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アトランティック カナダに来て、今日で4日目。ずっと集団行動で建材会社の見学をしてきたが、今日は初めての単独行動。現地の主催者が、参加者の希望を聞いてそれぞれが行きたいという場所に連れていってくれるのだ。ということで、ニューブランズウィック州のモンクトンからトライアングルキッチンとショーブリックの2社へ行ってきました。昔、トライアングル社はそれ程カタログも充実しておらず、田舎のキッチン屋さんといった感じでしたが、相当クオリティが上がってました。まあ、価格や梱包、輸送等の問題を今後チェックしていかなければなりませんが、使えそうな気がします。それはさて置き、今日はショーブリックの話をしたいと思います。この会社には、以前も行ったことはあったのですが、今回は工場内を詳しく見せて頂きました。ここで驚いたのは、圧縮強度と水の浸透率。圧縮強度は55 MPa以上だそうですから、Psiに直すと約8,000Psi。ある高圧洗浄機の最大吐出圧力が7.5MPaだそうですから、その約7倍以上の力が掛かっても大丈夫ということになります。これは、高く積み上げるレンガにとっては、非常に重要なチェックポイントですね。また、水の浸透率は、冷たい水に24時間浸けて8%を越えないというレベル。ですから、雨で濡れただけでは、30分もしないうちに乾いてしまうのもうなづけます。これを可能にしているのが、カナダの赤い粘土と高温の焼き入れです。粒が細かく粘土に含まれる空気が少ないので、焼くとその粒子が溶けて更に密度が上がって堅くなり、水が入り込む余地もなくなるという訳です。他のシリーズのレンガと比べて赤いレンガは、比較的短い時間で焼成するらしいのですが、それでも3日間窯に入れて焼き上げます。最初は、500度の状態で入れるのですがゆっくり温度を上げて、最終的には2,000℃近い温度となります。ゆっくり温度を上げて長い時間でないといけないのは、温度が中まで伝わらず中心部が生焼けになるからだそうです。都度の工程でサンプルを取り出して、状況を確認しているそうですが今回はそれを見せてもらいました。この鉄のように真っ赤に焼けたレンガを見るとすごい手間を掛けていいものを造ろうとしている姿勢が窺い知れます。こうして高い品質で造られたカナダのレンガが、海を渡って私たちの輸入住宅に使われるなんて、ロマンを感じますよね。
2012.05.31
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三菱商事時代の先輩でFacebookつながりの大曽根さんから先日教えてもらったアトランティックカナダ限定のマクドナルド、マックロブスター。メチャ忙しいファクトリーツアーですので、まあ食べる機会はないだろうと思っていましたが、長い車での移動の途中でランチにマックへ寄ることに。で、ついに見つけました。マックロブスター。また、かにカマみたいなもんだろうと思っていましたが中身は本物でした。いやービックリした。どうか、赤毛のアンに憧れている皆さんは、是非これを食べに来て下さいな。但し、期間は夏限定のようですので、販売の有無を確認してからお越し下さいな。因みに、今日はNew Brunswick州に来ました。
2012.05.30
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昨日、カナダ東海岸の建材会社の概要紹介と顔合わせのミーティングを終えて、今日から本格的に各社を回るファクトリーツアーが始まりました。まあ、うちのような零細ビルダーはそんなにたくさん買い付けるなんて出来ないので、気楽に情報収集をしていましたが、ずっと車の移動で何もしていないのに疲れました。まあ、建材がどうこうと言っても、専門的になり過ぎるかも知れませんので、そういうお話はボチボチさせて頂くこととして今回のツアー中は、カナダのデザインをいろいろご覧頂くこととしたいと思います。まずは、宿泊先のホテルの部屋。プリンスエドワード島のリゾートホテルということもあってインテリアも上手にまとめられていますでしょ。壁は黄色く見えますが、実際は少しグレーが入ったベージュのドライウォールです。白熱灯のスタンド照明に照らされると温かみが増した感じで美しいですよね。当然、天井には照明が付いていませんから、このスタンドだけの明るさで雰囲気を創り上げています。ベッドは、私一人でもクイーンサイズ。トラディショナルなデザインのヘッドボードやサイドスタンドの家具が、シンプルな中にも落ち着いた景色を創り出しています。真っ白なシーツでも、結構いいですよね。次の写真は、ノバスコシアにあるロッジの前の風景です。ここでは、今日夕食を食べました。海に面したコテージの前は、一面の芝生。勿論、柵なんて野暮なものはありません。そこに色とりどりのリゾートチェアが海を向いて並んでいます。実は、写真を撮った時間は、既に午後7時を回っています。日の長さは、さすが北極に近いです。いや~、何て豊かな風景なんでしょうね。別に特別高級なものを使っている訳ではないですが、カナダのゆったりとした暮らしが十分伝わってくるそんな一枚ですね。百聞は一見にしかず。日本に居ては分からない何かを感じに皆さんも私とカナダに行きませんか。今年も家づくりに際したツアーキャンペーンをやっています。
2012.05.29
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今、トロントの乗継口までやってきました。シャーロットタウン行までには、3時間もあるので、無料のWIFIを利用してPCを使っています。11時間飛行機に乗っていただけですので、大して疲れはありませんが、座ったままでずっと食事やワインを飲んでいただけですので、お腹が張っていますねぇ。トロントの空港も久しぶりですので、写真のようにショッピングエリアは随分変わった気がします。それから、昔は航空券の引換券を旅行会社から郵送で送ってもらっていましたが、NETを使って注文するEチケットの場合は、旅行代理店のカウンターへ引換券を持って行って航空券に交換するという手間がありません。直接航空会社のカウンターで荷物を預けて、航空券をもらえるので楽ですね。あと、セントレアから直接カナダに出国する場合は、3時間程度前に行く必要がありましたが、成田経由の場合は国内線ですから、1時間程度前にチェックインすればOKです。3時間も待つ必要はないので、これも楽ですね。勿論、ショッピングや食事をするなら、早めでもいいですけどね。では、また視察の模様は、ブログなどでレポートします。
2012.05.27
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先回、ブログ記事で砂の質がいいというお話をさせて頂いた岐阜市の輸入住宅 N邸の外壁レンガ積み現場。セメントや砂、消石灰、異形鉄筋などは、通常現場近くの土木建材屋さんで購入します。それは、すぐに持ってきてもらえるということの他に、重量物なので遠くから運んでもらえないという理由があるんですね。この岐阜の現場でも近くに建材屋さんがないか探してそこにいろいろお願いするということになったのですが、現場に材料を置いておくスペースがないという時に自分のところの土場を使ってもいいよ、なんて言ってくれるくらい人のいい社長さんでした。やっぱり、岐阜の人ってやさしい人が多いのかなぁ。さて、本題に戻って、カナダのレンガ職人たちが仕事をスタートさせた当日、建材屋さんが砂を運んできてくれたのですが粒が見えないくらいキメが細かい砂でした。名古屋の方では、もっと粒が大きめのものしか手に入らないので、いつもこんなもんだなと思っていたんですが、今回のものは見た途端明らかに違っていたので、ビックリでした。で、ミキサーにセメントと消石灰、砂と水を混ぜてモルタルを練った訳ですが、半練りの柔らかな生クリームのようにモチッとしてるんですよ。表面にも大きな砂の粒は、全く見受けられません。こういうモルタルは、砂にセメントがよく絡まるし、隙間がモルタル内に出来ませんからレンガの接着強度が上がります。モルタル目地の仕上がりも非常に美しいはずですよ。いつもこんな砂を使って施工出来るといいのですが、そこはいい材料屋さんと出会えるかどうかの運次第。ご縁ですね。ここのお施主さんは、本当に得しましたねぇ。やはり、砂がいいのは、長良川が近いからでしょうか?それにしても、砂やモルタルのことまで書ける輸入住宅ビルダーは、ホームメイドだけでしょうねぇ(笑)
2012.05.25
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昨日は、本当はお休みでしたが、レンガ積みの初日とあってはるばる岐阜まで1時間半を掛けて出掛けました。一昨日も宿泊先のセッティングの為に岐阜に行って、その足で常滑の空港まで車を飛ばしレンガ職人をピックアップ、また岐阜へとトンボ返りしました。その間、カナダ人たちに夕食を食べさせ、ガソリンを入れ、アパートのエアコンの取り扱い説明や周辺地域の買い物案内をし、布団まで敷いてあげて、ビールを差し入れし、もうクタクタでした。そして、深夜にうちへと帰った訳ですから、昨日も大変な一日でした。今日は現場に先に行っていた現場監督から、レンガ積み用の専用コテがないから、会社にないかとか、水平器が使い物にならないから、途中で買ってきて欲しいとか、ブリックタイ用のビスが欲しいとか「そんなこと、準備しておけ」ということも取り敢えず言うことを聞いて持っていきました。でも、まあ何とか仕事はスタートしましたよ。それにしても、相変わらずレンガ職人たちは、緻密に計算してレンガの据え付け位置を確認していました。最初が肝心ですから、きっちりやっている姿は、やはりプロですねぇ。そうそう、この現場はひとついいことがありました。それは砂です。すごく細かくて、触ると土のようなんです。レンガ積み用のモルタルは砂が細かければ細かい程、強度も上がり、見た目も美しく仕上がります。また、詳細は、またブログに書かせて頂きます。最後に、私 村瀬は、26日より6月6日までアトランティック・カナダとトロントへ出張に行って参ります。その間、現地での視察状況をレポートしますが、こちらも乞うご期待。
2012.05.24
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以前、日進市のY邸に来てくれたカナダのレンガ職人たちが今夜セントレアに到着する。そう、岐阜市の輸入住宅 N邸の現場の外壁のレンガ積みをわざわざトロントから来て、やってもらうのだ。そこで、1か月くらい前から宿泊先や道具、材料、電話、WIFI、食費、費用、自転車、エアコンなど、ありとあらゆる生活必需品を準備してきた。写真の案内地図も私が手書きで英訳しました。現場と宿泊先との位置関係が分かる拡大図や周辺のスーパーや買い物先、バス停が分かる広域図、岐阜市街や名古屋に行く為の路線図など、全て用意してあげなければ、英語しか出来ない彼らは不安で一杯になってしまう。こんな丁寧な対応が取れるのは、日本広しと言えどもホームメイドくらいしかないんじゃないかなぁ。さて、今から現場に行って、エアコンを取り付けなきゃね。それから、空港にお迎えに行って、宿泊先までUターン。やっぱ、気持ちよく仕事をしてもらうのが一番ですから。長い一日になりそうですぅ。
2012.05.22
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以前、知り合いのキッチン・リフォームの会社から依頼されてカナダのキャビネット・ノブをたくさん供給させて頂いたというお話を書いたと思います。その後、それらをお客さんに見て頂けるように、ディスプレーボードを作成してショールームに飾って頂いているそうですが、私たちもそれを真似して、ディスプレーをこんな感じでやってみました。こうしてやってみると、大きさや質感、手に触った時の感触などが伝わってなかなかいい感じです。輸入キッチンの扉のノブを決めるにしても、カタログばかりでなくこうして実際にディスプレーにしてみると、発見がありますね。きっと、輸入住宅を建てたいというお客さんにも喜んで頂けるような気がします。知り合いのリフォーム会社さんもいいところに目を付けられたもんです。灯台下暗し。今回は、勉強になりました。
2012.05.21
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いつもお値打ちでかっこいいとお話しているネプチューン社のワールプール。いわゆるジェットバスのバスタブですね。これが、岐阜のN邸のレンガと一緒にコンテナ積みされて現場に来ましたので、会社まで持ち帰りました。バスタブの施工据え付けは、もっと後の工程ですから。でも、この梱包は、相当大きいですよ。隣の一輪車と比べて頂いても分かりますが、箱は縦横1.6mずつありますね。こんなのが、浴室スペースに入るんだろうかと、お客さんもビックリしていました。こんなバスタブを国内で調達したら、100万円でも安い方でしょうが私たちはその半額以下でカナダから購入します。勿論、ジェットのモーターシステム付きですよ。
2012.05.20
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軽自動車を除いて、昨今新車で見かける主流は、ハイブリッド車。やはりプリウスは強いですねぇ。また、今回発売されたアクアも今後どんどん姿を見ることとなるように思います。ガソリン消費が少ない、もしくは全くないという理由で電池やモーターを積んだ車じゃなきゃ、エコじゃないくらいになってきた。太陽光発電などの住宅設備でも、蓄電池を用意して緊急時にも対応出来るようなシステムも発売され始めてきた。ただ、こうした電池を作る為には、中国で多くの化石燃料を使って採掘し、重油を動力源にした船で運ばれ、大量の電気を使って製品化されるので、実はエコじゃないという話もあるようだ。まあ、その話は取り敢えず置いておいて、もっと大変な話が今後出てくるように私は考えています。お気付きの方も多いと思いますが、これらの電池の寿命がどのくらいあるのかという疑問です。2010年にエコ減税で多くの方が、ハイブリッド車に買い替えました。そういう人たちは、次の車検である3年後でも大切に乗り続けてくれることと思います。そして、その次の車検である2015年でもまだ5年しか乗っていないからと、買い替えることはないでしょう。そんな時出ていくのが、電池の寿命。普通のガソリン車の電池は、おおよそ3年程度でダメになります。ハイブリッド車の電池はもう少しいいものでしょうから5年以上は大丈夫じゃないかと思います。でも、7年以上電池が大丈夫かと言えば、はなはだ疑問ですよね。そして、そんな時、電池の交換をしようと、費用を聞く訳ですが私が思うに50万円以上の金額になるのではないかと考えています。(あくまで私の推測ですが・・・)ということは、新車から7年経った2017年を前に大量のハイブリッド車が売りに出される。それも電池切れのハイブリッド車やEV。中古車価格は暴落し、大量の車や電池のゴミが世の中に出てくるんでしょうねぇ。さてさて、この問題の解決方法はあるんでしょうか。更なる技術開発?それともやっぱりガソリン車?う~ん、考えると寝られなくなっちゃいますぅ。やっぱ、自転車ですか?家も単純に自然資材が一番ですかね。
2012.05.19
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来週、カナダからレンガ職人がやってきて、外壁のレンガ積みが始まる岐阜市 N邸。そうこうしているうちに、全館空調等のダクト配管も終わりセルロースの断熱材を入れたり、ドライウォールの下地施工が始まろうとしている。まあ、そんなタイミングですからドライウォールの施工について少しおさらいをしてみましょう。日本の大工は、910mmx2430mmの石膏ボードを縦長に張るというのが基本です。でも、本来の石膏ボードは、写真のように横長に張らなければ意味がありません。石膏ボードを生み出した欧米では、1220mmx2430mmの少し大きめのボードを横に寝かせて張りますから、縦なんかに張ったら欧米では大工のボスに大変怒られることとなるでしょう。日本では、天井までの高さが2.4mというおうちが一般的なので縦長に張ると上から下まで1枚のボードを張れば、簡単に施工出来るし、ロスも少ないと考えました。ただ、石膏ボードが日本に導入された時に、何故一見非効率に見える横張りの施工が欧米で行われるのかをしっかり考えなかったのでしょう。また、導入した人が英語が苦手で理解出来なかったのかも知れませんね。何がいけないのかと言えば、天井から床まで垂直にボードの切れ目が一直線状に入ってしまうのです。それも910mm幅で何本も入る訳です。こうしたジョイント部分は、強度が一番ない部分でクラックが入る一番の弱点ですから、建物が重量に押されたりして縮もうとする時、縦のジョイントにクラックが生じます。ですから、私たちは部屋のコーナー部分など、どうしても縦にジョイントが入らざるを得ない場所以外は、極力縦ラインのジョイントを作りません。でも、横にしたって1枚のボードだけで壁を作らない限り縦のジョイントは出てしまいますよね。そこで、欧米や私たちのようなドライウォールのプロは、レンガを積むように互い違いにボードをレンガ張りするのです。そうすることで、縦のジョイントが垂直に通ってしまうことがないように気を遣って施工しているんですね。(外壁のレンガ積みでレンガを揃えて積まないのは、そういう理由です)あと、ボードは出来るだけ1枚で使うようにしますから、写真のように窓やドアの部分をくり抜くようにしてボードを張ります。(写真の赤いラインの部分です)テーパーボードや専用の紙テープ、天然石膏のパテを使って、ジョイント部分を強化することも忘れてはいけませんよ。どうか皆さん、手を抜かないで美しいドライウォールを目指して下さいね。正しい材料、正しい施工の両方が揃ってこそ長く愛着の持てる輸入住宅になるのですから。関連記事:ドライウォール 関連ブログ
2012.05.18
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最近ニュースでも取り上げられているので、ご存知の方も多いでしょうが、DMM.comが頭金8万円のみで設置出来る太陽光発電システムを売り出した。こちらは、8万円の負担だけで自宅の屋根に設置してくれるということだが、10年間は発電量の8割はDMM.comへ、残りの2割はそのお宅で使えるらしい。その期間が過ぎると、発電量の全てを自分たちで享受できるというシステムなので、結構お得感も大きい気がする。ただ、気を付けなければいけないのは、そういった機器にもメンテナンスや寿命があるということだ。それも、壊れると高額な費用が掛かる機器も多いのだ。一般的な住宅設備は10年後にメンテナンスが必要なものが圧倒的に多い。ということは、設備が新しく壊れにくい時期は、設置業者の利益になって、そのおこぼれを少々頂くのだが、古くなって修理や買い替えが必要な時期に、現在の売電価格が維持されているかは、運次第といった感じです。私としては、貸し駐車場の感覚で、面積当たり月いくらというふうにして、賃貸料を頂いた方がいいような気もしますが、ハイリスクハイリターンで高収入を上げたい人には向いていないんでしょうね。まあ、そうは言っても通常200万円を超える費用が掛かるシステムをほぼ無料に近い金額で設置してくれるのは、魅力かも知れないですし原子力や化石燃料に頼らないという姿勢はこのご時勢には合うと思います。もう少し価格が下がったら、うちの倉庫の屋根も何かに利用してみようかなぁ?大体こういうものは、流行った後に安くなりますからね。うちのお客さんの家に付けるのは、デザイン的には躊躇しちゃいますぅ(笑)
2012.05.17
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以前、ブログでもご紹介したアトランティックカナダ(東海岸)の建材メーカーを回る日程がだんだん決まってきたようです。大袈裟に言うと、日本の西半分くらいの広さの地域にある10か所くらいの企業を車で移動しながら実質4日間で見て回るという感じです。ただ、初日はレセプションなので、カナダの企業と私たちの顔合わせといった程度になりますから、正味3日です。カナダ大使館の担当者も1名ツアーに随行しますが、私と常に一緒という訳ではありませんので、移動の際の運転は、それぞれの企業の方が担当されるようです。私も大変ですが、運転する人はもっと大変ですよね。安全運転を願うばかりですぅ・・・。それにしても、私のシャーロットタウンへの到着は、初日の午前0時40分。そこに階段メーカーの社長さんが迎えにきてくれるようです。(写真は、15年程前にそこへ訪問した時に社長の奥さんと撮ったものです)いや~、ほんと申し訳ないです。そして、その日は、その方が持っているコテージに1泊。きっと、その日は朝まで飲むんでしょうね。時差ボケなのか、酔っ払っているのか、分からない状況の中レセプションに突入するのでしょうか(笑)実は、このツアーが終了したら、トロントに行って更に家具や建材をチェックする手筈になっています。ただ、こちらは自分でレンタカーを借りて、運転しますよ。トロントは、まだ詳細の予定が立っていませんが、せっかくなのでいろいろまた回ることになるんだと思います。5月末から6月の頭にかけて10日以上の旅ですが、さてさてどんな感じになるんでしょうか。でも、ジジイになって、よくこんな旅が出来ますよね。よかったら、皆さんもトロントに来ませんか?私がトロントやナイアガラを案内して差し上げます。
2012.05.15
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いろいろカナダのインテリア・アクセサリを紹介しておりますが今回は少しアンティークな鏡をお見せしましょう。ブラウンがかったフレームは、一見木製を思わせるイメージですが、錆びついた鉄を叩いて成形した感じを表現しているようにも見えますね。センターの鏡は、ベベルエッジというカットガラスになっていますので、映った風景や人物を華やかに見せるというのも特徴のひとつです。また、アカンサスの葉のようなモチーフは、欧米の伝統的な美しさを感じさせる逸品です。シンプルでシックなお部屋でしたら、こうしたクラシックなオブジェがひとつあると画一的なデザインになりがちな部屋が素敵に見えるから不思議です。あなたもインテリアで、そういう冒険をしてみませんか?
2012.05.14
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赤毛のアンの家で有名なグリーンゲーブルス(Green Gables)意味としては、緑の三角屋根(切妻屋根)ということなんでしょうが、ゲーブルは三角の妻壁部分を指しています。日本では、寄棟や入母屋屋根が古い高級住宅のステータスだったようですが、北米でも切妻屋根はカジュアルな住宅であるようです。つまり、赤毛のアンの暮らしぶりも、この切妻屋根に暗示されているように庶民的な生活なんだろうということを読者に感じさせているんでしょうね。こんなことを分かって本を読む人は、相当欧米の暮らしに精通している人かも知れません。そんな庶民的な切妻屋根ですが、少しでもおしゃれにしたいというのは人情です。そこで、妻壁に写真のような飾りを付けることが北米の家で見受けられます。多くは、ポリウレタンを成型したものなんですが、私たちがお願いしているカナダの階段メーカーでは、木製の妻飾りも作っています。こうして屋根の先の方に付けると、壁から距離が出ますので日光が当たると妻飾りの陰影が壁に映っていい感じですよね。実は、この妻飾りはいくつかのパーツを組み合わせて作られています。何故なら、全てが一体だと屋根の角度が違う場合それに合せてオーダーで作ってもらわなければいけません。それでは、効率が悪いですから、どんな角度の屋根でも対応出来るように部品を分割して角度調整を行っているという訳です。因みに、写真のものは、5つの部品から成り立っています。この他にもいろんなデザインがありますから、遊んでみるのもいいですよね。但し、それだけ多くの製造メーカーをビルダーさんが知っているかにも依りますが・・・。そうそう、今月末にグリーンゲーブルスのあるプリンスエドワード島に建材視察ツアーで行ってきます。また、ツアーの様子はブログにて。
2012.05.13
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今週、茨城で大きな被害をもたらした竜巻。強さを6段階で示す「藤田スケール」では上から4番目の「F2」(約7秒間の平均風速が毎秒50~69メートル)に当たるらしい。ということは、まだ上に3つも段階があるってこと!写真は、この竜巻で中学生1人が死亡した家屋です。(お亡くなりになった方、被害に遭われた方には、深く哀悼の意を申し上げます)私たちビルダーは、こういう悲惨な写真にも目をそむけず検証する義務を負っていると思いますが、これは本当にどうしていいか分からなくなってしまうような映像です。今造られる多くの建物は、大きな地震に備えて重くて強い基礎や土台と建物構造とをアンカーボルトや帯金物という耐震金物で緊結させます。そうすることで、構造体が基礎にしがみついて崩壊を防ぐということになっているんですね。この建物の場合、基礎と緊結したことで構造体と一緒に重い基礎まで飛ばされて、それが構造体の上にのしかかってきた。その結果、中にいた人を巻き込んでしまったのです。基礎が外れていれば、死ななかったのかも知れないということはあの竜巻の大きさからすれば分かりませんが、多少なりとも死ぬリスクは低減できたのかも知れません。ただ、逆に地震の際に外れてしまえば、構造体の崩壊につながり住人の生命や財産を危険に曝すことにもなる訳です。また、竜巻で基礎から外れて構造体だけが飛ばされれば、それはそれで上記の地震と同じ危険が生じます。もっと基礎を厚くして、重量を重くすればいいかと言えばそういう訳でもないでしょう。消費者自身がそこまでのコストアップを受け入れなければならないですし、「F2」以上の竜巻に耐えられるかどうかも不明です。地震や津波、竜巻や山崩れ、地盤の流動化や断層の露出、台風など、様々な自然災害が私たちの周りには存在します。それも温暖化のせいか、神の人間への戒めか、強大化、狂暴化してきています。どの災害にも一定の対応をするということは出来ると思いますが、この家は絶対に大丈夫などという人間の奢った考えは、捨てるべき時代だと思えてなりません。それ程、人間の造りだすものは、稚屈で浅はかなのですから。それは、原発も然りです。
2012.05.12
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昔の日本の住宅は、1時間にどのくらい空気が入れ替わったと思いますか?まあ、それぞれの場合で違うんでしょうが、おおよそ4回だそうです。私の家は、まだその部類に入るのですが、冬はストーブを入れっぱなし。家の前がアスファルトの通りなので、夏はクーラー入れっぱなし。だって、調温した空気がすぐに抜けちゃうんですもんね。逆に言えば、外からのフレッシュな空気が常に入ってきますので外気が安定した温度で汚れがなければ、快適という状況になるはずです。そう、家全体が呼吸しているのと同じですから。今の住環境からすれば、なかなかそうしたことにならない訳ですが本来の自然な状況に回帰出来れば、人間にとっては本当に素晴らしいのが日本の在来工法の家なんでしょうね。で、今の高気密・高断熱の家はどうかと言えば、自然換気の回数は1時間当たりおおよそ0.3回。何もしないで空気が全部入れ替わるのに3時間以上掛かるという訳です。まあ、私個人としては、冷暖房の熱が逃げないし、それでいいんじゃないのなんて思うんですが、新建材や家具に使われている有害化学物質も滞留してしまうので問題ということらしい。それなら、新建材や家具から有害化学物質を排除する法律を作ればいいじゃないのと思うのだが、行政は建築基準法で24時間の機械換気を義務付けた。本末転倒、何か変だと思いますよね。まあ、国民より業界や産業を優先している姿勢が分かります。さて、その内容はというと、部屋の用途や大きさ、天井の高さなどで、必要な換気回数は変化するのですが、1時間当たりおおよそ0.3~0.5回が義務付けられている。自然に入れ替わる分もあるでしょうから、合わせ技で0.6~0.8回という数字が今の高気密・高断熱の家の必要換気量ということになるんでしょうね。でも考えてみて下さい。1時間に半分からほぼ全部の空気が外に出されてしまうんですよ。勿論、熱交換器を利用してその半分の熱を戻したとしても1~2時間で熱も全部逃げてしまうんですよね?夏の電力不足で行政も省エネを呼びかけているなら、熱を電気で外に出すようなことを義務化するのでなく、窓を開けて自然に換気してもいいような環境を考えるべきでしょう。数値や気密性ばかりを気にする頭でっかちにならないで、感じる住まいを我々ビルダーや消費者も考えていかなきゃいけない時代です。ただ、アレルギーなどで窓を開けられない人たちにそういうことを言うつもりもありませんよ。でも、有害化学物質が室内からなくなれば、そういう病気も減るような気がしますねぇ・・・・。
2012.05.11
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毎年ゴールデンウィークに、うちの奥さんのおばさんが持っているひるがのの別荘にやってくる。2日の仕事が終わって、夜に家族で出掛けたのが正解で、高速は渋滞もなくスムースに到着。今年は、事故などもあって結構高速道路は混乱しているようだからラッキーかも知れないなぁ。次の日の朝食後、散歩がてら取りに行ったのが、このつくし。雪が残っている年もあるんですが、寒かった割には春が来るのが早かったようで、20cmくらいに成長したつくしがたくさん取れました。昨夜、うちの奥さんと一緒に、つくしの袴を取って、鍋で湯がいた写真がこれ。袴を取るのって結構大変ですが、食べるにはそれなりの苦労があるものです。農業や漁業に従事している皆さんの苦労が、こんなところからも感じられますよね。取ったばかりの時は、すごくたくさんあったのですが、湯がくと少なくなるもんですねぇ。さて、玉子とじにするか、醤油とかつおぶしで頂くか、楽しみです。
2012.05.06
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