機動戦士ガンダムSEEDMEMORY

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STARG37 困惑の戦場



「どうしたの?」

マリューは優しく聞く、ナナミは「あっ・・」といい、マリューを見、言った。

「あ・・・あの・・上陸許可もらえませんか・・?その・・買いたいものとかあるので」

マリューに向かいナナミがそういうと、マリューは微笑み「いいわよ、息抜きも必要だものね~・・」といい返した。ナナミは「ありがとうございます」というと、敬礼をし、その場を去る。カガリは相変わらず俯いたままだ。マリューは「カガリさんも、街に出たら?」という、が、カガリは「すまないが・・・そんなこと考えてる暇もないんだ・・」というと黙って出て行く。それをみて、マリューたちは複雑な思いのままカガリが出て行くのを見守った。そして、ナナミは進路がクリアとされるとレバーを押し、アークエンジェルから出て行く。外は海で海中から飛び出すと街に向かい飛んで行く。だが、そのまま飛んでいくのも馬鹿である、敵に見つかりすぐにやられる・・そんな無様な様子もばかげている。ということで、ナナミはディオキアのほぼ姿が見えない位置へと向かう。隠れた洞窟があり、丁度、姿を隠せる位置にあった。ナナミはコクピットを開け、降りると森の中を歩いていく。街もその先に見え、ナナミは不安をしつつディオキアに向かった。そして、街の中に入ると、意外と静かになっていた。ラクス・・・ミーアのライブも終わり、静けさが漂う。ナナミは「ふぅ・・」とため息を着くと、街の中に入っていく。実際にナナミはラクス・・ミーアの正体は知っていた。あのあと、キラが全員にいった・・・前々から感づいていたが・・・やはり、いい気にはならない。ナナミがボーっとしながら歩いてるとき、誰かにぶつかり、尻もちをつく。

「痛っ・・・・すみません・・・・」

ナナミがそういうと、黒髪でやや瞳が大きく、子供っぽい瞳の男の子が言った。

「いや・・・こちらこそ・・・」

二人は目線を合わせる。そして、二人は呆然とした。そして、ナナミは「あーっ・・!」というと、男の子を指をさしながら言った。

「あなた・・・ヴァン・・・イーグル?」

「お前は・・・・ナナミ・アーカー・・・?同じ学校の・・」

二人は久しぶりに顔をあわせた。ヴァンはナナミとは小学校の頃は同じクラスだったし、何より、よく遊んでた仲だ。仲はよい・・とはいえない、よく喧嘩していたため、現在になっても仲は悪い。二人は「フンッ・・・」というと、そっぽを向いた。そして、ヴァンはナナミに向かい言った。

「なんでザフトにいるのさ・・・・」

「・・・いいじゃない・・人の勝手よ・・あんたこそ・・・」

「俺は・・・まぁ・・あのとき・・ザフトに拾われたからさ・・今は・・買い物」

「へぇ・・・・」

そのとき、パンッと音がする。ナナミとヴァンはすぐさまその銃の音が下方向を見る。そこにいたのは・・・たちの悪い強盗だ。ナナミは「どうしよう・・・」とヴァンを見る、ヴァンは「任せろ」というと、強盗たちに向かい歩いていく。強盗たちは「おらおら!金を出せ!」といいながら、銃を構える。店員はなす術もなくお金を引き渡す。ヴァンは銃を構えると2発強盗に向い撃つ。一発目は銃に当たり、もう一発は来るまで来たか車のエンジンに当たる。車は爆発し、壊れる。強盗は「ぐあっ・・!」というと、手を握る。強盗はヴァンを見るとナイフを取り出し、走っていく。ヴァンは上手く避けると手を掴み、手を後ろに回し、動けないようにする。そのとき、ザフト軍が来て男を逮捕した。ナナミは呆然と見ていた、ヴァンは手で鼻の下をこする。そのとき、「ヴァン」と呼ぶ声が聞こえた。その先にいたのは女の人だった・・女の人は腕を組み立っている、ナナミはドキッとする・・掴まる可能性もある・・気が引き締まる。そして、女の人は「その子を軍に案内して・・」という。そして、ヴァンはナナミの腕を取る。ナナミは心配そうな顔をしながら・・・ディオキア基地に連れて行かれるのだった・・・。




僕らが本当に目指す物は何だろう?

それは世界中の人々の心の中にもきっと在る

みんながそれに気付いてくれる時まで

僕らが今出来る事をしよう

Hope that the sun gave

小さな想いでも沢山集まれば、きっと宇宙(そら)にも響き渡るほどの力に成る

永久成る絆を胸に

世界の為にこの想いを捧げよう

きっと世界も変われると思うから

希望の火を守り通すのは僕らの役目なのだから





ヴァン、女の人につれられナナミはディオキア基地に入る。中は意外と広く、部屋がいくつもある、そして、女の人は「そこの部屋で待ってて」とナナミに言う、ナナミは頷き、部屋に入る。部屋の中は意外と広く、ソファーがあった。ヴァンは「そこに座れよ」というと、ナナミはソファーに座った。そして、しばらくすると、女の人が戻ってきた。手には銃をもち、さきほどの表情と違う。そして、ナナミの前のソファーに座るとある紙を見せ、そして、銃を構えた。

「あなた・・・アークエンジェルの人?」

ナナミはドキッとする・・だが、静かに「違います・・・けど?」と答える。女の人は銃口をナナミのおでこに向けると「紙を見なさい・・」という。そこにはなにやらの契約書と写真があった。それは、ナナミとリンがあの出会った時の写真だった。ナナミはその写真を見て、覚悟した。そして、女の人を見るとナナミは威厳ある声で言った。

「・・・焼こうが・・・煮ろうが・・・私はアークエンジェルのことは絶対に・・喋ったりしません」

そういうと、女の人は「クスッ・・」と笑い、引き金を引く。パンッと音がしただけで弾は発砲されなかった。ナナミは目をゆっくりと開けた・・「え?」というと、女の人は微笑みナナミのおでこをデコピンで叩いた。ナナミは「痛っ・・!」といい、叩かれた位置をさする。ヴァンはそれを見て笑う。女の人はおでこをくっつけるとナナミに向い言った。

「なんて・・嘘よ、あなたはヴァンから色々と聞かされたから・・気になっただけ。それに・・グラディウスには恩があるからね」

彼女の髪の毛は紫色で瞳も紫だ。そして、長い髪の毛はあるくごとにゆれる。軍服は赤服で胸にはフェイスのマークがある。それを見て、ナナミはそうとうな腕なのだろうと分かる。ヴァンは「ミコ」と呼ぶ。彼女の名前は『ミコ=ヴェルナンス』ザフト軍では優秀なパイロットだ。その明るい性格は男子パイロットたちにも人気だ。だが、怒ると怖いというのもある。

「なあに?ヴァン」

「お前もよく考えるな、と思ってね・・」

「当たり前じゃない、冗談で半分は遊びだもの」

ヴァンは「餓鬼か・・己は・・」という。そして、ミコはナナミのことを向きなおすとナナミに向い言った。

「ねぇ、なんで、これ、同じ機体があるの?色は違うけど・・・もしかして・・量産型の機体?珍しいけど・・・」

「あ・・・いえ・・・これは・・・その・・・」

ナナミは口ごもる。ミコは「大丈夫、私達はあなたの味方よ」という。ナナミは「えっ?」といい、ミコたちを見た。ミコは微笑むとヴァンを見、そして、ナナミを見ながら言った。

「まぁ・・いえないのも無理はないわ。でも、あれは地球軍から強奪された機体みたいね・・」

「・・・はい・・・」

「もしかして・・・核エンジン搭載?」

「え・・・っ!?なんで・・・!?」

そういうと、ヴァンとミコは笑う。そして。ヴァンは「引っかかった~引っかかった~♪」とナナミを指をさしながらいう。ミコは笑うのをやめるとナナミに向い言った。

「カマをかけてみたんだけど・・引っかかっちゃったわね。核エンジンかぁ・・やはり、キラ・ヤマト・・・彼のフリーダムから核移植をしたのね・・・。さすが・・天才コーディネーター・・・ともいえるわ。で・・あなたにお願いがあるんだけど・・いいかしら?」

「・・・なんですか?」

ナナミは慎重にミコを見つめた。ミコは「そんなに睨まないで」というと、ナナミの唇に自分の手をやり、ほほえみながらナナミに向い言った。

「あなたに・・・ヴァンを預けたいの・・・」

「・・・え?」

ヴァンはそれを聞くと「なっ・・・!」といい、近づいてくる。そして、ミコを見るとミコは「ヴァン」といい、顔を近づけさせた。ヴァンの顔が子供のように赤くなる。

「これは、軍からの命令よ・・・というより、私自身の意見よ・・今・・・議長は何を考えてるか分からない・・・戦いを終わらせる・・とは言ってるけど、終わらせる気はないし、逆に、何かを考えてる、そう思うの。だから・・アークエンジェルの力は前の戦いでも見たわ。彼らなら・・平和にしいてくれる・・そういうことだから・・お願い・・ね?」

ヴァンはしばらく俯く。そして、「分かったよ・・・!」というと、ナナミを見た。二人はしばらくの間見つめあう。そして、ナナミは「・・分かりました」というとミコを見た。

「・・・そういうことなら・・・もちろんです。今、アークエンジェルには力がない・・だから・・協力してください・・でも、条件があります」

そういうと、ミコは「何?」とナナミに聞く。ナナミは一度躊躇ったが、ヴァンを見るとすぐにミコを見、言った。

「でも・・・まずは力を見せてくれませんか?ヴァンの・・・そうじゃなきゃ・・安心できませんから・・・」

そういうと、ヴァンは「いいのかよ?・・・死ぬぜ」という。ナナミは「死ぬ気でいたら・・・とっくに死んでるわ」と言い返す。ヴァンはそれを聞くとムッとした顔をする。ミコは「いいわ・・・ヴァン・・用意してきなさい」という。ヴァンは「了解」というと、部屋を出て行く。ミコはナナミに向い言った。

「あなた・・・戦ったことないわね?」

「・・・・ええ」

ナナミは即答する。ミコは「覚悟は・・・できてるわね?」とナナミに言う。ナナミは「・・・はい」というと部屋を出て行く。そして、ナナミがいなくなったあと、ミコは深いため息を着く。そして、写真を見る。リンとナナミが顔をあわせている写真・・・それを見、ミコは「可哀想な・・・運命ね」という。そして、写真をおくと自分も出て行くのだった・・・・。








そして、ディオキア基地前にパーシフルガンダム、そして、ヴァン専用のブレイバーガンダムイメージはM1アストレイの青色バージョンで背中にはエールストライカーがある、機動力に優れている。2機の中にナナミ、ヴァンがそれぞれ乗っていた。そして、モニターにミコの顔が映る。

『さて・・準備OK・・・?お互い・・殺さないよう・・戦うのよ』

そういうと、ヴァンは「分かってる」という。ナナミは「はい」といい、喉を鳴らす。そして、ビーッと基地内に響き渡るとお互い空中に飛んでいく。そして、まず、ヴァンのブレイバーガンダムがビームライフルでパーシフルガンダムに撃つ、パーシフルガンダムはすぐにシールドで防ぐ。そして、シールドで隠しながら反撃する。

「くっ・・・!なめないでよ・・・・ね!!」

ビームライフルが連射でブレイバーガンダムを襲う、だが、ヴァンは素早く操縦するとブレイバーガンダムは回避する。そして、ビームソードを抜くとパーシフルガンダムに向かって飛んでいく。

「はああああっ!!!」

パーシフルガンダムもビームソードを抜くとブレイバーガンダムに向い飛んでいく。そして、中央でぶつかるが、パーシフルガンダムは海へと落下していく。

「キャッ・・・!!!」

「チッ・・・慣れてないから反動で落ちやがった・・」

パーシフルはそのまま落下していく。ナナミは目を瞑る。そして、家族の顔がうつり・・そして、リンの顔が映る。そして、頭の中で白い色の種が弾け割れるとナナミの目つきが変わる、そして、レバーを押すとパーシフルガンダムは態勢を変えた。そして、ビームソードを抜くとブレイバーガンダムに向い飛んでいく。ブレイバーガンダムはビームライフルをパーシフルガンダムに向かい撃つ。が、すべて避けられる。

「何っ!?さっきと・・・全然違うっ!?」

ナナミはコクピットをかするように切り裂く。ヴァンはその引き去れた空間からパーシフルガンダムを見る。パーシフルガンダムの目が光る。

な・・・・何ぃ・・・・!?

パーシフルガンダムは方向を変えるとすぐにビームソードからビームライフルに装備を変え、ナナミの前にロックオンようのモニターが現われる。そして、パーシフルガンダムはビームライフルをブレイバーガンダムに撃つ、そして、ブレイバーガンダムの右腕に当り腕が爆発する。


「ちぃっ・・・!!!!」

ブレイバーガンダムは態勢を整え、上手く着地する、パーシフルガンダムはビームライフルをブレイバーガンダムに向けたまま着地した。そして、ミコは「なるほど・・・」といい、ナナミのモニターにミコの顔が映る、そして、「もう済んだでしょ?」というと、ナナミは目を瞑り、頷く。






二人はコクピットを開け機体から降りてくるとヴァンとナナミは顔をあわせた。そして、ヴァンは手を差し出す、ナナミは「・・・・?」と分からないような顔をした。ヴァンは「・・これでも・・・不要か?」という。ナナミは首を振り手を差し出す。そして、互いに握手を交わす、そして、微笑む。そして、ミコはナナミを見るという、ヴァンは手を離す。

「あなた・・・もしかして・・・コーディネーター?」

「え・・・・あ・・・はい・・・」

ナナミがそういうと、ミコは「珍しいわね」といい、ナナミを見ていく。そして、「あなた・・・もしかして・・」という。そして、ミコは黙ると「なんでもないわ」という。ナナミは首をかしげる。

「・・・・私の勘だと・・・ヴァン、ナナミさん、アークエンジェルに・・そのまま行ってくれないかしら?」

そういうと、ヴァンは「なっ!」という。ミコは「もちろん、ヴァンの機体は壊れてるし・・・新しい機体で行ってもらうわ」という、ナナミは頷く。そして、新しい機体が運ばれる。ブレイバーガンダムのもう1機だった。そして、ヴァンはそのMSに乗る。ナナミも乗ろうとしたとき、ミコがナナミの腕を引っ張る、そして、風が丁度流れ、二人の髪が靡く。

「・・・ナナミさん・・・きっと・・・あなたのお兄さんは辛い想いをすると思う・・・でも・・真実を逸らさず・・・前に進んで」

ナナミはそれを聞くと、微笑み「お兄ちゃんは・・・私が守ります」という。そして、ミコは手を離すとナナミはコクピットの中に入る。そして、互いにスラスターを全開にすると空高く飛んでいく。そして、その風がミコの髪を靡かせる。そして、二つの新たな希望はまた困惑の戦場へと飛んでいくのだった・・・・・。




『Our eternal bonds』

涙の奥に眠るもの それは一体何のか?

暖かい眼差しの先に いるのはあなた

時々淋しくなるこの気持ちはどうすればいいのだろう?

昨日と違う態度が私を辛くさせる

遠い想いが  いつかあなたに届くと信じて

戦う者よ 今こそ守り通せ 永遠と云う名の希望を輝かせる為

今こそ剣を握り 戦え

永遠と云う名の希望を輝かせる為 

絆という名の力がきっとあなたを未来へ繋がるから




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