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輸入住宅と言えば、木製やグラスファイバー製の美しい玄関ドアを思い浮かべる人は多いと思います。薄いアルミ板で出来た国産の玄関ドアとは違い、頑丈で重量感がある処が人気なのかも知れません。ただ、ドアの表面は塗装をしてある状態ですから、10年毎くらいで塗り直しをしてあげる必要があるのですが、ちゃんとした専用の防水塗料を使っていなかったり、まだいいかと放置されているケースも多く見受けられます。写真は、木製の玄関ドアですが、金物の部分には雨水が垂れた水染みの跡が付いていますし、ドアの表面の塗装は既に塗装が機能していない状態です。こうなると、雨水が素材の奥にまで浸透してしまいますから、表面の化粧材が剥がれてくるばかりか、ドア自体に割れなどを生じさせてしまいます。こうなった輸入住宅の殆どは、ドアやドア枠の塗装だけでなく、ドアの建て起こしの調整やドア金物のケアもなされていないという状況ですから、メンテナンスにはそれなりの時間と費用が掛かります。お金をセーブしようとドアのケアを先延ばしにしていたのに、反って費用が掛かる状況になってしまうのは、皮肉かも知れません。何れにしても、春になって雨がよく降るようになる前に、玄関ドアのメンテナンスを終えておきたいものですね。勿論この機会に、玄関ドアのセキュリティ対策を行っておくことも大切なことだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.30
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バイフォールドドアと呼ばれる輸入住宅の収納用折れ戸。写真は、そのバイフォールドドアの上端の辺りを撮影して頂いた様子です。奥に見えるピボットが、折れ戸を固定しておく為の支点。そして、レールから外れている手前側のピボットがレールの中を移動してドアを開閉する金物です。写真を見る限り、ピボットは外れている以外に不具合はなさそうといった感じですが、折れ戸が開閉出来ないので修理して欲しいというご依頼でした。輸入のバイフォールドドアの仕組みは、ほぼどれも同じと言っていいのですが、この形のピボットは初めて見ました。通常は丸い形状をしているのが一般的ですが、このピボットは四角い形をしています。樹脂で出来た四角い部分が欠けた状態になっているとすれば、上枠レールから脱落することもあると思います。バイフォールドドアの不具合の原因は、ドアの位置のずれなど建て起こしの問題であることが殆どです。ですから、初期の段階で調整さえしていれば、部材の交換が必要になるまでには至りません。何れにしても、今回はこのピボット部品を標準タイプのものに交換して、それに合った金属レールを装着する必要があるでしょう。バイフォールドドアの作りは至って簡単なものですが、取付けとなると体を入れるスペースも少なく、やりにくい作業となります。費用を見積もったら、必要な材料と道具を準備して年明けにでも直しに伺わなければいけませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.29
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埼玉のお客様から輸入樹脂サッシ用のバランサーのお問い合わせを頂きました。一見標準的なバランサーに見えますが、先端のプラスチック部品の形状が少し違っているようです。お送り頂いた写真には、寸法や刻印された文字の詳細が記載されていて、非常に分かりやすく製品の特定には助かります。このバランサーは、ユニーク(Unique)社という部品メーカーが製造したもののようで、メーカーとしては少々マイナーですが、サッシと共に輸入され国内でも多く使われている状況です。取り敢えず、この仕様に合致したバランサーが調達出来るかどうか確認し、お客様には金額と納期を見積もらせて頂くつもりです。今年の仕事は明日までですから、それまでに見積出来るかどうかは難しいですが、年明け早々にはご提示させて頂きたいと思います。でも、こうやって欲しい部材を詳しくお知らせ頂けると、調達を間違えなくすることが出来るので、お互いにメリットがあるはずです。輸入部材の調達をご相談頂く際は、メーカー名や品番、サイズ、製造時期など、出来るだけ詳しくお知らせ下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.28
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静岡のお客様から掃出しサッシのペアガラスを装着する為のガラス押え(グレージング・ビード)について、数年前に相談を頂きました。薄いプラスチックの板で出来ているのですが、その厚みは0.02インチしかなく、現在標準的に使われている同じ形状の0.03インチのものは装着出来ないという状況でした。0.02インチはおよそ0.5mmですから、その厚みの微妙さはお分かり頂けるのではないでしょうか。何年もいろいろな部品メーカーに当たって探していたのですが、全然適当なものが見つからず、半分諦めていた処、ようやく0.025インチのものを見つけました。もうこれ以上薄いものがないようですから、お客様と相談してアメリカから取り寄せることとなりました。写真は、それぞれの厚みのガラス押えの断面です。この微妙な感じは、実際に触ってみないと分からないかも知れませんが、何となく0.025インチのものはよさそうな気がしました。本日、お客様宛に発送させて頂きましたが、さてどうなることでしょうね。ちゃんと輸入サッシに装着出来ることをお祈りする以外ありませんが、何年も追い続けた努力が実ることを願っています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.27
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輸入サッシのペアガラスが割れてしまった場合、樹脂サッシであれば建具(障子)からガラスを外して交換することが可能です。ただ、ペアガラスは正確に寸法を測らないと、サッシにうまく装着出来なかったり、隙間が出来て気密性がなくなるかも知れません。輸入サッシに装着されたペアガラスは、建具の防水性や気密性を保つ為にシーリング材で建具枠にガッチリ固定されていますから、それを外してガラスの厚さを測るのはなかなか大変です。であれば、建具からペアガラスを外さないでガラスの厚みを測れないかといつも考えていました。そこで見つけた器具が、このペアガラス専用ノギス。掃出しサッシのような大きなドア枠であっても、そこを飛び越えてガラス部分に届くだけの奥行があるのです。寸法の目盛もインチで刻まれていますから、輸入サッシにはもってこいなんです。やっぱり、アメリカ人も私と同じことを考えるんですねぇ。確かに方法はいくつかあるとは思いますが、出来るだけ時間をセーブして正確に計測出来る道具を持つことが、専門家に要求されるのだと思います。それにしても、こんなマニアックな工具を持っているのは、日本にどれだけいるんでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.26
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輸入の木製玄関ドアを支えている蝶番(ドア・ヒンジ)です。厚みのある金属で出来ていますから、相当頑丈に出来ていますが、20年も開け閉めしているとどうしたって摩耗します。この蝶番は、ドア枠側に付いている金属プレートが5mmほど減ってしまい、ドアがその分下がった状態になっています。こうなると、ドアラッチやデッドロック・バーも受け側のストライクプレートの穴に入らなくなり、鍵の開け閉めが難しくなるばかりか、ドア下も敷居に当たってしまいます。こんな状態で玄関ドアを放置すれば、ドア金物全般が破損してしまうだけでなく、ドア自体も不具合を起こすこととなります。年末の大掃除の際は、お世話になった玄関ドアもしっかりとメンテナンスをして下さい。常にいい状態で使い続けることこそ、家が長持ちする秘訣です。重い玄関ドアのドア・ヒンジの交換は、自力ではちょっと難しいかも知れませんから、輸入住宅に精通した人へお願いして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.25
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以前物理的に交換が出来ない形で樹脂サッシに取り付けられたオーニング・サッシ用オペレーターの記事を書きましたが、昨日それを交換してきました。写真は、取り外したオペレーターですが、機械部分の金属がボロボロに錆びて近いうちに破損しそうな状態にまでなっているのが分かります。これは、湿気や水分の多い浴室に取り付けられていた為で、日頃から使用後の乾燥を心掛けていなかったことから、錆の腐食が進んだものと思われます。このオペレーターは、樹脂サッシのフレームにガッチリはまり込んでいて、外せるような仕様になっていませんでした。でも、外さないことには新しいものが付きませんから、取付け穴を広げてオペレーターを取り外すしかありません。ただ、単純に取り外せるだけの開口でフレームをカットしてしまうと、今度は取り付けた後に穴が明いたまま元に戻せなくなります。そこで苦肉の策ではありますが、樹脂を熱して柔らかくなった処でオペレーターを動かして外すという方法で挑戦しました。お客様には樹脂のフレームが傷付いたり、曲がってしまったりすることを了解頂き、出来るだけ丁寧に時間を掛けてゆっくり外していきました。そして、取り換えたオペレーターが、こちらの写真。サッシ・フレームは、どうしても変形してしまいましたが、何とかこの程度で納めることが出来ました。非常に面倒で大変な割には、あまり美しく納まらなくて施工者としては納得出来るものではありませんが、これ以上の仕事が難しかったというのが実情です。それにしても、サッシ・メーカーはどうしてこんな納まりの悪い取付け方をするんでしょうねぇ。<関連記事>: こんなのうまく交換出来るかなぁ~?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.24
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最近、オペレーターの交換をして欲しいという相談が増えています。写真は、オペレーターを覆っている木製下枠のカバーを外して、オペレーターを露出させた処です。右が本来の状態のオペレーター。左が回転軸が抜け落ちて、ポッカリ穴が明いた状態のオペレーター。軸が回るとその根元のギアが回転して、オペレーター・アームが動いていくという仕組みがよく分かりますよね。このサッシは、カナダのローウェン(Loewen)社のケースメントですが、ギアの周囲にゴミやホコリが付着していますし、金物のウィンドウ・ヒンジも錆びているのが分かります。回転軸が折れて窓が開閉出来なくなった原因は、多くがこのホコリなどによってギアがスムースに回らなくなったことと考えられます。また、建具(障子)の建て起こし(水平・垂直)が正常の状態でない為に、建具が傾いてうまく窓枠に収まらなくなることもよくあります。そうなると、多くの皆さんは無理にハンドルを回して、窓を開け閉めしようとしますから、クランクハンドルに接続した回転軸が折れてしまうという訳です。こういうトラブルは、ローウェンだけでなく、マーヴィンやペラ、アンダーセン、ハードといった全ての輸入サッシでも起こります。年末の大掃除をやっていらっしゃると思いますが、輸入サッシのこういう部分も掃除や錆取りをしてやって下さいね。そうすれば、100年だって輸入サッシはお使い頂けるようになるのですから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.23
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ミルガード(Milgard)社製の掃出しサッシのロックは、2つの鍵爪でガッチリ鍵を掛けるダブルラッチを採用しています。ですから、内側のロックレバーで鍵を解除しない限り、外側からは絶対にロックを外せないセキュリティの高い鍵が付いています。ロックセットも丈夫なものになっていますから、ロック本体が壊れることもあまりありません。ただ、1つだけ弱点があります。それが、このロックレバー。古いタイプのレバーは鋳物で出来ていて、これが結構折れるのです。普通に使っていればそれ程折れることはないのですが、鍵の掛かりが悪かったりして強い力でレバーを下げたりすると、このように折れてしまいます。輸入のサッシは、力を入れなくても操作が出来るのです。もし窓の開閉やロックする際に力を入れなければいけないという状態であれば、それは何らかの修理や調整が必要というサインなのですが、それを無視して無理に操作すると破損の原因になるのです。ただ、こうしたトラブルを避ける為に、メーカーでは新しいロックレバーの厚みを少し厚くして作るようになりました。ですから、古いレバーのように折れる危険性は少なくなったのですが、レバーが壊れなくても無理な力が加われば、他の部品が壊れる可能性が生じるものです。輸入住宅の調子がおかしいと感じたら、そのまま使わず出来るだけ専門家である私たちに相談して欲しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.22
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年末になると泥棒や空き巣が多くなってきます。何故なのかは分かりませんが、年末年始は誰でもお金が必要なんでしょうね。私たち ホームメイドでは、輸入住宅のセキュリティを高める為にいろいろな防犯商品を紹介していますが、今回はこの防犯カバー。鍵を掛ける為のロックセットの金物を破壊する為に掛かる時間を少しでも長引かせるという効果を狙った金属カバーです。手荒なまねをすれば、どんな玄関ドアをも壊して侵入する昨今の空き巣ですが、デッドボルトのラッチバーを隠すガードプレートやディンプルキー・シリンダーでほぼ全ての侵入を防げるように思います。ただ、それでも不安という方の為に、ドアに内蔵されたロックケースそのものを金属で覆ってしまおうという商品です。犯罪が多いアメリカですから、こんな商品もあるんですね。勿論、私たちはこうした商品も調達可能ですよ。では、年の瀬が迫ってきた状況ですが、どうぞ皆さんもおうちの防犯対策を見直してみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.21
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愛知県愛知郡の輸入住宅にお客様の掃出しサッシです。南側に面していた為か、強い雨風に曝され劣化の進行が早く進んだ感じのようです。元々サミット(Summit)というメーカーのサッシは、雨仕舞が弱く雨漏れや結露といった不具合が起こりやすいといった特徴がありました。そんなサッシですから、台風の強い雨が当たりやすい南や東側の場所にある窓は定期的な防水メンテナンスを怠るとどんどんダメになってしまうのです。恐らく、建具ドアのアルミ枠とアルミ枠とのつなぎ目やペアガラスとアルミ枠の接点といった部分から、雨や結露が侵入したと思います。そうした水分によって、アルミでカバーされていた木部が徐々に腐ってしまい、中からボロボロになったという状況でしょう。輸入のペアガラスは強化ガラスで出来ていますから、相当の重量があります。その重さに腐った木枠が耐えられず、ガラスが下に下がってきて屋外側のアルミ枠を外へ押し出した格好です。こうなってしまったら、一旦FIX側のドアを外して木枠を新しいものに交換した上で、アルミ枠を元に戻すという方法か、サッシ自体を新しいものと入れ替えるかしか方法はありません。ただ、サミットというサッシは、構造的に雨や結露に弱いという欠点がありますから、出来ればサッシ全体を交換した方がいいように思います。恐らく今回は予算がないということで、木枠部分を交換補修することとなりますが、将来的には根本的な交換修理が必要となるはずです。何れにしても、このまま放置すれば、ペアガラスがサッシから脱落することは時間のもんだいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.20
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網戸のスクリーンを交換することは多いと思いますが、皆さん取っ手(把手)はどうしていますか。写真は、ローウェン社製の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の網戸に取り付けられたロック機能付きの取っ手です。部材は、丈夫な固い樹脂で出来ていますから長持ちではありますが、20年もすると太陽の紫外線や風雨によって劣化してきます。写真の取っ手も、取付けビスの処に割れが入っているのが分かります。防犯性という点では、網戸のロックは然程の意味はないかも知れませんが、ドアを開けっ放しにして空気を入れ替えるような時には、鍵が掛かるだけで少し安心ですよね。グラスファイバー製の輸入スクリーンを交換する際は、こうした取っ手や開閉のローラー(滑車)、網押さえのゴムも点検したいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.19
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キャラドン(Caradon、CWD)の輸入シングルハング・サッシに使われていたチルトラッチが劣化したので、交換したいという相談を頂きました。チルトラッチというのは、可動する下窓建具(ボトムサッシュ)を窓枠レールに固定しておく為の部品で、爪の部分を動かすと下窓が室内側に外れて倒れ込むという仕組みです。下窓が倒れ込むとガラスの外側の掃除がしやすいということもありますが、窓のメンテナンスの為に下窓を外す際にこうする必要があるからなんです。チルトラッチは、通常プラスチックで出来ていますから、紫外線などによって樹脂がボロボロになってくるので、15年くらいしたら交換した方がいいかも知れません。もし劣化して爪が外れるようなことになると、下窓が勝手に倒れ込んできてしまいますからね。ただ、このパーツもメーカーによっていろいろ種類があるのです。ご自身の窓に合ったチルトラッチを探すには、やはり私たちのような輸入資材の専門家に相談頂くことをお勧めします。でないと、間違った部材を調達して、再度手配をしなければいけなくなるかも知れませんから。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.18
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先日、岐阜県大垣市の輸入住宅で交換してきた古いヒンジ(蝶番)。ローウェン(Loewen)のフレンチドアには3セット付いているのですが、そのうちの1セットがご覧のように壊れていました。ローウェンのヒンジは、ドアの高さや左右の位置を調整する機能が付いた高性能な部品となっていますが、こうなってしまうとその調整機能がうまく使えなくなります。ですから、重いドアがどんどんロックラッチ側へ寄っていってしまい、ドアとドア枠とがぶつかって開閉が出来ない状態となっていました。ですから、ここ何年もこのドアを開けていなかったそうです。今回、これらに代わる新しい調整蝶番を手配して、古いものと交換すると共にドアの建て起こしも調整してきました。それにしてもローウェンのフレンチドアは重いですねぇ。一人で調整作業をしようとしましたが、途中でお客様にお手伝いを頂きました。強化ガラスのペアということで、これだけ重いとヒンジに掛かる負担も相当大きなものでしょうね。ですから、長年の使用でヒンジが破損するのも無理はありません。新しいヒンジは少しサイズも変わり、改良されたものとなっているように思いますから、また長くお使い頂けるものと思います。<関連記事>: ローウェンのドアヒンジは、高いんですよ (2018年11月13日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.17
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一昔前の輸入住宅では、ゴールドの水栓金具が好まれていました。今でも輸入住宅好きのお客様では、金色のご注文が多いのですが、北米ではゴールドはクラシックなイメージで製品の数も限られています。日本の国産水栓ではシルバー色のクロームが一般的ですが、当たり障りがないという点で面白みに欠けているかも知れません。そこで私たちが新しく見つけた輸入水栓が、こちら。アンティークな濃いブロンズ色をしていて、ところどころ銅色の部分がアクセントとして入っています。勿論、この製品は新品の水栓金具ですから、耐久性は充分です。こちらは、デルタ(Delta)製のものですが、いろいろなメーカーでも出していますから、様々なデザインから選ぶことも可能です。白いキッチンや洗面に手の込んだアンティーク・ブロンズの水栓金具。きっと、シンプル・モダン系のおうちにもピッタリではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.16
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ハンドルをクルクル回すと横に開いていくケースメント・サッシ。輸入住宅ではお馴染みの窓タイプと言えますが、時々お客様からクランクハンドルがサッシから外れて、サッシが開けられなくなったという相談を頂きます。今日は、そんなお客様のおうちの修理に、岐阜県の大垣まで伺ってきました。写真は、その時交換してきたローウェン(Loewen)社製ケースメント・サッシの古いオペレーター部品。手前側が正常な状態のオペレーターで、奥側が回転軸が折れてオペレーターから抜けてしまった様子です。実は、相談頂くお客様の多くは、クランクハンドルにこの回転軸がくっついた状態で、オペレーターからハンドルが外れたと連絡を頂きます。つまり、本来オペレーターの一部である回転軸は、クランクハンドルに小さなビスで固定された状態で根元から折れているので、お客様は回転軸がハンドルの一部分だと勘違いしているのです。ですから、私がお客様の話を安易に鵜呑みにすると、ハンドルだけを調達して、肝心のオペレーターを手配することはしないでしょうから、不具合は全く直らないということになります。そういうケアレスミスをなくす為に、私はサッシの内外の写真と共にオペレーターや破損した部位の写真もお送り頂くようにお願いします。輸入住宅にお住まいの皆さんは、どうぞ私の書いた記事を熟読して、適切におうちをメンテナンスする為の知識をお持ち下さい。そうすれば、私とのやりとりも的確でスムースなものとなりますから、私たちが正確に修理しておうちを元の状態に戻して差し上げられます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.15
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昨日、ハード(Hurd、現Sierra Pacific Windows)の掃出しサッシのペアガラスの不具合について記事に書かせて頂きましたが、同じおうちでもう1つ不具合があります。それが、このケースメント・サッシ。ご覧のように、ガラスの右半分が大きく曇っています。ペアガラス内の曇りが偏っているということは、恐らく建具(障子)の右下あたりに雨などが入り込む隙間が空いていると思われます。水滴くらいで曇る程度であれば、多少我慢も出来ますが、結露に汚れが付着し出すと外の様子が見づらくなるばかりか、気持ちも少しネガティブになりますね。また、ペアガラスへの水の侵入があるということは、木製建具のフレーム自体も内部から徐々に腐りが始まっているかも知れません。こういう時は中から腐りますから、黒く目に見えるくらいになっているとその時点でアウト。建具自体の交換が必要となります。そうならない為にも、10年程度でサッシの外側の防水メンテナンスを行っておくと安心ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.14
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静岡県伊東市のお客様からハード(Hurd)社製の掃出しサッシの建具(ドア)交換のご依頼を頂きました。室内側が木で出来たアルミクラッドの重厚な掃出しサッシなんですが、ペアの強化ガラスの中に水分や湿気が入り込んで、中で内部結露を起しています。こうした結露は、ペアガラスの中を曇らせるだけでなく、緑色の藻のようなものが出てきたり、ガラスの周囲の金属やゴムのスペーサー部分を劣化させたり錆びさせたりしてしまいます。これを放置しておくと、一体となったペアガラスの接着が緩くなってガラスが動いて固定出来なくなるという恐れが生じますから、最悪サッシからガラスが脱落することにもなりかねません。この不具合は、屋外のアルミ枠とガラスとの間に入れられていた防水コーキングやパッキン材が劣化して、そこに出来た隙間から雨や湿気がサッシ内部に侵入したことで起こります。一旦内部結露をしてしまうと、ペアガラスの中から水分を外に出すということは出来ませんから、ハードの場合建具(ドア)ごとの交換が必要です。輸入樹脂サッシなどは、ガラスのみの交換が可能なものもありますが、アルミクラッド・サッシの多くは建具を交換しなければ直せません。今回は伊豆半島までの出張修理となりますが、新しい建具はちゃんとガラスの防水処理やパラペイントのティンバーケアで木部の防水塗装を行った上で取付けに伺います。メーカーから出荷されたものをそのまま取付けるだけなら簡単ですが、そこにひと手間加えて不具合のリスクを減らすのがホームメイドの仕事です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.13
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九州のお客様からカナダ キャラドン(CWD)社のシングルハング樹脂サッシのメンテナンスについて相談を頂きました。写真は、ボトムサッシュ(下窓の建具)を外して、バランサーの接続部分を露出させた状態です。建具の下に付いているはずのピボットバーが、ピボットシューの穴に差さったまま抜けなくなったようです。ピボットシューの上に付いている金属の棒のパーツが、バランサー。以前にもご紹介したことがありますが、螺旋状の金属部品がこのバランサーに内蔵されていて、それが回転しながら上下することで窓を開閉するという仕組みのサッシです。このバランサーをスパイラル・バランサーと呼ぶのですが、国内の輸入サッシでもあまり見掛けない珍しいタイプです。今回は、恐らくスパイラル・バランサーだけでなく、ピボットバーやピボットシューも交換しなければならないでしょうから、専用の工具や取外しの技術と経験が必要です。ですから、お客様からのご依頼があれば、私たちが九州まで出張して交換する以外ないかも知れません。体一つで行けるなら新幹線で往復すればいいのですが、資材や道具も持っていかなければなりませんから、車で出張することとならざるを得ません。やっぱり、九州出張ともなると、帰ってくるまで4日は掛かるでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.12
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愛知県豊田市で外装の塗り直しをさせて頂いていた輸入住宅の施工が完了しました。少しパープルがかった鮮やかなピンクがお好みということで、ピュアアクリルの塗料 パラペイントで塗り替えを行いました。元々は、スタッコフレックスという外装材で外壁が塗られていたのですが、ご覧の通り築11年で色落ちと汚れであまりいい状態ではありませんでした。スタッコフレックスは、20~30年の耐久性があるという宣伝文句で売っていますが、色の変化(退色)を抑えることは出来ないようです。今回は、カナダのピュアアクリルの塗料、パラペイントを使って塗り直しを行ったのですが、耐久性は折り紙付き。ただ、紫外線等による色落ちは、差があるにしろどうしても起こり得るもの。これをどうにかするなどということは、いくらパラペイントでも出来ないのです。あとは、出来るだけ退色しにくい色を選ぶということしかありませんが、比較的青い色は退色しやすい感じがします。ただ、だからと言って、好みでない色でおうちを塗るというのも楽しくはありません。太陽や風雨に曝される外装では、何十年もそのままの状態を維持出来るような塗料や外装材は存在しないのです。家のメンテナンスの為に計画的な貯蓄を行うことを忘れずに、定期的に塗装を行って常に美しい状態を維持することが大切です。また、塗り直しで足場を組む場合は、窓のペアガラスの周囲に防水処理を行うことを忘れずに行いましょう。これが窓の曇り(内部結露)を防ぐ最良の手段です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.11
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先日現地調査にお伺いした輸入住宅に、カナダの窓メーカーの技術を導入して国内生産した菊竹産業製のシュエット・サッシ(Chouette)が施工されていました。そこの掃出しサッシのハンドル不具合について相談を頂いたのですが、そのロック金物をご覧下さい。ドア側が少し凹んでいて、そこの中に鍵爪のロックラッチが内蔵されています。ここにドア枠側の受け金物が入り込んで、ロックラッチの爪がガッチリ掛かる仕組みです。つまり、ロックラッチは中からも外からも全く見えない状態でロックされますから、この部分を破壊して泥棒が侵入することは不可能と言えます。また、彫り込まれた部分にあるロックラッチは、上下2ヶ所。ただでさえモーティスロックは防犯性が高いのですが、これだけロックが強固だと、空き巣だろうが泥棒だろうが、ここを破壊するなど全く手が出ないはずです。輸入の掃出しサッシは、ペアの強化ガラスで出来ていますから、ガラスを割って侵入するのも躊躇するかも知れません。(当然、台風の風くらいでは割れません)ただ、人の目や破壊音など気にしない荒っぽい手口の犯罪者もいますから、絶対安全とは思わないで下さいね。それにしても、北米のサッシは国産に比べて防犯性は比較的高いですから、是非採用してみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.10
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埼玉のお客様からローウェン(Loewen)のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のロックが壊れたという相談を頂きました。写真を見てみると、鍵爪(ラッチ)が出る穴の奥に小さなバネが飛び出してきています。このバネが鍵爪を出し入れするのに使われていますから、バネが破損してしまうと、ちゃんとアクションしなくなってしまいます。こういう場合、バネだけを交換すれば直るように思われがちですが、鍵爪が内蔵されたロックケースは分解することが出来ない構造になっています。簡単に分解出来れば、もしかしたら泥棒が壊してロックを外してしまうなんてことが出来るとも限りませんからね。ですから、バネが飛んだ時は、ロックケースごとの交換となります。ただ、いつも書かせて頂くようにこうしたロック金物の多くは、部品メーカーが製造している汎用パーツですから、比較的簡単にアメリカから交換部品を手に入れることが可能です。年末年始に掛けて、買い物や旅行でお出掛けする機会が多くなります。鍵が壊れた状態では空き巣など心配なこともあるでしょうから、早めに部品を交換しておくことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.09
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12月となると、日本でもそろそろクリスマスの飾り付けが街を賑わす状況となっていますね。当然、本場のアメリカやカナダでも家々にイルミネーションが飾られ、冬の町を明るくしています。やっぱり、輸入住宅にはクリスマス・シーズンが合いますよね。ただ、私たちのように輸入資材を使って家を造ったり、メンテナンスしたりしている人間にとっては、好ましいシーズンとは言えないこともあるのです。それは、北米に住む彼らにとってこの時期はクリスマス休暇と呼ばれるお休みシーズンに突入するからなんです。12月10日前後から年明けまでは、輸入資材の工場の従業員や資材を取り扱う流通業者の人間も家族団らんを過ごす為の準備で仕事に手が付かなかったり、休暇を取ってしまったりするのです。ですから、調達先の担当者が不在であったり、工場がストップ状態になってしまいますから、注文がそのままにされたり、納期が1ヶ月程度長くなるというのは当たり前なんですね。当然、年末に近づけば港湾作業もストップしますから、商品があっても船積みや通関が出来ないという状況にもなります。日本人も随分変わってきましたから、昔のようにあくせく働く会社人間も少なくなってきているでしょうが、彼らはそれが普通なんです。この時期に注文を頂く皆さんや年末年始にアメリカから商品が出荷される予定の皆さんは、しばし予定が遅くなることがありますので、ご容赦下さいね。因みに、私たち ホームメイドは、12月30日(日)~翌1月5日(土)まで冬期休暇を頂きますので、宜敷くお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、早めにお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.08
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一昨日三重県四日市市の輸入住宅で、ペラ ウィンドウ(Pella)の建具(障子)交換メンテナンス工事を行いました。先日ブログ記事で、6枚の建具の木部塗装や防水処理を行ったということを書きましたが、その建具がこれです。幅は75cm、高さは1.6mもある建具ですから、ほぼ掃出しサッシのドアを交換しているような大きさです。今回建具の木部が腐食したということで交換することになったのですが、建具の傾きや歪み、窓全体の防水性・気密性も調整する為にウィンドウ ヒンジや開閉オペレーター等の交換やウェザーストリップの交換も行いました。写真は長いウェザーストリップを手に取って、窓枠に取り付けようとしている様子です。建具が正しく窓枠に入り込まないと、変に隙間が生じますから建具の傾きをヒンジの取付け位置で調整します。また、窓を開閉する為のオペレーターは、長年の使用でギアが摩耗してきますので、そういった金物も定期的に交換してやると問題が起きにくくなるのです。そして、ウェザーストリップは、縮んだり破れたりして気密や防水性能が発揮されなくなりますから、これも同時に交換します。サッシの復旧時にこうした定期メンテナンスを行うことで、以前よりも増して使いやすくスムースになること請け合いです。それから、今回交換させて頂いた高さが1.6mもあるような大きな建具は、ペアの強化ガラスになっています。一定の大きさ以上の窓ガラスでは、通常のガラスでなく強化ガラスを使うことが北米において義務付けられているのです。防犯上もさることながら、台風の風でもビクともしませんから安心してお使い頂けますね。ただ、その分重いですが・・・(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.07
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以前にも輸入サッシの網戸用スクリーンについていくつか記事を書かせて頂きました。犬や猫が引っ掻いても破れにくいペット向けスクリーン、高強度タイプのアルミ製金属スクリーン、蚊やノミなどの小さな害虫も入れない極小網目のスクリーンなど様々なものが売られています。輸入スクリーンの殆どは、グラスファイバー製の糸を使用しています。ですから、国産のスクリーンに比べて破れにくく、水洗いしても型くずれすることもありません。また、アルミやグラスファイバー製の網は、火であぶっても穴が明いたり燃えたりすることもないので、誤って煙草の火で触ってしまっても大丈夫です。網目の細かさですが、1インチ(25.4mm)角の中で縦14本、横17本の糸が張られたものであれば、糸の幅は最小で1.5mm程度となります。これなら、小さな虫は部屋に入ってこられませんし、外の景色もちゃんと見ることが可能です。そうそう、スクリーンの色をグレーにすれば、更に網目は気にならなくなりますよ。そして、グラスファイバーのものは、国産の網同様カッターナイフで簡単に切ることが出来ますから、DIYで自分で交換することも可能です。輸入サッシだけでなく、国産サッシをお使いの皆さんも、是非輸入のスクリーンを採用しては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.06
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こちらは、カナダ キャラドン(Caradon、CWD)社製の片引きサッシの建具(障子)です。日本の窓は、両方の建具が可動する引き違いサッシが殆どですが、西欧では片方だけが開閉出来るグライダー(スライダー)と呼ばれるサッシが主流です。日本人もそうなんですが、両方開けられたとしても、そのうちどちらか一方しか開閉しないというのが習慣となっています。ですから、片方がハメ殺し(FIX)の方が、防犯上も理屈の上でも合っているのです。さて、そんなグライダーですが、建具の下には窓枠のレールを走る為の戸車ローラーが付いています。いつも開けたり閉めたりしていると、回転ローラーもそのうち調子が悪くなります。ローラー自体が減ってしまったり、楕円に変形してしまったり、戸車の軸に汚れやゴミが付着して、うまく回らなくなってしまったりするからです。キャラドンというメーカーは既にありませんから、私たちが部品メーカーを当たってそこから部品を調達することとなります。お陰様で、今回も部品を無事調達することが出来そうです。探せば何でも見つかるというのが、ホームメイドのいいところ???輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.04
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大きな木製の建具が並んでいますが、これらは全てペラ ウィンドウ(Pella)のアルミクラッド・サッシです。木部が腐って交換が必要になった窓を新しいものにする為に調達した6枚の建具(障子)。事務所になっている部屋用は、明るいナチュラル・クリアのパラペイント ティンバーケアで木部を塗装、くつろぎが必要な自宅の部屋用は落ち着いたブラウン色を着色した上で同じティンバーケアを塗りました。ティンバーケアは、木の呼吸を阻害しないピュアアクリルの塗料です。また、ウッドデッキのような屋外の木部を防水するという用途に適していますから、雨や湿気に強く2度塗りすれば5年程度塗り直す必要はありません。ですから、輸入の木製サッシを塗装するのには、最適な塗料なんです。国内で手に入る塗料には、防水性や耐久性、通気性、耐紫外線性能という機能を高い次元で実現しているものは少ないのが実情です。ティンバーケアは水性ですから、こうして塗装をしている時も臭いや危険性はありません。サッシの木部を塗装した後に、屋外側のペアガラスを防水処理したら出荷準備完了です。手間暇掛ければ、それだけ長持ちするのが自然素材のいい所。私たちは、そういう輸入住宅を造っていきたいと思っています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.03
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先日大阪でアイエムエス・カナダ製ボレアル・サッシのコイルバランサーの交換を行ってきたという記事を書かせて頂きました。今回は、同じコイルバランサーでも菊竹産業製シュエット・サッシに使われているバランサーの交換のご依頼を頂きました。それは、愛知県岡崎市にある輸入住宅の浴室サッシなんですが、写真のようにバランサー・コイルが千切れてハウジングから外れてしまいました。本来は、ハウジングと呼ばれる樹脂製の箱の中に巻かれているゼンマイ式のバネなんですが、浴室の水分や湿気によって弱くなってしまったということも考えられます。バランサー・コイルはステンレス製ですから、水分で劣化するということは起こらないはずですが、少しでも成分が異なる金属が混じっていれば、それが亀裂を生じさせたということは十分あり得ます。何れにしても、またフレームを広げる特殊な道具を使って、窓のフレーム内に入っているバランサーを引っ張り出して交換しなければなりません。サッシ・フレームを傷付けないで元通りに戻すのは、この方法かヒートガンで塩ビ・フレームを曲げるしかありませんから、特殊工具はこの作業の要とも言えます。Chouetteのサッシのメンテナンスで長く困っていらっしゃる皆さん、バランサーを交換すれば新築時のように開閉が可能となりますから、諦めないで相談して下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.02
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輸入の木製玄関ドアの塗り直し及び調整メンテナンスを行いました。南向きの木製ドアでしたから、太陽の紫外線や風雨に曝され、傷みも相当ひどいものでした。ただ、元々白いエレガントなドアでしたので、ヒビや隙間が空いてしまったところにはパテやコーキング剤を入れて、下地を直してから丁寧に塗装をさせて頂きました。普通の塗装屋さんでしたらここで終了なんでしょうが、私たちホームメイドはもうひと手間掛けさせて頂きます。それが、このステンドグラスの防水処理。ドアの木部とステンドグラスとの間には、コーキング剤やシール材が入れてあって、雨や湿気が隙間から侵入しないようにしてあるのですが、10年以上時間が経っているとそれも痩せたり劣化したりしてきます。通常外部に使うステンドグラスは、ステンドグラスの両面に強化ガラスを用いて3重ガラスにしています。そこに先程の隙間から雨や湿気が入り込むと、気密が高いが故にそれが抜けていかない構造になっています。つまり、一旦湿気や水分が入ってしまった玄関ドアのステンドグラスは、曇ったら最後交換するしか手立てがありません。それは、窓のペアガラスと同じです。そういうことにならない為にも、ガラスの周囲は丁寧にマスキングをして防水処理を行ってやる必要があるのです。勿論、そんな余分な気遣いをすれば、塗り直しの費用も多く掛かります。他社よりも安く見積をするなら、そんなことまでやれなくなります。私たちは、決して安い見積をお出しして勝負しようとは考えていません。それよりも、手間・暇が掛かる余分な仕事をどのくらいやれるかを大切にしています。ですから、相見積で価格競争をさせるような仕事の依頼は、ご勘弁頂くようにお願いしているのです。最後は、こうしたブログ記事をご覧頂いて、過去の施工でご判断頂くしか方法はないかも知れませんね。多分、それが信用というものなんだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018.12.01
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