2003年11月04日
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今日はバレンタイン監督について。

と言う話。
結論から言うと、その能力に僕は懐疑的だ。

とりあえず、メジャーではメッツで99年プレーオフ進出(このときは吉井も在籍)、00年ワールドシリーズ進出。
このあたりが、特筆すべき実績だ。
この時のチームは生え抜きで育てたという感じの選手はアルフォンゾしかいなくて、どちらかというと、お金で作ったチームという印象。
01年、02年と結果がでなくて辞めたわけだが、これも、インディアンズのように急激な緊縮財政によるものではなく、働くと思ってとった高額プレーヤーが働かなかったのが原因だ。

とはいえ、メジャーの実績があるからといって、日本でうまくいくとは限らない。メジャーと日本では、監督に求められるものが違うように思うからだ。

しかし、日本の場合、一流は一部だけで、多くの選手を教育しながら指揮を執らなければならない。ある選手がダメだからといって、そう簡単にかわりの選手は見つからない。
辛抱強く、若手を使い続けるような場面も必要だろう。

星野監督は選手の人心掌握に卓越した監督であり、選手の指導という面は、島野ヘッド以下のコーチ陣に信頼をよせ、任せるというスタイルだ。
バレンタインにも優秀なスタッフが必要では?というのが僕の持論だ。

ここで、バレンタインが前回監督をしたときの1995年を振り返ってみよう。
ロッテは69勝58敗3分けで2位だった。
優勝は82勝47敗1分けのオリックス。ぶっちぎりだった。
打者では、堀、フランコ、初芝が3割を超え、打率ランキングの2~4位を占めた。(1位はイチロー)
他の規定打席到達は、諸積(.290)平井(.260)。
チーム打率は.254でリーグ3位。本塁打は88本で最下位だ。
初芝は打点王も獲得した。


後ろは、河本、成本のWストッパーが確立。
チーム防御率は3.27でこれもリーグ3位だ。
この年はチーム防御率2点台が2チームも出たのだ。(オリックス、西武)

えらく、投高打低だな・・と思われた方も多いと思うので、他球団の様子も合わせて振り返っておこう。
94年のチーム防御率は優勝した西武ですら、3.81で4点台が4チームと、パ・リーグのイメージどおりの打高投低だった。

ちなみにフランチャイズを変更した球団はない。

この年のパ・リーグを振り返ると、日ハム上田、西武東尾、ダイエー王、そして、ロッテバレンタインと4人も新監督を迎えた。
中でも、弱くなったのは近鉄で、ブライアント、石井(故障で前年33本から6本に激減)を欠いた打線は迫力を欠いた。ローズの来日は96年だ。
野茂のドジャース入りは95年。
西武も一連の戦力流出の真っ只中にいた。この年は工藤と石毛がそろってダイエー入りした。
日ハムは上田監督になって、極端な若がえりを図り始め、ベテラン生え抜き選手と対立した。白井(現ヘッド)、田村、武田など。
ダイエーは2年目小久保がホームランのタイトルをとった。
日ハムから移籍の武田が15勝するのは96年。
オリックスは仰木体制2年めでイチロー中心&猫の目打線(仰木マジック)で席巻。抑えの平井は53試合に登板し、15勝27セーブを上げる活躍だ。

この年は振り返るとどのチームも世代交代というか、チームの転換期にあったということだ。
1年はやく新体制が始まったオリックスが一気に優位に立った・・そんな印象も受ける。

ロッテに話を戻すと、まず、飛躍的に向上したチーム防御率が飛躍の要員だった。前年の4.50から3.27まで上昇。投高打低のリーグとはいえ、これは褒められるべき。
中心になったのは現・ダイエーコーチの尾花コーチだと言われている。
飛躍といったが、どういう対戦成績だったかというと、ダイエーに21勝5敗と大きく勝ち越し、貯金のすべてを稼いだ。西武に対して10勝15敗1分けと負け越している。オリックスには1の勝ち越し。
内容的には大きなカモを捕まえただけで、必ずしも立派な成績とはいえないのでは?と思う。

また、この年、伊良部が26歳、小宮山が30歳、河本が28歳、成本が27歳だ。
堀は26歳、初芝は28歳。
日本人主力の年齢構成は「旬」を感じさせるものであり、外国人3人のうち2人を当てて、(外れたのはインカビリア)
となれば、そこそこいい成績を残せるのは当たり前では・・・と思うが、いかがだろう。

とはいえ、このチームが何年も印象に残っているのは、最後の最後、オリックスに3タテで地元胴上げを阻止したように、「しり上がりの成長」を見せたからで、シーズン当初のバレンタイン流の「とまどい」を克服し、「これは来年楽しみだ!」というところで終わったことに尽きると思うのだ。

で、バレンタイン流だが、バレンタイン流が攻撃などに発揮されたのか・・・これは甚だ疑問なのだ。
非常に安直な発想で申し訳ないが例えば犠打。
メジャー流=バンド少ない・・と思われるだろう。
しかし、実際は犠打飛(持っている資料)が168で、オリックス(172)につぐ2番目の多さ。
この年のセ・リーグには140を越したチームがないことを考えても多いだろう。
投高打低のチーム事情を考えれば、ベストな選択をしたといえるかもしれないが・・


ながながと書いたが、バレンタイン監督が日本の監督として向いているか・・というと、結構バクチ的なところがあると思うのだ。
でも、ロッテは投手力など徐々に戦力が高まってきており、これから2~3年は優勝するためには非常に大切な時期だ。
外国人をあてて、もう一人か二人若手野手が飛躍すれば、十分優勝争いに絡めるのでは・・と思う。
そのためには、勝てる監督を慎重に選んで欲しかったし、バクチを打ってる場合ではない。
それに、バレンタイン監督は前回来日時点では、最優秀監督賞の受賞経験があるとはいえ、44歳と若く、プレーオフにすら出場したことのないチャレンジャーといえた。
しかし、今回はすでにWシリーズ出場も経験した「成し遂げた人」(それこそAchiever)なのだ。
この辺も少しひっかかるところだ。





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最終更新日  2003年11月05日 13時45分04秒
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Re:バレンタイン監督はうまくいくのか?(11/4)  
ねっぴぃ  さん
懐かしいですね。<br>オリックス的には、1995年という年は、<br>がんばろう神戸元年でした。<br>最後、なかなか地元で優勝させてもらえなくて。<br>平井から打った南淵のフェンス直撃が<br>忘れられません。<br><br>その後、彼は中日を経てオリックスに<br>やって来ましたが、バント失敗がたたって、<br>ファームへと落とされ、そのまま引退して<br>しまいましたっけ。 (2003年11月05日 02時35分40秒)

Re:Re:バレンタイン監督はうまくいくのか?(11/4)  
しけたろう  さん
ねっぴぃさん<br>>懐かしいですね。<br>オリックス的には、1995年という年は、<br>がんばろう神戸元年でした。<br>最後、なかなか地元で優勝させてもらえなくて。<br>平井から打った南淵のフェンス直撃が<br>忘れられません。<br><br>その後、彼は中日を経てオリックスに<br>やって来ましたが、バント失敗がたたって、<br>ファームへと落とされ、そのまま引退して<br>しまいましたっけ。<br>-----<br><br>この年は確か、堀がショートにコンバートされたので、(前年までショートレギュラーの)南淵は不遇の年だったと思います。<br>ちょっとこのあたりのロッテに関して、いいことは全てバレンタイン、悪かったのは全て広岡のせいという印象が強いようなので、どうなんだ?という気持ちで書いてみました。<br> (2003年11月05日 13時52分28秒)

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