全28件 (28件中 1-28件目)
1
「外国人よろず相談新版 事例と回答」(著者:東京都外国人相談研究会|出版社:日本加除出版)トップページにも書いてある通り、僕の職業は行政書士で、外国人の方の在留資格に関わる入管への申請を専門としています。ただ、仕事としてはどうしても入管申請が中心になるのですが、それだけに止まらず日本で暮らす外国人の方の生活をトータルにお手伝いできる生活法務コンサルタントを目指しています。で、上の本ですが、この本大変良いです。身近に外国人の方の知り合いがいたり、相談にのったりすることがある方にはおすすめです。て言うか必読です。在留資格(ビザ)に関してはもちろん、子供ができたときの手続き、国際免許を取りたいときの手続き、病気になったら、税金について、進学について、本当にいろいろなことが解説されています。日本は高温多湿で、マンションの機密性が高いので結露・カビに注意ってことまで書かれています。私もこの本よく読んで、さらに自分で研究して、外国人の方のあらゆる相談に対応できるコンサルタントを目指したいと思います。
2004.12.28
コメント(0)
昨日、この日記で高柳先生の新作『「行政書士」になって独立・開業わずか1年で3000万円を稼ぐ!』資格取得者応援シリーズ(著者: 高柳敦|出版社:すばる舎)を紹介しました。で、『こういう本を読んで「3000万稼げるのなら、自分もやってみよう」と思った人、止めといたほうが良いです。あなたには稼げません。なぜなら、あなたの発想が完全に逆転していて、間違っているからです。』と書きました。また、『行政書士の開業本って最近、ですぎじゃない?』とも書きました。誤解されると嫌なんだけど、高柳先生のこの本自体をけなすつもりは全くありません。僕が批判したいのは「それなら自分も行政書士の資格をとって独立しよう」という安易な考え方をする人です。そして、そういう安易な気持ちが全くないとは言い切れない自分自身です。それじゃ「資格で独立、高収入」という資格予備校のキャッチコピーに騙されて、資格さえとれば稼げると信じてるのとちっとも変わらないじゃないですか。独立・自営の道は当然ながら厳しいです。「だれでもできる」ようなものじゃないです。結局最後は自分で「脳みそから血が噴出すほど」考え抜くしかない世界です。そしてそれだけ頑張っても、成功する保証はどこにもないのがビジネスの世界です。それでも、あなたは行政書士で独立開業しようと思いますか?もし、それだけの覚悟がおありでしたら、ともに戦いましょう。
2004.12.27
コメント(4)
これが100件目の日記です。途中韓国へ行って休んだのはあるけど、それ以外は毎日書いてます。ま、実際にはその日書かなくて、後でまとめて書くことも多かったのでちょっとインチキですが。。。100件目の日記ということは一応100冊の本をご紹介したことになります。同じ本について何日間かにわたって書いたり、1日で2冊以上紹介していたりするので正確には分かりませんが、大体100冊前後になるでしょう。我ながら、よくこれだけネタがあったものです。僕は本を読むのは好きなんだけど、読むスピードが遅いので、結構大変でした。読んでない本やかなり前に読んだ本も時々紹介していますが、それはネタがなくなったときです。あと、ここに書くネタ探しにすぐ読めそうな本を買ってきたりもしました。いわゆるビジネス書が多いのはそのせいです。とゆうわけで、これからもあまり脈略のない本を紹介するかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いします。で、今日紹介するのは下記の本です。行政書士さんがまた本を出されたようです。いわゆる「開業本」です。『「行政書士」になって独立・開業わずか1年で3000万円を稼ぐ!』資格取得者応援シリーズ(著者: 高柳敦|出版社:すばる舎)この本はまだ読んでないので何とも言えませんが、こういう開業本を読む時に注意してほしいことが一つ。岡本さんの『成功はどこからやってくるのか?』にも出てくる話だけど、こういう本を読んで「3000万稼げるのなら、自分もやってみよう」と思った人、止めといたほうが良いです。あなたには稼げません。なぜなら、あなたの発想が完全に逆転していて、間違っているからです。自分が行政書士になりたいと思って、こういう仕事がしたい、というのがあって、そしてどうやって稼ごうかと考えているのなら、こういう本もきっとあなたの役に立つでしょう。というか、利用できる部分はあるでしょう。でも、行政書士の開業本って最近、ですぎじゃない?
2004.12.26
コメント(0)
「使える新書 教養インストール編」 ( 著者: 斎藤哲也 | 出版社: WAVE出版 )「使える新書 2(21世紀の論点編)Knowledge and skill for l」(著者: 斎藤哲也 |出版社:WAVE出版)「東大教師が新入生にすすめる本」文春新書 ( 著者: 文藝春秋 | 出版社: 文藝春秋 )最初の2冊は最近本屋に行くと平積みになってることが多いです。売れてるのでしょうか。もともと「新書」という形態自体がお手軽な教養書なわけで、それぞれの分野の知識をざっと概観するには便利なわけですが、それをさらにまとめて概観するってのはどうなのでしょう。と言いつつ、結構きになっていて今買うかどうか検討中です。もともと、こういう種類の本好きなんですよね。その分野に興味を持ち始めた時、何から手を付けるべきなのか教えてくれるでしょ。こういう本は。ただその場合も、新書できっかけを掴んで、原典にあたるわけだけど、この場合はその原典が「新書」なんだよね。その辺りが、どうもいまいち気が進まない。3冊目はそういう意味で、気持ちが動くんだけど、「東大教師がすすめる」ってのがどうもね。「東大教師」にすすめられても別に、ねぇ。「東大教師がすすめる」=「読む価値がある」みたいな東大信仰が気に入らないので、未だに買わないでいます。。また、文句ばかり書いてしまいました。しかも読んでもいない本にタイトルだけで文句つけてしまいました。反省。。。
2004.12.25
コメント(0)
サンタクロースな女の子(さんたくろーすなおんなのこ)あのね、サンタの国ではね今日はクリスマスイブということで、クリスマス関係の絵本を2冊紹介してみました。みなさんは、クリスマスイブを誰とどんなふうに過ごされますか?私は一人で事務所で仕事です。それでは、皆さんの聖夜が素敵な夜になりますように。。。Merry Christmas!
2004.12.24
コメント(0)
今日は東京都行政書士会の法律研修最終日でした。7月から始まって、1回5時間、全20回。結構長丁場でした。全てがすぐに直接業務に役立つというわけではないけれど、たいへん良い刺激になりました。同時に、「街の身近な法律家」と名乗るにはまだまだ道は遠いと深く反省させられました。さて、最終日の今日の科目は「家事審判法」講師は明治大学法科大学院の若林昌子先生。家事審判法は離婚・認知・養子縁組・親権等の身分関係事項について、家庭裁判所が審判・調停を行うための手続きを規定した法律です。離婚協議書の作成等も業務の一つとする行政書士にとって、比較的身近な法律の一つと言えるでしょう。「依頼者の溢れる感情を法律的に整理して裁判所に通用するような形にまとめる法律職の方々の役割に期待している」という元家裁判事としての先生の発言には大変励まされました。と同時に自分たちの仕事の責任の重さを改めて感じました。というわけで、今日は定番参考文献として「家族法判例百選第6版」別冊ジュリスト(著者: 久貴忠彦 /米倉明|出版社:有斐閣)をご紹介致します。「判例百選」シリーズは自分が関わる分野については是非揃えておきたい参考文献ですね。
2004.12.23
コメント(0)
これって、違法ですか? 実践コンプライアンス講座( 著者: 中島茂 / 秋山進 | 出版社: 日本経済新聞社)ビジネスマン4名と弁護士4名による「ビジネスと法」を巡る対談の部分とQ&Aから構成されています。取り上げられたテーマは「不正取引」「知的財産権」「情報管理」「契約」「接待」などなど。「現場レベルにまで降りた、素人にも使えるビジネスのルールブック」を目指しているらしい。で、読んだ感想。法律読み物として、読んで面白い。現実にどういう場面に法律が関わってくるのかもよく分かるので、ビジネスと法律の関わり方を感覚として身に付けることができる。ただ「ルールブック」としてどこまで使えるかはちょっと疑問。Q&A形式の欠点だけど、どんなに事例を集めても全ての場合を網羅できるわけではない。だから、そこから派生した問題を調べられるよう、根拠の条文を調べられるようになってるともっと良かったと思う。基本的な考え方を読んだあとで、少しの違いは条文にあたるのが一番だと思うので。。。とはいえ、法律系の読み物としては本当によくできていると思います。
2004.12.22
コメント(0)
今日もまた、「成功はどこからやってくるのか? 「成功法則」の取扱説明書」(著者: 岡本吏郎|出版社:フォレスト出版)の話です。「おわりに」で作者は書いている。「このような本を書くにはまだまだです。 したがって、ここに書いたことは私の42歳現在での結論だとお考え下さい。」この本について3日にわたって紹介したくらいだから、気に入ってることは気に入ってるのです。それは、一昨日の日記に書いたように、作者の持つスタンス、視点に共感する部分があるからです。でも、一つだけ欠点をあげるとすると、まわりくどい言い方が多すぎる。作者には、自分の主張はわかってもらえないかもしれない、という不安がありすぎるのか、言い訳の部分が多く、それが非常にまわりくどい。やっぱり、こういう本を書くなら「断言する勇気」が必要ではないでしょうか。以上です。一応今日でこの本について取り上げるのは終わりです。
2004.12.21
コメント(0)
大学生の時、あるミュージシャン志望の男と飲んでいた。たぶん僕が22くらいの時で、その男は19くらいだった。その男が言った。「25歳までは音楽で頑張る。そこまで頑張ってモノにならなかったら、あきらめる」その時僕が思ったこと。「こいつバカだな。 25歳までやるだけ無駄だから、今すぐやめろ!」僕は、ミュージシャンとか画家とか小説家とか、なりたくてなるものじゃないと思ってる。音楽をやらずに、絵を描かずに、小説を書かずに生きられないから、そういう仕事につくのだ。つまり、そういう人はミュージシャンとして、画家として、小説家として生まれてきたのだ。だから、そう生まれてない人がいくらなりたいと思っても、なることはできない。逆に、そう生まれてきた人はそれ以外の生き方はできない。そういうものだと思います。で、これはビジネスでも同じ。金を稼いでる人は金を稼がずには生きられないのだ。それこそが彼らの存在理由だから。彼らはそのために生まれてきたのだ。彼らには「金を稼ぐ」ことが全てで、その使い道なんて関係ない。だから、お金があったら、「○○買いたい」「○○行きたい」なんてこと考えてる我々凡人は「成功」なんて夢見ないで、日々地道に働いてれば良いのです。というようなことを、「成功はどこからやってくるのか? 「成功法則」の取扱説明書」(著者: 岡本吏郎|出版社:フォレスト出版)を読みながら考えました。昨日も一言でまとめたけれど、今日は別の一言で要約。成功本を読んで、「これなら自分もできそう、やってみよう。」なんてのは順序が逆。絶対成功できないからやめましょう。
2004.12.20
コメント(0)
「成功はどこからやってくるのか? 「成功法則」の取扱説明書」(著者: 岡本吏郎|出版社:フォレスト出版)数あるマーケティング本の著者の中で、僕がもっとも尊敬する岡本吏郎氏の最新作。なぜそんなにこの著者に惚れているのかというと、基本的な物の見方というか、人生に向かうスタンスのようなものに非常に共感するから。もちろん、面識があるわけではないので、それはあくまで本から感じたものでしかないのだけれど。。。で、前作まではどちらかというとテクニック的な本で、その中からも裏にある「考え方」のようなものが読み取れたのだけど、今回は初めてこの「考え方」を前面に出して論じた本。その感想は。。。「それを言っちゃおしまいっすよ! ミもフタもないじゃないですか。」なぜなら、僕なりにこの本を要約すれば、「成功する奴は成功するし、だめな奴はだめ」だから。ま、それはその通りだし、それで悲観的になったり、なげやりになったりする必要はないわけで、本当はもっといろいろあるのだけど。例えば、僕はザ・ピーズというバンドが好きで、そこから感じるものを「諦念の楽観主義」とか「悲観を突き抜けた楽観」とか読んでるのだけど、この本からも同じようなものを感じた。確か高校生の頃、「倫理」の時間にカルヴァン派の「予定説」っていうのを勉強したときのことを思い出した。「救われるか救われないかは予め決まっている」っていう考え方。でも、だから信仰なんかしなくても良いとはならないんだよね。どっちに入ってるかは分からないから、とにかく日々努力する。その努力を続けられるなら、「救われる側」に入ってる証拠。岡本さんの本の内容も大体同じようなことだと思う。岡本さんの方もカルヴァン派の方もかなり自分勝手な解釈で本当は全然違うのかもしれないけど、僕はそう理解しました。皆さんも良かったら是非ご一読ください。
2004.12.19
コメント(0)
今日も昨日の続きで、斎藤孝さんの「原稿用紙10枚を書く力」(大和書房)を取り上げます。「書くという行為は、新しく意味を生み出すことである。意味を生み出すとは、価値を創造することだ。」「作品を批評するとは、その作品とつながろうとしている読者に新たな出会いを提供することである。そこに批評を書く意味がある。」特に後の引用のほうは、陥りがちな落とし穴ですね。有名な本をけなすことで、自分がたいしたものであることを示そうとするのは、バカらしいし、読む人にはすぐばれちゃうけど、でも、無意識にやっちゃいがちです。気をつけたいと思います。この日記は本を評価するというよりも、本を題材にして僕が言いたいこと、主張したいことを伝えるのが主な目的です。本はそのときの道具にすぎません。その意味で所謂「書評」とは違うわけですが、やっぱり貶すことから入るパターンが多かったようにも思います。「自己満足」ではなく、皆さんへの有意義な情報提供になるようにこれからも気をつけて書きつづけていきたいと思います。
2004.12.18
コメント(2)
今日の本は斎藤孝さんの「原稿用紙10枚を書く力」(大和書房)です。最近読んだのにこの日記に書くのを忘れてました。ごく最近僕達行政書士が参加しているMLで非常に不毛な議論があったのですが、「文章を書く」とはどういうことか、もう一度考えてもらいたいと思います。この日記もそうですが、僕のようなごく普通の人間がこうして手軽に情報発信できるのは、とても素敵なことだと思います。ただ、気軽に発信できる分、情報発信の危険性を覚悟なくとりあえず「書いている」人が増えているのではないでしょうか。以下、この本からの引用です。「書くという行為によって、言葉はその人の身体から切り離され、特定の状況から切り離されてしまう。それだけに、誤解を生みやすい面を持っている。だからこそ、書くときには公共性の意識が大切になる。」「パソコンで書くときに気軽なのは、紙に書かれたもの、印刷されたものと違い、残るものではなく、画面上ですぐに消せるという感覚があるからだろう。パソコンの普及で書くことが手軽になったからこそ、インターネット上で誹謗中傷などは絶対にしないというルールを身につけたい。書くという行為は、そのまま放っておけばエントロピーが増大していき、ますます退屈で無意味な世界になる日常の中に、意味という構築物を打ち立てていく作業なのだ。それなのに誹謗中傷を書いて、日常の無意味さを増大させてしまうのは、書くことの意味をまったく取り違えてしまうことになる。」他人事ではなく、何か物を書く時には十分気をつけたいと思います。
2004.12.17
コメント(0)
今日の本は ティム・テンプルトンの「単なる知り合いが顧客に変わる本」(祥伝社)です。タイトル通りの本です。そのためのシステム「ハイグラウンドシステム」の原則は以下の4つです。1.250×250の法則 あなたの知っている250人はそれぞれが250人を知っている 2.ABCに分類する 顧客データベースを作成し、ABCにランク分けして活用する 3.「ご一報ください」 強力な支持者を作り出すためのひと言を伝える 4.連絡を取り続ける たえず、個人的に、系統立てて連絡を取るシステムを作るこれを女性の主人公が2日間でいろいろな人の話を聞きながら学んでいく物語仕立てなのですが、この物語が「嘘くさい」内容自体はごく当然なことで、あまり新鮮さはないけれど、そのとおりだと思う。ただ、4つ目の原則について結局は外部発注でプレゼントやパンフレットを贈りつけることになっていて、ちょっと中途半端。その辺がアメリカ的かな?と思いました。日本には竹田陽一先生がいるので、この本は別に読む必要ないかな、と思います。それよりも1枚のはがきでお客様を感動させる本 モデルはがき文77 ( 著者: 竹田陽一 | 出版社: 中経出版 )小さな会社は「1通の感謝コミ」で儲けなさい( 著者: 竹田陽一 | 出版社: 中経出版 )1枚のはがきで売上げを伸ばす法 まごころを伝える ( 著者: 竹田陽一 | 出版社: 中経出版 )を読みましょう。
2004.12.16
コメント(0)
大学時代にかなりはまった岸田秀氏の最新作。「日本がアメリカを赦す日」(著者:岸田秀|出版社:文藝春秋)岸田氏の著作といえば「ものぐさ精神分析」シリーズが最も有名だろう。言葉としては「唯幻論」「人間は本能の壊れた動物である」この最新作でもそうだが、「全ては幻」「人間の本能は壊れている」これらいくつかの基本命題をもとに、人間から国家、社会、民族あらゆる問題を鋭く斬っていく。いろいろ影響を受けているのだけど、今でも僕自身よく使う例がある。地動説と天動説どちらが正しいのか。そもそも宇宙という果ても分からない空間に浮かんでいる地球と太陽、どっちが動いているかなんて分からない。地球は動かず、太陽が動いているとしても何の不都合も無い。実際「地球は動いていない」という前提で、他の天体の動きを説明することも可能だそうだ。但し、この場合は動きを説明する数式は極めて複雑なものになってしまうらしい。これに対して、「地球は太陽の周りを回っている」と考えると、かなりシンプルな数式で様々な天体の動きを説明できるらしい。つまり、地動説も天動説もどちらも間違ってはいないが、地動説の方がより簡単に、より広い対象を説明できるから、地動説は「正しい」ということになる。「絶対の真理」なんて存在せず、よりシンプルな原理で、より広い対象を説明できる原理が「現時点での真理」というわけだ。未だに、僕の基本的な考え方はこの人の影響を強く受けている気がする。
2004.12.15
コメント(0)
「逃走論 スキゾ・キッズの冒険」ちくま文庫(著者: 浅田彰|出版社:筑摩書房)「チベットのモーツァルト」講談社学術文庫(著者: 中沢新一|出版社:講談社)高三くらいから浪人、大学1年くらいのときに流行った「ニューアカ」の二人です。流行り物が気になりつつも、常に天邪鬼な私はブームも去ってから5・6年して読んだのでした。中沢さんは、新右翼の鈴木邦男さんの一水会の勉強会になぜか講師としていらっしゃったときにお顔を拝見しました。「なぜか」と言えば、我が母校中央大学が総合政策学部を新設したとき、中沢氏を教授として招聘していたのも不思議でした。最近はあまり興味がなくて全然知らなかったんですけど、さっき調べたら、二人とも結構最近もいろいろ本を書いてるんですね。昔を思い出しつつ、また何か読んでみようかな。
2004.12.14
コメント(0)
「現代思想パンク仕様」(著者: 石川忠司|出版社:中央公論新社)この本の内容自体はあまり覚えてません。ただ、「パンク」と「思想」の繋がりだけに惹かれて買ったのを覚えています。というのも僕が「政治学」とか「哲学」「思想」に興味を持ち始めたのも中学時代の「パンク」音楽との出会いだったからです。そのあと、大学院行って、いろいろな仕事をして、今行政書士をやっていて、37歳になってしまいましたが、基本的な思考様式は中学時代から何も成長してないような気がします。知識だけは多少なりとも増えているとはおもうんですけどね。
2004.12.13
コメント(0)
「越境する知(1)身体:よみがえる」(著者: 栗原彬|出版社:東京大学出版会)「越境する知(2)語り:つむぎだす」(著者: 栗原彬|出版社:東京大学出版会)「越境する知(3)言説:切り裂く」(著者: 栗原彬|出版社:東京大学出版会)「越境する知(4)装置:壊し築く」(著者: 栗原彬|出版社:東京大学出版会)「越境する知(5)文化の市場:交通する」(著者: 栗原彬|出版社:東京大学出版会)「越境する知(6)知の植民地:越境する」(著者: 栗原彬|出版社:東京大学出版会)栗原先生は大学院時代の指導教授です。もっとも、先生の方は全くそうは思っていらっしゃらないかもしれませんが。。。なにしろ修士課程に3年在籍してましたが、学校行ったのは間の1年間だけで、最初と最後の1年間は、全く行ってませんから。。。先生とお話したのも、ほんの数回だけで。。。最後は授業料未納で除籍でした。大学時代に勉強会でお話を聞いて、この先生の下で学びたいと思って、何回も手紙を書いて進学したんですが。。。結局、ご迷惑をおかけしただけでした。この時代、「国益」という言葉にかなり反発をおぼえていたのを思い出します。「国益」って誰の利益なんだって思ってました。今もニュース番組で「国益」を使う評論家を見ると、同じようなことを感じています。
2004.12.12
コメント(0)
「ロシア体制変革と護持の思想史」中央大学学術図書(著者: 池庄司敬信|出版社:中央大学出版部)大学5年生のときのゼミの先生です。留年して行くゼミもなかったのを拾ってくれたのが池庄司先生でした。卒業時のゼミ論文は「ロシアナロードニキとマルクスの交流史」でした。思えばあの頃はちょうどバブルが終わりかけた頃だったので、あの時きちんと4年で大学卒業して、就職してれば、今頃行政書士で独立開業なんてしていなかったでしょう。あの時代が自分にとってのターニングポイントになっていたんだとしみじみ思います。とはいえ、別に後悔してるわけではありません。おかげで、池庄司先生という素晴らしい師とも出会えたわけですし。。。こうして今独立自営の道を歩んでいるのも、あの時の選択があった「おかげ」だ、とも言えるわけですから。最後に、ちょうどソ連崩壊で、池庄司先生が本来の専門であるロシア思想史でゼミを開講された年に、そのゼミに参加させて頂けたことを今でも大変光栄に思っています。
2004.12.11
コメント(0)
実は昨日はさいたまへ、久保一郎先生のセミナーを聞きに行ってきました。久保先生は以前この日記でも紹介させて頂いた「入国警備官物語 偽造旅券の謎」(出版社:現代人文社/大学図書)の著者で元入国警備官の方です。この日記で著書を紹介させて頂いたのがきっかけで、今回のセミナーを紹介して頂きました。始めてお会いする久保先生は外見はちょっと恐め(失礼)で、体格もがっしりとされていて、イメージ通りの「入国警備官」という感じでした。「刑事」とかそんなイメージです。お話を伺うと、そんなイメージは一変しました。語り口がとても魅力的で、どんどんお話に引き込まれました。優しいお人柄が溢れ出るすばらしいセミナーでした。入管のお話だけでなく、我々行政書士に対しての厳しくも温かいエールも頂きました。これからも行政書士として業務を行ううえでの心構えをまた新たにした一日でした。
2004.12.10
コメント(0)
「ブログで始める超速起業入門」(著者: 中野瑛彦 /藤井孝一|出版社:明日香出版社)「週末起業」の藤井孝一さんが書いたブログの本。ブログと起業を結びつけた本は多分初めてじゃないでしょうか。行政書士の丸山先生ももうすぐ、ブログと起業の本を出すようだし、これからはこの手の本がだんだん増えてくるんでしょうね。行政書士でもHPは当然で、ブログを書いてる人も多いみたいですね。上手く業務に結び付けていらっしゃる方も多いようです。そんな中、この楽天日記ももう一つのブログも私の場合、完全趣味化していて、どうも業務には結びつきそうにないところが、ちょっと悲しいです。ま、書いてること自体は楽しいので、自分的には満足なのですが。。。ところで、行政書士BLOG RINGなるものを作ってみました。内容が行政書士に関係するかどうかは問いません。書いてるのが行政書士の方なら、だれでも登録できます。BLOGを書いてる行政書士のみなさん、どんどん登録してください。皆さんの参加をお待ちしております。ご登録は、こちらからお願い致します。ロゴとかかなりダサめなので、ご登録の上、カッコ良いロゴを考案・提供していただける方がいらっしゃいましたら、どうぞ宜しくお願いします。
2004.12.09
コメント(0)
本当の学力をつける本 学校でできること家庭でできること ( 著者: 陰山英男 | 出版社: 文藝春秋「読み書き算盤」の復活。基本の反復練習。言ってることには何の反論もない。むしろ、その通りだと思う。基本を練習させないで、「個性」とか「ゆとり」とかかなり馬鹿げてる。でも、テレビで見る陰山学級の計算をかりかりやる子供たちに気持ち悪さを感じるのはなぜだろう。速読とか暗算の速さを競う子供たちの映像を見るときの、どうしようもない居心地の悪さ。基本を徹底反復で身に付けるのは必要だとしても、その「速さ」「正確さ」を追求するのは、なんか違うんじゃない、ってことですかね。スポーツだって、基本練習は必要だけど、基本練習だけを極めるのはあきらかに間違いで、何のための練習なのかを忘れると、訳が分からなくなると思います。
2004.12.08
コメント(0)
声に出して読みたい日本語(3) ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 草思社 )このシリーズは、ベストセラーになった1作目しか読んでないので、この本自体についてはあまり言うべきことがない。「本は声に出して読め」という主張には激しく同意。別にそれは「日本語は響きが美しい」とかではなく、「声にだして読む」ことこそが、語学学習の基本だと思うから。英語も古文も漢文もそうやって、僕は勉強しました。単語の意味を調べてある程度の大意をつかんだら、あとはひたすら読む! それが僕の勉強法でした。世界の学力調査で、日本の中高生の読解力が落ちてるらしいけど、「音読」をあまりさせないことが、理由の一つかな、と思います。あと、小学校の先生で、教科書に出てくる文を全文ノートに書き写させた先生がいたけど、今思うとそれも僕の読解力養成にずいぶん役立ったと思います。昔の人がやってた勉強法って、意外に適切なものが多いですね。
2004.12.07
コメント(0)
「詳解 国際結婚の手引き 第2版」(著者:榎本行雄|出版社:明石書店)この本は行政書士の榎本先生が国際結婚の手続きについて書かれた本です。どちらかというと行政書士等の実務家向けに書かれた本ですが、これからご自身が国際結婚を考えていらっしゃる方にも役に立つ本だと思います。日本人同士の結婚と違い、国際結婚の場合は、婚姻届を出せば終わりというわけにはいきません。すぐに考え付くのは「在留資格(ビザ)」のことでしょうが、注意点はそれだけではありません。手続きを始める前によく研究してください。最初に間違いなくやっておけばごく単純な手続きも、あとで修正しようとすると意外に手間がかかることがあります。そうならないためには入念な事前の準備が必要です。面倒がらずに頑張ってください。お二人の幸せのために。。。それでも、どうしても面倒くさいな、よく分からないな、というときは、我々専門家をご利用下さい。(最後はちょっと宣伝でした)
2004.12.06
コメント(0)
今日紹介するのは「日本の政治と言葉(上)「自由」と「福祉」」(著者:石田雄|出版社:東京大学出版会)「日本の政治と言葉(下)「平和」と「国家」」(著者:石田雄|出版社:東京大学出版会)です。紹介文を引用させて頂くと、「言葉の人間に対する支配から人間を解放するために、政治の世界における言葉の意味の変化に注目し、…言葉の意味の変化を歴史的・社会的文脈の中で分析する」ということです。私は大学・大学院(こっちは除籍)と政治学を勉強してきたわけだけど、いわゆる「政治」どちらかというと「政界」にははっきり言って全然興味がありません。政治的事件・歴史的事件についても事件そのものにはあまり興味がない。興味があるのは、その事件を目撃した「民衆」がそれをどう受け止めたのか、ということだ。また、それに「のせられた」人はどうして「のせられちゃった」のか、ということです。ソ連が崩壊したとき、ゴルバチョフが、エリツィンが、その他の利権者がどう行動したのか、ではなく、その現場にいた「普通」の人々はそれをどう見ていたのか。そしてどう「踊らされた」のか。「日本人」とか「日本」という意識は僕なんかは非常に薄いのだけど、これを強く意識している人もいる。こういう人にとっての「日本人」「日本」の中身は何なのか、どういう経過でそういう「日本人」「日本」概念を持つに至ったのか。僕にとっての「政治学」はそういう関心の対象です。
2004.12.05
コメント(0)
「在留特別許可」という言葉をご存知でしょうか。これは、不法入国したり超過滞在をしている外国人の方で、本来は退去強制の対象になるのだけれど、日本人と結婚している、子供がいる、生活の基盤が既に日本にあり、今更国へ帰れない、などの事情を考慮して法務大臣が特別に在留を許可する、という制度です。これはあくまでも「特別」な許可なのですが、最近これを安易に考えている方が多いように思います。「結婚すればビザが手に入る」と考えている外国人の方も多く、それが「権利」であるかのように考えている方もいるようです。不法入国は違法行為=犯罪です。その犯罪を行っていながら、状況が変わったからといって、無罪放免してくれ、というのはあまりにも自分勝手でしょう。だからといって、私は「在留特別許可」など認めず、全て強制帰国させろ、と思ってるわけではありません。日本に在留し続けなければならない事情がある方もたくさんいらっしゃるでしょうし、私も仕事上そういう方々のお力になりたいと思って頑張っています。ただ、私が仕事させていただく上では、違法行為を行ったという事実を深く認識していただくよう、お話しさせて頂いています。特に、日本人配偶者の方に事実認識が甘い方が多いので、今日はあえて書かせて頂きました。↓ の本は実際に在留特別許可を申請された方の手記です。是非一度読んでみてください。「在留特別許可 新版」(著者: サーム・シャヘド /関口千恵|出版社:明石書店)
2004.12.04
コメント(0)
今日はこの日記のBBSで「北東聡」さんからご紹介頂きました、広瀬隆さんの本を紹介します。赤い楯(1) ロスチャイルドの謎 ( 著者: 広瀬隆 | 出版社: 集英社文庫 )赤い楯(2) ロスチャイルドの謎 ( 著者: 広瀬隆 | 出版社: 集英社文庫 )赤い楯(3) ロスチャイルドの謎 ( 著者: 広瀬隆 | 出版社: 集英社文庫 )赤い楯(4) ロスチャイルドの謎 ( 著者: 広瀬隆 | 出版社: 集英社文庫 )まだ読んでないので何とも言えません。読了しだい、またこの日記で紹介したいと思います。「読んでないなら書くな」と言われそうですが、ちょっとネタ不足なので。。。すみません。
2004.12.03
コメント(4)
5月27日、第159回通常国会で可決され、6月2日に公布された入管法の改正部分が本日から施行です。主な改正点は・罰金の引き上げ・上陸拒否期間の変更・出国命令制度の新設・在留資格取消制度の新設・難民認定制度の見直し(別途政令で定める日施行)・精神障害者に関する上陸拒否事由の見直し(8月2日施行)です。というわけで、今日は入管関係の本の紹介です。「わかりやすい入管法第6版」有斐閣リブレ(著者:山田鐐一/黒木忠正|出版社:有斐閣)「入管法Q&A改訂2版」(著者:出入国管理法令研究会|出版社:三協法規出版)「外国人の入国・在留手続ビジネス必携」(著者:前田修身/本多庸二|出版社:法律情報出版)但し、当然ですがこれらの本にはまだ法改正について触れられていません。改正点について詳しいことを知りたい方は入管のHPをご覧下さい。出国命令制度についてはこちらもご参考ください。
2004.12.02
コメント(2)
いや~、もう12月ですね。あと1ヶ月で2004年も終わりです。今年はどんな年でしたか?私にとっては、行政書士試験合格、行政書士事務所開業、そしてFC東京ナビスコカップ優勝!!!っと何かと印象深い1年になりました。忘れられない1年ですね。ところで、今日の本の紹介ですが、皆さんは「日本語文章能力検定」ってご存知ですか?漢字検定の関連団体がやってる「文章能力」を測るちょっとマイナーな検定試験です。これまでの日記を読んでくださった方は、やたらに文章術の本が多いことに気付かれたと思いますが、実は私この「文章能力検定」の準2級を持っております。いちおう、「高校卒業程度」の文章能力を持っているようです。(汗)で、この試験の今年度最後の試験が1月30日に行われます。申込は12月22日まで受け付けているようですので、もし興味があったら受けてみては如何でしょう。合格しても実益はあまりないですが。。。この試験のテキストが実用文の書き方を勉強するのに、なかなかよくできています。試験を受けない方でも文章の書き方に自信がない方にはおすすめです。「日本語文章能力検定4級徹底解明」「日本語文章能力検定3級徹底解明」「日本語文章能力検定準2級徹底解明」「日本語文章能力検定2級徹底解明」「日本語文章能力検定過去問題集4級(平成16年度版)」「日本語文章能力検定過去問題集3級(平成16年度版)」「日本語文章能力検定過去問題集準2級(平成16年度版)」「日本語文章能力検定過去問題集2級(平成16年度版)」
2004.12.01
コメント(0)
全28件 (28件中 1-28件目)
1