Tapestry

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JOHNNY ENGLISH

「ジョニー・イングリッシュ(JOHNNY ENGLISH)」 2005-06-01

★★★☆☆

あのMr.Beanこと、ローワン・アトキンソンがなんとスパイに!

その設定だけで笑ってしまいそうなんだが、笑いと言う点だけでいえば
Mr.Beanシリーズの方が、ずっとずっと大笑いできるかな。
コメディとして笑いを期待するなら、ちょっと苦しいかもしれない。
まぁしかし、ここでは一応ドラマ在り、スパイアクション在り、ロマンス在りと、
映画としてもまぁ楽しめる仕上がりにはなっている。

スパイエージェント1号の突然の死のおかげで、スパイに任命された、
実は内勤のジョニー。(アトキンソン)
盗まれた高価な王冠を取り戻すために、任務を遂行しようとする。
黒装束で走る姿はなかなかだが、やる事なすことはちゃめちゃで失敗ばかり。
フランス人ビジネスマン(ジョン・マルコヴィッチ)と謎の女(ナタリー・インブルグリア)に
疑いを持つようになるが・・・。

ビデオのキャッチ・フレーズが
「He knows no fear. He knows no danger.He knows・・・nothing!」なんだから笑える。
ビルに潜入するも、間違えて隣のビル(病院)に忍び込んでしまうし、
間違えてマイクのボタンを押してしまい、密談のはずが丸聞こえになったり・・・。
悪のフランス人を演じていたマルコヴィッチがなかなか良かったよ。
フランス訛り(なのか?)の英語やら、ジョニーの馬鹿さ加減に呆れながらも
振り回される所のギャップがおかしい。
でも一番笑えたのは、最後の事件解決の方法が、
もう~、ちゃっかりモノの Mr.Beanそのまんまだったって事だろうか。

それにしても、あんなめちゃくちゃドジでアホなスパイなんておらんやろ~、と
何度も突っ込みそうにはなったのだが、任務をおろされて
しんみりと落ち込むジョニーを見てると、かわいそうになった。
彼って、喋ると声がとっても渋いので、変にカッコよく見えるんだよね。
喋る→カッコよく見える→彼独特の面白さが無くなってしまう、
という感じが惜しいと思ったので、今度映画に主演するなら、
もっと台詞の少ない役の方がいいんじゃないかな。



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