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こちらは、白いハウジングと呼ばれる箱の中にゼンマイ式のバネが入っているコイルバランサーとバランサーの穴に差し込む棒状のピボットバーです。どこの窓メーカーのサッシなのかは分からないのですが、お客様から頂いた情報を基にシングルハングサッシ(下窓だけが可動する上げ下げ窓)に使われているバランサーを特定しました。また、浴室の窓であったせいか、バランサーと建具(障子)とを繋ぐピボットバーが湯気で錆びて欠損していたので、それも調達を試みました。実は、お客様からご案内頂いた寸法・形状のものとは少し違うものなんですが、互換性があると思われるピボットバーを2種類用意しました。(写真に写っているのは、そのうちの一つです)コイルバランサーは、白い箱が2つ繋がっているような形状をしていますが、重量がある建具を吊り上げる場合、バネの力も強くしなければなりませんから、それぞれの箱に1つずつバネを入れた状態のものを繋げてバネ強度を上げてあるのです。バネはステンレスで出来ていますから、錆には強いはずなんですが、常に水分や湿気に曝されていると、どうしても劣化して切れてしまうようです。これだけ大きなコイルバランサーを窓枠の狭い溝の中に押し込まなければならないので、普通なら全くこれが入るとは考えられません。でも、私たち ホームメイドなら、特別な道具を使用して窓枠の溝の中にきれいに挿入することが可能です。こうした交換用の部材と特殊な工具を車に積めて、12月に遠く福岡まで出張修理に出掛けてきます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月23日
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長野県のお客様から輸入サッシの修理・メンテナンスが出来なくて困っているというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシや樹脂サッシを作っていたサミット(Summit)です。建具の木枠が腐っている箇所がいくつかあるそうですが、今日は浴室に取り付けられた樹脂サッシの網戸の話です。写真がそのサッシに付いている網戸なんですが、網戸の一部に小窓のようなものが付いています。こちらの窓は、オーニングと呼ばれる下側押し出し式のサッシなんですが、建具(障子)を外へ押し出す形になる為、網戸を内側に取付けなければ窓が開きません。ただ、網戸が室内側に付いていると、今度は網戸が邪魔して建具を外に開くことが出来なくなります。そこで、ロックレバーのハンドルがある部分だけ網戸に小窓を設けて、窓を開ける時だけその小窓からハンドル・ロックを外して外に押し出せるようにした感じです。なかなか面白いことをアメリカ人は考えるものですが、この窓が浴室にある為に、網戸は常に温度差や湯気(湿気)・水分に曝され、更にカビやヌメリの付着といった問題が生じる状況になってしまいます。網戸のフレームはアルミで出来ていて、ある程度の耐久性を持っているのですが、この小窓はプラスチックのフレームで小窓のヒンジは鉄の心棒が入っているので、どうしても劣化や錆びが発生します。そういう厳しい環境にあるこうした網戸は、常に水分を拭き取ってケアしてあげる必要がありますが、やはり15年程度でメンテナンスをしてやるといいかも知れません。因みに、アメリカ人が浴槽に入ることは滅多になく、シャワーブースで体を洗いますから、日本の浴室のように部屋中に湿気が充満するようなことはありません。ですから、窓に水分が付着することもないのです。つまり、日本の住宅メーカーが欧米との使用環境の違いも考えずに、樹脂サッシなら水に強いだろうと安易に考えたのが間違いで、輸入サッシそのものの問題ではないということです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月22日
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こちらは、先日調査にお伺いした輸入住宅のシングルハングサッシの下窓建具(障子)を外して、窓枠の両サイドに装着されたバランサーを露出させた様子です。輸入窓は、昨日の記事でも紹介したキャラドン(Caradon、CWD)製樹脂サッシ。やはり20年以上ほったらかしといった状況で、窓にはゴミやホコリがいっぱいです。こちらのバランサーは、スパイラル・バランサーと呼ばれるもので、金属の棒の中に写真のような螺旋状の太い針金のようなものが入っています。これが棒の中のバネに繋がっていて、建具を吊り上げる仕事をしています。ですが、ここまで汚れや錆びが付いていると、螺旋状のものがバランサーの棒の中にスムースに入っていかなくなりますから、上げ下げ窓を開閉することが非常に困難になってきます。こうなった場合、スパイラル・バランサーやバランス・シューといった部品を交換してやれば、元通りの状態にすることが出来るのですが、国産の部品も使えませんし、普通のサッシ屋さんではどうやって交換したらいいのかも分からないと思います。何れにしても、ちゃんと動くようにしてやらないといけませんが、これだけ多くの不具合があると、この物件を買った不動産屋さんが予算的に全部直せるかどうか心配です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月21日
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愛知県のお客様から先日ご相談頂いた中古の販売物件の修理ですが、月曜に現地調査にお伺いさせて頂きました。輸入窓は樹脂製サッシのカナダ キャラドン(Caradon)製。先日記事として書かせて頂いた以外にも、たくさん不具合があることを確認させて頂きました。新築から20年以上経っている感じですが、全くメンテナンスが行われていないといった状況ですから、無理もありません。今回ご紹介するのは、ケースメントサッシの窓が閉まらないという問題です。オペレーター・ハンドルを回すと窓が開いていくのですが、逆に閉じようとしても窓が閉まる方向に全く動いてくれません。お客様はハンドルに不具合があるというふうに考えていらしたようですが、開く時に正常に操作出来ますから、クランクハンドル自体には問題はありません。こういう場合、不具合はオペレーターのギアが削れていて噛み合わず一方向からギアを回転させる時にだけ空回りをしてしまったり、ハンドルが接続しているオペレーターの回転軸が折れてしまって、一方向のみ操作出来る状況になっているのが原因です。何れにしても、オペレーターそのものの不具合ですから、ハンドルを交換しても意味はありません。この窓に付いているものと同じオペレーターを調達して、窓がスムースに動くように調整してやれば、修理は可能だと思います。ただ、ウィンドウヒンジにも問題がある場合もありますので、問題を単一に考えず複数の原因がないか確認しないと、問題解決しないかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月20日
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愛知県のお客様のおうちに伺って、輸入サッシのガラス防水の仕事を行ってきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)製です。防水処理の作業は問題なく終わったのですが、ダブルハングサッシの開閉があまりスムースではなく、よく見たらバランスシューが破損して外れているではないですか。写真は、そのサッシに付いていた不具合のあるバランスシューと、私共が以前他のおうちで外した正常な古いバランスシューです。バランスシューにはクラッチと呼ばれる金属の部品が付いていますが、この上に建具(障子)に付いているピボットバーが載ると、クラッチのストッパーが外れてバランサーのバネの力が建具に伝わり、建具を持ち上げることが可能となります。ですから、これが壊れていると、重い建具をバネの力で支えることが出来ず、窓を開けようとしても建具が落ちてきてしまう状況となります。ただ、両サイド窓枠に付いているバランスシューの片側だけが破損してももう片方で持ち上げていますから、建具が傾いて窓が固くて開けられないなんてことになるかも知れません。このバランスシューは北米でも既に生産が終了していますから、同じものは手に入りません。ではどうしたらいいのかということになりますが、これの改良版のものであれば入手は可能です。輸入の上げ下げ窓が開けられないというお客様は、もしかしたら同じようなトラブルかも知れませんから、部品の調達や取付け・調整を私共のような会社にご相談されては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月17日
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宮城県仙台市のお客様が弊社までわざわざお越し頂いて、修理作業をご依頼を頂きました。破損したのはスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のロックケース。メーカーは、カナダで樹脂サッシを含めて輸入建材全般を提供していたヴァイスロイ(Viceroy)です。普通は建築した大手の輸入住宅会社が修理・メンテナンスを行うのでしょうが、ちゃんとした対応をしてくれないということで、壊れた部品を持ち込んで頂き私共が直すことになりました。写真は、修理の際に外した壊れたロックケースの中を明けて、分解した様子ですが、ロックラッチを出し入れする為の小さな板バネが折れて外れてしまっています。バネでラッチを出した位置で固定したり、中に入れた状態を保ったりすることが出来るのですが、これが折れた為にラッチが自由に動く状態になっています。ロックレバーを動かせば鍵を掛けたり閉めたりすることは、これが壊れていても出来るのですが、ラッチが自由に動く状態なので勝手に鍵が外れてしまうなんてことにもなる為、防犯上は危険です。通常はロックケースを分解することは出来ませんし、板バネだけを海外から調達することも出来ませんから、ロックケース自体を交換する必要があります。ただ、このロックケースはハウジングと呼ばれるカバーと一体型になっていますし、そのハウジングは今現在入手不能になっている為、古い既存のハウジング部品と壊れたロックケースを外して、新しいロックケースを古いハウジングに付け直す必要があります。でも、このハウジングが鋳物で出来ている為、ロックケースを外そうとすると固定部分がパキッと折れて、新しいロックケースを固定出来なくなるというトラブルも発生します。そうなると、いくら新しいロックケースを用意してもドアに固定出来ないということになるので、修理不能な状態に追い込まれるのです。私たちは、ロックケースを調達することも可能ですが、固定部分が破損しないようにハウジングを外したり、万一破損してもそれを補修してしっかり固定出来るように直すこともやれます。今回のお客様のものも一部固定部分が折れていましたが、うまく補修してハウジングと新しいロックケースを一体化させることが出来ました。本来であれば、現場まで伺って鍵の部品を修理した後、ドアの建て起こしや鍵の掛かり具合の調整まで行うのですが、今回は鍵部品のみの修理と予備のハンドルセットやロックレバーの受渡しのみを行いました。また、どうしても現場での修理・調整が必要となった場合は、交通費等の経費は掛かりますがお邪魔して作業をさせて頂くと思います。多分そういうことをやってくれるのは、私たち ホームメイドくらいしかないかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月15日
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愛知県のお客様から中古の輸入住宅のメンテナンスについてご相談を頂きました。不具合があるのは輸入サッシなんですが、既に窓メーカーはなくアフターサービスもありません。そのメーカーは、カナダのキャラドン(Caradon、CWD)社。いろいろ窓に問題があるようですが、今日はそのうちのケースメントサッシについて書かせて頂きます。写真は、建具(障子)を窓枠に固定して開閉する際の支点となるウィンドウヒンジのスライダー(黒い部品がレール内を左右に動いて建具を開閉させる)。この黒い部品の上には建具にウィンドウヒンジを固定する為のアーム部品が付いているはずなんですが、それが錆びて外れてしまっているようです。つまり、ウィンドウヒンジが建具と適切に繋がっていない状況ですから、サッシを正常に開閉出来るはずはありません。この場合、錆びて欠損してしまったウィンドウヒンジを交換すればちゃんと直るのですが、国内でそれを入手することは出来ません。でも、諦めるのは早いかも知れません。キャラドンの製品は恐らくサッシの汎用部材を採用していると思いますから、部品メーカーから交換部品を調達出来るのではないかと考えています。それでも、ウィンドウヒンジは種類や大きさが様々ありますから、実際の部品の大きさや形状を確認して、それと同じものを探さなければなりません。また、どうしてウィンドウヒンジが錆びてしまったのかについても、しっかり検証することも大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月13日
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岐阜県のお客様の玄関ドアを直しに行ったということで、何回かドアヒンジの記事を書かせて頂きました。蝶番同士が擦れ合って、金属が酷く減ってしまったヒンジの様子は、ちょっと衝撃的でしたよね。でも、ヒンジが減っただけであれば、恐らくお客様は何も気にされなかったと思います。それは、ヒンジの摩耗が直接的に暮らしに影響しないからです。お客様にとって問題なのは、ドアヒンジが摩耗することによって玄関ドアが下がり、敷居(ボトムシル)や土間にドアが当たってくるようになって、ドアの開閉に支障が出る状況になることです。また、ドアの下がりは、ドアのロック(鍵)の位置にも影響しますから、鍵が掛からなくなったり、掛けづらくなったことで無理な操作をして鍵自体をも破損させてしまう状況もあり得ます。写真は、そうなったドアがアルミの敷居材を深く傷つけた様子です。軽く擦っただけであればいいのですが、ドアがゆっくり下がってきた状況で何度もドアを開け閉めしようと動かした結果、えぐれたような傷が付いてしまいました。今はドアヒンジを交換すると共に、ドアの高さを上に戻すという調整作業を行いましたから、見事にドアが軽く動くようになりましたが、それまでは相当玄関から出入りするのに苦痛だったと思います。皆さんももし玄関ドアの敷居に傷が付くようになったとしたら、まずはドアヒンジの状態を確認して、出来るだけ早くヒンジ交換とドアの調整をするようにして頂きたいと思います。因みに、重い輸入ドアを支えるドアヒンジの寿命は、15~20年です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月12日
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昨日、玄関ドアの摩耗したヒンジについて記事を書かせて頂きましたが、ドアヒンジの種類について更にご紹介をしたいと思います。輸入ドアに使うヒンジは様々な種類のものがあるのですが、一般的なものをいくつかピックアップして、写真に撮ってみました。写真の中には2つ程摩耗して取り外した輸入ヒンジも入っていますが、そのどちらも20年近く交換しないで使い続けたものになります。幅・高さ共102mmのものは、昨日記事で紹介した玄関ドア用の輸入ヒンジ。幅・高さ共89mmのものは、室内ドア用の輸入ヒンジです。ここまで金属が摩耗していると、ドアが下に擦って開閉しづらくなるという現象が発生します。ドアヒンジには、様々な幅や高さのものがありますが、102mm(4インチ)のものがスタンダードで、室内用は89mm(3.5インチ)が標準的です。一部127mm(5インチ)という大きなものが存在しますが、これらは日本の輸入住宅向けに特別に作られたものと考えていいでしょう。また、ヒンジの角もいくつかあって、四角い直角のものや僅かに角が丸くなったもの、大きく丸くなったものの3種類がありますが、ここの写真にはないタイプで、左右の蝶番の角が四角と丸という形で違っている非対称のものも存在します。どうして角の形状が違うのかについては、私たちでもはっきりしませんが、ヒンジを取り付ける際はドアにヒンジの形で浅い彫り込みを入れてヒンジがずれないように固定します。輸入のドアは、中が空洞になった日本製のドアよりも重いですから、そういう意味でもドアヒンジの固定は大切なのだと思います。それから、ヒンジによっては上下が決まっているものがあったりもしますから、それも間違えないようにしたいものです。(上下があるものは、防犯対策として心棒が外れない構造のものだったりしますから、そういったものを選ぶことも安心に繋がります)何れにしても、ドアヒンジは15~20年で交換すべき消耗部材です。交換する際は、形状や穴の位置が同じものを調達して、出来るだけドアの位置が新築時と変わらないようにしてやることが大切です。ただ、新築時に取付け方法を間違ったり、失敗したりしているケースもありますから、専門家に相談しながら適切な施工をするようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月11日
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岐阜県のお客様の輸入住宅で、ドアヒンジの交換作業を行ってきました。ヒンジ交換は、玄関ドアだけでなく、室内ドアのヒンジも交換してきたのですが、どれも5mm以上擦り減っていて、ドアが土間や床に激しく擦っている状態でした。勿論、ドアが下に擦った状態では開け閉めが出来ませんから、ドアノブを持ち上げるようにして、ドアを上げた状態で開閉をしていたそうです。それでももう限界ということで、私たちにお呼びが掛かったという次第です。写真は、玄関ドアの新旧ドアヒンジです。古いドアヒンジは、蝶番同士が擦れて酷く金属が減っていますので、黒い鉄粉が付いてヒンジが変色しています。ここまでよく我慢して使ってこられたなぁと、感心する程です。交換用に持っていった新しいヒンジは、蝶番の間に金属のベアリングを装着してありますから、蝶番同士が当たることを軽減してくれます。確かにこういうことをしてあると、ヒンジの摩耗は少なくなるはずですが、それでも毎日何度も開け閉めする場所ですので、15年くらいしたら、また交換して欲しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月10日
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千葉県の輸入住宅に住んでいらっしゃるお客様の処にお伺いして、シングルハングサッシのバランサーを交換してきました。輸入窓は、樹脂製のサーティンティード(CertainTeed)。写真は、そのサッシに付いていたロック金物です。バランサーを新しいものに交換して、交換時に必要な樹脂製のテイクアウト・クリップも経年劣化していましたので、一緒に交換してきました。通常であれば、建具(障子)の開閉がスムースになったのを確認してメンテナンスを終了する処ですが、サッシに付いていたロック金物の調子が悪く、鍵がちゃんと掛からない状況でした。このロックは、建具を下へ降ろすとカチッという音がして自然に鍵が掛かってくれるようになっているはずなんですが、カチッという音がしてくれません。ですから、建具を上に持ち上げると簡単に窓が開いてしまう状態です。そこで、金物の掃除をしたり、潤滑剤をスプレーしたりしてメンテナンスを行った処、ちゃんと鍵が閉まるようになりました。こちらのロック金物は、非常に珍しいタイプのものになりますので、交換部品を調達するのも結構大変ですが、壊れることが少ないような感じがしますので、こうしてメンテナンスをしてやれば長くお使い頂けるように思います。ご依頼頂いたのはバランサー等の交換だけでしたが、ロックの調整まで余分にやってしまうのが私の性分なんでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月07日
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愛知県と岐阜県のお客様からご依頼を頂いたダブルハングサッシ用のバランサーが、入荷してきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)です。写真が今回入荷したバランサーですが、長さやバネ強度が違うものが2種類あります。建具(障子)を載せるバランサー・ブリックが青いものは、長さが長くて強いバネ強度があり、白い方はバランサーの長さが短く軽いものを持ち上げるものになります。マーヴィンのバランサーは、建具の大きさによって長さが異なりますし、建具の重さによってバネ強度が変わります。最近まで日本向けに製造されていたダブルハング用のバランサーは、このタイプのバランサーとは違うものになっていますが、仕組みそのものは同じです。ただ、圧倒的にこちらの古いタイプのバランサーが、国内では多く使われているでしょうから、マーヴィンの上げ下げ窓のメンテナンスをする際にはこのバランサーを調達する必要があります。勿論、私たち ホームメイドは、お客様から頂いた情報を基に適切なバランサーをアメリカから調達することが出来ますから、マーヴィンのサポートがない現状でも大丈夫です。ただ、取付けには経験や適切な工具が必要になりますので、やったことがないというお客様は、まずは私共のような専門家に施工をご依頼頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月06日
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静岡県のお客様から、雨が降るとベランダの輸入サッシから水が部屋に溢れてくるというご相談を頂きました。輸入窓は、形状からするとミルガード(Milgard)の樹脂製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のようですが、別の写真ではサッシに張ってある製造シールがサミット(Summit)になっていますので、ちょっと不思議です。写真は、そのサッシの下枠レールに雨水が溜まっている状況です。ペアガラス内に付いている飾り格子が、水面に反射して映っていますから、水が下枠に相当溜まっているのが分かりますね。もう少し詳しい情報がないとはっきりしたことは言えませんが、恐らく原因は排水穴にゴミや砂が詰まったことだろうと思います。もしそうなら、それを除去して丁寧に掃除をしてやれば、問題は随分解決すると思いますが、中に詰まったゴミはある程度穴から出せても完全に出せるものではありませんので、常にゴミが入らないようにこまめに掃除をすることと、将来またゴミが溜り排水出来なくなるような場合は、再度穴の詰まりを解消する作業が必要です。ただ、一連のメンテナンス作業は、ペアの強化ガラスが入った重いドアを外さないと出来ませんので、特殊な道具や専門知識がない皆さんでは難しいかも知れません。これからの時代は、極端に雨風が強い台風や爆弾低気圧・線状降水帯といった気象が頻繁に発生すると思いますから、ちゃんとした窓のメンテナンスは欠かせません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月03日
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東京のお客様から、輸入サッシのロック・クレセントが欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製のスライダーと呼ばれる引き違い(片引き)サッシです。写真が、そのサッシに付いている破損したロック金物です。上に付いているはずのロックレバーが、根元からもげてしまっていますが、この部品は鋳物で出来ていますので、長い間相当な力が加わらないとこんなことにはなりません。また、受け金物の方にもクレセントが回転した時に出来る黒い傷のようなものがありますので、回転部分が受け金物まで十分届いていなかったように思います。引き違いの両方の建具の位置関係が悪いのか、ロック金物の位置が悪いのか、その両方なのかも知れませんが、それらを細かくチェックして、正しい位置に来るようにしてやらなければ、また近いうちに同じような不具合が起こります。確かに壊れた部品を交換すれば直るように思われるかも知れませんが、これが破損した根本原因を直してやらなければ、結果だけを直しても何ら意味はありません。お客様自身でそういうことが出来ないのであれば、私共のような専門知識がある人にお願いして、ちゃんと直してもらうことをお勧めします。急がば回れで、適当に直すよりも費用や手間を掛けて直した方が長く安心して使えますから、反って得だということをご理解下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月02日
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愛知県のお客様の処で、輸入サッシのペアガラスを交換してきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)製。豪華な半円窓が付いた2連のケースメントサッシですが、雨水がペアガラスの中に入り込んで、水滴や結露でガラスが曇ってしまいました。通常アルミクラッドの木製サッシは、ガラスのみを交換することが出来ず、ガラスが入った建具(障子)ごと交換するケースが多いですが、サミットは既に会社そのものがなく、交換部材をメーカーから調達することも出来ません。そこで私たち ホームメイドは、サッシの構造を調査しインチで出来たガラスの寸法等を採寸した上で、分解可能と判断し修理を引き受けることとしました。勿論、分解時に破損させては分解する意味がないですから、慎重に作業を行って格子が入った新しいペアガラスを装着しました。如何でしょうか、修理を完了した窓の様子は?雨漏りした建具は、一部木枠が腐っているものもありましたので、そういう部分は木を忠実に加工して作り直しました。そうした部分への木部防水塗装も見事に仕上げていますし、屋外側のガラスも雨が入らないように防水処理を行っています。ですから、仕上がりはほぼ新品同様かそれ以上の防水仕様となっていますので、もう雨漏れで心配する必要はありません。尚、ペアガラスは、遮熱タイプのLOW-E断熱仕様になっていますから、以前に増して室内は快適だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月01日
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愛知県のお客様から、上げ下げ窓のロック金物がしっくりこないというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製ダブルハングサッシ。写真は、そのロック金物をひっくり返して裏返しにしたものです。装着されたバネがあることで、ロックレバーで鍵を掛けた時や鍵を解除した時にレバーが勝手に回っていかない状態を作ることが出来ますが、そのバネをレバーと連動させる為のピンの部分が折れてなくなっています。この小さなピンがロックレバーの裏側に付いていることで、レバーの回転がバネで制御されるのですが、制御不能となったレバーは知らぬうちに動いてしまうような感じになります。ここが壊れても鍵が掛けられないということでもないし、鍵を開けられないということでもありませんが、鍵を掛けたつもりでも何かの衝撃や振動で外れてしまうなんてことも起こり得る状態です。輸入の上げ下げ窓のクレセント・ロックにはこうしたバネが仕込まれており、ロックレバーを「開」又は「閉」の位置から自然に動かないように制御しています。もしバネが利いていない状態になっていたら、それはロック金物が正常に働いていない状態ですので、早めに交換頂くことが望ましいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月29日
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山梨県にあるおうちのお客様から、輸入サッシのペアガラスを交換したいというご相談を頂きました。不具合サッシは、樹脂で出来たミルガード(Milgard)製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)やスライダー(片引きの引き違い窓)など多岐に亘ります。湿気や雨などが多そうな感じですから、ちゃんとした防水メンテナンスを定期的に行う必要があったと思いますが、新築から全くやっていなかったのだろうと思います。写真は、掃出しサッシに装着されたペアの強化ガラスですが、ガラスの中のスペーサーが酷く錆びていますし、ガラス自体にも曇りが見受けられます。ペアガラス内に雨水が入り込むようになってから、随分長い間何もせず放置されていた為、スペーサーのクラックや錆びがここまで広がった感じです。住んでおられた方が気付かぬはずはありませんから、どうしてここまでになる前に誰かに相談出来なかったのか、疑問に思います。こちらは大きなペアの強化ガラスですし、LOW-E断熱処理もされています。また、厚みを含めてインチサイズで作られていますから、このペアガラスを製作してもらうとなるとそれなりの費用も掛かりますし、第一これを取り外して対処出来るサッシ屋さんがいるかどうかも問題です。皆さんのおうちでも窓のペアガラス内に問題が生じていたら、出来るだけ早く交換や防水処理をするようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月28日
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茨城県のお客様から、輸入サッシのバランサーに不具合があるので交換したいというご相談を頂きました。輸入窓は木製ファイバーグラス(アルトレックス)クラッドサッシのマーヴィン インテグリティ(Marvin Integrity)。マーヴィンでは比較的新しいシリーズのサッシですが、メーカーは日本から撤退した今となっては、補修部材の入手も困難になっています。写真は、ダブルハングサッシの建具を吊って持ち上げる為のバランサーのクラッチと呼ばれる部品ですが、窓の下枠の処で止まったまま動かなくなっています。通常建具に付いているピボットバーがクラッチに固定されていて、ここに付いている吊りヒモがバネで巻き上がる力を利用して、重い建具を簡単に開閉出来るという仕組みです。ですから、クラッチが下がったまま動かなければ、窓を開けることが出来なくなってしまいますから、空気の入れ替えにも不便です。バランサーそのものの不具合であれば、それを交換すれば直せるのですが、インテグリティに装着されているものは他社のバランサーと少し違っている為、入手が難しい傾向にあります。現在、部品メーカーに問い合わせを行っていて、もしかしたら調達が可能となるかも知れません。ただ、これを交換出来る業者さんが茨城にはいらっしゃらないかも知れませんので、私たち ホームメイドが直接伺って修理メンテナンスを行う必要がありそうです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月26日
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岐阜県のお客様から、空き巣の被害を受けたので修復したいというご相談を頂きました。被害を受けた輸入の両開きフレンチドアは、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)。写真は、そのサッシの木口(こぐち)の部分です。防犯対策が強固なマルチポイントロックやカンヌキ式のデッドボルトが装着されていますので、ドア金物が歪み木枠がボロボロになっても、ドアが室内への侵入を何とか防いでくれたようです。恐らく空き巣はプロではなく、慣れない素人のような人間だったようで、輸入サッシが侵入しづらいということを理解しておらず、無理矢理手荒な手口で侵入を試みたのだろうと思います。もしこれが国産のアルミサッシであったなら、ここまで壊されることもなく簡単に室内へ入られていたはずです。部屋への侵入はされませんでしたので、貴重品等は無事だったようですが、こちらのペラのサッシは既に製造が終了している高級なデザイナーシリーズのものですから、全く同じものを調達して直すことが出来ません。そういった意味では非常に大きな被害ではありますが、ご家族の命を守ってくれたことは素晴らしかったと思います。これからメーカーとも相談して、どのように復旧するかを検討しなければなりませんが、防犯性が高い輸入住宅に変に手を出して欲しくないですね。これから年末シーズンを迎えますので、皆さんも泥棒や空き巣への対策は十分に行って下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月25日
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22日に愛知県のお客様の輸入住宅にお伺いして、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の掃除メンテナンスを行ってきました。輸入窓は、樹脂製のサミット(Summit)です。写真は、そのサッシの窓枠の下端ですが、ドアを開閉する時に使うレール部分にホコリや細かな砂が大量に溜まっているのが分かります。実はレールの下には空間が空いていて、そこには排水用の穴が明けられています。それは、強い風が吹いてレールがある処まで外から雨水が浸入してくるという状況の際に、このレールの下にある空間に水を落としてから排水用の小さな穴へ雨水を流す為に明けられています。ただ、このようにレール部分にゴミが溜っていると、雨水がレールの下へ落ちなくなるばかりか、下の空間にも徐々にゴミが溜り、排水口をも塞いでしまうことになります。よく輸入の掃出しサッシの下側から大量の雨水が部屋に入ってきたという不具合をお聞きしますが、その殆どは新築から一度もレールを外して掃除をしたことがないのが原因です。(尚、輸入サッシが非常に気密性・断熱性がいいというのも、原因の一つですが、それは二次的な問題です)下枠のレールを外すには、大きくて重い可動ドアを一旦窓から外さないといけませんから、これをやるには適切な手順と道具がないと出来ません。日頃の掃除である程度漏水は防げるのですが、レールの下まで掃除をするという場合は、私共のような専門家にお願いして頂いた方が安全かも知れません。大きくて重いペアガラスが割れたり、レールを曲げてしまったりしたらそれこそ復旧が大変ですから、くれぐれも無理しないで下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月24日
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長野県のお客様のおうちから修理の為に引き揚げてきたフレンチドアには、飾りの木製格子が付いていました。マーヴィン(Marvin)製のフレンチドアやスライディング・パティオドア(片引きの掃出しサッシ)に付けられている格子は、写真のような固定ピンでドアに留めてあります。でも、この固定ピンはプラスチックで出来ているので、掃除などで外そうとすると頭のツマミが割れて取れてしまうことが多いんですよね。そういう時、簡易で画鋲をピン代わりにする人もいるのですが、長さも形も違う為、見た目はよくないししっかり固定することも出来ないかも知れません。でも、脱着可能な木製格子を固定するピンは、今でも手に入れることは可能です。勿論、日本から撤退してしまったマーヴィンから調達することは出来ませんが、海外からの調達ルートがある私たち ホームメイドでは、問題なく手配出来ます。太陽の光や熱で20年もすると劣化してしまうものですから、一度に全部取り替えてみるのもいいかも知れません。建てた住宅会社が倒産してしまったり、輸入住宅の仕事を止めてしまったり、輸入資材が国内では手に入らなくなったりして、ご自宅のメンテナンスをどうしたらいいのか困っている方は多くいらっしゃると思います。でも、諦めるのは早いかも知れません。輸入する為の費用は掛かりますが、こんな小さな部品でも入手は可能ですし、修理や修復・取り替えといったことも難なくこなすのが、ホームメイドです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月23日
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昨日愛知県のお客様のおうちでシングルハングサッシのバランサーを交換したという記事を書かせて頂きました。樹脂製のインシュレート(Insulate)というメーカーのもので、無事に交換を完了したのですが、交換した古いバランサーをよく見ると刻印が間違っているのを発見しました。刻印は、そのバランサーの長さやバネ強度を表記する為のものですが、金属部分の長さが508mmのバランサーに「19」と「13」と刻印されたものがありました。508mmのものは、「19」の刻印でなければならないのですが、何故か「13」という刻印のものがあったのです。交換部材の調査の際に、刻印だけを確認してバランサーを調達していたら、もしかしたら長さが短いものを調達していたかも知れません。これは非常に危険な話ですが、アメリカのものではたまにある話ではないかと思います。勿論、日本の製品でも表記間違いというものは存在する訳ですから、欧米の製品をレベルが低いと言うのは違うと思いますが、やはり製品の特定を行う時はダブルチェックをすることが大切ですね。刻印番号とそれが表す長さの2つを確認さえすれば、ほぼ正しい部材を入手することが出来るはずです。ほぼと言う意味は、それでも注文したものと入荷してきたものに違いがあったり、入荷品に破損や欠品があるかも知れないということです。輸入部材の商売は、そういう場合でもちゃんとメーカーに対して英語でクレームを言えるかどうか、うまく注文通りに取引が出来るかどうかが肝になります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月22日
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今日の午前中は、愛知県のお客様の輸入住宅にお伺いして、バランサーの交換をしてきました。輸入窓は、樹脂製シングルハングサッシのインシュレート(Insulate)です。お客様は中古で家を購入したそうですが、それ以前から殆どメンテナンスは行われていなかったようで、20年以上何もしていない状況でした。今回、いくつかあるシングルハングのうち、2ヶ所のバランサーのヒモやバネが切れて窓が開けられなくなったということで、全ての窓バランサーの交換を提案しました。バランサーはおおよそ15~20年程度が寿命で、このうちのものは既に耐用年数を過ぎているので、今正常なものでも近いうちに不具合を起こすだろうから、一緒に交換しておいた方が何度も海外から取り寄せて都度交換作業をするよりも一度にやった方が経済的ですよとお話ししました。とは言っても、シングルハングサッシは8ヶ所ですから、それ程多いという感じでもなく、スムースに交換作業を終えることが出来ました。古いバランサーは、全てバネが錆びており、伸び縮みもあまり出来ない状況でしたから、やはり交換して正解でした。樹脂サッシに限らず、アルミクラッド木製サッシでも上げ下げ窓にはバランサーが装着されていますから、20年近く経っていたらそろそろ交換することを考えて下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月21日
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こちらは、以前サッシ等の現地調査に伺った三重県のお客様のケースメントサッシ。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのキャラドン(Caradon)です。10年以上前に会社がなくなってしまっているからと、半分諦めていたメンテナンスですが、私共のことをNETで見付けて、ここなら何とか直してくれるのではないかということでご相談頂きました。写真は、ケースメントサッシのクランクハンドルと開閉金具のオペレーター部分になっています。本来、オペレーターは、ハンドルカバー(オペレーターカバー)によって覆われているものなんですが、プラスチックで出来ている為、経年劣化で割れてなくなっています。また、クランクハンドルを操作する際のツマミ部分であるノブも、テープのようなものを張って、取れてしまうのを辛うじて留めています。ハンドルは、使い終わったら倒してしまっておける可倒式のもので、固定式のものに比べて少し高いですが、コンパクトに出来る分見た目としてもいいかも知れません。ハンドル・ノブはカシメで固定してあるのですが、これが結構外れてしまうことが多く、多くのお客様が使いづらいまま使っているような気がします。ハンドルやカバーは、キャラドン固有の部品ではなく、他のサッシメーカーでも使っている汎用部品ですから、部品メーカーから入手することは可能です。ただ、使われているオペレーターの仕様によって、ハンドルやカバーが異なりますから、窓に合った適正なものを手に入れる必要があります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月20日
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20年以上前に新築させて頂いたお客様から、玄関ドアに付いている鍵が壊れて使えなくなったという連絡を頂きました。玄関ドアに付いているデッドロックは、旧タイタン(Titan、現クイックセット)のハンドルセットに付属していたものになります。室内側のサムターンを回せば鍵が掛かりますが、外からキーを差し込んで回してもクルクル回転するだけで全く鍵の操作が出来ません。これは、デッドロックに内蔵されたキーシリンダーが破損しているのが原因ですから、交換してやればすぐに元通り使えるようになります。ただ、メーカー毎にデッドロック・ラッチやシリンダーの形状が異なっていますから、輸入品ならどこのものでも交換出来る訳ではありません。また、製造された時代によって、同じメーカーのものでも仕様が変わっている場合もありますから、どんな部品が使われているかチェックも必要です。ドアノブ・メーカーを確認し、その上でデッドロックを分解して、周辺部品の形状やサイズを専門家に見てもらうことが大切です。因みに、今回交換したキーシリンダーは、スマートキーと呼ばれるシステムが導入されていますから、古いキーをなくしても新しいキーをシリンダーに記録(登録)することで、古いキーを使えなくして新しいキーのみで鍵を開閉出来るようになります。どこかでキーを落としてしまったり、取られてしまったりしても、これならお金も掛からず防犯上の心配も必要ありません。あと、デッドボルトバーを隠す金色のガードプレートを装着していますが、これも防犯対策としては非常に有効ですから、是非付けて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月18日
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長野県のお客様からお預かりした両開きのダブルフレンチドアの修理を行っております。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製ですが、ペアガラスが割れてしまったり、内部が曇ってしまったりした場合は、建具(障子)そのものを新しいものに交換するのが基本でした。でも、数年前にマーヴィンが、アフターサービスを含めて日本から撤退してしまった為、ガラス交換については課題になっていました。今回のフレンチドアも造りがしっかりしている為、ドアの部材を壊さない限りペアガラスの交換は難しいかも知れないと考えていました。それは、ガラスの周囲の白い押縁(ガラス押え)を外すだけでなく、その中に更に内蔵されている樹脂製の特殊なガラス固定材がうまく脱着出来ず壊れてしまうという問題があるからです。ただ、よくよくその固定方法を調べてみると、一つのアイデアが思い付きました。特殊な輸入の工具や慎重な作業が必要で、その分時間も掛かるんですが、写真のようにガラスの周囲の部材をきれいに外すことが出来ました。何せガラス押えも固定材もマーヴィン以外からは入手することが不可能で、もし破損させれば正規の方法でガラスを固定することが出来なくなります。でも、ガラスの脱着方法や技術を今回確立しましたから、今後マーヴィンのガラスの不具合について相談を受けた場合は、建具を交換することなくきれいに直すことが出来ると思います。周囲の部材をそのまま使えますから、当然サッシやガラスの防水構造などは全くそのまま維持出来ます。その点でも安心感がありますね。(勿論、追加の外部防水処理や木部防水塗装は弊社で別途行います)ただ、やれるのが私一人ですから、大量且つすぐ修理することは物理的に不可能ですので、修理を順番待ちして頂くかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月17日
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クイックセット(Kwikset)のドアノブ(ドアレバー)に取り付けるドアラッチは、2種類のものが存在します。一般的なのは、鍵爪の部分にフェースプレートと呼ばれる金属板が装着されたもので、フェースプレートをビスで固定することでドアに取り付けることが可能です。写真は、クラシックな輸入ドアに取り付けるドライブイン・ラッチと呼ばれるものですが、フェースプレートが装着されている場所にシルバーの丸い部品が付けられています。(改良型の新しいものは古いものと形状が異なりますが、互換性がありますから、そのまま交換することが出来ます)ドライブイン・ラッチは、わざわざビスで固定する必要はなく、ドアに明けられた穴にそのまま差し込めば、丸い頭の部分が穴に引っ掛かってドアに固定されるという便利なラッチです。90年代前半の輸入住宅では、このドライブイン・ラッチが多く使われていましたが、最近ではフェースプレート付きが殆どであまり見掛けなくなりました。ですから、こうしたドライブイン・ラッチは、国内では貴重なものになっています。そんなドライブイン・ラッチですが、これにも2種類のものが存在します。キーを使って鍵の開け閉めをするドアノブ(ドアレバー)用のものと、それ以外のものですが、キーを使うのは勝手口のドアか玄関ドアの一部でしかないですから、キー付きのドアノブ用は稀かも知れません。(因みに、室内ドア用のものは、全てキーを使わないタイプのラッチです)キーを使って鍵の開け閉めをするドアノブ用のものには、鍵爪の上にコブのような突起が付いています。このコブも鍵爪同様出たり引っ込んだりしますが、この部分が少しでも受け金物(ストライク)に当たって引っ込んだ状態になると、鍵爪の方が動かなくなるという仕組みになっています。ですから、ドアを閉めて鍵を掛けると、コブが少し引っ込んだ状態になりますから、ドライバーなどでドアの隙間から鍵爪を何とか引っ込ませてドアを開けようとしても、前述のコブの仕組みで鍵爪を引っ込ませることが出来ない為、外からでは鍵が開けられないということになります。なかなか面白い防犯対策ですので、外部ドアにキー付きのドアノブをお使いのお客様は是非こちらのドアラッチをお使い下さい。それにしても、マニアックなお話ですね(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月16日
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愛知県のお客様から輸入サッシの建具交換のご相談を頂いた際に、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の網戸についてもご相談を頂きました。輸入窓は、木製PVCクラッドサッシのアンダーセン(Andersen)製パーマシールド。写真は、そのサッシに付いていた網戸を横倒しにして、その下側部分の様子です。白い樹脂製の戸車が覗いているのが分かりますが、これが劣化して欠けてきています。また、戸車が引っ込み過ぎているようでしたので、写真上方の穴にある調整用のツマミを回そうとしたのですが、それも劣化していて回せない状態でした。調整ツマミ付きの戸車を交換するには、網戸の網も一緒に交換しないといけない状況のようですから、メーカーに確認して戸車部品の代金と網戸全体の代金の両方を出して頂いて、比較検討をしてみたいと思います。現状網戸は完全ではないですが、何とか動かせる状態にまでは持っていけましたから、修理・交換が完了するまではお使い頂けると思います。20年以上経ったおうちですから、そろそろいろんな部分でメンテナンスが必要となってくる頃ではないでしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月14日
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長野県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入ドアの取外し作業を行ってきました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製ダブル フレンチドア(アウトスウィングの両開きドア)。サッシ枠の高さが、2.1mもある大きなドアで、ペアガラスも強化ガラスになっていますから、非常に頑丈で重いドアでした今回のドアの取外しは、主開閉側のドアの木製下枠が雨漏れで腐ってしまい、外側のアルミカバーも脱落してしまったということを修復する必要があったのと、主開閉・副開閉の両ドアのガラスが内部結露を起こして曇ってしまった為、交換が必要になったのが発端です。ガラスの周囲の押縁を取らなければ、ガラスの厚みを含めた実寸法を計測出来ませんから、まずはそういった作業が最初です。それと同時に、木枠が腐ったドアの修復作業を建具屋さんにやって頂いて、後はガラスが出来上がってきたら、交換・挿入して形が完成します。その後、木部の着色及び防水塗装を行って、外部のガラスの周囲の防水処理が出来たら、現場へ取付けに伺います。ただ、一連の作業は2ヶ月近く要するような気がしますから、12月に入ってからの現場仕事となる為、あとは雪や路面凍結の状況次第ですね。今年は猛暑でしたから、冬も暖冬となることを願うばかりです。それまで写真の養生が、頑張って防犯対策・防雨対策を担ってくれると思いますが、外からビスや釘の頭は1本も見えませんから、空き巣が外から養生を外して中に侵入することは不可能なように細工がしてあります。どうやってやったかは、企業秘密ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月13日
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神奈川県のお客様から、輸入サッシが腐ってきたので交換したいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドケースメントサッシのペラウィンドウ(Pella)。写真は、そのサッシの可動建具を下から撮影した様子です。建具の木製枠ですが、下側に穴が明く程ゴッソリと木が腐ってきています。また、そこにビスで固定されていた建具下側のウィンドウヒンジも、ビスが脱落して完全に外れた状態になっています。このトラブルの原因は、アルミカバーに接しているガラスの周囲から雨が中に入り込んで、建具の下枠を内部から徐々に腐らせていったことにありますが、中からなので酷い状況になるまでお客様は気付くことが出来ません。こうなると、ペラの場合は建具を新しいものに交換するという手順になるのですが、オーダーしてから半年くらい納期が掛かってしまいます。現状、この重い建具を支えているのは、建具の上側に取り付けられたウィンドウヒンジだけになっていますから、それがおかしくなると建具が窓から落下するなんてことにもなりかねません。取り敢えず、当面の間窓を開けずにお過ごし頂くことになりますが、落下なんて状況になる前に早めに交換手配をして差し上げたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月12日
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岐阜県のお客様から、輸入サッシの建具が黒ずんで腐ってきたというご相談を頂きました。輸入窓は、木製サのアンダーセン(Andersen)製ナローライン・シリーズのダブルハングサッシ。写真のように、上げ下げ窓の上窓建具(アッパーサッシュ)の木が雨漏れして腐ってきているようです。実は、こちらのサッシは随分前に下窓建具を新しいものに交換しました。ガラスの防水処理やティンバーケアで木部の防水塗装をしている為、ローワーサッシュは美しい状態を保っています。下窓建具を交換した際に、上窓建具も念の為交換しましょうと提案しておけばよかったのでしょうが、仏心が出てしまったのかこちらは交換しませんでした。一見何も不具合がない窓だとしても、木製サッシやペアガラスが入ったサッシでは、雨漏れによる木の腐りやガラスの内部結露が発生します。それは、外部のガラスの周囲に施してある防水材が劣化したり、縮んだりしてガラスと建具枠との間に隙間が生じるからです。長い年月太陽の強烈な光や温度変化に耐え、激しい風雨に曝されているサッシですから、そうなることは仕方ありません。やはり、外壁を塗り替えるタイミングの10~15年毎に窓の防水処理をしておくことは、将来の雨漏れトラブルの対策として有効だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月10日
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先日愛知県のお客様のおうちに伺って、アルミクラッドサッシの腐った木製建具を交換しに伺いました。輸入窓はサミット(Summit)製のダブルハングですが、ガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目などから雨が浸入し、建具の木枠を腐らせてしまいました。そこで、今は亡きサミットのものではなく、旧ハード(Hurd)のシエラパシフィック(Sierra Pacific)の建具を古い窓枠の大きさに合う形で製作してもらいました。つまり、外壁に固定されているサッシ枠はそのまま残した状態で、そこに他社の建具を入れ替えるという離れ業を実施するという手法です。ですから、オーダー前の採寸を少しでも間違えると、建具がうまく装着出来ないなんてことにもなりますから、緻密な作業が必要です。で、写真は、窓の両サイドのジャムライナーを取り替えて、上窓建具をそこに挿入した様子ですが、非常に納まりよく出来上がっていますよね。でも、よく見るとほんの僅かですが、ペアガラスの屋外側のガラスにヘアークラックが入っているではありませんか。取付け作業前に、木部の防水塗装やガラスの周囲の防水処理を社内で行っているのですが、その時は何も気付きませんでした。割れは、何かが当たったというものではなく、木枠で隠れた部分から伸びてきているように見えますから、ガラスの縁に傷のようなものがあって、何かの拍子にピッと割れが入ったか、熱割れという自然現象で起きた可能性も考えられます。ただ、こうした不具合は私たちが何かをぶつけたり取り扱いを乱雑にしたりした訳ではありませんので、こればっかりは事前に避けることが全く出来ないものなので仕方ありませんね。何れにしても、メーカーには交換用のペアガラスか建具を送ってもらえるようにお願いしましたので、その間のご不便はご容赦頂きたいと思います。でも、何年かして割れたりしたら保証は利きませんが、取付け作業時に発見したことは不幸中の幸いかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月08日
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福岡県のお客様から、浴室に取り付けられた輸入サッシの上げ下げ窓がうまく開けられなくなったというご相談を頂きました。輸入窓は、シングルハング樹脂サッシですが、メーカーは不明です。写真は、そのサッシの両サイドにあるレール溝に付いていた部品ですが、ゼンマイのようなバネで上げ下げするコイルバランサーのようです。実は、コイルバランサーは今の処正常に動いてくれているようですが、バランサーの穴に差し込むピボットバーと呼ばれる建具側の部品が錆びて欠損してしまったとのこと。ピボットバーがコイルバランサーと連携することで、建具を吊り上げることが可能となるのですが、それが欠損していると流石に窓は開けられません。今回ピボットバーを新しいものに交換することで不具合を直すことは可能だと思いますが、コイルバランサーのバネも浴室の湯気や水分で劣化が進んでいるはずですから、近い将来バネが破断する恐れがあります。そうなると、また私たちが遠く福岡まで出向いて修理することになりますから、ピボットバーと一緒にコイルバランサーの交換も実施しておくことが必要です。勿論、交換すれば終わりではなく、お風呂を使った後は窓を開けたり換気扇を回したりして換気をして頂き、窓周りの水気は雑巾等で拭き取って頂くようにして頂きたいと思います。あと、ペアガラスの周囲から水が枠内に浸入しないように、防水処理をすることも忘れないで頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月07日
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愛知県のお客様から、輸入キッチン水栓が水漏れするので修理して欲しいというご相談を頂きました。水栓金具は、ヤスダプロモーション製でクラシックなゴールドの本体に2つの白いレバーハンドルが付いたタイプです。施工から12年が経っているということでしたが、曇りもなく非常にきれいな状態を維持しています。今回お客様から交換用の止水バルブを支給して頂き、それを交換するという内容でしたが、近くの水道屋さんは輸入ものだと何かあったら責任問題になるからということで、どこからも修理を断られてしまったそうです。私たちは、インチのスパナやレンチ等の工具も持っていますし、万一何かあった時に対処が出来るように常に材料や道具を持っています。ですから、それ程大変な工事になるとは思っていなかったので、まずは通常の工具をキッチンに持っていきました。でも、水側のカートリッジバルブ(止水バルブ)がどうしても取れません。キャビネット下に潜って工具で配管関係を掴んでいるのですが、カウンターの上でバルブをレンチで回しても一向に配管からバルブが外れてくれません。変なことをやれば、フレキの配管を傷めてしまったり、取付けてある固定ナットを舐めてしまったりしますから、狭くて力が入りづらいキャビネットの中で悪戦苦闘となりました。ただ、最後に上でレンチを回しても水道配管が一緒に回っていかない方法を思い付き、それを実行した処見事に古いバルブを取り外すことが出来ました。新しいバルブを装着して、レバーの台座やハンドルを基に戻して水とお湯が出るかをチェックしたら、無事に水漏れ修理が完了しました。文字にすると簡単そうですが、普通の業者さんはやりたがらないでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月06日
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東京都のお客様から輸入サッシの網戸を固定する為の部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入サッシ自体は、メーカーも何も分からないのですが、網戸を固定するパーツは特定することが出来ました。写真は、そのサッシに付いていた網戸固定用の部品ですが、通称バタフライ・クリップと言って、蝶が羽根を広げたような形をしています。長年屋外の汚れに曝されている為か少々黒くなっていますが、元々は透明なプラスチックで出来ています。バタフライ・クリップは、種類が豊富で様々な大きさ・形のものが存在していますから、それを特定しないとちゃんと取付けは出来ません。まだ、こちらの部品は破損がないようですが、太陽の紫外線や熱によって割れたり欠けたりしてきます。当然破損すれば、網戸が外れたりしてきて虫などが入るようにもなりますから、壊れる前に予備を含めて多めに調達しておくといいかも知れません。私たち ホームメイドは、輸入住宅のこうした小さな部品も含めて調達・メンテナンスをしていますから、お困りの際はご相談をお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月04日
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岐阜県のお客様の輸入住宅で、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の復旧作業を行いました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製。写真は、下枠が腐ったハメ殺し(FIX)ドアを外して、防雨・防犯の為に耐水合板で養生をした様子です。ドアを外す時も少し引っ掛かる感じがあったのですが、ドアの下枠が腐っていたのでその分隙間が多く、思っていたより作業は難しくありませんでした。ただ、ドアの木枠を修理した後、それをサッシ上枠のトップレールとボトムシルとの間に挿入するのは至難の業でした。ドアの上下に隙間があれば、そこから雨や風が入り込んでしまいますから、基本全く隙間がない状態の処にドアを入れなければなりません。また、サッシの上枠には建物の重量が圧し掛かってきていますから、サッシ上枠のセンター部分が弓なりに下がってきています。隙間がないばかりか更に中央部は低くなっているので、普通ならドアを入れることは不可能です。(ドアの外装にはアルミが張ってある為、削ってドアを小さくすることも出来ません)でも、写真を見ると、サッシ枠にきれいにハメ殺しドアが納まっているでしょ。こうした突発的な問題にも対処が出来るように、常にメンテナンスカーには特殊な道具や材料がいろいろ積み込まれています。勿論、マーヴィンのドアがどのように作られているのかといったことや自然の摂理を理解していないと、こうした仕事は出来ないと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月03日
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愛知県のお客様のおうちに伺って、輸入の上げ下げ窓の正確な窓枠寸法を測ってきました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)ですが、それをシエラパシフィック(Sierra Pacific)の建具に入れ替える為に残しておく窓枠の採寸が必要となりました。写真は、そのダブルハングに付いていた上窓建具なんですが、建具の下枠の木が腐っています。上窓は下窓に比べて位置が外寄りですから、雨に当たりやすいというリスクがあります。また、ガラスに当たった雨は下へ落ちていきますが、ガラスと下枠のアルミカバーとのつなぎ目に隙間が空いていれば、アルミカバーの奥(下枠木部)に水が入り込んでしまい、それが木を腐られるという不具合を起こします。また、ダブルハングの建具下枠の両サイドには、建具を吊る為のバランサーと呼ばれる吊り金物と建具とを連携させるピボットバーという部品が付いているのですが、完全に脱落しています。こうなっていると、建具は自重で落ちてきますから、ロックを外したりすると建具が突然下がってきます。勢いよく落ちて窓枠に建具がぶつかったりすれば、ペアガラスが割れる危険性もありますから要注意です。今回シエラパシフィックの建具に入れ替えるに当たり、専用のバランサーも一緒に入れ替えますし、シエラパシフィックの建具はコアガードと呼ばれる腐らない加工がされた木で出来ていますから、雨漏れによるトラブルの心配も殆どなくなると思います。ただ、そうした過信は禁物ですから、常に窓を開けて様子を見たり、乾かしたりすることが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月02日
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岐阜県のお客様の処へ明日持って行くケースメントサッシの建具です。一見何事もないアルミクラッドの木製建具ですが、実は雨漏れをして建具の下枠部分が完全に腐ってしまったという状態でした。写真は、建具を上下逆さまにして置いてある状態ですので、上側の方が下枠となっています。こちらの建具は、マーヴィン(Marvin)のものですが、マーヴィンが日本から撤退してしまった為、新しく建具を取り寄せることが出来ず、非常に大変ですがアルミカバーを外して、建具枠の一部を新しい木で付け直すという作業をします。また、ロック受けやオペレーター・ブラケットの金物やトラックレール、上下のウィンドウヒンジなどは、木部防水塗装の際に邪魔ですから、これらも全て元の位置に正確に付け替えるという作業も発生します。木枠が欠損して付ける位置が分からなくなってしまうというトラブルを避ける為に、事前に取付け位置を記録しておくという作業も忘れては、正確に修理は出来ません。そういう一連の気遣いを行いつつ、木部防水塗装や屋外側のガラス及びアルミのつなぎ目防水といった作業も実施します。きれいに修復されたものを見ると、やっぱりマーヴィンの木製サッシは美しいですよね。建具が腐ったからと言って、これを国産のアルミサッシに替えてしまうなんて本当にもったいないことだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月30日
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岐阜県のお客様のおうちに伺って、高級なスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の修理を完了してきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)製デザイナーシリーズ。可動ドアの下枠が中から腐ってしまい、戸車がドアの中にめり込んで下枠のレールの上を重いドアが全く走らない状態でした。つまり、修復前は開かずの扉になっていたのです。枠が腐ったドアを建具屋さんに直して頂いてから、木部防水塗装と屋外側の防水処理を行ったのですが、ドアの構造があまりに雨を意識していない感じでしたので、脆弱な箇所全てを防水処理しました。そして、昨日そのドアを取付けに行ってきたのですが、ご覧の通り無事に納まりよくサッシに取り付けることが出来ました。ドアの建て起こし調整や鍵の掛かり具合の調整を行い、ドアがスムースにスライドするのをお客様にも確認頂き、大変お喜び頂きました。お客様曰く、こんなにスムースに動くのは何年振りのことだろうとのことでした。可動側のドアだけでなく、今回交換しなかったFIX(ハメ殺し)側のドアの防水処理も同時に行って、これで全ての作業が完了です。紆余曲折あったドアの修理でしたが、やっと満足頂ける状態に出来て私たち ホームメイドとしても安堵することが出来ました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月29日
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三重県のお客様から、輸入サッシ等に不具合があるので見に来て欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのカナダ キャラドン(Caradon)製。写真は、鍵が掛からなくなったケースメントサッシのロック金物です。20年以上前に新築されたそうですが、その3年後くらいに施工会社が倒産してしまい、それ以来メンテナンスを相談する先がなかったようです。近くのサッシ屋さんやリフォーム屋さんにも相談したらしいのですが、どこも輸入サッシは分からないからということで断られてしまいました。最近、私共 ホームメイドをNETで知って、愛知県からでも来て欲しいというお客様の熱意を感じお伺いした次第です。お客様の中には、駆け引きしたり値段で勝負したりする人もいますが、そういう場合は仕事に関係なく手を引きます。だって、私たちの仕事を誰でも出来る仕事だと思っていらっしゃるということですから、そういう仕事は他の業者さんでやってもらえばいい話です。今回ご相談頂いたキャラドンは、随分前に会社自体がなくなってメーカーからのアフターサービスもありません。でも、こうした部材は、海外の部品メーカーから調達することが可能ですから、修理に特に問題はありません。ただ、このロック金物は鍵を掛ける部分を改善していますので、ロック受けの部品も改良されたものに交換することが必要ですし、取付け位置も微妙に変化しますから、修理にはそれなりの手間が必要です。今回これ以外にもいくつか修理・メンテナンスをご相談頂きましたが、ほぼ全て交換・調整で解決出来そうですから、きっと家は見違えるように蘇ると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月27日
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岐阜県のお客様からお預かりしたスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の木部枠の復旧が完了しました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)製デザイナーシリーズ。可動側のドアの木製下枠が雨漏れで腐ってしまい、木材を加工してそれを修復するという作業が完了しました。屋外側のドアの表面には薄いアルミでカバーがしてありますし、ドア下には重いドアを支える戸車(今回交換)も付いていますから、一連の加工を施すのは至難の業です。苦労しながら建具屋さんが組み上げてくれた建具ドアですから、将来また雨漏れで腐らないようにする為に、室内側の木部は白い専用の防水塗料 ティンバーケアを塗って、外装のアルミのつなぎ目やガラスの周囲に防水処理を実施します。それにしても、ペラウィンドウのデザイナーシリーズの掃出しサッシは、雨仕舞がほんとよくないですね。ペラウィンドウでも高級バージョンのサッシですから、もっと防水に工夫がしてあると思っていましたが、構造的には弱点が多いという印象です。国内でデザイナーシリーズの掃出しサッシは然程多く出回っていないと思いますが、お使いの方がいらっしゃればすぐにでも防水対策をして頂きたいですね。また、おうちに取付けが完了しましたら、記事に書かせて頂きます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月26日
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岐阜県のお客様から輸入住宅のドアについて、いろいろと修理のご相談を頂きました。今回ご紹介するのは、収納用のドアとして使われるバイフォールドドアと呼ばれる折れ戸です。バイフォールドドアは、ピボットと呼ばれるいくつもの支点部品によって支えられ開閉するという構造の折れ戸になります。簡単な構造ですが、隙間の取り方を考えたり、水平・垂直を調整したりするのは結構経験が必要となります。そういった調整を私もよく行いますが、開口寸法が標準的なものと違っていたり、周囲のドア枠自体が歪んでいたりするケースも多く、まともな施工が出来ないこともしばしばです。こういうことは、新築時の施工精度に起因している問題だったりするので、調整メンテナンスでは完璧に施工することは難しかったりします。そういう場合は、ある程度妥協をしながら、最もバランスがいい処を見付けて、そこで固定するという方法を取ります。恐らく今回も同じようなことをやらなければならないと思いますが、その前にドアの下の取付けてあるボトム・ピボットを直さなければなりません。部品自体も破損があるとのことですが、ご覧のようにドアに空いた穴が大きくなって、ピボットがドアの中にめり込んでいます。こちらのドアは、ハローコア・ドアと呼ばれるフラッシュ・ドアで、表面に化粧の板を張り付けて中が中空になったものになっています。また、細かな木くずを圧縮して固めたMDFと呼ばれる素材の為、湿気などで膨れて素材がボロボロになってきます。そういう点で、何かを固定して取り付けるということが難しくなるという欠点がありますが、その分価格が安いということで多くの輸入住宅に使われています。輸入の折れ戸の調整・修理は、知識と経験がものを言う仕事ですから、開け閉めがしづらくなってきたら、早めに専門家に相談して直してもらうようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月24日
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愛知県のお客様から、輸入サッシのバランサーが下から落ちてきたので、直して欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂サッシのインシュレート(Insulate)製シングルハング。写真のように、下窓の建具(障子)を上に上げると、下から棒状のバランサーが落ちてきているのが分かります。また、バランサーの吊りヒモも窓枠から外れて、ぶら下がった状態になっています。こういう場合は、バランサーに内蔵されているバネが錆びて、伸び縮みをしなくなった為に建具から脱落してきたことが考えられます。バランサーは経年劣化する消耗品ですから、15~20年くらいで交換すべきものなんですが、それ以上に長く使い続けているんだろうと思います。バランサーの不具合は、窓1ヶ所だけというふうに思っていらっしゃる人も多いですが、シングルハングがいくつもあれば、それらも既に寿命を迎えていますので、一緒に交換した方が安心です。アメリカからの送料が結構な金額になりますし、交換する出張費も掛かりますから、壊れる毎にいちいち調達して交換していたのでは、費用もバカになりません。先日、お金を出来るだけ掛けたくないというお客様が、新しいバランサーを建具の下から押し込んでやれば元に戻せると思い込んで、交換は自分でやるとお話されていた方がいらっしゃいましたが、それは窓の構造を理解していないと思います。交換したことがないという人は、まずは私共のような専門家に交換作業をやってもらって、その仕事を勉強してから次は自分でやってみるというふうにした方が正しい手順や構造も学べていいかと思います。やれもしないことを無理してやると、失敗して更に費用が膨らみます。何でもそうですが、急がば回れですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月22日
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長野県のお客様から、輸入の木製玄関ドアに付いているハンドルセットの調子が悪いので、替えたいというご相談を頂きました。ハンドルセットは、国内で販売されていないカナダ ワイザー(Weiser)製。写真は、そのハンドルセットですが、一見するとクイックセット(Kwikset)のチェルシー(Chelsea)のデザインに似ていますが、細かな部分で違いがあります。また、ドアラッチやデッドボルトバーについては、現在販売されているものの多くは通常フェースプレートが付いていますが、こちらのものはドライブインと呼ばれる古いタイプのものが装着されています。ドライブイン・ラッチなどは、頭の部分が丸くなっていて、取付け穴に差し込むだけで取付けが完了する為、非常に施工が簡単なんですが、取付け穴の直径が大きかったりすると、ラッチ自体が穴から抜けてきてしまったり回ってしまったりするので、デメリットもあります。そういうことで、近年のものはフェースプレートが標準的に付けられているのだと思います。ワイザーの古い製品は、中身が少し特殊なものもあり、将来部品を交換するような場合には、いちいち部品をカナダから調達しなければならないということから、国内でも比較的入手しやすい輸入のものに付け替えておく方が安心かも知れません。勿論、ドライブイン・タイプのものは、日本で入手するのが大変かも知れませんが、私たち ホームメイドなら比較的入手は簡単です。ですから、今回ワイザーとは違うメーカーの製品をご提案しますが、それに装着出来るドライブイン・ラッチやドライブイン・デッドボルトバーを一緒に提供したいと思います。あと、万一の場合にキーやキーシリンダー(鍵)の交換もしやすいものとすることを忘れてはいけませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月21日
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千葉県のお客様から、賃貸物件の窓の鍵が壊れたので部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製引き違いサッシ。写真は、そのサッシに付いていたロック部品の本体です。ロックレバーとそれに連動するクレセント・ロック(回転フック)が、引き千切れるようになくなっています。この部品は鉄で出来ていますから、そう簡単にはこんな破損にはならないはずです。こうなった原因は、部品自体の強度の問題ではなく、引き違いの2枚の建具(障子)の位置関係がずれている状態で鍵が固くて回せないというのを、無理に回し続けたことだと思います。つまり、サッシ建具の調整不足と使い方がトラブルの原因であって、ロック部品そのものには何ら問題はなかったものと考えられます。遠くにいるお客様は、費用の問題からご自身で取り替えをされるということですが、正しく修理が出来るかどうか少し心配です。単に不具合パーツを交換するだけなら誰でも出来る仕事ですが、根本原因を解決せずに修理を終えてしまうとしたら、また同じクレームを繰り返すだけに終わってしまうかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月18日
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千葉県のお客様から、バランサーを装着する時に使う部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂サッシのサーティンティード(CertainTeed)製シングルハング。写真の部品は、テイクアウト・クリップと呼ばれるもので、この部品のツメにチャネルバランサーの先を引っ掛けて両サイドの窓枠に固定します。その状態で下窓の建具を窓枠内に挿入すると、バランサーが建具に装着されて窓がスムースに開け閉め出来るようになるという仕組みです。ですから、バランサーをサッシに取り付けたり、取り外したりする際にはテイクアウト・クリップは必ず必要になります。ただ、バランサーの交換を行う時以外は、何ら役目がありませんから何でこんなものが付いているのか、全く分からないというお客様も多いかも知れません。当然、このテイクアウト・クリップが壊れていても、気にするということは全くないでしょうから、いざバランサーを交換するという段になって初めてこの部品の重要性を理解出来るという感じでしょう。頂いた写真では、テイクアウト・クリップの爪が折れてなくなっています。ツメ部分もプラスチックの薄い板状ですから、長く太陽の紫外線に当たっていると劣化して割れてしまうと思います。バランサーの定期交換は15~20年ですから、恐らくバランサーだけでなくこのテイクアウト・クリップも一緒に交換して頂くことが必要です。テイクアウト・クリップは、樹脂製だけでなく亜鉛メッキされた鉄製のものも多く装着されていますから、樹脂製のように爪が折れてしまうことは少ないと思いますが、窓が浴室などにある場合は錆びて欠損することがありますから、注意を怠らないようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月16日
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岐阜県のお客様から輸入サッシの建具(障子)が傾いていて、うまくサッシを閉められないというご相談を頂きました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製。写真のように、本来垂直になっていなければならない建具が、上と下とでは位置が異なっていてピサの斜塔のように倒れたようになっています。これは、雨漏れによって建具の下枠の木が腐ってしまい、建具の底面にビス留めされていたウィンドウヒンジと呼ばれる窓部品が木枠に固定出来ず、辛うじて上枠側のウィンドウヒンジだけで建具を支えている状態なのです。この状態は非常に危険で、上側のウィンドウヒンジを曲げてしまう恐れがあるばかりか、そのウィンドウヒンジにも負担が掛かって脱落するようなことがあれば、最悪建具の落下という結果をもたらします。ですから、早急に建具を外して安全な状態にしておいて、そこの窓開口を耐水合板等で塞いで養生をする必要があります。その上で、木製建具の木枠を修理して、防水処理や防水塗装を行ってから元の窓へと戻してやるという作業が必要です。口で言うのは簡単ですが、マーヴィンのサッシは分解出来るようには作られていませんから、木枠を外したりガラスの周囲の部材を外したりすることは至難の業。そう言いながら、私たち ホームメイドは、輸入サッシの建具の復旧をいくつも行ってきていますから、手間暇掛けて何とか元通りにすることが出来るんです。ただ、そういった一連の作業を行う際に、窓の開閉金物類に異常はないかチェックして、万一不具合がある場合は交換の為に海外から調達することを考えておく必要があります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月15日
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静岡県のお客様のおうちにあった掃出しサッシのレールです。ミルガード(Milgard)製スライディング・パティオドアの下枠に付いていたものが左で、右は長さを合わせる為にカットした新しいドアレールの切れ端です。樹脂製の下枠には幅が狭い溝が切ってあって、そこに古いレールが差し込んであったのですが、右のレールのように「ハの字」になっていないと溝の中でレールが立つことが出来ません。レールが立っていないと、重いドアの下に付いている戸車がレールの上を走ることが出来ないので、スムースにドアが動かない状況が生まれます。恐らく長年ドアを開け閉めしている時に、あまりのドアの重さに耐えかねて立っていたレールが横に倒れてしまったのだろうと思います。すぐにドアを外してレールを元の状態に立ててあげれば、元の状態に戻ったかも知れませんが、横倒しのまま使い続けた結果ハの字だった形状が完全に潰れてしまった感じです。私も最初レールが横倒しになっていることに気付きましたので、レールを立てようと試みたのですが、溝の幅の方がレールの幅より大きくて、すぐに倒れてしまいレールを交換する以外に直す方法はありませんでした。全く同じ形状・大きさのレールは存在しませんでしたが、互換性がありそうな強度の高いステンレス製のレールを見付け装着した処、うまくドアが左右に動くようになりました。強化ガラスのペアガラスが入ったドアは、恐らく60kg以上あると思います。これを支えきれずに歪んだり潰れてしまったりした掃出しサッシのドアレールは、国内の輸入住宅にはたくさんあるような気がします。サッシの動きが長年重いと感じていらっしゃる方は、ドアの戸車と共にレールの交換をしてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月14日
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静岡県のお客様のおうちから外してきたロックケースとロックレバーです。輸入窓は樹脂サッシのミルガード(Milgard)製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)ですが、鍵が掛けられず困っていらっしゃいました。写真のように、ロックレバーのレバー部分は根元から折れてなくなっており、ロックケースの穴に差さっている爪も折れていました。こうなるとロックレバーが全く機能を果たせませんから、ロックケースはうんともすんとも動かず、鍵が掛からない状態になります。ロックケース自体も中にホコリが入り込んで、動きが渋くなっていますからこの機会に交換しておいた方が不安は少ないと思います。今回、これらの部品を取り外して、新しいものを装着してきたので、随分調子がよくなったのではないかと思います。勿論、鍵の部品を交換するだけでなく、重いドア自体の建て起こし(水平・垂直)、ドアの高さ(位置)も直してきました。ミルガードの鍵は、鍵爪が2つ上下に付いていますから、防犯性も他社のロックケースに比べて高くなっていると思いますが、逆に言えば鍵が掛かったまま破損すれば、鍵の解除は相当大変になります。こうやって破損する前に古くなったものを交換しておけば、そういうトラブルも未然に防げますので、定期に交換しておくことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月13日
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静岡県のお客様のおうちに伺い、輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のガラス交換及び鍵の修理をしてきました。輸入窓は、樹脂サッシのミルガード(Milgard)製で、ハメ殺し側のドアに雨漏りによるペアガラスの内部結露が発生している状態でした。また、鍵も壊れている為、ロックレバーやドア内に内蔵されたロックケースといった部材も交換する必要がありました。日本の住宅は、掃出しサッシを日当たりのいい南側や東側の壁に設置するケースが多く、台風などの強い雨風をまともに受けてしまうばかりか、ヒサシなどの雨除けもない為、ガラスの周囲から雨が建具(ドア)の内部に入り込んでしまい、それが内部結露を発生させることになります。ミルガードの掃出しサッシ用強化ペアガラスは、基本的にインチ単位で出来ていますから、厚みも25.4mmという特殊な寸法になっています。ですから、普通のサッシ屋さんでは適正な大きさのペアガラスが製作出来ませんから、寸法の違うガラスを付けるケースも多く見受けられます。ただ、そうなるとガラスとドアとの間に隙間が生じてしまったり、逆にガラスが厚くてドアに納まらないなんてことになりますから、余計に雨漏れするリスクが増えたり、ガラス押え(押縁)が付かずガラスの固定が適切に出来ないというトラブルになったりもします。私たちは、常にそういったことへの気遣いをしていますから、必ず事前に現地調査を行って、ガラスの採寸や交換方法の確認を実施します。今回無事に大きな遮熱型(LOW-E)強化ペアガラスに交換が出来たのも、ロック(鍵)の部材を調整しながら取付け出来たのも、そういった地道な仕事を心掛けているからなのかも知れません。最後に、交換したハメ殺し側のガラスだけでなく、可動側のドアのガラスも周囲に防水処理を行ってこの仕事は完了です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月12日
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