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長い梅雨が突然終わって、やはり突然暑い夏がやってきた。 最近は、徐々に季節が移行していくということがなくなったのだろうか。うちの会社は、プレハブの賃貸倉庫の一角にある事務所だから、太陽に熱せられた鉄板焼きのような状態になっている。鉄の屋根や外壁は、熱を伝えやすいという特性があるので、冬の寒さも当然部屋に伝わってくるから、たちが悪い。また、入り口のドアに付いているガラスや窓のガラスは、当然のようにシングルガラス。輸入住宅を造っている建築屋の事務所とは思えないくらい、低断熱・低気密な室内なんです。それを少しでも緩和しようと、今年もガラス面に農業用の遮光・遮熱ネットを取り付けました。勿論、クーラーもあるのですが、そういう文明の利器は出来るだけ使わずに、自然の摂理に基づいたパッシブソーラーを利用するのを自身の理念と考えている私ですから、こういう工夫をしています。ネットの繊維は横方向に走っていますから、水平に入ってくる間接光や風を妨げることはありません。但し、斜め上から入ってくる太陽の直接光や紫外線は、黒いネットによって遮られますから、ガラスも然程熱くならないのです。まあ、そうは言っても今日の最高気温は37度になるらしい。私も何とか35度くらいまでなら耐えられるのですが、猛暑となればエアコンを入れずに仕事をすることは難しい。あと、20年もすると日本の気温は40度を超えるのだろうか?インドのバナラッシーは46度だったから、それよりはマシか・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.31
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こちらは、アンダーセン(Andersen)製の両開きフレンチドア。ガラスには飾り格子も入っていて、豪華なテラスドアです。築19年という比較的新しい輸入住宅ですが、こちらのドアの表面パネルがご覧のように剥がれてきてしまいました。表面パネルは、薄い化粧板の上に塗装が施してあるのですが、接着面が剥がれて下地の木部が露出しています。以前応急処置で地元の大工さんがパネルを接着剤で張り直して、木口部分にコーキングを塗って防水処理をしてくれたらしいのですが、うまく施工が出来ていなかったのか、パネルがまためくれてきています。こうなってしまうと、下地の木部やペアガラスの下端にも雨が入ってしまい、室内側の木部パネルもめくれた状態になってしまいます。お客様はまた接着剤で張り直せないかという感じでおっしゃっていましたが、パネル自体が反ってしまっているので、どこかが浮いた感じになってしまい、すぐに雨漏れすることとなってしまいます。メーカーにも一度対処方法について相談してみようと思いますが、恐らくこうなってしまうとドア自体を交換する以外にないかも知れません。アンダーセンのスライディング・パティオドアやフレンチドアは、表面材が木質パネルになっているので、パネルのつなぎ目やガラスとが接する部分には定期的に防水処理をしなければなりません。外壁を塗り替えする際には、輸入のサッシやドアの防水処理や塗装をすることを忘れてはいけません。そういうことを知らない住宅メーカーや工務店も多いですから仕方がありませんが、私の記事を読んで頂いている皆さんは、どうぞお気を付け下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.30
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こちらは、アメリカンスタンダード社製と思しき洗面水栓。ただ、お客様がそうだとお思いになっているだけで、実際にそのメーカーのものかどうかは定かではない。確かに陶器で出来た洗面ボウルには、「American Standard」というロゴが入っていますが、だからと言って水栓までそうかと言えば分かりません。図面や仕様書、見積書などにメーカー名や品番などの記載があればいいのですが、そういうものもありません。勿論、こうしたタイプの水栓金具がないか、メーカーのサイトなども確認してみましたが、旧製品の記録にも登場しないデザインでした。水栓の頭に付いたレバーハンドルを本体に接続するプラスチック部品が破損したとのことで、その部品だけ調達出来ないかという問い合わせでしたが、あまりに情報が少な過ぎて製品の特定には至りません。水栓金具に使われている部品は、以前から申し上げているようにメーカーによっても製品によっても、製造時期によっても様々違っているのが普通です。正確な詳細情報を記録として残していない限り、破損した際には水栓全体を交換する以外にはメンテナンスをする方法がないことを心に留めておいて下さいね。逆に、そういう情報があれば、長い間修理部品が手に入るのが、輸入の水栓金具です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.29
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こちらは、私たちが輸入住宅に施工するドアの輸入ヒンジ(蝶番)。角が丸かったり、四角かったり、大きさや色も様々あるのですが、代表的な室内ドア用と屋外ドア用のものをご覧頂きます。北米式の輸入住宅に使われる外部ドアは、無垢の木製のものかファイバーグラス製のものかが多くなってきていますが、ドア厚が44mmもある為、ドアそのものの重量も相当重くなります。次に室内ドアは、やはり無垢の木製のものもありますが、コストを抑える為に中身が空洞になったハローコアのフラッシュ・ドアも存在します。その厚さは、35mmと外部ドアの75%程度しかないので当然重さも軽くなります。それを支えて開閉させる金物がこれらのヒンジとなる訳ですが、高さが2m程度のドアであれば外部用も室内用も3枚ずつが取り付けられます。室内用と屋外用とでは、ヒンジの大きさや厚みも当然変わってきます。(外部用は、写真の127mmのもの以外に102mmも一般的です)ドアヒンジは、毎日開け閉めする為、常に消耗する部材です。その為、10~15年くらいで定期的に交換してやる必要がありますが、どこのドアに使うものなのかやどんな形状・大きさのものが使われているのかを正確にチェックして、適切なヒンジを調達するようにしたいものです。(私たちは、減りが少ないステンレス製を使用)また、ヒンジを交換する時は、ドアの下がりや歪み・傾きを修正することが出来るいい機会ですから、専門家に調整作業をお願いすることを忘れないで下さいね。窓やドアは、都度メンテナンスしていけば、生活がしやすいばかりでなく、家の価値そのものを維持することが出来るということをお忘れなく。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.28
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こちらは、古いミルガード(Milgard)社製ケースメントサッシの開閉金物部分のアップです。建具(障子)部分のペアガラス内にも錆びがあり、その樹脂枠にも汚れと結露が混ざって乾いた跡が見受けられます。また、左右にスライドするウィンドウヒンジやオペレーターといった部分にも随分ホコリやゴミが散見される状況です。こんなに汚れが溜まった状況では、窓の開閉がうまくいかないのは皆さんでもお分かりでしょう。最近の輸入住宅は高気密・高断熱。冬は暖房、夏はクーラーを使い、殆ど窓を開けないというご家庭も多いと思います。でも、そうすると建具と窓枠との間に雨や湿気が溜まるばかりか、外の砂や枯れ葉、排気ガスの油なども入り込んだまま抜けなくなります。因みに、製鉄会社がある愛知県東海市などは、鉄粉も飛んできますから新築後まもなくでもサッシの塗装の劣化や金物の錆びなどが発生します。家の中の掃除をこまめにするというお客様でも、窓を開けてサッシの金物部分まで掃除をするという人は殆どいません。こうした手入れをしないまま窓を使い続ければ、窓の金物がスムースに動かなくなるばかりか、錆付いてギアなどが欠損したりもしますし、建具の水平・垂直に狂いが生じサッシが閉まらなくなったりします。輸入サッシは不具合が起りやすいなんて話をする人がいますが、それはご自身が手入れをしていなかったことを棚に上げているだけのこと。小さなハケや歯ブラシを使って細かな処まで掃除をした後に、シリコンスプレーを可動部に差してあげれば、そう簡単には悪くならないのが輸入サッシです。勿論、長く使っていると防水処理が切れてきたりしますから、そういう時には私たちのような専門ビルダーに相談して、処理のやり直しをしてもらうようにすれば、ペアガラスの曇りや結露のトラブルも回避出来ます。今回の台風が去ったら、窓を開けて掃除をしてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.27
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こちらは、軽井沢のお客様の輸入住宅に施工されたアンダーセン(Andersen)社製の3連ダブルハング・サッシ。写真には2つしか窓は写っていませんが、3つ並んでいるとリズムがあって豪華ですよね。ただ、これらの窓は開けることが出来ません。建具(障子)の上端から糸がダランと下がっているのが見えると思います。本来ならこの糸は窓の上枠内にあるバランサーから出ているはずですが、途中で切れてしまった状態です。バネが内蔵されたバランサーは、この糸で建具を上に吊り上げているので、糸が切れた建具は上に持ち上がらなくなってしまいます。ですから、それを知らない人が窓を開けようとすると、窓が下へ落ちてしまい、その勢いが強いとガシャンと窓ガラスが割れてしまいます。そういう理由で窓を開けられないように、ガムテープを貼ったり注意書きを貼ったりしているんでしょうね。経年劣化によるバランサーのヒモ切れは15年くらいで起きますから、1ヶ所が切れたら他の箇所も寿命だと思って、一緒に交換することをお勧めします。まだ切れていないからと言って交換しないと、数ヶ月後に突然切れるなんてこともあります。そうなると、またメーカーから送料を掛けて送ってもらわないといけませんし、交換の為にまた交通費も必要となります。車の車検と同じで、消耗品は不具合がなくても定期交換することが重要なんです。バランサーの交換をする際は、窓以外の不具合チェックや手入れの方法についてもお話ししますから、損はありませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.25
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こちらは、ローウェン(Loewen)製アルミクラッドサッシに使われているロック金物です。写真右の建具(障子)に付いているロック受けのフックが、写真左のロック本体の中に入って、サッシをロックするという仕組みで作られています。ロックレバーを下げると、建具が窓枠側にグッと引き込まれ、窓の気密が上がるということなんですが、強く引き込む為にロックの内部構造には負担が掛かってしまいます。これを長く使い続けていくと、内部の樹脂パーツが不具合を起し鍵が機能しなくなるというトラブルが発生します。ですから、この古いロック金物は、10~15年程度で交換するというのが一般的かも知れません。今回もお客様から新しいものを手に入れたいという相談を頂き、注文手配をすることになったのですが、現在のものは本体の内部構造が少し改善されたのか、ロック受けの形状も変化しています。写真の窓は、下側が開いていくオーニングと呼ばれるサッシですが、ローウェンの窓では横に開くケースメントサッシにもこの金物が使われています。部品が共通化されている為、交換部品の種類も少なくて済むことはいいことですが、同じ時期にメンテナンスが必要になるという点では一緒に交換手配をすることを考える必要がありますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.24
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こちらは、ミルガード(Milgard)製輸入樹脂サッシのスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)。一見何の変哲もない掃出しサッシのドアハンドルですが、実は鍵が掛かったままロックの解除が出来なくなったのです。このお客様は埼玉の方に住んでいるそうで、近くでは対応してもらえる専門業者もいないとのことで、遠く愛知県の私たち ホームメイドにご連絡を頂きました。こういうトラブルは、年に数件相談があるのですが、泥棒でも外から鍵を開けるのが困難なドアですから、素人のお客様ではどうしようもありません。私たちもこうして写真で確認しているだけですから、はっきりとしたことは言えませんが、輸入の工具や知恵と経験を駆使して解除を試みます。今までこういう状況で様々なメーカーの掃出しサッシのロックを修理・メンテナンスしてきましたから、ロックの解除は可能だと思いますが、今までとは全く違う原因や破損状況だとも限りません。つまり、現場で状況を見ていない状況では、ある意味出たとこ勝負ということでもあります。お客様にとっては、遠くから出張費を掛けて来てもらったはいいが、結局ドアが開かなかったり、破損した金物を交換出来なかったりしたら、お金を掛けただけ損と考えるのは仕方ありません。そんなリスクを負ってでも、どうにかして鍵が開くようにしたいと考えるのも人情ですから、そういう人の為であれば移動距離や拘束時間の問題を横に置いて、出来るだけお役に立ちたいと思います。さて、今回のお客様は、どうされるのでしょうか。私たちも無理強いはしませんよ。何れにしても、こうなる前に必ず予兆があるはずですから、少し変だなと感じたら早めに相談して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.23
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こちらは、ローウェン(Loewen)製輸入サッシのロック金物。新潟のお客様から、この金物が傷んだので新しいものが欲しいというご相談を頂きました。構造そのものは、国産サッシのクレセントと同じですが、素材は硬い鋳物で作られています。ですから、強い衝撃を受けるとパキンと割れてしまったりしますから、無理に鍵を掛けることは禁物です。(だからと言って、鍵を掛けられないのは防犯上不安ですから、早急にその原因を専門家に確かめてもらう必要があります)同じローウェンのダブルハングでも、製造時期やオプション設定によってこうした金物部品が違ってくる場合がありますので、現在付いているものの形状や寸法をしっかりチェックしなければなりません。お客様のおうちの近くには、ローウェンの部材を調達したり、修理をしたり出来る人間がいらっしゃらないようですから、愛知県からの遠隔操作にはなりますが、出来るだけお力添えをしていきたいと思います。勿論、どうしても私たちが修理をしなければならないという場合には、出張してでも直しに伺いますから、大丈夫です。後は、皆さんのおうちに対する思いがどれだけなのかが、家の寿命を決定すると言っても過言ではありません。まあ、私たちも何年この仕事を続けられるか、分かりませんけどね・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.22
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こちらは、アルパイン(Alpine)製ケースメント樹脂サッシの建具を下から撮った写真です。いかにも屋外から撮影したように見えますが、実は手を伸ばして自撮りをする要領で写真に撮りました。こちらは、窓を開閉する為のオペレーターに不具合があって、そのオペレーターがどういった形状をしているかを確認する為に撮ったのです。建具の樹脂枠には、相当水気が溜まっていたのか、緑のコケのようなものが付いています。オペレーターが壊れていたので、きっとあまり窓を開けられなかったのでしょうね。こうした写真などでオペレーター等の金物類は特定出来たのですが、写真の矢印の部分のガイドレールが「コの字」の形状をしているのが分かりますでしょうか。この「コの字」の部分をオペレーター・アームが前後に動いて窓を開け閉めするのですが、ガッチリ「コの字」で挟まれているので、オペレーター・アームをレールから外そうとする際には、まずレールを建具から外さなければなりません。ただ、レールを固定しているビスが、建具の下の両サイドに付いているので、室内側から身を乗り出してビスを外すことは出来ません。つまり、2階にこの窓が付いていると、外部足場を立てて屋外側から建具のビスを外すしか方法がないのです。だって、もし室内側から感覚だけでビスにドライバーを差し込められても下手をするとビスを下に落としてしまい、失くさないとも限りません。ケースメントの開閉金物を外したり取り付けたりするのに、室内で作業が出来ないというパーツは初めて見ました。こりゃ、普通のリフォーム屋さんや住宅メーカーでは、歯が立たない仕事かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.21
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こちらは、今日不具合調査に伺った輸入住宅のトイレドアです。一見何の変哲もないドアレバーが写っているように見えますが、よ~く見るとドアラッチのフェースプレートとドア枠側のストライクプレートの位置が、上下に5mm程度ずれています。実は、このトイレドアは、ドアを閉めようとしてもラッチが穴に引っ掛からず開いたままになってしまっているのです。つまり、内鍵を掛ける掛けない以前の話になっているんです。そりゃ、これだけ穴とラッチがずれていれば、ラッチが引っ掛からないのは当たり前ですよね。これがどうしてこうなったかと言えば、長年のドアの開閉が頻繁だったことと、ドアが多少捻っていてドアヒンジの摩擦が大きかったのが、原因のような気がします。これを修理する為には、擦り減ったドアヒンジを交換すると共にドアの位置をもう少し上の方に戻してやって、ラッチの位置をストライクの正面に来るようにしてやることが必要です。ただ、ドアがひねっている状況は、多少ヒンジの調整等でごまかすことは可能ですが、捻り自体を直すことは出来ませんから、一番帳尻が合う位置に持ってくるしかありません。これって、3次元で位置調整するということですから、普通の業者さんではなかなか難しい作業です。ただ、こういうことも全て自然の摂理から考えることをすれば、どう調整したらいいか自ずと見えてくるものなんです。ドアが閉まらないとか、ドアが引っ掛かって開けづらいとかいう場合は、思っている所が原因ではないことの方が多いですから、輸入住宅のプロに相談するようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.20
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こちらは、ミルガード(Milgard)製輸入樹脂サッシのシングルハング。写真左のサッシは正常のようですが、右のサッシは建具(障子)が斜めに上がっているようです。窓は開くには開いているようですが、こういう感じになってしまうと建具が窓枠に引っ掛かってしまって、開けるのにも一苦労です。これは、建具の両サイドに内蔵されているチャネルバランサーと呼ばれる吊り金物が、片方だけ機能不全を起こして建具を持ち上げられなくなったことが原因です。ただ、この状態になるまでにはある程度長い時間が掛かっているはずですから、もう片方のバランサーも同様の劣化をしていると思います。その場合、正常なバランサーもそんなに遠くない将来、不具合を起す可能性が高いでしょうから、その時は窓自体が開けられなくなってしまいます。(今は正常な隣の窓も、交換時期だと思います)本来、バランサーは消耗品で10~15年程度で定期的に交換していく必要がありますが、そういうことを知らずに輸入住宅で過ごしている人はたくさんいます。そんな人が突然窓の異変に気付いて修理のことを意識する訳ですが、その頃には家を建てた住宅メーカーもメンテナンス・サービスが出来ない状態になっていることが殆どです。それは、新築の施工は出来ても、その後の修理について何ら知識を持っていないということもありますが、輸入住宅の事業自体をとうの昔に止めてしまったということも原因です。輸入住宅に限らず、家というものはお金と時間を掛けてメンテナンスを継続してこそ、その価値を維持することが可能です。その為には、日頃からメンテナンスに協力してくれる専門業者を見付けておく必要がありますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.19
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輸入サッシに取り付けられたプラスチックの小さな部品。輸入サッシの中でもマイナーなものではありますが、この部品は網戸をサッシ枠に固定する為に使われるバタフライクリップという付属部品です。正式名称は、リテイナー・クリップというのですが、サッシ1ヶ所に対して4個のバタフライクリップが使われます。ただ、太陽の紫外線等が当たる窓際にありますので、樹脂が劣化してしまうことはある意味仕方のないことですから、10年以上でその寿命は終わってしまうかも知れません。本来、この部品は消耗品ですから、いつでも交換部品が手に入る状況でなければいけないのですが、サッシ・メーカーが国内から撤退してしまったか、輸入商社がそういったサッシの取り扱いを止めてしまったことで、入手が困難になりました。どうにかこうした部品を調達しようとお客様からご相談を頂くことが多くなっているのですが、特殊でマイナーな部品故にアメリカでも購入出来る処は限られています。現在、私たちはこうした部品を調達することが出来ますが、それが出来る期間がどのくらいかは分かりません。常に交換が必要となる部品については、調達の際に少し余分に購入することが生活防衛となる気がします。ただ、20年も前の部品が手に入るのは北米ならではであることも、安心材料として覚えておいても損はありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.18
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輸入のシングルハング・サッシに装着されているチャネルバランサー。長い棒状の金属の端にプラスチック製のエンド・パーツが付いているという形状をしています。上げ下げ窓の開閉がスムースに出来ないという場合、サッシ枠の両サイドに取り付けられているバランサーにトラブルがあると考えるのが普通です。写真のバランサーは、バネ部品が破損したか、バネそのものが劣化して錆びてしまったのか、建具を持ち上げる為の糸が戻らなくなっています。(糸を巻き上げる滑車も、糸が外れて下に垂れています)この糸(ヒモ)がバネの力で戻ることで、重い建具を吊り上げることが出来るのですが、こうなると窓を開けられなくなってしまいます。この不具合は、バランサーを交換すればちゃんと直すことが出来ますが、エンド・パーツの形状や金属棒のサイズが少し特殊な気がします。いつものものと安易に注文してしまうと、もしかすると装着出来ないということがありますから、細かな点も調査をした上で商品を購入することが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.17
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日本ではまだ長梅雨が続いておりますが、アメリカ オレゴン州のポートランド郊外で毎年繰り広げられる高級住宅展示会が、7月末から1ヶ月の間開催されます。その名も、「ストリート・オブ・ドリームズ」。現地の有名デザイナーとビルダーが手を組んで、ゴルフコースの一角のような美しい場所に最新トレンドを考慮したカスタム・ハウスをいくつも建てます。それらを一般に開放してショーのように見せるのが、この企画。(尚、ショーですから、チケットを購入しておく必要があります)勿論、この展示会が終了した後は、一般の皆さんに家具類をそのままセットにして分譲されます。アメリカの最新トレンドを見ることが出来るとあって、現地のお客さんが大勢押し掛けるのですが、毎年日本やアジアの国々からも住宅メーカーのマーケッターや輸入住宅ビルダーも見学にやってきます。私もこの会社を興す前に一度見に行ったことがありますが、日本の建売住宅と違って、本物の高級住宅の分譲ですから、それはそれは圧倒されます。輸入住宅のトレンドだけでなく、今後日本の住宅で流行りそうなデザインや色も知ることが出来ますから、一般の皆さんも必見かも知れません。私もたまにはこうした本物を見に、お客様を連れて行きたいものですが、なかなか時間が取れないのが悲しい処です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.16
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数ヶ月前に購入したという中古住宅。屋根裏部屋もあって、可愛らしい外観をしていますから、気に入って買われたのだと思います。ただ、気になることがあったようで、私共にご相談を頂きました。それは、部屋のカビや水染みの跡。主に屋根裏部屋が問題のようですが、写真のようにコーナーのジョイント部分に黒くなった所が存在します。また、アルミサッシの周囲のビニールクロスも剥がれてきていて、そこの下地も変色しているといった状況でした。お客さんやリフォーム業者は、雨漏れだと判断したようで、屋外側の窓の周囲等にコーキングなどを施工して、それで補修を完了したようですが、屋根裏などの高い場所にある窓は処理をしなかったようで、不安が残ったという感じだったのかも知れません。まだ、現場を直接見た訳ではありませんから詳しい状況は分かりませんが、私が推測するにこれは冬場の室内結露ではないかと考えています。現在は、こうした部分は黒くはなっていますが、比較的乾いた状態ですし、この梅雨のたくさんの雨でも雨漏れを起しているという状況は見受けられないといった感じのようです。また、現在は購入したばかりで人が住んでおらず、生活による水蒸気や温度変化もありません。ただ、これを解消する為には、室内の空気や熱を効率よく逃がしてやるといった仕組みが必要ですし、ある程度抜本的な部分の工事をしないといけないかも知れません。この家のように屋根裏がチェック出来るおうちはまだいいのですが、屋根裏を閉じた空間にして見えない状態になっている家は、この問題に気付かずカビや構造材の腐食が発生していることも多いですから、一度天井を開けて屋根裏へ入ってみることが必要ですね。ずっと暮らす家ですから、家族の健康を考えてカビや結露の問題は早く解決しておきたい処です。<関連記事>: 屋根裏及び屋根裏部屋の結露対策(1) (2007年9月1日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.15
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愛知県一宮市の輸入住宅で主に外装の塗り替え工事を行うのですが、この長梅雨の為、なかなか思うように職人の日程が決まりません。まあ、ある程度予想はしていたことではありますが、ここまで毎日雨が降ると外仕事は全く出来ない状態と言っても過言ではありません。今日は、お客様の処に伺って、外壁や内装に塗る塗料 パラペイントの色見本をお渡ししがてら、交換が必要なハーフサークル・ウィンドウのサイズ計測をしてきました。交換が必要と言っても窓そのものを交換する訳ではなく、枠に装着されたペアガラスの交換です。ご覧のようにペアガラスの内部に雨が入り込んで、雨垂れが幾筋も付いています。いつも申し上げるように、こうなるとガラスの周囲のスペーサーが錆びてきたり、ガラスが曇って見えなくなってきますから、ガラスの交換が必要です。写真は、ガラスの周囲に付いていたガラスの押し縁を外した処です。押し縁を外すと、ペアガラス全体が露出しますから、全体を容易に測ることが可能となります。ただ、この押し縁を外すのが相当厄介なんですね。当然ガラスが簡単に外れないようにしっかり固定するものですから、押し縁そのものも外れにくい形状になっています。こちらは、輸入の樹脂サッシですから、あまり無理に外そうとすると押し縁そのものが割れたりしてしまいます。今回は、室内側に押し縁が付いていましたからまだいいのですが、これが屋外側に付いていると、太陽の紫外線に曝されて樹脂が劣化して固くなってきていますから、更に難易度は高くなります。押し縁もガラスと一緒に輸入出来ればいいのですが、このサッシを作ったヴァイスロイ(Viceroy)というカナダのメーカーは、既に会社がないようですから、丸い形状の押し縁を入手するのは、不可能に近いかも知れません。ですから、こういう仕事は出来るだけ経験のある輸入サッシの専門家にお願いしないと、反って修理箇所を増やすことにもなりかねません。今回は、無事押し縁を外すことが出来ましたし、ガラスの寸法確認も出来ましたから、あとはこのサイズ・デザインのガラスを作ってもらうだけです。勿論、装着後にはガラスの周囲の防水工事も行いますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.14
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滋賀県のお客様から、ローウェン(Loewen)製ケースメントサッシ用ロック部品が破損したので、交換部品が欲しいという相談がありました。写真は、そのロック部品を外して裏返しにした状態ですが、ロック・キーパー(ロック受け)に引っ掛かる白いプラスチック部品が割れてしまっています。これが割れてしまうと、キーパーをガッチリ掴んで建具を引き込むことが出来なくなりますから、鍵は掛からなくなってしまいます。このロックが1つ付いているだけの窓だと、これが壊れると防犯性に影響しますが、ロックが2つの時1つが壊れると建具の引き込み具合が均一でなくなり、引き込み方に歪みが生じます。そうなると、開閉金物やヒンジにも影響が出て、窓が傾いて動くなんてことにもなりますから、取り敢えず鍵が掛けられるからと放置しないで、早めにこの部品を交換することが必要です。また、最近ではこのロック部品が改良されて、ロック・キーパーの形状も少し変わりましたから、キーパーも同時に交換することを忘れないで下さいね。キーパーの取付け位置も微妙に変化しますから、よく注意して正しい位置に固定することが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.13
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こちらは、20年以上前に施工されたマーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ケースメント・サッシ。クランクハンドルを回して窓を開けようとするのですが、少し様子が変でした。通常は、ハンドルを回したら回した分だけ建具(障子)が開いていくのに、十分に開いていかないのです。よくよく見たら、ハンドルに連動して動くオペレーター・アームと、その先にある建具とがやはり連動していません。そこで少し手で建具を押し開けてみると、この通り。建具の木枠にビス留めされているトラックレールが、木枠の一部と一緒に外れています。木はボロボロになって、まるで木の化石のようにも見えますよね。これは、雨水がガラスやアルミの外装部分から侵入して、木枠を内部から腐らせてしまった結果、木枠の下端が脱落してしまったのです。お客様もずっと長い間窓を開けることがなく、窓への雨の侵入にも気付かなかったことで、徐々に建具がこんな状態になってしまいました。雨が降った後は、窓を開けて乾かしてあげることは勿論ですが、10年に一度くらいはガラスの周囲やアルミのつなぎ目に防水処理をしてあげることが大切ですし、木部の塗装もティンバーケアのような屋外用の防水塗料を使うことを忘れてはいけません。自然素材で出来ているものは、人間の気持ちや暮らしを癒してくれますが、ケアをしないとすぐに悪くなるということを覚えていて欲しいものです。今回は、メーカーに依頼して建具だけを調達しますが、防水処理や塗装を交換前に行って、今後同様のリスクが少なくなるように施工する予定です。因みに、こういうサッシの雨漏りによるトラブルでも、火災保険で補修費用が捻出出来るケースがありますから、一度保険会社に相談することをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.12
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愛知県海部郡のお客様から輸入サッシやドアのメンテナンスについてご相談をいくつか頂きました。いくつかの建材に対し、異なったトラブルが発生しているという状況で、一度に全てをご紹介することは出来ませんが、その一部を書かせて頂くこととします。まずは、アメリカ アンダーセン(Andersen)社の両開きフレンチドア。お庭に向かって、左右のドアが大きく開いていくフレンチドアは、輸入住宅好きの方にとっては憧れでもあります。今回、そんなドアの化粧パネルが剥がれてきて、ドアの中に雨水が入り込んできているという相談でした。写真の矢印の部分に隙間が生じ、そこから雨が中に侵入してきたというトラブルです。(お客様自身で応急処置をしたようですが、うまく補修が出来なかったようです)アンダーセンの古いフレンチドアや掃出しサッシについては、この表面材の剥がれが問題となるケースがよくあります。以前にも4枚ドアの掃出しサッシで同じトラブルが発生し、建具のドアを全て交換するという案件がありました。表面材の密着が経年で悪くなるということは、避けられないことかも知れませんが、やはり定期的に何らかの予防処置をすべきだと思います。ガラスの周囲やドアパネルのつなぎ目など、雨が侵入しやすい場所に防水コーキング等を使って防水処理をしたり、ドアの表面に塗装をし直すことによって、そのリスクを少しでも軽減させる努力を惜しんではいけません。今回、どこまで雨漏れが進行しているのかは、現地調査をしてみないと判断出来ませんが、補修か交換か何れかの対処が必要です。何れにしても、サッシやドアの防水メンテナンスは、木製建材を多く使う輸入住宅では必修です。そうそう、こういうトラブルは台風のような強い雨風で発生する場合がありますから、そういう場合は火災保険の風災で補償してもらえるかも知れませんから、一度保険会社にも相談してみましょう。<関連記事>: 外装の化粧板が剥がれました (2019年4月19日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.11
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プラスチックの色も変わって、随分劣化した印象のある部品ですが、これはアルパイン(Alpine)社製の引き違い窓の建具の下に装着されて、レールの上をスムースに動かす為に使われます。輸入サッシの引き違い(スライダー)は、片方の建具はハメ殺し(FIX)になっているものが殆どで、片方しか動かない片引きサッシとも呼ばれます。今回、お客様から窓の開閉が固くて窓を開けられないという相談を頂き、現場調査を行いました。お客様は、このローラー部品が不具合を起し、レールの上を転がらなくなったことが原因だろうと考えていたようですが、実際にはそれだけではありませんでした。サッシ枠に歪みがあって、建具が左右するレール部分が湾曲していることが、動きを悪くしている一番の原因でした。樹脂サッシは、柔らかくて柔軟性のある素材で出来ていますから、建物自体に歪みが出たり、窓の周囲の部材から圧力が掛かると、それがサッシに影響を及ぼすと考えられます。構造から来ている問題を修正するには、基本構造を触らなければいけませんから、そこまでするかどうかはお客様次第ですが、戸車部品の交換やレール部分のクリーンアップなどで出来る限りスムースに動くように調整してみるつもりです。写真は、不具合部品とそれが掲載されたアメリカの部品カタログです。似たような輸入パーツがたくさんある中から同じものを見つけて、それを調達するのはプロでなければ難しいかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.10
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こちらは、豊田市にある賃貸輸入住宅に取り付けられたアルパイン(Alpine)社製樹脂サッシです。上下にサッシを組み合わせた大きな複合サッシですが、そこに使われているペアガラスが全て内部結露を起していました。不具合が起きてから随分時間が経っているのか、ガラスの中は随分曇っていますし、ガラスの周囲の金属スペーサーも相当錆び付いています。アルパインというサッシ・メーカーは、国内では手に入らない状況となって久しいですが、サイズに合わせてガラスを特注すれば、元通りに戻ります。大家さんもいろいろ管理会社に相談したようですが、輸入サッシを直せる人間が見つからず、店子のお客様から相当クレームを頂いていたようです。私たち ホームメイドは、こうしたトラブルを全て修理することは可能ですが、このサッシは外側からしかガラスを外すことが出来ませんし、それもハメ殺しのFIX窓が2階に2つもあるので、外部足場を組まなければガラスの詳細寸法も確認出来ませんし、交換作業も不可能です。そういった意味では、特注ガラスの調達だけでなく、施工の費用も結構掛かりますから、それまでしてメンテナンスをするかどうかは、大家さん次第ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.09
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こちらは、輸入の木製玄関ドアですが、ドア枠とドアとの間にある隙間が全くない状態になっています。もう紙すら入らない状況と言っても過言ではありません。玄関ドアの上には、大きめの屋根(ヒサシ)も付いていますし、然程雨が当たる状況ではないように思えますが、この梅雨の長雨や高温多湿といった環境で、ドアや建物の木が膨らんでしまっているようです。恐らく天気が晴れて木も乾燥してくれば、それなりにこのトラブルも解消してくるように思いますが、また同じ状況になってくればドアが枠に当たって開けられなくなるかも知れません。反対側のヒンジ側の隙間をチェックしましたが、こちらと同様隙間が少なくあまり調整する余地がないというのも問題です。こういう場合、ヒンジ側のドアの側面を少し削って、ある程度隙間が出来るようにすることが求められますが、その加工や調整は少し技術が必要です。高級な輸入住宅であればある程、自然素材を多用して家づくりがなされていますから、無機質な工業製品のようにはいきません。その場所やその季節、家の造り方によって臨機応変にメンテナンスしてこそ、長く住むことが出来る輸入住宅となるのです。そこで何もケアしてあげないようなら、自然素材で出来た輸入住宅はその美しさを失い、どんどん悪い状態になっていきますから注意が必要です。長く何もしないでいいものが素晴らしいものではありません。手入れをしてやることで、その美しさや質感を保ってくれるものが本当に価値のあるいいものなのです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.07
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名古屋市にある輸入住宅にお住まいのお客様から、玄関ハンドルのドアラッチが充分に作動しなくなってきて、そのうちドアが開かなくなるのではないかと心配しているという相談がありました。ハンドルセットは、クイックセット(Kwikset)のもので新築から10年以上経過しているかも知れません。建ててもらった地元の工務店に連絡しても、1ヶ月経っても見積も何もないので、これまで鍵屋さんに2回ラッチを交換してもらっているとのことでした。まあ、お客様と工務店との関係は、あまりいい状況にはないように思いますが、メンテナンスをしないという姿勢は無責任な気がします。お客様から写真をお送り頂いたのですが、ご覧のようにハンドルの上にあるレバーを下げてもドアラッチの爪が最後まで入り切っていないのが分かります。また、お客様の説明では、このレバーはいつも下がった状態で上に戻らない状況とのことでした。よくある不具合は、ドアラッチが経年劣化して内蔵されたバネが機能しなくなっているというものですが、既に何度かラッチを交換しているということもあり、ラッチが主な原因であるとは言えません。(クイックセットのラッチ部品も、10年以上経っていれば交換の必要がありますが、数年程度では壊れることはありません。但し、ドアが下がってラッチの爪がストライクに引っ掛かるという状態の時は、破損のリスクが高くなります)恐らく今回のトラブルは、ハンドルセット側に内蔵されたバネ部品や回転部品に何らかの問題が生じて、ラッチとの連動が充分でなくなったことが考えられます。たまにハンドルの取付け位置等が規定と違っていて、ハンドルセットに大きな負担が掛かってしまっていたなんてケースもあります。今回そうしたケースかどうかは分かりませんが、クイックセットを含めてドアノブ・メーカーは内蔵された小さなパーツだけを供給してはくれませんから、ハンドルセットの交換をすべきだと思います。これが完全に壊れてしまえば、ドアが閉まったまま開かなくなるということも考えられますから、玄関ハンドルが変だなと感じたら早めに専門家に相談するようにしましょう。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.06
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今日は、瀬戸市で木製玄関ドアの塗り直しを行いました。随分前に作業をすることになっていたのですが、この長雨のせいで順延となっておりました。表面の劣化した古い塗装や汚れを紙ヤスリ等で剥がし、その上からパラペイントの屋外用木部専用防水塗料 ティンバーケアのナチュラルクリア色を2度塗りました。部分的に木が削れて無塗装の状態になっていた処もありましたので、そこだけタッチアップで着色塗料を塗りました。まだ完全には乾いていない状態で写真を撮りましたから、少し色が濃いめに写っているような気がしますが、明日にはもっとナチュラルな感じに落ち着いてきていると思います。ドアの下の方は少し白ボケした感じになっていますが、木自体が少し劣化している状態なので、色が変わってみえるのは仕方ないですね。何れにしても、これで雨がドアに当たっても水を弾いてくれますし、太陽の紫外線からも木部を守ってくれますから、5~10年くらいは塗り直しをしなくていいかも知れません。こうして定期的にケアしてあげれば、木製ドアでもずっと使い続けられますから、どうぞ皆さんもやってみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.05
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今日は、浜松で輸入住宅の現地調査を行ってきました。1990年代中頃に建てられたおうちでしたが、アメリカ人の大工が来日して建てたはいいが、その後のメンテナンスが出来なくなったという状況でした。アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製木製サッシを主に使用していらっしゃいましたが、木部の腐食でいくつかの窓は建具(障子)を交換しなければなりません。その他に、今では珍しいミルガード(Milgard)の輸入のアルミサッシもお使いでした。その窓については、アルミなのであまりメンテナンスは要らないんじゃないかとお思いの方もいらっしゃると思いますが、実際はそうではありません。窓枠の全部がいくらアルミで出来ているとは言え、必ずメンテナンスは必要となるのです。(特にペアガラスは、内部結露の問題があります)その一つが、このプラスチックで出来たトップガイド。これは、シングルハングサッシの建具の側面に付いているもので、長い棒状のチャネルバランサーが上に飛び出さないように抑え込むストッパーの役目を果たしています。ですから、これが壊れてしまうと、バランサーが建具の中に納まっていることが出来ず、建具を吊り上げる機能が失われます。チャネルバランサーを交換する際は、出来ればこの部品も一緒に交換しておいた方が間違いなさそうです。だって、樹脂で出来ていますから、長年の使用で必ず劣化しているでしょうからね。<関連記事>: 不具合のあるバランサーは飛び出します (2019年4月5日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.04
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消費税が8%から10%に上がるまで3ヶ月を切ってきました。マスコミを含めて、まだあまり実感がないような感じですが、今回は着実に実行されると思います。それがたった2%の上昇だとしても、外壁の塗り替え等で200万円を計画していたら、10%でプラス20万円支払う必要が出てきます。勿論、これは行政の懐に全部入ってしまいますから、私たちのような施工会社にとって一切利益にはなりません。新築の費用については、増税後の優遇措置がいくつか考えられていますから、増税前に駆け込む必要がありません。ただ、リフォームローンを組まないで、修理やメンテナンスをしようと考えている皆さんにとっては、消費税アップはちょっとした問題かも知れません。輸入住宅の補修やメンテナンスは、おおよそ10年毎に行う必要がありますから、もしその時期に差し掛かっている人や不具合を抱えているという人は、そろそろ考えた方がいいのではないでしょうか。海外からの調達となると、納期が長いもので3ヶ月掛かるものも存在します。船の遅延でそれより長くなれば、増税前には間に合いません。お金に余裕がある人は大丈夫ですが、教育費など他の出費が大きいというご家庭でしたら、9月末までに何とかしておきたいものですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.03
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浜松のお客様からマーヴィン(Marvin)のフレンチドアの修理についてご相談を頂きました。こちらのドアは、アルミクラッドの木製ドアなんですが、建具(障子)の下枠と側枠とのつなぎ目や下枠の下端を中心に木部の腐りが進行しているようです。こうしたドアの問題は、室内の湿気が付着して起こる結露によって引き起こされることはあまりありません。表面結露であれば、短時間に結露水は気化してしまい、然程悪さをすることはありません(常に湿気って結露が解消しないという場合は別ですが、ここのように陽が差す場所ではあり得ません)。以前からここで記事にして紹介してきているように、ドア上にヒサシが付いていなかったり、雨がドアに直接多く当たるような環境だったりした場合、水は屋外からドア内部に侵入します。恐らく今回もペアガラスと外装のアルミ板とのつなぎ目やアルミとアルミとのジョイント部分の防水が切れて、雨が入ってしまったと思われます。内側から入った雨が、室内側に目に見える形となった場合、木の内部は相当傷んでしまっているはずです。写真の様子からして、木が黒くなっている部分を指で押すとズブズブ指が入っていくくらい柔らかくなっているように思います。梅雨時は長く雨が続きますし、ドアやサッシが乾く時間が十分にはありません。こうなる前に、サッシやドア周りは定期的に防水処理や防水塗装をしてやることが重要です。今回は、このフレンチドアの生産がマーヴィンでは終了していることから、雨に強い防水処理を施した他社のドアに入れ替えることをご提案するつもりです。ただ、そうしたものでも過信は出来ませんから、取付け前に独自の防水処理や防水塗装を必ず行います。梅雨時には、木の腐食についてのお問い合わせが増える傾向にありますが、こうした不具合は梅雨時以外でも進行していることを忘れないで下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.02
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昨年末にご相談頂いたお客様とメールや打合せを幾度となくさせて頂く中、ようやく間取りの基本構想がまとまりました。それを基に描いた外観デザインが、こちらです。総レンガ積みの外壁に暖炉のチムニーが屋根の上に顔を出すクラシックで重厚な外観となっています。レンガ積みを想定しているデザインソフトが存在しない為、本物と同じように表現することは難しいですが、大まかな感じはご理解頂けると思います。普通の家であれば、建物の一番下には基礎の立ち上がりが露出しますが、平面状のベタ基礎の上に積まれる外壁レンガだと、基礎部分もこのようにレンガで覆われてしまいます。レンガ積みの場合、窓下にはボトムシルと呼ばれるカウンター材が前に出っ張りますし、窓上にもソルジャーコースと呼ばれる縦積みのレンガが載るのですが、ソフトではそういう表現はありません。(特別にそういう素材を作れば表現出来るかも知れませんが、追々時間をみて作りたいと思います)また、この絵では、重力を無視したレンガタイル張りと違い、積むことでしか表現出来ない自然の摂理も考えられています。レンガの色の数や素材の風合いもソフトでは不十分ですが、逆に言えば建てた現物は表現出来ないような圧倒的な存在感が生まれることに他なりません。実際にこの建物が出来上がるまでは、相当の時間や労力が必要ですが、この家を造りたいという強い想いさえあれば、必ず実現するはずです。まだデザイン案の段階ですが、本物が出来上がってきたら、是非見比べてみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.07.01
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