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輸入住宅にお住まいの岐阜県のお客様のおうちにお邪魔して、建具の取外しを行ってきました。輸入窓は、ローウェン(Loewen)のアルミクラッド木製ケースメントサッシ。雨水が建具の木枠の中に入り込んで木が腐ってきた為、それを修復する為に建具を持ち帰る作業をしてきました。写真はその窓を開けた状態ですが、建具の下枠の木に大きな穴が明いています。その場所にはトラックレールと呼ばれる金物が付いていて、オペレーターのアームがその中を移動することで窓が開いたり閉じたりするという大切な部品です。そのトラックレールの取付けビスが抜けて、トラックレールが木枠から外れてしまった様子が写真で分かります。こうなると腐った木枠をカットして、部分的に木を入れ替える必要がありますが、単に入れ替えて取付けしただけではまた同じように木が腐ってきてしまいます。ですから、私たち ホームメイドでは木枠の交換だけでなく、雨が入りやすいガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目などを防水処理すると共に、木部もティンバーケアで防水塗装を施します。今回も建具を外した後に、雨及び防犯の為の養生を施工しましたので、次回の記事でその様子をご紹介します。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.31
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名古屋市のお客様から、木製の輸入玄関ドアの塗り直しをして欲しいというご相談を頂きました。ドアは、シンプソン(Simpson)のシャトーミッシェルというオークのドアにも見えますが、メーカー名などは不明です。写真はドアの屋外側の状況なんですが、お客様曰くベタ塗りの塗料を使って一回塗り直しをしているので、美しい木目が見えなくなってしまっているとのことでした。それでも、通常ベタ塗りしてしまうと全く木目が消えてしまうのが普通ですから、塗料を薄めて塗るなどの工夫をしたのかも知れません。塗り直しをする際、私共は紙やすりなどで表面の塗装や汚れをある程度取ってから塗り始めるのですが、あまり削り過ぎると化粧単板を傷めてしまう恐れがある為、一番バランスがいい状況の処でストップする必要があります。ですから、新品同様の美しさというよりも、ある程度アンティークな状態での美しさという感じに仕上げるという作業となります。使う塗料は、着色用の水性塗料とトップコートとしてのパラペイント製ティンバーケア。ティンバーケアは、高耐久な100%アクリルの防水塗料ですから、木の呼吸を阻害することなく、雨や紫外線から表面の木を保護する役目も果たします。新品のドアに塗装するのと違って、塗り直しには時間も手間も余分に必要ですが、新品のドアにはない味わいが出ると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.29
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以前窓の修理をさせて頂いたことがある愛知県のお客様から、掃出しサッシ(スライディングパティオドア)の鍵が壊れたというご相談を頂きました。輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。写真がその不具合のあるドアですが、ロックを掛けようとしてもドアの中から飛び出すロックラッチが、うまくロック受けに引っ掛からないようで、鍵がうまく掛けられないようです。ロック金物自体が何かおかしいという感じだそうで、鍵部品の交換は必修だと思いますが、引っ掛かりが不十分という可能性もあるでしょうから、ドアの建て起こしやロックの位置についても補正してやる必要があります。ペラウィンドウの鍵は非常にシンプルに出来ていますから、それ程壊れる機会は多くないようにも思いますが、それでも機械ものですから15年程度で交換メンテナンスをしてやることは必要な気がします。特に掃出しサッシのように出入りが頻繁な場所で鍵が壊れると、生活に支障がありますし、防犯上もあまりいい気持ちはしないでしょうから、心配ごとを少しでも減らすという意味でも早めの修理が求められます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.28
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愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ジェットバスのバスタブに付いているバスタブ水栓を交換してきました。輸入水栓は、アメリカンスタンダード(American Standard)製のシャワー付きデッキ水栓ですが、ゴールドとシルバーのコンビ・カラーになった綺麗な水栓金具でした。でも、シャワーヘッドとホースのつなぎ目が千切れ掛けてお湯が漏れる状態でしたし、水栓金具の吐水口からも水がポタポタ落ちて止まらないといった状況でした。水栓は、アメリカンスタンダードということ以外は、品番も品名も分からないという状況でしたし、シャワーヘッドの交換部品もないという感じでしたので、水栓金具自体を交換することになりました。恐らく何らかの記録さえあれば、互換性のあるものなど探せたのではないかと思いますが、そういったものが全くないというおうちでしたので、少々残念な気持ちです。でも、新しいデザインの水栓金具に交換するということで、今までのもやもやした気持ちは払拭されますし、これからの不安もなくなりますから、それはそれでいいことだと思います。それにしても、この水栓金具を取り外すのは結構大変でした。いつもと交換方法が全然違っていましたし、取付けした際の下地の具合なども新しい水栓を取り付ける際に障害となる位置だったりしたものですから、そういった下地を部分的にカットしたりしなければならず、大幅に時間を取られてしまいました。まあ、それでも無事に取付けが完了してよかったです。これで、無事にお風呂にも入ることが出来ますね。また、新しいバスタブ水栓の様子は、後日お見せしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.25
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神奈川県のお客様から、輸入住宅のサッシやドアのメンテナンスについてご相談を頂きました。いくつか修理をしなければならない問題があるのですが、今日はそのうちの一つ、ドアのステンドグラスについて書かせて頂きます。写真がそのドアですが、ダグラスファー(米松)の美しい木目が映える輸入の木製ドアにステンドグラスが装着されています。ただ、何か尖ったものを当ててしまったのか、ご覧のようにガラスにヒビが入ってしまっています。この写真だけですと、ガラスが外せるかどうかは確認出来ませんが、何れかの方法でステンドグラスを交換出来るようにしてあるはずですから、もう少し詳しく調べて検討したいと思います。幸いステンドグラスについては心当たりもありますから、修理も可能ではないかと考えています。今回もしご依頼を頂くということになりましたら、神奈川から愛知県までドアごと発送頂いて、こちらで修理を完了した処で送り返すことになります。重い木製のドアですし、ステンドグラスも割れやすいですから、現地からの発送や私共からの返送には十分注意をしなければなりません。尚、輸入玄関ドアに挿入されているステンドグラスは、通常両面が強化ガラスでカバーされた3重ガラスの一体ものになっていますから、特別な作業をしない限り修理ではなく交換となります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.23
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愛知県のお客様の輸入住宅から引き上げてきたボウウィンドウのケースメントサッシ建具。輸入窓はマーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシですから、外側はアルミでカバーされて室内側は木で出来ています。取り外しただけの状態で木部の修復をすると、元の状態に木を加工するのが難しい為、一旦ペアガラスを外して建具枠だけの状態にしてしまいます。写真がガラス押えの押縁材とペアガラスを外した状態ですが、建具のコーナー部分が黒く腐ってきているのが分かります。これは押縁材とガラスとの接点から雨水が中に入り込んで、建具の底に溜まった雨水が徐々に建具の木部を腐食させていったことが原因です。こういう状態をそのまま放置すれば、そのうち建具の下枠が腐って脱落するという状況になりますから、そうなったら窓を開けることが怖くて出来なくなってしまいます。勿論、窓を開けなくても木部の腐りは進行しますから、最後には下枠のアルミカバーも外れて、敷地へ落下するということになってしまいます。マーヴィンのサッシはガラスを外すようには作られていませんから、この状態にまでするのは相当技術が必要ですが、私たち ホームメイドはサッシの建具構造も理解していますから、慎重な作業と時間があればこのようにペアガラスを脱着出来ます。ですから、今回のように建具の木部の修復をしたり、結露での曇りや割れが入ったペアガラスを交換したりすることが可能です。輸入サッシの不具合でお困りの方は、いつでもご相談下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.22
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福岡県のお客様から、輸入の掃出しサッシの部品が欲しいというご相談を頂きました。スライディングパティオドアは、カナダ ヴァイスロイ(Viceroy)の樹脂製サッシ。写真は、今回お客様から入手出来ないかと相談を頂いたロックレバーですが、クリオネのような可愛らしい形をしています。掃出しサッシは、古くなると長年の使用でドアの位置が狂ってきて、ドアが傾いたり、下がったりして鍵が掛けづらくなり、ドアの開閉が重くなったりもしてきます。そういう状態で使い続けていると、鍵も掛けづらくなってきますから、無理にロックレバーを下げてしまい、そのうち中の部品が折れてしまうというトラブルが発生します。恐らく今回のご相談もそういう状況なのではないかと思いますが、お客様からはロックレバーを複数個欲しいというご希望を頂いております。掃出しサッシはいくつもあるというおうちはたくさんあるでしょうから、それぞれロックレバーを交換するだけでなく、ドアの建て起こし調整も必要ですから、お近くの専門家や私共に依頼するかして、ちゃんと直して頂くことが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.21
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三重県のお客様から、輸入のケースメントサッシの部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入サッシはどこの窓メーカーは分かりませんが、樹脂製のものになります。写真はご相談を頂いたものの一つで、マルチポイント・ロックと言ってこのロックレバーを操作することで数ヶ所のロックポイントで鍵が同時に掛かるという防犯性が高い金物です。このタイプのものはいくつか製造されているのですが、古いタイプのもののいくつかは製造中止された廃番品になっています。実は写真のものも同じデザインのものは既に廃番で、取付け穴の位置や二股のフォーク状になっている部分の長さが近いものは代替品が存在します。お客様にその旨伝え、サッシに付いているものと同じ寸法かどうかを確認してもらっていますが、勝手が分からないのかすぐに返事がありません。私自身が現地へ伺って調査をすればすぐに分かることなんでしょうが、出張調査となるとその分費用も掛かりますから、経費が出来るだけ少なくなるようにお客様にやれることはやってもらう形にしています。ただ、単純にロックレバーだけの問題であればいいのですが、その周辺部品にも不具合がないか少し心配です。やっぱり、多少のお金であれば、私が調査に伺った方が早くて確実かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.20
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昨日の夜から朝に掛けて長野県は大雪でした。今日、木部の腐りを修復した観音開きのマーヴィン(Marvin)製フレンチドアを持って、お客様のおうちへ伺う予定でしたが、これでは延期も止む無しという状況でした。今日の取付けは諦めて、現場近くの旅館まで行くという旅程に変更して会社を10時過ぎに出発。中央道も取り敢えずノーマルタイヤでも行けるという状況で、陽が上がれば道の雪も融けるだろうという安易な考えで車を走らせました。そうした不安を抱えながらの車旅でしたが、現場に近づくに連れて今日は取付けに行けそうだなという気持ちに変わりました。そう、雪融けが思ったよりも意外に早かったのです。現場に到着したのが午後2時。日が暮れるまで4時間余り。重い2枚のドアを車から降ろし、窓開口を塞いでいる耐水合板の養生を効率よく外して、建て起こしを見ながら慎重にドアを取り付けていきました。その後、ドアレバーやデッドロックといった金物を取り付けて、鍵の調整も行いました。そして、修復したドアの取付けが完了した様子が、この写真です。見事に元通りの状態にまで戻りましたでしょ。今まで養生の合板で窓が塞がれて暗かった部屋に陽の光が入り、明るく快適になりました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.19
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昨日に引き続き、古い水栓金具の水漏れトラブルです。輸入水栓は、やはり50年前に施工されたコーラー(Kohler)製のバスタブ水栓。写真のように片側のハンドルノブが欠損しており、もう片方も取付けビスを隠す為のカバーがなくなっている感じです。吐水口から水が落ちるということですから、カートリッジバルブを交換してやれば直ると思いますが、お湯・水のバルブの方は何とか手に入りそうです。ただ、それ以外の周辺部品となると、入手が少々怪しくなります。50年も前の水栓金具で交換部品があるというのは、日本人からするとあり得ないことなんですが、それでも製造がない部品も存在します。手っ取り早いのは水栓金具を全交換することなんですが、それをやろうとすると浴槽上のタイル壁を壊さなければなりませんので、お金も時間も掛かります。勿論、こんなレトロな美しいタイルが張れるかどうかも分かりません。いろいろ調べることがたくさんあるのですが、何とかしてあげたいというのは人情ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.19
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愛知県のお客様から、洗面に取り付けられた輸入の水栓金具の吐水口から水がポタポタ落ちるというご相談を頂きました。洗面水栓は、フランス Porcelaine De Paris というメーカーの高級品。施工も50年前ということですから、驚きの長寿命です。ペデスタルの洗面台も同じ柄の絵が描かれていますから、コーラー(Kohler)社の高級洗面製品とも見まがう程の豪華さです。こういう場合、止水バルブであるカートリッジバルブを交換してやれば元通りになるのですが、既にメーカーはこういった水栓を作っていないようで、交換部品を手に入れることが難しいといった状況です。こういう場合、如何せん適合するバルブを見付けることは至難の業ですから、もったいないですが水栓金具ごと交換する以外直す方法はありません。取り敢えず、このペデスタルの洗面に合う水栓金具をご提案するようにしたいと思いますが、最近はクラシック・デザインの輸入水栓も減ってきていますから、少し時間を頂いて探さないといけませんね。それにしても、50年間使い続けてこられたというのは素晴らしいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.18
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神奈川県のお客様から、スライディングパティオドア(掃出しサッシ)のロックが掛かったままになって、ドアが開けられないというご相談を頂きました。輸入窓は、築38年のおうちに取り付けられたペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。輸入住宅がブームになる前に建築されたということですから、サッシも相当クラシックなものが施工されています。写真は鍵が掛かったまま開かない状態のドアですが、お客様もご自身で何とかしようとしたのか、ハンドルが取り外されてロックレバーだけが写っています。他社の輸入掃出しサッシの場合、可動するドアが室内側にあり、ハメ殺しのドアは屋外側に設置されているのですが、ペラウィンドウは古いものでも屋外側に可動するドアが取り付けられている状況です。こういう構造の引き違いサッシは、ロック金物が破損している状況で鍵が解除されてしまうと、ドアを閉めたままするに方法がないですから、安易にロック解除を行わない方が得策です。まずは、この古いタイプの掃出しサッシに適合するロック金物が手に入るかどうかを確認して、その上でメーカーに鍵の解除方法を確認したり、サッシの調整をしたりという段取りをすることになります。国産であれば40年も前のサッシなんて、修理しようにも部品なんて全く存在しないでしょうから、サッシそのものを替える以外方法はないと思いますが、輸入サッシであれば何某かの対処方法があるケースが多いという点で、メリットは大きいかも知れません。ただ、私共のような専門家に巡り合わなければ、そういう対処も不可能になりますから、経験のある業者さんと長くお付き合いしていくことが本当の家づくりなんでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.17
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愛知県のお客様から、ケースメントサッシのロック部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、ローウェン(Loewen)のアルミクラッド木製サッシ。サッシの高さが1.2mくらいある比較的立ちが高い窓は、写真のようなロック金物が上と下の2ヶ所に付いています。それは、防犯性を高めるという意味だけでなく、気密性や防雨性を高くするという機能も果たしてくれます。今回、そのうちの片方だけが破損したということで、交換を考えているそうです。この金物は、樹脂製のロックを引っ掛ける部分が中に付いているのですが、樹脂が劣化するか、引っ掛かりが甘くて鍵を強く閉めた際に樹脂が割れるかして鍵が掛けられなくなってしまいます。そうした問題をなくす為に、新しい交換用のロック金物は樹脂部分が改良されて、それに対応する受け金物(キーパー)も形状が変えられました。ですから、このロック金物を交換する際は、受け金物も一緒に交換が必要で、尚且つ窓の開き勝手が左右ありますから、そういった開き勝手に対応出来るように部材を調達しなければなりません。このおうちは、上下2ヶ所のロック金物のうち、1ヶ所が壊れたということなんですが、その場合窓を閉める際の建具に引き込み具合が上側と下側で違っているのではないかと思います。つまり、建具が斜めに傾いた状態で窓が閉まる為、しっかり引き込まれた方は鍵が簡単に掛かり、もう片方は鍵が掛かりづらく無理にロックを掛けなければ鍵が閉まらないという状態だったかも知れません。ですから、ロック金物を交換する時は、建具の建て起こしの調整や開閉の調整をしてやらないと意味はありません。また、こういう状態の時、よくやりがちなのは、鍵が掛かりやすい方だけ鍵を掛けて、掛かりづらい方は面倒なのでロックしないという手法です。そういうことをいつもやることによって、建具はどんどん斜めに変形し、どんどん鍵が掛けづらくなるというものです。ロック金物が2ヶ所に付いている窓の場合は、建具の変形を防ぐ為に必ず2ヶ所共鍵を掛けて建具が真っ直ぐの状態で閉まっていることが大切です。もし斜めに引き込まれるようになってきたら、破損する前に早めに専門家に依頼して、建て起こしやロックの調整をしてもらうようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.16
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東京都のお客様から、掃出しサッシ(スライディングパティオドア)の鍵が壊れたというご相談を頂きました。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシ。既に新築から20年が経過しているとのことで、部品の劣化や調整不足が出てきているようです。最近ロックの調子がおかしいなとは感じていたそうですが、ある日ロックレバーがハンドルから外れてしまったそうです。その時は元の穴に戻して使えたそうですが、そのうちロックレバーの心棒が折れてしまい、ドアに内蔵されているロックケースとレバーが連動しなくなってしまったそうです。マーヴィンは既に日本へのアフターサービスの提供を行わないと通知してきていますが、幸いこれらの部品はアメリカの部品メーカーから調達することが可能です。こういう場合、ロックレバーがセットになっているハンドルと共に、金属疲労が進んできているロックケースも交換することがお勧めですが、交換だけでなく鍵の調整やドアの高さ調整・傾き調整といったことも一緒にやらないと根本的な問題解決にはなりません。今回は現場が遠いということで、お客様自身で部品の交換をされるということですが、調整作業まで出来ないでしょうから、修理としては半分という感じになってしまいます。再度破損が起こらないうちに何とかお近くの専門家に相談して、調整・メンテナンスをして頂けると今後も長くお使い頂けます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.15
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茨城県のお客様から、輸入のドアレバーの部品が欲しいという相談を頂きました。ドアレバーはテイモア(Taymor)製で、それに使用する空錠タイプのドアラッチが必要とのことでした。写真はそのドアラッチですが、日本でよく使われているクイックセットのものと比べると、回転軸を差し込む穴の形状が四角いことくらいで、その他は大差がありません。輸入のドアラッチの多くは、ドアに明けられた穴の位置の違いで、ラッチの長さを変えることが出来るという機能を持っています。輸入のドアは、ドアの幅にいくつか種類があって、大きなドアの時と小さな幅のドアの時ではドアノブの穴の位置を変えて、バランスのいい位置にドアノブが来るように調整します。その為、ドアラッチも長さが変えられるようになっているという訳です。先程、ドアラッチに明けられた穴が四角いということを書かせて頂きましたが、こういう穴のドアラッチはアメリカでは多くのドアノブ・メーカーが採用しています。クイックセットのものはキノコのような形の穴をしていますが、アメリカではイレギュラーと言えるかも知れません。テイモアのように四角い穴のドアラッチは、国内の輸入住宅で見掛けることが少ないかも知れませんが、アメリカではこちらの方がメジャーだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.14
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静岡県のお客様の輸入住宅で、開けられなかった輸入サッシのメンテナンスを行ってきました。輸入窓は、ピーチツリー(PeachTree)のダブルハングサッシ(上げ下げ窓)。写真は、部屋のダブルハングサッシを5ヶ所修理した様子です。今まで20年以上窓が開けられなかったみたいで、窓枠や網戸には固まった砂がこびりついた状態になっていました。窓枠の両サイドに付いているバランサーが錆びて全く動かなくなったらしく、それに伴って窓も固くて開けられないといった状況でした。勿論、窓が上がらなければ修理は出来ませんから、何とか開けて修理を開始。ピーチツリーのダブルハングは、バランサーを取り外せるようにするまでいくつもの部材を分解しなければならないので、結構手間が掛かります。また、新しいバランサーも海外からの入手が難しくなってきているので、手に入るうちに全てのダブルハングをちゃんと直しておこうということで、今回泊りがけで修理に伺いました。でも、修理の途中イレギュラーな問題がいくつか発生するのが常ですから、それを道具と材料、そして知恵で解決しながらの作業です。そして、ガラスの防水処理も行って、きれいな元通りの姿になりました。ここまでになれば、また15年くらいは問題なくお使い頂けると思いますが、日頃の掃除や手入れなくして長く使い続けられませんから、今後はお客様にメンテナンスをして頂くようにお願いをしておきました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.13
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愛知県のお客様のおうちで、ボウウィンドウに付いているケースメントサッシの建具を取り外してきました。ボウウィンドウは、美しいマーヴィン(Marvin)製のものなんですが、そのうちの1枚に木枠の腐りが発生しました。そこで、不具合のある建具を会社に持ち帰って修理をする為に、一旦窓から建具を外して、その開口部に雨風が入らないように耐水合板をカットして取り付けました。合板自体も厚みがあるものを使っておりますから、大掛かりなことをしなければ突破することは出来ません。また、外からは釘一本見えないような施工をしていますから、釘やビスを外して仮設養生を分解することも不可能です。そんな防犯対策も考えた開口部の養生ですが、室内側も壁や柱にビスや釘で留めてある訳ではありませんので、取り外しても傷一つ付いていないと思います。ボウウィンドウは、緩やかに弓なりに飛び出している窓ですので、その上には鈑金材などで屋根が付けられています。ただ、通常建物に施工されている屋根のように軒(のき)が30~50cm程度出ているということはありません。また軒の雨樋も付いていませんから、2階からの大きな外壁を伝ってきた雨水はそのままサッシに流れてくる状況になります。サッシメーカーでも製造時に一定程度の防水対策をしてはいますが、施工から10年以上経てば自ずと窓のパッキン材は劣化してきます。アルミクラッド木製サッシは外装をアルミのカバーで覆っていますが、アルミの隙間から水は内部へ浸透してしまい、それが中から建具の木を腐らせます。軒が全くない、又は軒に奥行きがない、という家のペアガラスサッシは、10年経った段階で、窓のガラスや外壁の防水メンテナンスしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.12
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愛知県のお客様から、輸入住宅の古い物件を買いたいので、修理可能かどうか見て欲しいというご相談を頂きました。おうちは築30年。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシです。殆ど放ったらかしであったのか、至る処のサッシに不具合がありました。雨漏れによる木部の腐りやダブルハングサッシのバランサーの不具合、網戸の網や固定ピンの劣化、飾り格子の固定ピンの欠損等、様々です。写真は、その一つ。下側が開いていくオーニングサッシですが、ご覧のように建具の下枠の木が殆どなくなってしまっている状態です。下枠に固定されたオペレーターアームが走るガイドレールも、ビスがどこかに行ってしまって脱落している状況でした。オーニングは下側が開いていく為、丁度建具がヒサシのようになるので雨が降ってきても開けているという人がいます。でも、それだと屋外側のガラスに落ちた雨が、下枠のアルミカバーの隙間から建具の中に入り込んで、中から木を腐らせてしまいます。中から腐っていきますから、当然それが酷くなってこないと木枠の表面に表れてきませんから、気付いた時には手遅れということになっています。今回こちらのお客様はこのおうちを気に入っていらっしゃるようで、ちゃんと直せるのであれば直して住みたいとのことでした。確認出来た全ての不具合について、私たち ホームメイドは見違えるくらいきれいにメンテナンスすることは可能ですが、それには時間と手間が掛かるように思います。こうなる前に、輸入住宅にお住まいの皆さんも出来るだけ早く修復やメンテナンス、防水対策に取り掛かって頂くようにお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.09
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福岡県のお客様から、浴室に取り付けられた輸入サッシの部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓はメーカー不明の樹脂製サッシなんですが、オペレーターを交換したいということで、以前部材を弊社からお送りしたことがありました。その時お客様から頂いた写真を確認したのですが、オペレーターの横にあるウィンドウヒンジが酷く錆び付いていたので、そちらについても交換が必要ではないかと申し上げておりました。お客様はまずはオペレーターの交換を優先したいというお話でしたから、オペレーターのみを調達してお渡ししたのですが、やはりウィンドウヒンジも交換しないと窓の開閉が出来ないということで、再度ご相談頂いたという次第です。写真が、窓から外した下側のウィンドウヒンジ(窓上にも向きが逆のウィンドウヒンジが付いています)。ステンレス製のレールの上を左右に走るスライダー部品が、本来固定されているアーム部品から外れています。また、連結しているはずの2つのアーム部品も、錆びて連結が外れた状態になっています。窓の開閉だけでなく、下から建具を支える役目も果たしているウィンドウヒンジですから、こんなにバラバラになってしまってはそのうち窓が落下するかも知れません。恐らく、辛うじて上側のウィンドウヒンジだけで建具が窓から外れないようにしていると思いますので、早急に交換・修理をしてやらないと大変なことになります。結構特殊な寸法のウィンドウヒンジですが、何とかアメリカから調達することは出来そうですから、お客様の注文を頂き次第手配をしたいと思います。全ての窓は雨による不具合が発生する可能性がありますが、浴室の窓は室内の湿気や水でのトラブルも考慮すべきです。お風呂に入った後は、窓を開けたり換気扇を回したりして浴室内を乾燥させたり、濡れた金物類を雑巾で拭き取ってやることを忘れないで下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.08
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年末長野県のお客様の輸入住宅に伺って、修復したドアを取り付ける予定でしたが、雪の為延期となっていました。輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシの観音開きのフレンチドア。ドアの下枠の木が腐り外装のアルミカバーも脱落した状態で、その上ペアの強化ガラスも内部結露を起こしているという最悪の状況でしたが、建具屋さんの協力を頂きながらこのように美しく修復することが出来ました。ただ、その修復が完了したのが昨年の12月20日過ぎ。何とか年末までに取付けを完了させたいと思っていましたが、雪による路面凍結に阻まれ、春を待つこととなりました。まだ肌寒い日も続きますが、雪による交通障害も一段落してきましたので、今月20日前後には取付けに伺う予定です。勿論、今後同じトラブルが起きないように、外部のガラスの周囲を防水処理していますし、木部もパラのティンバーケアで防水塗装をしています。マーヴィン等のアルミクラッド木製サッシを分解してガラスを入れ替えするという技術を持った専門業者は、国内でも殆どいないように思いますが、時間と手間さえ掛けてやれば元通りの状態にまで持ってくることが可能です。仕様は各社違いますから修復作業は手こずるものもあるでしょうが、他社の輸入サッシであってもこのドアのように直せるように思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.07
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静岡県のお客様から、輸入サッシ用の網戸固定ピンが欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、ハード(Hurd)製のアルミクラッド木製サッシ。写真は、プラスチックで出来たツマミ部分がなくなって、アルミシャフトとバネだけになった網戸ピンです。大体古い網戸ピンはこれらの部分は不具合が少なく、ツマミ部分だけが劣化して欠損してしまうパターンが殆どです。こちらの網戸ピンは、マーヴィンで使われているものと形状・サイズは同じです。私共が従来より取り扱ってきたマーヴィンの網戸ピンは、シャフト自体も樹脂製のもので、特別な道具なしで取付けも出来ました。ただ、その網戸ピンも在庫がとうとうなくなって、アルミシャフトの新しいタイプのものに変わりました。アルミシャフトは丈夫なんですが、ツマミを取り付けるのに相当な力が必要で、ゴムハンマー等で叩いてツマミをシャフトに押し込む必要があります。そんなの簡単だということで適当に作業をすると、ハンマーが当たって網を破ってしまうかも知れません。マーヴィンやハード以外の輸入サッシでも、似たような網戸ピンが使われていますが、形状・寸法をよく確認して網戸に合うものを調達して下さい。また、網戸ピンを交換する際は、劣化したグラスファイバー製の網も交換するようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.06
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愛知県のお客様から、立て続けに洗面水栓から水がポタポタ漏れるというご相談を頂きました。輸入水栓は、ヤスダプロモーション製のワイドスプレッド水栓金具。(ワイドスプレッドとは吐水本体と2つのレバーが別体式のもので、作業は結構面倒臭い製品です)写真は蒲郡のお客様からご相談頂いた水栓の1つですが、AO-1122という型番のものでツヤのあるブラス色やデザインが何ともクラシックでいい感じです。通常、こうした不具合の場合は、レバーの台座部分に内蔵されたカートリッジバルブと呼ばれる止水バルブを交換してやることで直るのですが、15年以上バルブ交換も何もしていないものは、水栓金具自体の交換をメーカーは提案してきます。確かに長年メンテナンスをしないで使い続けてくれば、水栓金具自体にも経年劣化が起こり得るというのも分かります。ただ、この物価高や円安のご時世ですと、昔よりも水栓金具の価格も相当上がってきていますし、水道配管等を外して交換しなければなりませんから交換工賃もバルブ交換よりは高くなってしまいます。勿論、水栓表面に錆が出てきていたり、吐水口以外からも水漏れを起こしているとなれば、水栓金具の交換も止むなしかも知れません。また、配管の接続もメンテナンスが必要な感じであれば、そういうものを含めて修理を考えるのもありだと思います。取り敢えず、お客様にはその両方のメンテナンスについて見積を差し上げようと思いますが、あとはお客様次第とするしかありませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.05
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昨日、京都府のお客様の処に伺って、玄関ドアのデッドロックの交換とサッシの不具合調査を行って頂きました。デッドロックは、カナダ ワイザー(Weiser)製のもので、ドアラッチに変形が見られ、それによってキーを回せない状況でした。幸いそのおうちの玄関ドアは、ダブルロックとなっていましたので、1つ鍵が使えなくても、もう1つで何とかなるということで私たちが交換修理に伺うまで防犯性に問題はありませんでした。今回交換したデッドロックは、ワイザーとは兄弟会社であるクイックセット(Kwikset)のものを使いました。ドアラッチやシリンダーの形状は違いますが、デッドロックの外形は全く同じでしたし、交換部品の入手のしやすさから考えてももってこいの選択だったと思います。ただ、同梱されていたシリンダーの取付け穴のネジ切りが、ちゃんとしていなかった為、ボルトネジが入らず予備に持って来ていたシリンダーと入れ替えしなければならなかったという問題もありました。(因みに、不具合のあったシリンダーは、本日ネジ切りタップを使ってちゃんとボルトが入るようにネジ山を切り直しました)それはさておき、デッドロック以外に昨日は窓の修理調査も実施しました。サッシは、マーヴィン(Marvin)製のダブルハングサッシなんですが、片方のバランサーの糸が切れて建具が傾いた感じになっていました。こういう場合、片側だけでなく両側のバランサーを交換するのですが、どの形状・寸法のバランサーが装着されているか、建具を外して調べなければ正しい部材を調達することが出来ません。その為、今回デッドロックの交換と共にダブルハングの調査にお邪魔したという訳です。マーヴィンは、同じダブルハングサッシでも種類がいくつかあり、それぞれバランサーの仕様も異なります。一番一般的なのは、90年代以前に製造された古いマーヴィン(CDH)で、その後に後継として製造されているのがウルティメイト(Ultimate CUDH)、そしてマーヴィンでも廉価版であるインテグリティ(Integrity ITDH)が日本市場に入ってきていると思います。今回のものはCUDH1616という品番のものですから、ウルティメイトシリーズの比較的新しい製品ということになります。バランサーは窓の大きさ・重量によってバネの強度や長さが異なっていますが、シリーズの違いによってバランサーの形状も変わってきますから、同じマーヴィンだからと言って安易に調達すると取付けが出来ないという問題が発生します。また、取付け方法もそれぞれ異なりますから、私共のような輸入サッシの専門家に相談して正しく修理をして頂ければ、また15年くらいは正常に窓の開閉が可能となりますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.04
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今日は、ご近所のお客様の輸入住宅でビルトイン・ガレージドアのシステム変更を行いました。ドアを持ち上げる為に付いていたこちらのガレージドアのバネは、両サイドのガイドレールの後方にあって、バネが縮まる力を利用してドアの開閉をするというシステムでした。ただ、それはアメリカやカナダでは標準的ではありませんから、今後のメンテナンスや交換部品の調達などを考えて、写真のようにドア上にトーション・スプリングを設置する形に変更しました。実は、このガレージドアの左横にもダブルサイズのガレージドアがあるのですが、そちらの方は標準的なタイプのシステムになっています。わざわざどうして違う形式のものにしたのかは定かではありませんが、当初施工を行ったカナダ人が素人だった為にそういう仕事になったのかも知れません。それは、電動オープナーのドライブレールが、8フィート高のドア用ではなく、高さ7フィート用の短いレールであったことからも想像出来ます。(1フィート短かったので、ドアをレールの端一杯まで移動するように、ドアが開き過ぎた時の為の安全ストッパーも外してありました)そういうイレギュラーな施工を修正しながらの交換でしたから、時間も手間も余分に掛かってしまいましたが、何とかうまく開閉出来る感じになりました。ガレージドアのシステム変更だけでなく、動かなくなった電動オープナーも新しいものに交換しましたが、今のものは防犯カメラの付属やWifiによるスマホでの操作なんかも出来るようになっていますので、隔世の感がありますね。ビルトインのガレージドアは、定期点検が5年毎。トーション・スプリングやオープナーの交換は15年毎。車の車検と同じように、気持ちよく長く使う為にはちゃんとしたメンテナンスをすることが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.03.01
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