機動戦士ガンダムSEEDMEMORY

機動戦士ガンダムSEEDMEMORY

STARG24 悪夢



「・・・・ッ、イーゼル隊まで・・・オーブを裏切るのか・・・」

リアナはため息をつく。リアナはヤキン・ドゥーエ戦に参加し、平和の為に戦った。多くの敵を倒したがフリーダム、ジャスティスが平和にしたとの話もあり、勲章を与えられたがそれほど有名にはならなかった。リアナはあきれた顔をするとユウナに言った。

「ユウナ様、そう焦らないほうが・・・焦るほど多くのことを見失います」

「・・・そう・・・だな。すまないな、リアナ」

「いえ・・・で・・・私を・・・呼んだ理由は・・・?」

「ああ、そうだ。忘れていたね、君には命が下されるんだ」

「私に~・・・命?」

相変わらず少しボケた言い方。ユウナはそれに慣れているか平然としている。そして、笑うとリアナに言った。

「ああ・・・憎いあの少年・・・リン・アーカーの殺害・・・そして、ナイツオブデスティニーガンダムの破壊だ。あれさえ破壊、殺害すれば我々にも勝機はある。残りは地球軍と同盟を組めばいい。そうすれば、敵はザフト軍のみだ・・・・どうだ?やってくれるな?」

リアナは少し考えた。イーゼルがリン達のもとへ行くときに言った言葉を思い出した。それは離れる前にリアナに言った言葉だった。オーブから離れた位置にある島でのことだった。

「リアナ・・・お前に言っとくことがある」

「はい?」

「あいつは・・・・あいつはもしかしたら・・・この戦いを終わらせられるかも知れない・・・」

「・・・・あんな・・・戦う意味を見出せない人ですか?」

リアナの目つきが変わる。それを見ると並じゃなく重圧を感じられた。だが、イーゼルは仰け反る事はなかった。

「今は・・・見出せないでいるだけだ。だが・・・見出せたら迷いは吹っ切れるさ。そしたら・・・あいつは誰にも負けないさ。お前は知らないだろうが・・・あいつ・・・前まではMSなんか乗った事ない。平然とすごしてきた少年なんだぜ?」

「・・・・え?乗った事ないんですか?」

「ああ・・・あいつ、戦争に巻き込まれて・・・それでMSに乗ったらしいさ。で・・・ユニウスセブン破壊に参加、そして、落下。そして、オーブ防衛戦に参加、その後アークエンジェルについた。そして・・・俺たちと戦ったんだ」

「嘘・・・私より・・・強いとは思ってたけど・・・そこまで・・・強い・・の?」

「ああ・・・最初の頃はめっちゃくちゃ弱いみたいだけど・・・今じゃ俺たちの上、行くんだぜ?なら・・・半端なく・・・成長が並じゃねぇ・・」

「確か・・・地球軍から出たとき・・・急に強くなりましたよね?信じられないくらい・・・体が震えてましたし・・・」

「・・・・ああ・・・あいつもSEEDを持つ者・・・だからな」

リアナは口をあけ目も大きく見開いた。そして、驚いた顔をしたままイーゼルにいった。

「リンって・・・・SEEDを持つ者・・・なの・・・・あの・・・ヤキン・ドゥーエ戦に出た・・・フリーダムのパイロットが持つと言われた最強コーディネーターの証でもある・・・?」

「ああ・・・・あいつにはそれほどの力があるってことだ・・・期待してもいいぜ・・・そして、オーブ・・・地球・・・もう終わりだ・・お前も・・グラディウスに来い・・・お前なら・・分かるだろう?」

「・・・分からない・・・今・・・は・・・」

イーゼルは少し残念そうな顔をすると背伸びをした。そして、振り返りリアナに言った。

「・・・・・・・・・きっと、分かるさ・・・お前も・・・」

そういうとイーゼルは歩いていった。リアナはただ見てるしかできなかった。リアナはそのことを思い出す・・・だが、地球軍に両親を殺されたことを思い出すと心の中から怒りを思い出す。そして、しばらく目を瞑った。

「どうだ、やってくれるかい?」

ユウナはやや甘い声で言う。リアナは決意をすると顔を上げユウナを見た。ユウナは少しそれをみて後ずさりした。

「分かりました・・・私・・・やります・・・」

ユウナはそれを聞くと笑った。そして、リアナの手を掴む。リアナは不機嫌そうな顔をしたままユウナを見た。ユウナはそのまま言った。

「ありがとうよ~、リアナ~。僕はうれしいよ~・・・オーブのために・・・頑張って・・・」

ユウナは微笑むとリアナはユウナの手を振り払った。そして、敬礼をすると部屋を出て行った。それを見てユウナは微笑むのをやめた。そして、いなくなったことを確認するとつぶやいた。

「今のうちに邪魔な奴は消しておく・・・とね。・・・それが賢いものの選択さ・・」

ユウナは笑う。その言葉は何かを予想しているかのような言葉でもあった・・・・。





『時と云う言葉』

時は 流れ 時代を超えて それは未来への 道へとなる

これが二つの道だけれど どちらかを 歩み続けて・・・


衝撃が今 私の中に走り響く

胸を切り裂いたあの刃が今 私の眼に映る

血塗られた刃が 私の胸を突き刺す

『時が止まればいい』悲しみなど消し去って 

あなたが側にいるだけでいいのに 離れてく

運命は醜い だけど 逆らえない 

ふたつの運命 重なり合うとき それは永遠となるから

時を今 刻み 光を掴め





場所は食堂に移る。食堂にはイーゼルとミリア、そして、数名の乗組員がいた。リンとディルノが入ってくるとミリアは気づき敬礼をする。イーゼルもそれを見、立ち上がり敬礼をした。リンとディルノもすぐさま敬礼をしかえした。

「おはようございます、ミリアさん、イーゼル」

二人は席に着く、イーゼルとミリアも席に座るとイーゼルがリンたちを見た。

「ああ、おはようさんっと。相変わらずお前ら一緒だな」

「いいじゃないですか、俺たち・・こう会えるときはなかったんですから」

そういうと、イーゼルは「ハハッ・・・」と笑う。そして、リンたちに言った。

「まぁな、親友なんだろ?お前ら・・・戦いに出たら・・・いずれ死ぬ・・そのことを考えれば今を満喫してればいいさ」

そういうと、リンはムッとした顔をした。そして、ディルノがイーゼルに向かい言った。

「死ぬなんていうわないでください・・・俺たちは生きるんです。そんなこと・・言ったら冗談でも怒りますよ」

そういうと、イーゼルは笑った。ディルノたちの目が強張る。ミリアはそれを見て「クスッ」と笑った。

「悪い悪い・・・もう二度といわねぇよ。忘れろ。まぁ・・・今・・・同盟組めたのは奇跡だよな・・・」

ミリアは頷く。そして、イーゼルに向かい言った。

「そうね・・・ディルノ君・・リン君の実績がなければ・・もしかしたら無理だったかもね・・・そしたら敵対の可能性もあるわね・・・何にせよ・・・同盟を組めたことは嬉しい事だわ」

ディルノとリンは頷く。イーゼルは外を見た。青い空、白い雲・・・綺麗な澄んだ海・・・それが一面に広まっていた。そして、ディオキアの人々・・・地球軍だとしってるが・・・ザフトと同盟・・・共和軍ということで優しく接してくれるようになった。今回は正式な話をするということでミリア、イーゼルの護衛役としてディルノ、リンはボディーガードとなりデュランダルがいる部屋へと向かう。デュランダルは今日の朝、出発というわけで出発の荷造りをしていた。ミリアはノックをする、するとデュランダルの声が聞こえ「どうぞ」と聞こえた。ミリアはリンとディルノに「中、見回ってていいわよ」といわれるとリンとディルノは敬礼をしエレベーターの中に入った。そして、ディルノはため息をついた。

「どうしたの?ディルノ」

「あ、いや・・・お前って・・・大分大きくなったな~・・と思って」

「え?身長とか・・・歳とか・・・ディルノと一緒だけど?」

「そういうことじゃない・・・心の大きさ・・・力の強さ・・・だよ」

「・・・別に大きくなんかなってないよ・・・何も昔と変わらないさ」

「そんなことないさ・・・デュランダル議長が言ったこと・・・覚えてるか?」

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「君も・・・素晴らしいコーディネーターだ。君の中で眠ってるもの・・・それはSEEDだね?

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リンはデュランダルに言われたことを思い出す。SEED・・・聞いたことがある。ヤキン・ドゥーエ戦にてフリーダムに乗ったパイロット・・・つまりキラが最強のコーディネーターといわれたとき・・・それはSEEDで多くの命を救い・・倒した・・それが認められ別の異名・・SEEDを持つ者・・・と呼ばれている。SEED・・・それは人が死ぬとき・・激しい怒りを感じたときに弾けるものだ。通称種割れ・・・その力は並みのコーディネーターを超越するものだった。

「俺に・・・SEEDがある・・・のか・・・キ・・・じゃない・・・フリーダムのパイロット・・・ほどまではないけど・・・これを・・・皆の為に使えたら・・・いいのに・・」

「いや、お前は使ってるよ・・・俺達の為に・・・世界を平和にするために・・」

「ディルノ・・・・」

二人は見詰め合う。そして、チーンと音がし、エレベーターが止まる。どうやら、1階に着いたようだ。リンたちはエレベーターから出た。そのとき、左側の通路から声が聞こえた。歩いてきたのはシンとルナマリアだった。二人はリンとディルノを見ると「あれ?オーブの・・」とルナマリアが言った。シンはオーブと聞くと顔を逸らす。ルナマリアは「シンっ!」といった。シンは「ふん・・」といい顔を逸らしたままだ。

「あ、いいよ・・・それに今はオーブじゃない」

リンがそういうとルナマリアは「え?」といった。シンも驚いた顔をし、リンを見た。

「今は・・・どこにも属さない共和軍、グラディウスにいる。元は地球だけど・・俺は戦いたくないから・・・平和にしたいからね・・ザフトと同盟を組んだし・・・君たちと戦わないよ」


ルナマリアは手を合わす。シンはムッとするとリンに顔を近づけさせた。ルナマリアは「シン!」といいとめるが止まることはない。

あんたも身勝手だな!あんたがやってることはめちゃくちゃじゃないか!最初は地球・・・次はオーブ・・・そしてアークエンジェル・・・挙句の果てに最後は共和軍・・・あんた・・・なんでそんなにコロコロ変わるんだ!!!

「・・・・確かに身勝手だよ。でも・・・しょうがないじゃない・・こんなときなんだ・・・助けられ助け・・お互い協力しながら生きていかなきゃ・・それが・・・今の状況でしょ?戦わないで済むならいいさ。でも、戦わなきゃならないんだ・・・どんな友でもたたかわなきゃいけない・・生きるか死ぬかなんだ・・・誰だって死ぬことを望んでいない生きることを望んでいるだろう?なら・・・俺も生きるための選択を取っただけだ」

シンはそれを聞き黙り込んだ。ルナマリアはディルノを見た。そして、リンに聞く。

「そちらの方は・・・?」

リンはディルノを見た。ディルノは一歩前に出ると手を差し出した。

「俺はリンの幼馴染でディルノ・シバだ。よろしく、ルナマリア・ホークさん」

「よろしくお願いします・・・あれ?なんで、私の名前知ってるんですか?」

「え?ああ・・・・君、街で見たんだ。調べたら案の定君がザフトだというのが分かったからね。シン・アスカ君・・君もだよ」

シンはディルノを見た。ルナマリアは「へ~・・・」と言う。ルナマリアはリンとディルノの顔を覗き込むと指を指し言った。

「お二人ともコーディネーターですか?」

二人は顔を見合わせた。そして、頷く。ルナマリアは「やっぱり!」といいリンに向かい言った。

「リンとディルノさん、二人ともどことなく雰囲気一緒なんですよ、シンと」

リンはシンを見た。そして、シンに向かい言う。

「シン、君もコーディネーターなのかい?」

「・・・一応ですけど・・・」

リンはしばらくシンを見つめた。そして、デュランダルの言葉を思い出す。彼もSEEDを持っているのだろうか?好奇心が湧く。シンは「な・・・なんですか・・」といいリンを見ていた。リンは頷くとシンに聞いた。

「シン・・・君・・戦いのときなんだか・・何かが弾けてぶち切れた時ないかな?」

「え・・・?・・・・ありますけど、それが?」

リンはディルノを見た。ディルノは「彼もか・・」というとリンはシンを見「ありがとう」というとルナマリアを見た。シンは意味が分からないという顔をした。リンは「それじゃ」といい、振り返り入り口に向かい行った。ディルノも敬礼をするとリンの後をついていった。ルナマリアは敬礼をし返したがシンは相変わらず返すことはなかった。そして、二人は外に出た。そして、「ふぅ」とため息をつく。ディルノは優しくリンの肩を触る。

「どうたんだ?いきなり、あんなことを聞いて・・・」

「・・・・うん・・SEEDを持つ者の気持ちって・・・どんなのかな・・・って」

「そんなの・・・死ぬ間際の火事場の馬鹿力・・・ってやつみたいのだろう?あとは・・・怒りが頂点に達したときとか・・」

「そんな・・・感じだよ。でも・・そのときは本当に死ぬという恐怖感の中・・・目覚めるんだよ。なんだか・・自分の力が・・・全部。守りたいと思ったときもだけど・・・」

「そうか・・・」

二人は黙り込んだ。そのとき、リンは誰かにぶつかり倒れそうになる、が、ディルノが支えなんとか倒れずすんだ。目の前にはフォーンが倒れていた、リンは「あっ!」というと、すぐにフォーンに手を差し出した。フォーンはリンの手を掴み立ち上がった。そして、服を叩きほこりを落とすとリンを見た。

「やっぱり・・・ここに・・・いたんだ・・・」

「なんで・・・フォーンがここに・・・?」

「・・・あなたと・・・街を・・・周りたいから・・・・」

「え?俺と・・・・どうしようかな?」

ディルノをリンは横目で見た。ディルノはそれを見てあきれた笑いをするとリンに向かい行った。

「行ってこいよ、明日出発なんだ。また、戦いが繰り広げられるかもしれないんだ。ゆっくりできるのは今しかないんだし・・・久しぶりに会ったんだろう?行ってきなよ」

「あ、ありがとう・・・ディルノ」

「俺は艦長に用事があるからな。ゆっくりしてるがいいさ」

そういうと、振り返りホテルに向かい歩いていった。リンは「ディルノ!」と呼んだ。ディルノは振り返りリンを見た。リンは微笑んだ、そして、ディルノに向かい言った。

「・・・ありがとう」

リンがそういうとディルノは微笑み振り返り手を振るとホテルの中に入った。そして、フォーンのほうにリンは振り返るとフォーンを見ながら言った。

「それじゃ・・・どこ行く?」

「その前に・・・服・・・着替えなきゃ・・・そのままじゃ・・・」

「あ・・・そうだね・・・んじゃ、一回グラディウスに行こうか?」

「うん・・・」

そういうと、二人は歩いてグラディウスに向かい言った。そして、誰もいないと思われる広い気に囲まれた道にくるとリンとフォーンは風に当たりながら進んでいた。そのとき、リンを銃で狙うものが居た。リアナだ、息を潜め物音を立てず銃の標準をリンに合わせていた。リンはハッとし、フォーンに飛びついた。そのとき、丁度銃口から弾が発砲され、リンが居た場所に弾が飛ぶ。だが、リンに掠らずリンとフォーンは木の近くに倒れた。

「ぐっ・・・くっ!」

リンはディルノからもらった銃を構えると銃が発砲された場所に向かい撃つ、リアナは発砲されたあと肩に当たり木から落ちた。すぐにリアナは発砲しかえす、リンはフォーンを抱き木の後ろに隠れると隠れながら発砲する。丁度、リアナの銃に当り銃が中に舞う、すぐさまリンはもう一度発砲し銃を遠くに飛ばした。そして、フォーンに「動いちゃダメだよ」というと走り出し、リアナを押し倒す形になる。そして、リアナの顔をみるとリンは止まった。

「くっ・・・・」

「・・・!・・・リアナ・・・・?」

「・・・リン・・・ッ」

リンは信じられないという目でリアナを見た。リアナは力をいれ振りほどこうとするが振りほどけない。これが、二人の辛い・・・再会だった・・・。




『HIKARI』

時は流れ 人は変わっていく 私もあなたも皆

楽しかった学校 公園 それは思い出となり、過去となる

でも ずっと忘れない 友と過ごした時間を

私はずっと忘れない、かけがえのない者たちと過ごした時間を

それはアルバムとなり 辛いときに大きなHIKARIとなるだろう

人々の想い・・それは無限となるから

星の数 それは人の願いの数 無数に光るそのHIKARIは

希望の星だから・・・



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