肌



昨夜から降り続いていた雨に紛れて、あたしはそう呟いた。

背中の傷が、まるで泣いているように疼く。
痛い。
痛い。

「そうか」
雨音にうっすらと消えていくような声が、あたしを責めたてる。
それを無視しようとし、あたしは顔を逸らした。
「それもそうだな」
あたしは何時も、後悔してばっかりだ。
同じ過ちばかりを繰返して
そしてただその罪悪感に息を呑み、足を止め
・・・・・・・そしてまた歩き出す


雨はけしてあたしたちの距離を埋めることは無かったけれども、
束の間だけ嘘の滴であたしたちを「癒して」いた。




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