼ねて、社員全員で現場を訪れました。あったかで、近くの公園で桜を見るには、ほんと素晴らしい日でした。その後、現場にお客さんがいらしたので、プチ打ち合わせをやってきましたが、その際に撮った写真がこの柱の写真。普通の家は四角く出来ていますから、柱(スタッド)も直角に成形されたものを使います。でも、台形状に床が張り出したような家の場合、四角い柱だと納まりが悪い。そこで、こんなふうに柱材を台形に合う形で仕上げてあるんです。いや~、芸が細かいでしょ~。多分、普通はこんなことはやってくれません。最近ずっとお願いしている構造材屋さんは、ほんといい仕事をしてくれます。家づくりという仕事は、契約の見積に入っていないことの方がどれだけ多いことでしょう。プラン図が素敵なこと、素材の品質やデザインが素晴らしいこと、施工する多くの職人の技術や気遣いが素晴らしいこと、こうした様々なことが合わさって成し遂げられる総合芸術が、家づくりなのです。ホームメイドの周りに素晴らしいものや人が集まってくれているというのは、お金に代えがたい大きな財産です。
2012.04.12
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現在、岐阜市で建方を行っているN邸。まだまだ外壁にレンガを積む段階にはありませんが、カナダの職人を含めて準備を始めました。土曜に工務の三上が、長く使っていなかったエンジンカッターを相当苦労して整備してくれました。日本ではこんな道具にお目に掛かることはありませんが、トロントのレンガ積み工事では当たり前にこの機械が使われます。ハンディタイプのこのカッターは、結構な重量があるのですが、彼らにとっては置き式のタイプより使い勝手がいいそうです。日本のカッターは、直径10cm程度の小さなものしかありませんので大きなレンガを切断するなどということは、事実上まず不可能です。これなら、レンガをいくつか並べて一辺にカット出来ちゃいます。今回、建物の形が八角形になっていたりしますから、レンガを斜めにカットすることが多くなります。だから、作業の上ではこれが重要な要素になるんですね。まあ、こんな道具を自前で持っているのは、ホームメイドくらいかも知れませんが・・・。関連ブログ記事:ブリック・カッター(2009年02月10日)
2012.04.09
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カナダ大西洋諸州(プリンスエドワード島州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、ニューファンドランド州)の建材関連企業を会員とするアトランティック・ウッド協会が、現在Buyers Missionを企画している。これは、カナダ政府の協力の下、カナダから建築資材を輸入している日本の企業を現地に招待して輸入の促進を図るというものなんですが、カナダ領事館から私たち ホームメイドにも参加のお声が掛かりました。(現地通訳はいないので、英語で商談出来るのが必修ですが・・・)日程は、5月末から6月の初めの1週間。航空券等は、自分で手配しなければいけないみたいですが、渡航費用の多くを補助してくれるらしいです。私は、15年程前に輸入住宅の建材の調達をする為にこの地域を訪れたことがあります。赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島は、ジャガイモ畑の広がる綺麗なところでした。(地図中心から少し左下の小さな島です)また、北極海に近いということもあって、魚介類が豊富で美味しい地域でもあります。だから、カナダに行くと太るのが心配ですぅ(笑)また、赤毛のアンを観光資源としているので、宿泊先の多くが女性客を意識しています。ですから、部屋のインテリアを可愛らしくデザインしているので、私のような男性客が、泊まるのを躊躇してしまうくらいです。ツアーでは、まずプリンスエドワード島州シャーロットタウンに到着予定らしいですが、さてさてどうなることでしょう。こういうツアーは、観光はありませんし、移動距離も長くあちらこちらの工場を訪問しなければならないので、結構体力的にもハードなんですよね。勿論、時差ボケなんて言ってられませんしね。
2012.04.08
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輸入住宅でよく見かける白い内装用ドア。木目があってなかなかお洒落な雰囲気を醸し出すアイテムですよね。こうしたドアは、非常に安いので、北米でも一般家庭によく使われています。その価格は、私たち ホームメイドで施工している無垢の木製ドアの3分の1~4分の1程度。お洒落でお値打ちなら、こちらの方でいいんじゃないの?と思われるでしょうが、これを孫の代まで使っていこうという訳にはいきません。まあ、国産の住宅メーカーのドアもあまり変わりはないのでこれが普通と言えば、お仕舞ですが・・・・。では、何故これが長持ちしないかについて、お話ししましょう。多くの皆さんは、木目があるので木で出来ていると考えますが実は木で出来ているのは、ドアの外周であるフレームだけなのです。木目の板は、木くずを接着剤で固めてパネル状にしたMDFと呼ばれるものに樹脂をコーティングして仕上げてあります。ですから、ドアの内部はカラッポの状態で木のような強度はありません。何かをぶつけてしまうとすぐに穴が開いてしまうのですね。また、カラッポの状態では、ドアが歪んだりしてしまうので補強としてダンボールが詰められています。(ハローコアのHollowは英語で「カラッポ」という意味です)芯の部分までちゃんと木で出来た木製ドアは、確かに材料費も掛かりますし、なめらかな表面にする為の仕上げなど手間も必要です。北米のようにドアの大きさが統一されていて、いつどこのホームセンターへ行っても既存のドアと同じものが買えるシステムなら、使い捨てのハローコア・ドア(ホローコアと呼ぶ人もいますが、発音の間違い)でも十分いいと思います。でも、自分でドア一つ交換する習慣のない日本では、将来家をみすぼらしく見せる素材となってしまうのは、火を見るよりも明らかです。どの工務店を選ぶかは皆さんの自由ですが、価格よりも造り手の精神が大事だというのは、こういうことからも分かりますね。だって、こんなことまで素人の皆さんは分かりませんからね(笑)
2012.04.07
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朱に塗られたこのイスは、釘を一本も使わずに作られています。カナダでも本物にこだわる家具職人が、手間暇掛けて仕上げた逸品がこのサックバック・アームチェア。サックバックとは、背中全体を包み込むような細いストレイトな棒材が付いたものを意味します。非常に繊細に出来ていますから、体重を掛けるとこのサックバックがしなるようにフィットします。また、サックバックを横切るように肘掛けが取り付いているデザインは、まさに伝統的なアメリカン・スタイルと言えるでしょう。このイスの塗装は、アンティーク塗装と呼ばれる塗装で下地にくすんだ色を塗っておいて、その上から仕上げの塗装を載せるのです。そして、最後に紙やすりで塗装を削って下地の塗装を露出させて、古びた感じを出すのです。トロントの郊外に工房を構えるこのメーカーは、私たち ホームメイド同様に手づくりにこだわる職人集団です。
2012.04.06
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赤レンガの外壁で出来たJR東京駅の丸の内駅舎がほぼ完成した。まだ、足場の残るところもあるみたいだけど、100年経ってもその美しさは変わらないですね。私たち ホームメイドが建てるレンガ積みの輸入住宅もこんなふうに多くの人たちに愛されるような建物になるといいですね。レンガって、本当に古さを感じさせないし、この重厚感はどんな外壁材でも到底出すことは難しいと思います。勿論、施工の手間は大変ですが、手間が掛かる分だけ、長くそして美しく、後世にも残る存在になるんだと思います。あと、東京駅の屋根も天然スレートを使っているんです。そう、私たちが建てた愛知県大口町のレンガ積みの家、B邸と同じです。天然の石を薄く剥いで板状にしたものですから、色落ちや塗り替え、張り替えなども一切必要ありません。如何に長い耐久性を維持するかを考えれば、こういう素材に行き着くことは間違いありません。大人のブリティッシュトラッド ~大口町 B邸~
2012.04.03
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今までずっと洗面やリビング用の鏡をカナダのメーカーで買ってたんですが、数年前にメーカー担当者があまりにルーズということで、そこから買わなくなっていました。で、鏡メーカーをいろいろ探していたんですが、ようやくいくつか取引出来そうな会社を見つけました。鏡って、毎日皆さんが見るものですから、本当にセンスがないと何か気持ち悪い感じがするんですよね。で、一番日本でないデザインが、クラシックなものやエレガントなものなんです。シンプルモダン系は、そんなに装飾しなくても何とかなってしまいますから、意外と入手が楽なんです。で、まあ、今回の写真の鏡を手始めに紹介させて頂くことにしました。金属で作られたメタリックなモノトーンの花。花の形からするとハイビスカスでしょうか、葉の形からするとアサガオ系でしょうか。鏡のまわりに巻きついた感じは、ギリシャの代表的なデザインのアカンサスを思い起こさせる感じでいいですよね。鏡の縁は、カットガラスを入れてありますから、平面的な鏡と違って更に豪華な感じがするはずです。また機会があれば、こうした鏡もご紹介しますが、こうしたものはやはりカナダのショールームで見たいものですね。因みに、この鏡の大きさは、一辺が1mありますから、洗面ボウルの前に付けてもピッタリです。
2012.04.02
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