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アルメトコ(Almetco)の掃出しサッシに付いているハンドルロックを交換したいというご依頼を頂き、今回その交換パーツが入荷しました。既に既存のハンドルは廃番となっているらしく、全く同じデザインのものは存在しないようですが、取り付け位置やロック金物の形状が同じタイプのものを見付けました。お客様に新しいハンドルの寸法等を確認して頂き、取付けに問題がないかを見てもらいました。その後お客様からOKの返事を頂きましたので、取り寄せを行ったのがこの写真のハンドルセット。少しデザインが異なりますが、あまり雰囲気を変えることなく、ハンドルの位置やロックの機能を適切に確保出来ていると思います。モデルチェンジが多く、寸法もコロコロ変わる国産サッシに比べ、輸入サッシは代替可能な部材が多く使われています。ですから、今回のような10年以上前に施工された掃出しサッシでも、交換部品を入手することは不可能ではありません。全く同じか、それに準ずる部品・部材を探すのは、少々手間が掛かり面倒な作業ではありますが、私たちがそういうことをやらなければ輸入住宅の文化を支えていくことは出来ません。勿論、今回のようにうまくいかないケースもあるのですが、チャレンジこそ仕事に於いては大切なことではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.30
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昨年の年末にローウェン(Loewen)のサッシをチェックする為に伺った三重県鈴鹿市の輸入住宅。その時の写真がこちらですが、窓枠には雨染みがあるものの、建具(障子)自体は多少の木腐れや黒ずみだけという状態でした。お客様やご依頼を頂いた施工会社の方には、このままだと木が腐って近い将来建具の交換が必要となるから、12月に足場を架けて外壁の塗り替えをする時には窓の外側の防水処理をして下さいとご案内しました。そして、それから5ヶ月後の昨日、ケースメント・サッシのオペレーターの交換や掃出しサッシの網戸の修理を行う為に再度現場へ伺いました。そして、作業を開始しようと窓を開けた瞬間、建具の下枠がボロボロと崩れて、破片が1階へと落ちていきました。いや~、これはオペレーターどころの騒ぎではないと思い、お客様や担当者の方をお呼びして、以前はこんな状態ではなかったのですが、こうなってしまったら建具を新しいものに交換する以外直す方法はありませんと申し上げました。私は先回の調査の際にももし窓の防水処理をやる技術やノウハウがなければ、出張費は掛かりますが私たち施工することも出来ますよという話をしてありました。そういう私の忠告をきっと軽く思っていらしたのでしょうね。こういう状況で、何故そうしなかったのかと問い質すようなことは致しませんでしたが、年末に私が話したことを今回十分理解して頂けたように思います。アルミとガラスとの隙間から侵入した雨水は、木枠の中からじわじわ木を腐らせますから、それが木の表面に見えるようになった時には木枠の中は空洞化してしまい、金物類を留めたビスも浮いてきて固定出来ない状態になっています。半年でここまでになってしまったということは、ある程度不具合が進んでいたとは思いますが、防水工事さえしてあれば、窓自体が外れそうになる程ひどいことにはならなかったかも知れません。アルミクラッド等の輸入木製サッシをお使いの皆さんは、まだ大丈夫と根拠のない過信をせずに、どうぞ早めにプロへ修理を依頼して下さい。でないと、余分な費用がたくさん必要となりますから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.29
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輸入住宅に使われている輸入サッシの網戸は、グラスファイバーで出来ているスクリーンが使われていますから、その寿命は15年程度と長く持ちます。でも、何れ交換するタイミングが来ますから、いつも状況を確認しておくようにしたいものです。網の交換をする際は、輸入のグラスファイバー製スクリーンの他にその網を網戸フレームに固定する為の網押さえのゴムや、それを装着する為のローラー工具やカッターナイフ、マイナスドライバーや先の尖ったキリなども必要です。多くのものは、ホームセンターや金物屋さんなどで手に入るのですが、網戸によっては新しい網押さえのゴムがフレームにフィットしないことがあります。通常、ホームセンターで売られているゴムは、中心が空洞になったものが並んでいますが、その直径は3.5mm、4.5mm、5.5mm一般的。輸入網戸で多く使うのは3.5mmなんですが、これだとフレームに明いている溝が大きくて網を十分押えられないように感じる場合があります。そういう場合、その上の太さの4.5mmを使うことになりますが、これだと逆に溝が細すぎてなかなかうまく入らないなんてことも・・・。やっぱり、国産の網押さえと輸入のものは若干違うということですね。そこで登場するのが、芯に空洞がなくウレタンが詰まった輸入のゴム。その直径は、約4mmということで、3.5mmと4.5mmの中間の太さになっています。これを使うと輸入網戸にスクリーンがしっかり食い込んで、外れる心配がありません。ちょっとしたことですが、網戸の施工にはこうした気遣いが大切なんですねぇ。網押さえや取っ手も劣化する消耗品ですから、出来れば網と一緒に交換しましょう。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.27
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雨が降ったせいか、昨日うちの庭のサツキが開花しました。爽やかで美しいお花ですが、この花とは関係なく毎年あることを思い出してしまいます。そう、それがシロアリの活動(繁殖期)です。毎年書かせて頂きますが、サツキが開花する時期にシロアリはコロニー(巣)を広げる為に無数の羽根アリがコロニーから飛び立っていきます。ですから、この時期はシロアリのコロニーを確認する絶好のチャンスでもあります。その数は数千という膨大な量ですから、羽根アリを一匹や二匹見付けたと言って大騒ぎする必要はありません。数匹程度であれば、たまたま離れた場所からやってきた羽根アリであって、家の周囲に巣があると考える必要はないからです。勿論、注意するに越したことはありませんから、家の基礎の周りや庭の朽ち木などにシロアリがいないか見て回るくらいやってみる価値はあります。ただ、建物への侵入を試みているという気配がない場合、たとえそれが庭にあったとしても無暗に駆除する必要はありません。逆に、シロアリは土壌改良の一翼を担っている生物ですから、生態系の維持の為にうまく活用することが望まれます。(まあ、それでも無数の羽根アリが庭を飛ぶのは気持ちのいいものではないでしょうから、巣を見付けたらその上に細かな網などを被せておくくらいのことはやるといいように思います)何れにしても、基礎などの周辺から建物へシロアリが侵入してきているという場合は、局所的にそれを駆除する必要がありますから、シロアリや建築のプロに相談するようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.26
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先日、半円窓(ハーフ・サークル・ウィンドウ)のペアガラスを交換したという記事を書かせて頂きました。そのペアガラスを交換する前に、ガラス押えの木製ビードを外した様子がこちらです。木製ビードも半分腐っていましたが、その下にある木の窓枠自体も全体的に雨水が入って損傷しているのが分かります。私たちが修理をする前に、既にコーキングを使って補修した跡がありましたが、それが十分でなかったのか、屋外側のアルミ枠のカバーとペアガラスとの間に出来た隙間から雨が侵入して、それがガラスの下に溜まって徐々に窓枠を腐らせたという感じですね。そうした水分が蒸発して上にあったペアガラス内に入り込んで、内部結露を起し、ガラスの中を曇らせたという訳です。損傷した窓枠は、半円窓の下にあったダブルハングの窓枠とも兼用していましたから、窓枠を新しいものに交換しないとちゃんとした修理は出来ません。ですから、大工さんに木材を加工してもらい、窓枠とガラス押えを作ってもらいました。うちの大工さん曰く、「ここは、匠の技が必要」だったそうな。ガラスを交換して表面的に直すというだけでなく、下地から修理した上で外側の窓周囲も防水処理をしましたから、これで将来雨漏れするリスクは相当減ったように思います。見えない下地に不具合がある場合、それが顕在化した時には相当酷い状態になっているはずですから、木製サッシは常にチェックしておきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.25
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お客様からよく問い合わせを頂く輸入サッシ用のウェザーストリップ。サッシの気密や防水性・防風性を上げる為の消耗部材ですが、自動車のドアの周囲にも気密パッキン材として付いていますよね。今回ご相談頂いたものは写真右のものですが、少し古くなって潰れた形状になっているので分かりづらいかも知れませんが、芯材が入ったウレタンフォームの表面を塩化ビニールで覆ったような形をしています。芯材の部分を窓枠や建具に付けられた溝に差し込んで固定させるというタイプのもので、厚みや柔軟性があるので隙間が空きにくい特徴があります。こちらのものは、ミルガード(Milgard)のサッシに使われているということですが、同じミルガードでもサッシのタイプによって違うものが使われていますから、ご自宅の窓に付いているものを確認してから、何を調達すべきかを見極める必要があります。こうしたウェザーストリップは、どの輸入サッシにも使われていますし、デザインも様々です。勿論、違うサッシメーカーの窓でも同じ部材が使われていることだってあるのです。ウェザーストリップは柔軟性を確保する為に塩ビやウレタンが使われていることが多いですから、10~15年が耐用年数と考える必要があります。家の気密や防水性を保つ為には必修のパーツですから、まあいいかと放置しないで、こまめにチェックして都度交換するようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.24
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5月1日(水)~5日(日)の間、手づくり輸入住宅のホームメイドは休業日となります。ゴールデンウイーク前に建築のご相談や各種お問い合わせを希望される方は、お早めに!お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ。(お休みの期間中は留守電になりますので、上記ご相談・お問い合わせリンクよりご連絡下さい。業務再開後にお返事させて頂きます。)
2019.04.23
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輸入住宅ブームの際に、お値打ちな割に性能がいいということで多くのおうちに採用されたインシュレート(Insulate)社の輸入サッシ。今回、東京都八王子市のお客様から、どこの建築屋さんやサッシ屋さんに頼んでも修理を請け負ってくれないということで、私たち ホームメイドにご依頼を頂きました。お客様では建具を外したり、ガラスのサイズを測ったりすることが難しいとのことで、私が現地に調査へ伺うことになりました。2階にあるこの窓のペアガラスは外側のガラスが割れていて、一部三角形に割れた部分だけが外れてなくなっていました。この状態ではいち他のガラスも外れて、1階の庭に落ちるとも限りませんから危険な状況です。そこで今回私たちは粘着フィルムに少し柄が入ったものを名古屋から持って行って、ガラスのサイズを計測した際に外側のガラス全体に張ってきました。こうしておけば、下に誰かがいても危なくないですし、新しいガラスを調達するまでの目隠しにもなります。勿論、窓を開け閉めしても、これ以上ガラスが外れて脱落することもありません。ちょっとした気遣いですが、修理メンテナンスの際にはこうした仕事が大切だと思います。名古屋からは遠い場所での施工でしたが、私たちにしか出来ない仕事ですから、どこでも頑張って伺いますよぉ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.23
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昨日、アンダーセン(Andersen)社のパティオドアの交換をしたという記事を書かせて頂きましたが、取付け作業をする前に行った防水処理の様子をお見せします。事務所前の駐車スペースに並べられた幅80cm 高さ2mのドア4枚。ドアを並べただけで、駐車スペースの半分は埋まってしまいました。ドアが傷付かないように大きな段ボールのシートを敷いて、そこに寝かせたのですが、本当に重くて大きな輸入ドアです。まあ、強化ガラスのペアですから、そりゃ重いはずです。さて、肝心の防水処理ですが、建具(障子)の枠とガラスとが接する部分にマスキングテープを張っているのが分かりますか。そして、建具枠と建具枠とのつなぎ目部分にも紫色のテーピングを張ってあります。マスキングテープも安いものだとコーキングなどの防水剤や塗料がテープの下に入り込んでしまい、きれいに仕上げることが出来ません。また、テープを張っただけだと接着が弱いですから、後からちゃんと指で押さえてあげないといけません。勿論、防水剤がしっかり載るように適度な隙間を明けなければいけないのですが、あまり幅広にすると見た目が悪くなりますから、張り方も気を遣うところです。こうした前準備に時間を掛けないと、せっかくの防水処理はうまく施工することが出来ません。また、防水処理剤も屋外でも使えるタイプで、尚且つ防カビ性能があるものでないと雨風に長く耐えられないですから、やはり安ものは使えません。もうした手間・暇を掛けた仕事は、施工が完了してしまえば、どこをどうしたか全く分からないくらいになってしまいますが、必ず性能や将来のトラブルに対して効いてくるはずですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.20
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昨日、アンダーセン(Andersen)社の4枚引き分けドア(掃出しサッシ)の交換修理を行いました。両サイドの2枚がハメ殺しになっていて、中央の2枚のドアがそれぞれ左右に開けられるというタイプで、3.5m以上の開口幅となりますから、建物のドア開口に対する荷重は相当なものです。ですから、開口の中央付近ではドア枠が下がってしまい、十分な高さが取れなくなっていて、ドアが開けにくい・閉めにくいという状態でした。また、去年風が強かった台風によって、外装の白い化粧パネルが剥がれてしまい、建具(障子)の木がむき出しになってしまいました。恐らく、化粧板のつなぎ目といった場所から雨が侵入して、長い時間を掛けて接着剤を劣化させたのが原因ではないかと思います。今回、これらの4枚の大きなドアを新しく調達し、内装の木の防水塗装やガラスの周囲を含めた外装の防水処理た上で、取付け工事を行いました。メーカーではドアの高さを変えて出荷してくれるなんてことはしてくれませんから、現場でドア枠の高さに合わせてドアの上端をカットして高さを調整して取付けしましたが、ドアの重さが60㎏以上あったので結構大変な作業となりました。でも、苦労の甲斐があって、ドアはスムースに動くようになりましたし、ご覧のように美しい白いパティオドアの姿が蘇りました。最後にドア枠の歪みによって生じた隙間をコーキング剤等で埋めて、雨が隙間から入らないようにして完了しました。他にも鍵の調整などいろいろ工夫をしながら施工をしましたが、ここでは書き切れませんので、ご了承下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.19
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3月の終わり頃から、輸入サッシの網戸に関するご依頼がどんどん増えています。網戸の網の張り替えや取っ手(持ち手)の交換も一度に十枚単位でお願いされることも多いですから、会社の倉庫は張り替えを待つ網戸で一杯。また、網戸を窓から落としてしまったり、変形させてしまったりしたお客様や、樹脂製のコーナー材が劣化してフレームが外れてしまったという方もいらっしゃいます。輸入サッシの網戸は、フレームの大きさや形状がいろいろあります。ですから、新しい網戸を作ると言っても、その前にどんなフレームが使われているか、どんな取っ手や固定金具が使われているかといったことを事前にチェックして、海外へ発注しなければなりません。ですから、日本のサッシ屋さんに輸入の網戸の張り替えや製作をお願いしても、出来ませんと断られることがしばしばです。皆さんのおうちも梅雨の時期になる前に、網戸のメンテナンスをしてみては如何でしょうか。勿論、ご自身で出来るという方は、必要な部材のみを調達して差し上げることも可能ですし、道具や技術がないという方なら最初からこちらで全部製作することも出来ますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.18
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昨日、サミットのサッシにシエラ・パシフィックの建具を入れたという記事を書いた輸入住宅ですが、その窓の上にある半円窓(ハーフ・サークル・ウィンドウ)のペアガラスも交換しました。このサッシのぺアガラスは、熱割れしたのか、外側のガラスに亀裂があり、ガラス内に雨水が入り込んで結露を起こす状態でした。また、周囲のアルミ枠とガラスとの間に隙間があったのか、そこから雨が侵入しサッシの木枠を腐らせるというトラブルがありました。以前にも雨漏れがあったようで、外側のガラスの周囲にはコーキングが施工されていましたが、十分でなかったか、コーキングが痩せてきたのか、雨の侵入は長い間続いていた感じです。その影響もあったと思いますが、下にあった2連のダブルハングも建具の木腐れを起していたのかも知れません。今回、飾り格子入りの大きな半円ガラスをアメリカで作ってもらい、現場で差し替えるという作業を行いました。こちらのおうちを造った住宅会社は既に廃業してしまい、メンテナンスをしてくれる業者さんがいない状況が長く続いたようですが、問題を認識した段階でどこかケアしてくれるパートナーを探す努力が必要です。まあいいかと不具合に目を瞑ることだけは、絶対に避けるべきことですから、その点は皆さんも気を付けて頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.17
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輸入住宅のおうちに取り付けられたサミット(Summit)社製のアルミクラッド木製サッシですが、雨仕舞が悪く建具(障子)の木枠が腐ってしまいました。サミットという会社は、他社に吸収合併されて古いサッシのアフターサービスはありません。通常であれば、新しい交換用の建具をメーカーに製作してもらい、それを窓枠に入れれば修理は完了しますが、メーカーがない以上窓枠ごとゴッソリ外して他社のサッシに交換するしか方法がありませんでした。でも、シエラ・パシフィック(旧ハード)社では、一定の条件が合えば、既存の窓枠はそのままに建具とそれを支えるサイドジャムを新しいものに交換して元通りに戻すというリプレース・プログラムが最近提供されるようになりました。今回、その第一号として、サミットの窓枠にシエラ・パシフィックの建具を挿入するという離れ業を行いました。私自身、これ程きれいに納まるとは思いませんでした。塗装が剥げた既存の窓枠の中に、新しい建具が並んで装着されているのが分かりますでしょうか。今までは、窓枠と建具は同じ窓メーカーのものでなければ、建具を付けることは出来なかったのです。雨漏れを起こす木製サッシは、日本全国の輸入住宅で見受けられます。また、サッシメーカーが分からなかったり、なくなってしまったりしたというお客様も多いでしょうから、これは画期的な朗報だと思います。但し、このプログラムは、ダブルハングのサッシであること、サイドジャムの詳細寸法やサイドジャムを外した状態での窓枠の詳細寸法を確認出来ること、そしてそれがプログラムで提供される部材の寸法と合致することが要求されます。ですから、私たちも慎重に窓の各部の寸法を計測し、プログラムが適用出来ることを確信してから、部材の調達を行いました。本当に出来るかどうか、多少不安にも思いましたが、実際に新しい交換用部材が到着し、それらに防水塗装や防水処理を施してから、今日このように取付けを完了出来ました。勿論、外から見ても新築した時の様子と全く変わらぬデザインになっているはずです。この交換プログラムにはノウハウがありますから、今は私たちホームメイドででしか行う人はいませんが、今後こうした施工が普及していくようにしていきたいと考えています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.16
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アルメトコ(Almetco)という窓メーカーは、もう既に存在していませんが、このサッシを使っている輸入住宅はまだまだ国内にたくさんあるようです。そんな輸入住宅にお住まいのお客様から、網戸を固定する為の部品が欲しいとの相談を頂きました。バタフライクリップと呼ばれる固定用部品ですが、丁度蝶々が羽根を広げたようなデザインをしている為、このような名前が付いています。網戸を固定する方法はいくつもありますが、このパーツで固体するサッシはあまり多くありません。でも、このパーツで固定しなければならない網戸は、他の部品で固定することが出来ませんから、何とかして調達したいというのは人情です。サッシ・メーカーはなくなりましたが、窓部品は部品メーカーから入手することが出来ますから、諦める必要はありません。ただ、窓部品の種類は膨大にありますから、ちゃんと部品を特定することが非常に重要になるのです。寸法やデザインの他に、どこの窓メーカーのものかや製造時期を特定することも部品を見付ける術ですから、どうぞ出来るだけの情報提供をお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.15
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こちらの輸入住宅では、アンダーセン(Andersen)社のダブルハングを浴室の窓として長年使っていらっしゃいました。お風呂を使った後、ちゃんと換気をして頂いていたのか、建具(障子)の木枠が腐ってしまうというトラブルはありませんが、ご覧のように塗装は剥げてカビや染みが全体的に見受けられます。温かく湿気った空気や水分が多い浴室に木製サッシを使うということがよくないことは、誰の目からしても明らかなはずですが、古い輸入住宅ではこうした施工はよくあったようです。木部の塗装も内装用のニスを塗ったり、シッケンズのような防腐塗料を塗ったりしたようですが、基本的にどれも防水性が長く持つものではありませんから、すぐに悪くなってしまいます。今回は、劣化したバランサーを交換すると共に、建具の木枠の表面をサンドペーパーである程度きれいにしてから、パラペイントの白いティンバーケアで防水塗装をしてあげようと考えています。ティンバーケアは、ナチュラルクリアのものもありますが、ここまで黒くなった木を元通りにするということは出来ませんから、敢えて白く塗装することで、清潔で爽やかな雰囲気を出そうと思います。網戸も新しいものに交換する予定ですから、メンテナンス後は相当気持ちよくなるはずですよ。家づくりは、新築時の計画や施工も大切ですが、その後のケアはもっと大切です。それを担うのはお客様自身であり、それをサポートしてくれる専門業者との二人三脚がなければ、長く快適に暮らしていくことが難しいですから、その覚悟と将来計画が必要とされます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.14
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輸入住宅のサッシは、比較的セキュリティが高いと言われていますが、それを利用しなければ防犯性は発揮されません。こちらの輸入樹脂サッシは、インシュレート(Insulate)社製と思われるスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)です。輸入の掃出しサッシの場合、ロックはハンドルの中に内蔵されたものとなりますが、写真のように可動ドアのボトムエンドに隠すように付いているものがございます。勿論、ハンドルにもロックレバーが付いていますから、これを利用すれば、ダブルロックとなる訳です。ただ、この機能を新築時に建築会社から説明を受けていないケースもあって、全然利用したことがないという人も少なからずいます。上に飛び出している部分を下に押し下げてやれば、鍵が掛かります。鍵を解除する時は横の小さなボタンを押せばバーが上から飛び出します。もし何の部品だろうと思いながら使っていないお客様がいたら、是非試してみて下さい。また、これとは形状が違うロック・パーツが付いていることもありますから、試しに触ってみることもいいかも知れません。あと、このダブルロックの部品の奥には、ドアの高さを調整出来る部品も隠されています。変に触ってドアの建て起こしがおかしくなるといけませんから、素人があまり触らない方がいいかも知れませんが、高さ調整をすることで、ドアの開閉がスムースになることもあります。最初は私共のような専門家に相談して、どのように調整するかやどこで正しい位置かを判断するのかといったことを教えてもらいながら、家のメンテナンスを覚えていくといいかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.13
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一ヶ月半くらい前に、ステンドグラスが組み込まれた高級輸入サッシ、コルビー アンド コルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)のことを記事に書かせて頂きました。今回、そのサッシの建具を修理する為に、窓枠から取り外す作業を行いました。アルミクラッドの木製建具が腐ってしまいましたから、その建具を一旦持ち帰って工場で木枠を加工して取り換える必要があります。ティンバーケアで防水塗装まで行わなければなりませんから、取付けを行うまで3週間程度の時間を要しますから、窓から雨が入らないように開口部を塞ぐ必要があります。ただ、窓の周囲の外壁や内装に傷を付けては、その補修に時間も費用も掛かりますから、外側から合板でフタをしてそれを内側から引っ張って固定するという細工を行います。勿論、合板の隙間から雨や風が入らないように、気密材を合板の周囲に回すといった気遣いもしています。こういう場合、泥棒さんにも気を付けないといけませんから、外側にはビスや釘は一切見えないようにもしてあります。建具を取り外した後、こういう手間の掛かる養生をしてこそ、お客様からの信頼や安心感というものが得られるのではないでしょうか。何とかゴールデンウイーク前までには、修理した建具を据え付けしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.12
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現在、サッシ及びドアからの雨漏れを補修している豊田市の輸入住宅。ドアからの雨漏れがあったということで、ドア上の外壁に入ったクラック(割れ)について状況確認を行いました。丁度そこは、サイディングのつなぎ目に当たる場所で、割れた部分を少しだけ外すという作業には適した場所でした。ご覧頂いた写真は、コンクリートのサイディングを1枚剥がした様子ですが、すぐに透湿性防水シートと構造用合板が顔を出しました。つまり、サイディングは構造に直貼りしていて、壁には通気工法を施工していない状態です。(これも改善したい処ですが、今回は予算的に難しく最低限やっておくべきことに工事を絞りました)こういう場合、外壁に割れが出ると、それがすぐに構造への雨漏れにつながってくるリスクがあるのですが、防水紙に破れもなく比較的軽微な雨漏れとなる状況でした。ただ、割れのすぐ下にはドアがきている処から、ドアの周囲の防水処理の仕方によっては室内への雨漏れが発生する可能性があります。今回は、防水処理の施工が正しいかどうかも確認する為に、ドアの周囲の外壁サイディングを外して新しいものに換えようと考えています。勿論、簡易に割れた部分をコーキングで防水処理して、そこを塗装して仕上げるという方法もあるのですが、それでは次にどこかで割れが出た時に、またドア周りから雨漏れしてしまいます。そうなると、また大掛かりな補修をしなければなりませんから、ちゃんと正しい下地施工をしてから、新しい壁を造り直すことにしたいと思います。また、これくらいの割れでは雨水が大量に入り込むことはありませんが、実際はドア下のフローリングの木が黒く損傷してしまう程悪くなっています。この原因は、この外壁の割れだけではなく、屋根裏に開いている換気ガラリの通気口から屋根裏の内側を伝って雨水が落ちてきたということのようです。屋根裏は十分通風もありますし、雨の侵入も台風のような風を伴った強い雨の時だけですから、屋根裏の構造もすぐに乾いてしまい、構造の損傷もしていないようですから、不幸中の幸いかも知れません。よって、換気ガラリの通気口を塞いで、雨水の侵入を防ぐ防水工事を行えば、今回の雨漏れの対策は完了です。但し、屋根裏の換気をどこか他で取る必要はありますから、将来屋根を触る時にでも換気棟材を新たに取り付けて頂くことをお願いしなければいけません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.11
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名古屋市の輸入住宅に使われているアンダーセン(Andersen)社製のナローライン・ダブルハング。建具の枠が細く、ガラス面がその分大きいという特徴がある繊細なデザインの輸入サッシです。今回は、窓の開閉が出来ないサッシがいくつもあるので、修理をしたいという相談でした。サッシの両サイドには上から垂れ下がった紐(糸)が見えていますが、本来この紐は建具に接続していて、建具を持ち上げるのを手助けしてくれる役目を果たします。また、この紐は窓上に隠されたバランサーと呼ばれるバネ部品から出ているもので、バネの力を利用して紐を巻き上げるという仕事をしてくれるのですが、バネが劣化した為に紐が巻き上がらない状態になっています。バネ部品のバランサーや紐は、15年程度で交換すべき消耗品です。こちらのお宅は、既に築30年を経過しています。でも、今まで一度もサッシのメンテナンスをしたことがないようで、窓が開閉不能になった箇所が複数存在しています。この家を建てた建築会社はまだあるようですが、専門知識を持った社員さんは誰もおらず、ほぼアフターサービスがない状況でした。そういう状態でお客様自身がメンテナンスを行うことは、不可能と言っても過言ではありませんが、もう少し早い段階で修理をやってくれる業者を探し始めることをすべきだったかも知れません。今回、私たちはアンダーセンのバランサーを交換するだけでなく、ガラスの内部結露や木部の腐食を防ぐ目的で、ペアガラスの周囲の防水処理も提案させて頂きました。また、金属製のスクリーン(網)も傷んでいますから、網戸を新しくするようにしたいとも思います。ティンバーケアでサッシ木部の防水塗装もやりたい処ではありますが、屋根の軒が深く、建具の木部に傷みがない様子ですから、それは次回のメンテナンス項目に回すことにします。長年メンテナンスを放置すれば、その分費用も多く掛かります。10年毎にこまめに補修・調整を心掛ければ、費用も抑えられ家の心配をすることも少なくて済みます。この記事をご覧の皆さんも、家のメンテナンスをして頂ける係り付けの建築会社を見付けて、長期的に安心出来る状態を作るようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.10
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東京都八王子市の輸入住宅に取り付けられたサーティンティード(Certainteed)社の片引き樹脂サッシですが、ご覧のように可動側建具のペアガラスが割れてしまいました。鳥が当たったのか、屋外側のガラスだけが割れています。ですから、室内への影響は殆どありませんが、雨がペアガラスの中に入ってしまい、周囲の金属スペーサーを錆びさせてしまいます。お近くのサッシ屋さんや住宅会社では手に負えないようで、どこの業者さんも修理を引き受けてくれません。そこで、私たち ホームメイドが修理をすることになったのですが、まずはガラスが取り外せる状況にあるかどうかを確認しなければなりません。サーティンティードは、プライジェム(Ply-Gem)というメーカーに吸収されて存在していないのですが、プライジェムにグライダーの取り外し方法を問い合わせてみました。メーカー担当者曰く、古いサッシについての資料もなく、対応することは出来ないとのこと。何とも寂しい回答でした。まあ、ある程度お客様から頂いた写真でやり方の想像は付きますから、伺えば何とかなるように思います。ただ、このサッシのガラスの交換が、ハメ殺しのFIX側建具でそれも窓が2階にあるような場合は、少々問題が生じます。それは、ガラス押えの部品の取り外しが室内側で出来たとしても、ガラスを建具から外す為には屋外側の枠に接着されたペアガラスを枠から分離する必要があるのです。建具が外せないFIXの窓の場合は、その作業を屋外側から行うことになりますが、2階の高い場所となると仮設足場がないと出来ません。その為、足場という事前の準備が必要となる訳です。ですから、今回のように可動側の建具のガラス交換ということなら、2階の窓であっても特に問題ではありません。勿論、ハメ殺し側の建具であっても、1階にあるサッシであれば作業は大丈夫なんですね。今月後半になりましたら、八王子までペアガラスの採寸や状況の調査にお伺いするということになりましたが、遠く名古屋から出張する私たちは変わり者ですかねぇ。でも、調査の際は家の他の部分もチェックして差し上げますし、専門家としてのアドバイスもさせて頂きますから、費用も無駄ではないと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.09
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輸入住宅の床材として、ブルース(Bruce)やロビンス(Robbins)のフローリングは定番と言っても過言ではありませんでした。今では国産でも輸入でもウレタン仕上げの床材しか見掛けなくなりましたが、今でも自然素材に拘る人は無垢のパイン材のフローリングに自然オイルを塗る仕上げをしますよね。ウレタン仕上げは、床材の表面を樹脂でコーティングしますから、コーヒーをこぼしても跡が付くことはありませんし、表面が傷付くことを抑えてくらますが、自然と木が呼吸することを妨げます。まあ、国産の合板フローリングは、木と言っても既に木としての機能は失われていますから、オイル仕上げにする意味はありません。ブルースのような床材は、オークの一枚板で出来ていましたから、WAX仕上げにすれば室内の温度や湿度を調節して、人間の生活に少なからずいい影響を与えてくれました。ただ、自然そのもののような素材ですから、長く家具を置いておくと置いていない日焼けした場所と色に違いが生じます。また、何かをこぼしたり汚れをそのままにすれば、そこだけワックスが浮いて白化したり色が染み付いたりしてしまうという問題も起こるのです。そういう時の対処方法について、お客様から質問を頂いたのですが、日焼けについてはそのまま放置しても長い時間を掛ければ馴染んでくると考えていいのですが、1年で元に戻るという程度ではありません。もしそんなに待てないというなら、油性のステインで着色して色合わせした上で、私たちが販売しているWAXの Dura Seal を塗って仕上げる方がお手軽かも知れません。白化や汚れの場合は、240番くらいの細かな紙ヤスリでその部分を剥がしてから、上記同様の手順でそこだけ仕上げるという方法を試して下さい。ただ、色合わせにはそれ相応の技術が必要ですから、木部塗装の専門家にやってもらう方が安心かも知れませんね。普通の塗装屋さんでやってもらえるかも知れませんが、木製品のオイル塗装に知識がある人は少ないですから、経験があるかをちゃんと聞いてからお願いして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.08
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輸入住宅の収納用のドアとして使われるバイフォールドドア。折れ戸なので開いても場所を取らない為、玄関の下駄箱用の収納ドアとしてもよく使われます。今回は、このバイフォールドドアの固定がグラグラになって倒れ込んできたので、修理をして欲しいという相談でした。バイフォールドドアは、構造としては非常にシンプルに出来ているのですが、収納空間に棚などが付いている為、中に入り込んで作業をするのには結構窮屈な状況になります。また、その調整も微妙なドアの位置関係がある為、適正な位置にドアを固定するには結構な時間が必要です。調整作業だけならまだいいのですが、長年使われてきたドアの場合、上枠のレールが曲がっていたり、固定部品などが破損したりなくなっていたりもしますから、そういった部品の有無も作業前にチェックしておく必要があります。今回ドアが傾いた原因は、このドアを入れる為に開けられた開口寸法が規定よりも小さいことにありました。ドアがこの狭い開口寸法内に納まろうとする際、どうしても固定部分に力が掛かってしまいます。ドアの開閉の際にそれを毎日繰り返していると、固定金具に負担が掛かり続け、固定のナットビスが緩んでしまうということになります。そうなると、ドアを支える軸が動くようになってしまい、折れ戸が倒れ込んで開閉に支障をきたす状況となる訳です。ただ、開口寸法の間違いによって、固定金具以外にもいくつか問題が出てきていましたから、そういった部分も補修しなければなりません。私も実際に補修作業に入るまでは、そんな基本的なことをやっていないなんて思ってもいませんでした。この家を造った大工や現場監督、請け負った住宅メーカーはこのことを分かっていたはずですが、それを誤魔化して工事を完了してしまったことは、少し良識に問題があるかも知れませんね。(新築当初から開閉が非常に固く、やりづらかったとのことです)抜本的に問題を解決するにはドアを削って少し小さくしてやるということとなりますが、今回は取り敢えずお客様に状況を説明して使えるように調整しました。将来的にどうしても使い勝手が悪いということになったら、その時は納まりがいいようにしっかり直して差し上げたいと思います。物事には結果がありますが、結果を是正する為には根本の原因がどこにあるかを見極めなければ本当の解決には至りません。そこまで考えて修理をしてこそ、長くおうちを維持していけるのです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.07
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ダイヤモンド・シール・テクノロジーで作られたセラミック・カートリッジの記事を書かせて頂きましたが、それを無事キッチン水栓に取り付けて参りました。デルタ(Delta)社製の真っ白な美しいデザインの水栓金具ですが、古いものと交換して数年で水がポタポタ落ちるようになったそうです。デルタでも相当自信のある部品ですから、そう簡単には水漏れすることはないはずなんですが、初期不良なのかそれとも水道管に砂粒が混じっていたか、バルブの部分に僅かな隙間が生じてしまったようです。新しいバルブ部品は、恐らく改良型になっていると思われますが、水栓内部の汚れや錆を掃除しながら傷付けないように慎重に装着。水とお湯の配管バルブを開放して、ワンレバーのハンドルを操作しても全く漏水しなくなりました。随分長い間、この水漏れを苦にしていらしたそうですから、私共がメンテナンスを完了出来て、お客様にも相当喜んで頂きました。輸入の水栓金具は、メーカー名、品名・品番、製造時期を特定出来れば部品の調達は十分可能です。万一生産が終了していても、補修用にメーカーは在庫を比較的長く持ち続けます。ですから、こうした情報を大切に保管して、いざという時にはそれを専門家に知らせさえすれば、何とかなる可能性はありますよ。<関連記事>: ダイヤモンド入りなのか? (2019年4月4日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.06
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茨城県のサッシ会社さんからお客様の家の輸入樹脂サッシが壊れたようだが、部品交換等で修理は可能かとの問い合わせを頂きました。窓は、サーティンティード(Certainteed)社というメーカーのもので、今はジェルドウェン(Jeld-Wen)という会社に吸収合併されて同じものは作っていない状況です。ただ、写真を確認する限りでは、チャネル・バランサーと呼ばれる棒状のバネ部品に不具合があるように思います。古くなって内蔵されているバネやローラー部品が錆びたり劣化したりしてくると、固くなって戻りが悪くなってしまいます。そういう時に、このようにバランサーが建具から外れ、上や下から飛び出してくるのです。この形式のバランサーに限らず、建具を支えているバランサーは10~15年程度が寿命ですから、上げ下げ窓の動きが悪く感じたら交換時期が来たと思って下さい。その状態でそのまま放置すれば、そのうち写真のようにバランサーが外れ、窓の開け閉めが全く出来なくなります。こうしたトラブルは、シングルハング・ダブルハング、樹脂サッシやアルミクラッドサッシに限らず、バランサーが内蔵された全ての輸入上げ下げ窓に発生します。車のタイヤと同じで使っていなくても劣化しますから、時期が来れば定期交換することが大切ですよ。(むしろ、常に使っていた方が調子がよかったりします)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.05
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アメリカ デルタ(Delta)社のキッチン水栓用のカートリッジ・バルブが入荷してきました。何年か前に新しい水栓金具に交換したそうですが、最近吐水口からポタポタ水が落ちてくるということで、交換用の止水バルブを取り寄せました。何でも「ダイヤモンド シール」と呼ばれる技術が使われているらしく、通常のセラミックのバルブにダイヤモンドの粉を混ぜて耐久性を上げているという記述を読んだ記憶があるんですが、人間の作るもので水漏れが起きないというものは絶対ありません。勿論、ゴム・パッキンのようなものに比べれば、はるかに耐久性があるんでしょうが、水道管に小さなゴミや砂が入り込んでいれば、部品が破損することは仕方ないのです。明日、名古屋市のお客様のおうちに伺って、このパーツに交換してくる予定ですが、この他にもメンテナンスすべき箇所があるので、ちょっと頑張ってこようと思います。家のメンテナンスは、早ければ早いほど作業や費用も少なく済みます。特に輸入住宅では材料の多くを遠くから輸入しなければなりませんので、心配な時間を少しでも減らす為にも専門家に早めに相談することをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.04
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京都府のお客様からアルメトコ(Almetco)の掃出しサッシに付いているハンドルロックを交換したいので、調達可能かとの問い合わせを頂きました。写真のものがそのハンドルですが、サッシ・メーカーは存在せず、そこから直接部材を購入することが出来ませんから、部品メーカーを当たってみることにしました。全く同じハンドルについては、残念ながら調達が出来ませんでしたが、ロックの形状や取付け穴の位置等が同じであれば、交換することは可能です。いろいろ当たってみた結果、使えそうなものが見つかりましたので、お客様にご案内してそれを調達することとなりました。輸入住宅の部材については、こういう応用が利くという処が素晴らしいですよね。今回調達する予定のハンドルは、押し出し成型されたアルミで出来ているようですから、結構丈夫に作られているのではないかと思います。また、商品がアメリカから届きましたら、ご紹介させて頂きます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.03
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福岡のお客様から樹脂サッシのガラスにヒビが入ったので交換したいというご相談を頂きました。サッシは、菊竹産業というメーカーが昔OEMで輸入サッシを製造していたシュエットというシリーズの引き違い窓。当初は、ペアガラスだけを調達させて頂いて、それを地元のサッシ屋さんが交換するというものでした。であれば、ガラスの調達だけをすればいいということですから、然程面倒ではありません。でも、よく話を伺うと、その業者さんは樹脂の枠とガラス押えが密着していて、外すことは無理と返事をしてきているらしいのです。確かに国産サッシしか触ったことがない人にとっては、どうやって交換したらいいのか全く分からないでしょうし、もし失敗して新しいガラスを割ってしまったり、枠を壊してしまったりしたら、それこそ大きなトラブルになってしまうと考えるのは普通です。取り敢えず、私の方では交換用のガラスを用意するようにしますが、もし交換作業までやって欲しいとなったら、数日名古屋には帰れません。それくらい輸入サッシや輸入住宅を触れる専門家は、この日本に少ないということなんでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.02
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空き巣や泥棒の被害が、最近益々多くなってきているようですが、玄関ドアだけでなく腰高よりも上の窓からの侵入もよくあります。今回ご紹介するのは、アルミクラッドの木製サッシに取り付けるダブルロック用防犯部材。絵にあるように、上げ下げ窓であるダブルハングの木製建具(障子)に取り付けるもので、キーで鍵を掛けられるという安心設計。建具の枠に隠れている為、外からはここにロックが付いているということも分かりづらくなっています。木製枠に穴を明けて、そこにカンヌキを差すという仕掛けをしますが、少し上の方にももう1つ穴を明けます。窓を少し開けた状態でここにカンヌキを差せば、鍵を掛けた状態で換気が出来るというスグレモノです。枠が木で出来たようなしっかりした下地でないと、穴を明けることが出来ませんが、マーヴィンやアンダーセン、ハードやペラといった木製のクラッド・サッシであれば、どのメーカーのものでも使えます。また、上げ下げ窓だけでなく、引き違いサッシや掃出しサッシでもお使い頂けると思います。輸入住宅の防犯対策に興味のある方は、調達出来ますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.04.01
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