全25件 (25件中 1-25件目)
1

先日、小牧市の輸入住宅にお住まいのお客様から、勝手口のドアが開けられなくなったので何とかして欲しいというご相談を頂きました。こちらのドアノブは、キーで開けられる鍵が付いたタイプですが、勝手口ドアにはよく取り付けられているものです。ドアに吹き付け塗装をした時の養生が悪かったのか、ドアノブも白い塗装が付いていますが、錆の状況からすれば結構な年月が経っているような感じです。さて、今回のご相談ですが、恐らく金物が錆びたか経年劣化かによって、ドアラッチの鍵爪が引っ込まなくなってしまったことが原因だと思います。この場合、鍵爪を金ノコ等で外から切ってしまうか、ドアノブを外してラッチそのものを中から破壊するかしないと、鍵を解除することは出来ません。こうなると、ちょっと粗い仕事に向いた道具が必要となります。こうした鍵の解除は、以前お客様の玄関ドアでやったことがありますが、そこは勝手口のようなドアが付いておらず、誰かが家にいないと鍵が出来ない状況だったので、早く来て欲しいと懇願されました。丁度その時、代わりとなるドアノブが在庫でありましたので、それを一時的にお使い頂き事なきを得ました。それでも二度お客様の処へ伺わなければなりませんでしたから、その分費用は余分に掛かってしまいました。(取り敢えず、外出出来る状況になっただけで、お客様は喜んでいましたが・・・)何れにしても、こういう状況になったのは、ドアノブの問題だけではないかも知れません。ドア自体の下がりや歪みといった取付け位置の問題で、ドアラッチが穴に引っ掛かって破損したということもよくあります。こういった古いドアについては、ドアノブだけでなくドアやドアヒンジの状態もチェックして、正しい状態に戻してあげないと、またすぐに壊れるかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.31
コメント(0)

お客様からビルトイン・ガレージドアに取り付けられている電動オープナーの不具合についてご相談を頂きました。スクリュードライブでドアを可動させるリフトマスター(Lift-Master)社のオープナーなんですが、ドアと連動させないでフリーの状態で動かしても問題はないのですが、スクリュードライブにドアを固定して持ち上げようとするとモーターが空回りしてしまうという不具合です。お客様としては、モーター単体ではちゃんと動くのに、ドアを引っ張るとモーターが空回りを始めるということが理解出来ないようでした。古いリフトマスターの場合、スクリュードライブを樹脂製のギアによって動かすものが多いのですが、ギアの樹脂が経年劣化で削れて摩耗してしまうことがよくあります。今回のトラブルもその一環で、中途半端に摩耗が進んでいる為、ギアに力が掛かるとその負荷にギアが耐えられずスクリューから外れてしまうということのようです。オープナーは、ドアを前後ろに移動させるだけで、ドアを持ち上げる役目を果たしているのは、ドアの上に取り付けられている大きなバネのトーションスプリングなんです。(でなければ、0.5馬力の非力なモーターで非常に重いドアが開く訳がありません)ただ、20年近く何もメンテナンスをしていない状況では、バネが劣化して弱くなってきているはずです。そうなると、トーションスプリングだけでは重いドアを吊り上げることは出来ませんから、オープナーのモーターがその役割を分担しなければなりません。そうなった時にオープナーに内蔵されたギアに大きな力が掛かり、摩耗や劣化が起きてくるという訳です。また、トーションスプリングだけでなく、ドアの左右バランスも少しずつ崩れてきますから、そうなると余計にドアを引っ張り上げることが難しくなるのです。こうなると、ドラムワイヤーも伸びてきますから、システム全体の調整メンテナンスや部品の交換が必要となるのが一般的です。オープナーの交換だけで大丈夫と考えているお客様は多いかも知れませんが、起きている事象の裏には奥深い原因が隠れていることを忘れてはいけません。ですから、輸入のガレージドアは、10年に一度専門家に点検調整をして頂くことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.30
コメント(0)

輸入サッシで横に開いてくケースメント・サッシ。クランクハンドルを回して、ギアの付いたオペレーターを動かして開閉させるという仕組みを使いますが、オペレーターは建具(障子)を外へ押し出したり中に引き込んだりするだけで、窓枠から建具が外れないように支えている訳ではありません。それをしているのは、写真にあるウィンドウヒンジと呼ばれる吊り金具。ペアガラスの重い建具を全開すると、ウィンドウヒンジには相当な負荷が掛かると思うのですが、どんなに重い大きな建具でもこれが支えているのですから、大したものです。ウィンドウヒンジは、窓枠の上下に取り付けられていて、穴の明いたアーム部分に建具をビスで取り付けます。そのアームが適切に回転するように、窓枠側のレール部品と建具側のアーム部品とをつなぐサポート・アームが弧を描いて動きます。つまり、ウィンドウヒンジは、建具を窓枠内に留める役割を果たすと共に、窓が一定の動作で回転しながら開閉するように制御する仕事をしているのです。ウィンドウヒンジは、外気に曝される位置にありますし、重い建具をずっと支え続けていますから、錆による劣化や負荷による歪みや狂いも生じます。オペレーターだけでなく、ウィンドウヒンジも15年程度で定期的に交換すれば、ケースメントの窓は常にスムースに開けられますよ。勿論、日頃からこうした金物に付着したホコリやゴミを掃除したり、シリコンの潤滑剤をスプレーしたりすることを忘れないで下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.29
コメント(0)

もう梅雨の走りかと思う程、強い雨が降るようになりました。そういう時になると多いのが、トップライトと呼ばれる天窓の相談です。一番多いのが雨漏りで、次に多いのがペアガラスの曇りや割れです。雨漏れの原因は、建具と窓枠とが接する部分のシール材(気密パッキン)の劣化や破損であったり、ガラスの周囲の防水が劣化したという類のトラブル。ペアガラスについては、雨漏れによる内部結露の発生や熱割れ及び落下物等によるガラスの破損が考えられます。お客様曰く、天窓は殆ど動かしていないのに悪くなったということをおっしゃる方がいますが、動かしていないものを動かすと枠にくっついてしまったシール材が動かすことで千切れてしまうことがよくあります。また、全く触らなくても太陽の強い日差しが常に当たり続ける天窓は、通常の窓より何倍も過酷な環境に耐えていると考えるべきです。触ってなければ悪くならないと考える人は、そういうことを理解していないのかも知れませんが、トップライトは10年毎に点検・補修をすべきだと思います。ただ、現在天窓を製造しているメーカーは、ベルックス以外には存在していませんから、他社のものを使っている場合はVeluxのものに交換するか、天窓を撤去して屋根で塞いでしまう以外方法はありません。屋根は雨漏りのリスクが比較的高い場所でもありますから、そういう施工は経験や知識が豊富な建築業者にやってもらうことが必要です。梅雨が近づいています。安くやるよりしっかりやることを念頭に、正しく家のメンテナンスをするよう心掛けたいものですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.28
コメント(0)

こちらは、現場から外してきたハード(Hurd)社製掃出しサッシの可動側ドア。横に寝かせた状態なので、分かりにくいかも知れませんが、ドア下の戸車(ローラー)が2ヶ所に付いています。このドアは、20年近く前に設置されたものなんですが、ドアが重くて開閉することが殆ど不可能だったとのことでした。ドアを外してみると、ドア下の木部が腐って脱落し、戸車も腐った木部にめり込んでいるといった状況でした。原因は、雨がガラスの周囲からドアの木部に侵入し、内側から木を腐らせていったことで、レールの上に浮いていた形のドアが、レールの上に載った状態になって戸車が機能しなくなったことでした。また、戸車自体も金属が水分や湿気で錆び付いてしまって動かないことも原因の1つです。中からの腐食ですから、それが露見するには相当時間が掛かりますし、それが目に見える形になった時には既に手遅れの状態になっています。アルミクラッドのサッシは、外側がアルミだから雨に強いとお考えの方もいらっしゃるでしょうが、アルミは窓全体を隙間なく覆っている訳ではありません。。アルミ板のつなぎ目やガラスとの接点などの弱点があることを認識して、その部分の防水処理や点検チェックを怠らないようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.27
コメント(0)

昨日、木部塗装する前のサッシ建具(障子)をご覧頂いたコルビー & コルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)社のアルミクラッド・サッシ。その塗装や屋外側の防水処理が完了して、名東区の現場にトラックで持ち込んだ際の様子がこちら。ステンドグラスが入った三重ガラスの木製建具ですから、その重さたるや想像を絶する程です。それが、大小合わせて5枚あったのですから、修復工事も大変です。全ての建具で下枠が雨漏れ等によって腐っていたのですが、写真の矢印の部分をご覧下さい。他の三方の木枠と比べても、どこを修復したのか分からないレベルでしょ。まあ、もっと近づいてじっくり見ると分かる部分もあるんですが、普通にお使い頂く分には気付かないように思います。木部の加工・修復や塗装、ガラスやアルミ枠部分の防水処理、そして浴室用の木枠部分(室内側)の防水処理の何れをとっても美しい仕上がりになっています。修理するのに相当手間や時間が掛かってしまいましたが、待って頂いた分の価値を感じて頂けるような気がします。他に相談した業者さんにはカバー工法でサッシを修復する以外にないと言われたそうですが、輸入サッシの補修をここまで丁寧に出来る専門家は、ここ日本には少ないかも知れませんね。勿論、これらの建具の取付け・調整も、バッチリでしたよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.26
コメント(0)

こちらは、浴室に使われていたコルビー & コルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)社のアルミクラッド・サッシの建具(障子)です。湯気や水分に常に曝されて、窓もあまり開けなかったのでしょう。建具の室内側の木枠が腐って、脱落しているという状態でした。そこで、いつもの建具屋さんにお願いして、腐った部分を一旦外し新しい木材を加工して装着してもらいました。コルビーアンドコルビーは、現在国内で取り扱っている代理店もなく、すぐに新しい建具を調達することが出来ませんでした。通常であれば、アルミクラッドのサッシは、その窓メーカーに依頼して適合する建具を新しく作ってもらうのが理想です。そうすることで、将来のリスクが少なくなりますし、改善された建具を入手することが可能だからです。でも、今回そういった状況にするには時間も費用も足りないという状況でしたから、建具枠の部分交換という道を取りました。ただ、このメーカーの古い製品は、構造的に雨仕舞もよくありませんし、木枠のものをまた結露する浴室に取り付けなければいけないという悪条件が重なります。パラペイントのティンバーケアによる木枠の防水塗装を念入りに行うことは勿論ですが、屋外側のガラスやアルミのつなぎ目の防水処理の他に、室内側もガラスや木枠のつなぎ目を防水処理しなければ、同じことが近い将来起きるリスクが生じます。ただ、こうして対策を施したからと言って、木やガラスは動きますから水が入る隙間が出来たり、劣化したウェザーストリップで防雨性が確保出来なくなったりしますので、日常の掃除・点検・補修や窓の開放による乾燥作業を怠ってはいけません。自然のものは手入れをしなければ、長持ちしないものですから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.25
コメント(0)

こちらは、アメリカで売られている面白グッズ。輸入住宅に使われている掃出しサッシは、片方がハメ殺し(FIX)になっている片引きドアです。ですから、開閉するドアのレールに突っ張り棒のようなドア・ストッパーを装着すると、鍵だけでなく2重にドアをロック出来ます。そこで考え出されたのが、この長さ調整可能なドア・ストッパー。この頑丈な棒をドア・レールの上に置くだけですから、設置も非常に簡単でドアの枠で見えなくなっていますから、泥棒もこれには気付きません。また、お昼寝をする時に風が入るように少しだけサッシを開けておきたいという場合にも、長さを少し縮めて設置すれば、鍵をしていなくてもサッシをある程度の位置で固定することも可能です。ただ、このドア・ストッパーは、それだけではありません。付属のエンド・パーツを装着して、内開きのドアのドアノブに立て掛けるとドアを開こうとしても開けられなくなるのです。用心のいい北米では、玄関ドアは全て内開きですから、鍵が解除されても泥棒はドアを開けられません。日本でも仕事や趣味に没頭したいという時にプライベートの部屋でこれを使えば、誰にも邪魔されることなく、集中出来るかも知れません。輸入の掃出しサッシや開き戸の両方に使えるドア・ストッパー。おうちにいくつかあると外出時や小さなお子さんの見守りに便利ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.24
コメント(0)

こちらは、先日掃出しサッシの建具を交換した下田市の輸入住宅。実は、掃出しサッシだけでなく、写真左と中央の2つのケースメントも建具(障子)を交換しました。どちらもペアガラスの内部が曇ってしまい、外がよく見えなくなっていましたので、傷んだオペレーターと一緒に交換したいというご相談でした。右端のケースメントの緑のアルミ枠が白化してきているのに比べ、新しい建具は濃い緑色をしているのがお分かりでしょうか。ガラスの曇りは、アルミ枠とガラスとの接点から中に雨が侵入したのが原因ですね。オペレーターの破損の原因は、建具の開閉がスムースでない状態の中、無理に窓を閉めようとしてハンドルを強く回してしまうことが多いのですが、今回も窓が閉まりにくくなっていました。そこで、事前に防水処理をした新しい建具に交換する際に、開閉金物類の調整を行いました。金物類も多少曲がったり、劣化したりしてきますから、そのうち交換することが必要ですが、今回は交換するまでのことはありませんでした。当然メンテナンスした後は、サッシの開閉もスムースになりましたし、鍵もしっかり掛けることが出来るようになりました。皆さんの家の輸入サッシも掃除や潤滑剤を塗布してあげて、たまには手入れをして頂くと長持ちするはずですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.23
コメント(0)

こちらは、埼玉県のお客様からご依頼を頂いて新調した8枚の輸入網戸。現在は日本で販売されていないアメリカ アルメトコ(Almetco)社の樹脂サッシに取り付けられていた網戸が、古くなって壊れたり曲がったりして使えなくなったようです。こういう場合通常であれば、諦めるしかない状況だと思いますが、網戸のフレームの形状や寸法を窓の大きさに合わせてそれぞれ確認頂き、米国の網戸部品メーカーからピッタリの部材を1つひとつ調達しました。輸入網戸は、フレームやコーナー部品だけでなく、グラスファイバーの網や網押さえのゴム、取っ手や網戸をサッシに固定する部品を組み合わせなくてはいけませんし、アルミのフレームを適切な長さにカットしなければなりませんから、結構な手間が掛かります。それを8枚も作るとなると、まとまった時間を取って作業をしないと作ることは出来ません。ただ、輸入住宅にお住まいのお客様の中には、網戸を外に落としてしまったり取付け・取外しをした際に壊してしまったりして、新しい網戸が欲しいという方も多くいらっしゃいます。サッシ・メーカーがなくなってしまったり、施工した住宅メーカーが倒産してどこのサッシか分からなくなってしまったりして、窓メーカーのアフターサービスを受けられないという人にとって、網戸の問題は大変なストレスかも知れません。勿論、部材が手に入らない場合もあると思いますが、私たちは出来るだけそういったお客様の要望に応えていきたいと思います。因みに、アルメトコのこれらの網戸をサッシに固定する部材には、バタフライクリップが使われています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.22
コメント(0)

昨日、お客様のご両親が突然事務所へいらした。工事がなかなか始まらないので、オーダーした輸入サッシの入荷状況を確認しにいらしたとのこと。工事のご注文が遅くなったことや、注文を頂いてから寸法や仕様の詳細を決定するのに時間が掛かってしまったこと、アメリカへの発注だったのでオーダーメイドの分だけ時間が掛かっているということが影響していました。まあ、そうは言ってもそろそろアメリカからの船便の案内があってもいい頃ではありますから、梅雨を前にお客様の気持ちはよく分かります。早速、メーカーであるシエラ・パシフィック(Sierra Pacific)へ納期を確認した処、6月中旬くらいには日本に到着する予定とのこと。少々お待たせして申し訳ありませんが、どうぞご容赦下さいませ。因みに、今回来社頂いた際に何気に頂いたお土産がこちら。中身を確認しないまま早々にお話を始めさせて頂いたので、お帰りになってから気付きました。何と、皇居外苑でしか手に入らない「きんつば」ではありませんか。きっと令和になって初めての一般参賀の際にでもお客様が購入されたのではないかと思い、ビックリしました。貴重なものを頂き、有難うございました。大切に頂きます。それにしても、こんなすごいものを頂くと仕事にもプレッシャーが掛かりますねぇ(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.21
コメント(0)

庭へ出たいという思いを持った人の多くは、スライディング・パティオドアと呼ばれる掃出しサッシを採用します。輸入のサッシは片引きドアですから、あまり場所も取らず手軽に外へ出られるのが魅力なんでしょうね。こうした掃出しサッシでも、他の種類のサッシ同様気密を高める為のパッキン材(ウェザーストリップ)が使われています。通常は、柔軟性のある塩化ビニールの樹脂で出来ていますが、太陽の光に当たる場所に取り付けられている為、10年程度で劣化してくることとなります。気密や防水性を確保するという目的がありますので、ドアの戸当り部分の上枠や側枠、ドア同士の召し合わせの部分に取り付けられているのが普通です。写真は、旧ハード(Hurd)の掃出しサッシの様子ですが、ドアに接する部分に付いているのが分かると思います。どういう機能を持っている部材なのか知らない人が多いと思いますが、室内の断熱性能を確保する為にも大切な部品ですから、千切れてきたりベトベトしてきたりしたら、早めに交換したいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.20
コメント(0)

ペアガラスが割れてしまった八王子市の輸入樹脂サッシの記事を以前書かせて頂きましたが、交換用のガラスが入荷しましたので、交換に伺ってきました。サッシ・メーカーは、インシュレート(Insulate)社。既に国内では販売している輸入代理店もありません。グライダーとかスライダーとも呼ばれる片引きの引き違いサッシですが、ガラスのサイズが結構大きいでしょ。ガラスを調達するに当たり、現地調査を行ってガラスのサイズをしっかり計測しましたから、建具の枠にもピッタリと納まりました。断熱コーティングの遮熱LOW-Eをしてありますから、夏の熱線や紫外線を外に反射するスグレモノです。(寒い地方向けには、室内の熱を室内側に跳ね返す保温型のLOW-Eもあります)また、建具枠とペアガラスとを密着して雨が枠内に入らないようにする気密テープも施していますし、更にガラスの周囲には防水処理も施工してあります。勿論、万一建具の枠内に雨水が侵入した場合に備えて、水抜き穴もきれいにしておきましたから、雨が外に抜ける工夫もされています。建具を取り付ける際は、戸車の動きやクレセント・ロックなども調整しましたから、窓の開閉や鍵もスムースになりました。輸入サッシのガラスの交換と云えども、いろいろ気遣いをして作業を進めると、サッシが新築時のように蘇ります。私たちとしては当たり前のことをしているだけなのですが、こういう気遣いをするには知識と経験が必要です。街のリフォーム屋さんやサッシ屋さんとは違う輸入住宅のプロならではの仕事をする所以が、ここにあります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.19
コメント(0)

輸入住宅に使われているカナダの高級輸入サッシのローウェン(Loewen)ですが、交換用の建具(障子)を提供してくれない製品があります。それは、横に開いていくケースメント・サッシなんですが、1997年以前に製造されたサッシについてはLoewenでは既に製造中止になっているのです。これは、古い仕様の製品について気密問題や水漏れの可能性がある為、1998年にケースメント・サッシの仕様変更がされたことに由来します。よって、1997年以前の窓の建具に不具合がある場合、交換用の古い建具は新しく製作してくれることはありません。また、1998年以降に製造されたサッシュ(建具)を1997年以前の窓に交換用として使用することも出来ません。岐阜のお客様からご相談を頂いた案件では、建具の木部が腐ってしまったというケースメントは、1996年の製造であった為、窓を直すには外壁から窓枠ごと外して全体を交換する以外に方法はありませんでした。勿論、ケースメント・サッシ以外については、ローウェンでも交換用建具を供給してくれますし、ケースメント・サッシでも他社製のものであれば、調達出来ないというケースは少ないと思います。輸入サッシは、製造年代や大きさによって使われている部材や仕様が違うことがあります。不具合を解決する為に部材を調達したいとお考えの皆さんは、そういう点を十分注意して専門知識のあるプロに相談するようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.18
コメント(0)

輸入住宅の掃出しサッシの木部が腐食したということで、静岡県下田市へ行ってきました。他にも関東圏で輸入サッシの修理の仕事があったので、それらを一気に片付けるべく2日間に亘って出張したのですが、やっぱり旅芸人の生活は大変ですね。さて、今回メンテナンス作業を行ったのは、旧ハード(Hurd)社のスライディング・パティオドアなんですが、下枠やローラー(滑車)部分がが腐っていて、ドアが全く動かなくなっていました。そこで、ハードを傘下に納めたシエラ・パシフィック社に依頼して新しい可動側のドアを調達しました。取付け前に防水塗装やコーキング処理を行った上で現場に伺ったのですが、サッシの周囲に回してある飾り枠のケーシングがサッシ枠に打ち付けてあってドアを外したり取り付けたりするのは非常に困難な状況にありました。それでも何とかケーシングを浮かせるなどしてドアを交換するのに成功したのですが、今度はドアの鍵が十分に掛かってくれません。それは、従来のドアと新しいドアとで微妙に仕様が違い、ハメ殺し側(FIXドア側)との相性に問題がある為、ちゃんとドアが閉まらないという状況でした。普通ならそこで取付け不可となるのでしょうが、鍵の受け側の金物を調整することで、鍵が掛けられるようになりました。この原因と対策を見極める作業だけで、数時間の時間を取られてしまいましたが、こういう困難があるのが現場です。次回ハードの掃出しサッシのドアを交換する場合は、可動側だけでなくFIX側も同時に交換するようにお勧めしたいと思います。因みに、可動側のドアを交換する場合は、ロック・ハンドルも新しいものに交換する必要がありますので、その調整もなかなか面倒な作業かも知れません。因みに、FIX側のドアの防水処理も現場で行いましたから、サッシからの雨漏りトラブルについてはリスクが少なくなったと思います。いや~、芸が細かいですねぇ~。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.17
コメント(0)

こちらは、マーヴィン(Marvin)用に調達している網戸固定ピン。汎用品ですから、マーヴィンだけでなく他の輸入サッシにも使えます。構成する部品は、3種類。細長い樹脂製シャフトとバネ、そして取っ手となる透明のキャップです数日のうちに立て続けにオーダーを頂き、出荷することになったのですが、写真のものは24セット。ダブルハングやケースメント等の網戸を窓枠に固定する為に使うのですが、建物1軒分のサッシに使うとなると、このくらいないと全部のサッシを交換することは出来ません。網戸ピンの寿命は、おおよそ10年。それは、屋外に露出しているキャップの部品が、紫外線に曝されて劣化してしまうからですホームメイド以外で網戸ピンを購入すると、殆どはアルミ製のシャフトになるのですが、普通シャフトは網戸フレームの中に入ってしまっているので全然劣化しないのですが、アルミのシャフトは非常に固くて取付けするのに相当苦労するのが実情です。だから、アルミのシャフトに懲りたお客様が、こうして私たちにご注文頂けるのだと思います。私たちも十分に在庫を持っているのですが、消耗品はいつなくなるか分かりません。皆さんも少し余分を持って、いざという時にすぐに交換出来るようにして頂くことが大切かもしれませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.15
コメント(0)

社内での木部塗装と外装の防水処理が完了し、旧ハード(Hurd)社製の輸入サッシを修理する為に、伊豆の下田へ伺います。今回修理をするのは、写真に写っている掃出しサッシの可動側のドア1枚と大きなケースメント・サッシの建具2枚、その網戸1枚とケースメント用オペレーター金物3セットの交換です。掃出しサッシのドアにはハンドルロックがあるのですが、古いドアに付いていたものを流用することは出来ませんから、交換用のドアに取り付けられる新しいハンドルロックも交換します。掃出しサッシのドアもケースメントの建具もペアガラスの内部に雨が入って曇ってしまったというトラブルだったのですが、アルミクラッドの木製サッシの場合ガラスだけを交換するということは出来ません。ですから、メーカーに新しい建具を製作してもらって、それを既存の窓枠にはめ込むという方法で交換します。(ドアは戸車も滑らなくなったということで部品を交換します)ペアガラスの曇りや内部結露は、構造上どんなサッシでも避けられないトラブルですが、適切な外装の防水処理を定期的に行っていればそのリスクを最小限に減らすことが可能です。当然、今回交換する新しいドアや建具(障子)は、そういったことを自社で行った上で取付けしますから安心ですが、それ以外の既存のサッシは外壁の塗り直しの際に一緒にメンテナンスをするのが望ましいと言えます。それにしても、輸入のドアは大きくて重いですよね。バンの車内はこれだけでスペースがなくなってしまいました。下田まではちょっと遠いですが、安全運転で行ってきます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.14
コメント(0)

輸入住宅の樹脂サッシでよく使われていたミルガード(Milgard)。今回福島のお客様から輸入網戸を2枚作って欲しいというご依頼を頂きました。お客様から頂いた寸法や仕様を基に、アメリカから部材を取り寄せてホームメイドで作った網戸がこちらです。網戸の幅や高さ、厚みもお客様から頂いた寸法通りですし、網戸固定用のテンション・スプリングや取っ手も付いています。輸入サッシの網戸のフレームはアルミで出来ていますから、鉄工用のノコを使えば、比較的簡単に切断出来ます。ただ、樹脂製のコーナー材の大きさも頭に入れてカットしないと、変な大きさのものが出来てしまいます。切断用のノコも電動や手動のものなど、いくつか試しながら一番きれいにカット出来るものを選びました。そういうことに気を遣いながら、私がこの網戸を作ったのですが、クオリティは如何でしょうか。簡単なように見えますが、切り間違いや切断面のきれいさも考えて作業するのは、ちゃんとした道具や細かな気遣いがなければ出来ないかも知れません。網戸のフレームが曲がってしまったり、コーナー材が劣化して割れてしまったりしたら、新しく網戸を作っては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.13
コメント(0)

こちらは、ミルガード(Milgard)の古いタイプの輸入サッシ・ロックです。レバーハンドルを回すことで、カムロックと呼ばれるロックプレートが降りて、建具(障子)を固定するという仕組みです。ただ、このロックレバーは鋳物で出来ている為、強い力が加わると割れてしまったり、カムロックが欠損してしまったりして使えなくなります。殆どの場合、15年以上使用された上での不具合ですから、経年劣化と考えていいのですが、このパーツを国内で調達することは出来ません。また、サイズが違うものも存在しているので、形が似ているからと安易に注文してしまうと取付け出来ないということも生じます。こうしたロック・パーツの不具合は、鍵を掛けるという防犯性に直結してきますから、少しでも様子がおかしいと感じたら、早めに調達先を見付けて、予備を含めて購入しておくことが大切です。今の処、この部品は部品メーカーから直接購入することが可能ですから、トラブルになっても心配する必要はありません。ただ、まだ大丈夫と高をくくっていると、将来手に入らなくなるなんてこともありますから、そこは注意が必要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.12
コメント(0)

輸入サッシの網戸を固定するには、網戸ピンや固定バネが使われるのが一般的ですが、中にはこんな形をしたかわいい固定金具が使われることもあるんです。写真は、その固定金具を三方から撮ったものですが、蝶々が丁度羽根を広げたような形をしているので、通称バタフライ・クリップと呼ばれています。バタフライ・クリップの正しい名称は、リテイナー・クリップと呼ぶのですが、両手をVの字に広げたデザインなので、通称で言った方が分かりやすいかも知れません。この網戸部品にもいくつか種類があって、樹脂の表面に刻印された番号で適切な部品が特定出来ます。輸入サッシの網戸部品としてはマイナーな部類に入りますが、これがないと網戸を窓に固定出来ませんし、樹脂が経年劣化で割れてしまうことも多いですから、予備を多めに調達しておくといいかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.11
コメント(0)

輸入住宅の玄関ドアに使われているクイックセット(Kwikset)社製の古いドアレバーとデッドロック。古いと言っても現行の製品ですから、輸入資材の製品寿命は長いですね。今回ご依頼頂いたのは、知り合いの工務店さんにこれらのドア金物の錆が気になるという相談をしたら、当初ゴールド色だったものが黄色に塗装されてしまいイメージが変わってしまったので、何とかしたいというものでした。また、ドアレバーの方も調子が悪くなってきたそうですが、ドア毎の交換を勧められてドアレバーだけの交換が出来ないだろうかというご希望も頂きました。こちらのおうちはお店兼用にもなっている為、来るお客様にも美しくて使い勝手のいい玄関をお使い頂きたいという感じだと思います。昔のクイックセットの製品は、金メッキの質が今ほどではなく、数年で錆が出てくるといった感じでした。ただ、現在私たちがお勧めしているものは、金メッキが錆びにくく雨の後に雑巾やタオルなどで水を拭いて頂ければ、殆ど錆は出ないものとなっています。輸入のドア金物について知識や経験のない建築屋さんであれば、ドアノブの交換をしたことがないという理由でドアを国産のものに交換しようという提案をするのですが、そんな必要はありません。ドアレバーもデッドロックも新しいものに交換することが出来ますし、ドアの建て起こしの調整をすれば、ドア自体もスムースに動くようになるのです。それにしても、ゴールドが錆びたからと言って黄色で塗装するなんて小学生のお絵描きみたいな仕事ですよね(笑)また、レバーハンドルが上下逆さまに付いているのも変ですね。恐らく、室内側と屋外側のレバーが入れ替え出来るということを知らなかったのか、単にそのまま付けたのか、そのどちらかかも知れません。これでは、ハンドルのカーブがいつまでも手に馴染まなかったような気がしますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.09
コメント(0)

マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド・サッシについては、廃番のサッシでない限り交換部材の供給は殆ど大丈夫ですが、ファイバーグラスで出来たインテグリティ(Integrity)のシリーズに関しては、部材の供給が制限されるものもあります。その一つが、この網戸のコーナー材。樹脂製の小さな部品ですが、メーカーは部品の供給ではなく、網戸毎の交換でしか対応してくれません。通常のアルミクラッドに使われているものと、インテグリティに使われているものと、然程違いがないように見えるのですが、コーナーに露出する部分の太さ(幅)が若干異なります。そんな違いなら、それを流用すればいいようにも思いますが、そのコーナー材がインテグリティの網戸フレームに合うかどうか分かりませんし、例え合ったとしても露出部分の違いによって網戸全体の寸法が数ミリ違ってくると考えると、少しリスクがあるようにも思います。インテグリティのコーナー部品ですが、部品メーカーのラインナップを探しても全く同じというものはありませんでした。ですから、インテグリティの網戸については少々高くなりますが、網戸を新しく調達した方が間違いはなさそうですね。まあ、マーヴィンの廉価版で画一した製品構成しかないインテグリティですから、融通が利かないのは致し方ありません。そのうち部品から網戸を作る方法もボチボチ見つけるつもりですが・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.08
コメント(0)

最近、輸入サッシの網戸を作り直したいという相談をいくつか頂いています。網戸の張替えは、グラスファイバーのスクリーンと網押えのゴムがあれば、比較的簡単に取り換えることが出来ますが、網戸のフレームが曲がってしまったり、樹脂製のコーナー部品が劣化して欠損してしまったりした場合は、お客様ご自身で直すことは至難の業です。また、輸入網戸のフレームはデザインや寸法が様々で、それに合致するものでなければ、サッシに取り付けることは出来ません。そんな時、お客様から写真のようにフレームの詳細情報を教えて頂けると、調達すべきフレームやコーナー材を特定することが可能です。勿論、網戸全体の大きさや網戸をサッシに固定する為の部品や取っ手(把手)部品もお知らせ頂くことも必要です。通常は、窓メーカーにお願いしてサッシに合った網戸を供給してもらうのですが、メーカーが不明だったり、既にメーカーがなく国内で手に入らないという場合でも、部品メーカーから全く同じ部材を調達して網戸を作ることが出来ますから、安心して下さい。普通のサッシ屋さんでは輸入網戸を作ってもらうことは不可能ですから、まずは輸入住宅のプロに相談するようにしたいものです。そして、網戸1枚分を輸入するのも十枚分を輸入するのも、輸入に掛かる費用は然程変わりません。そういう場合、出来るだけ一度にご注文頂く方が経費をお値打ちに出来ますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.07
コメント(2)

こちらは、とあるお客様から修理のご相談を頂いたガレージドア。通常の輸入ドアのようなパネル・タイプではなく、細いパイプをすだれのように降して使う国産のパイプ・ガレージシャッターです。今回の相談は、シャッターを引き上げるのに使うトーションスプリングと呼ばれる大きなバネが、断裂してしまったというものでした。車を横並びに2台止められる幅の大きなガレージですから、それに使うトーションスプリングも2本必要となります。こういうトラブルの場合、2本のうち1本が切れた状態と思いますが、切れた1本だけを交換すればいいというものではありません。切れていないもう1本も長い間酷使された状況ですから、金属疲労も切れたバネと同じように進んでいると考えるべきです。金額を安くする為に1本だけを交換するという見積で提案してくる業者がいるかも知れませんが、それを有難がって依頼するような人は安物買いの銭失いです。新しいバネと古いバネが混在すると、古いバネは伸びて弱っていますから、自ずと新しいバネへの負担が大きくなります。古いバネは近いうちに断裂する可能性があるのは当然ですが、交換した新しいトーションスプリングも負担が大きかった分その寿命も短くなってしまいます。交換するサイクルを長くしたいのであれば、2本あるスプリングを2本共一度に交換してこそ適切なガレージドアの修理と言えるのです。ただ、トーションスプリングだけでなく、ドラムワイヤーや電動オープナーも定期的に交換・メンテナンスが必要ですから、点検でその時期が来ていると思われる場合は、同時に交換した方が費用を抑えることが出来るはずです。急がば回れのことわざの如く、そこはプロと一緒に状況を確認しながら判断していくようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.06
コメント(0)

輸入サッシ、特にアルミクラッド等の木製サッシは、定期的な防水メンテナンスを行うことがサッシの寿命を長くする為には非常に重要な作業となります。ただ、そういうことを認識している住宅メーカーやリフォーム業者、塗装業者は殆どおらず、足場を組む外壁塗装の際にサッシ自体への防水工事がなされないのは、致命的と言っても過言ではありません。(サッシと外壁とが接するサッシの周囲をコーキング等で防水することは当たり前ですが、輸入サッシそのものを触ることは、知識がない為出来ないというのが実情です)写真は先日四日市市で行ったアルミクラッド・サッシの防水処理ですが、ご覧の通り非常に細かくマスキング・テープを入れて雨がサッシの内部に侵入しないように下準備を行いました。こちらは、ペラ(Pella)ウィンドウのフレンチドア(観音開きの2枚ドア)ですが、アルミの外装板がいくつもに分かれて装着されている為、弱点となるつなぎ目が多数存在します。また、長年風雨に曝されてきた為、既に雨水がサッシ内に侵入しているらしく、木が膨張してつなぎ目が開いてきている状況です。ですから、通常は水抜き箇所として敢えて防水処理しない場所も今回は雨水が逆に侵入する可能性があると判断し、防水工事を行うこととしました。ここにカビ防止の特殊なコーキング剤を注入し、そこを指やヘラで押えることで、しっかり定着する状況を作ります。特に指で押さえると、防水剤の入り具合が分かるので、ちょっと不足していると感じれば、そこに追加で防水剤を注入することが出来るという点で最適な気もしますが、防水剤が手に付くことを嫌がる職人も少なくありません。どこまで真摯に作業を進めるかは、施工業者の責任感やその輸入サッシに対する経験や知識にも左右されます。そういう点では、誰でも出来る仕事ではないかも知れません。それは、今回のサッシの防水工事で通常の輸入サッシと同じ作業では十分ではないと判断し、倍以上の手間や時間を掛けて施工を行ったという状況を見れば、お分かり頂けると思います。(勿論、私たちの勝手な判断ですから、工事の金額の増額をお客様に追加でお願いすることはしませんでした)高いか安いか、施工が丁寧かいい加減か、あなたは何で判断するでしょうか?私なら、経験や知識の豊富さが判断基準と考えます。いくら丁寧でも間違った手順や場所を施工していれば意味はありませんし、安くてもちゃんとやってくれるだろうという過信は禁物です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2019.05.05
コメント(0)
全25件 (25件中 1-25件目)
1


![]()