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2010.12.28
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カテゴリ: 教会のこと
タイトルは、村上春樹の『海辺のカフカ』の中の言葉からとった。
非常に印象的に僕の心を放さなかったので・・・
ここに記すことにした。




主人公田村カフカが高松へ行き、その後、高知の山小屋へ寝泊りしたとき・・・

一冊の本を手に取り読んだ。この本の内容が・・・考えさせられる内容だった。





彼は戦争が始まって間もなく、ナチの幹部たちからユダヤ人の最終処理ーー要するに大量殺戮ーーという課題を与えられ、それをどのようにおこなえばいいかを具体的に検討する。そしてプランをつくる。その行いが正しいか正しくないかという疑問は、彼の意識には、ほとんど浮かばない。彼の頭にあるのは、短期間にどれだけローコストでユダヤ人を処理できるかということだけだ。彼の計算によれば、ヨーロッパ地域で処理するユダヤ人の数は全部で1100万人ということになった。




・・・・・略・・・・・




彼は机に向かってせっせと計算する。計画は実行に移され、ほぼ計画通りの効果を発揮する。戦争が終わるまでにおおよそ600万(目標の半分を超えたあたり)のユダヤ人が彼のプランに沿ったかたちで処理される。

しかし、彼が罪悪感を感じることはない。




・・・・・略・・・・・




自分は、ひとりの技術者として、与えられた課題にたいしてもっとも適切な回答を提出しただけなのだ。世界中の良心的な官僚がやっているのとまったく同じことじゃないか。どうして自分だけがこのように責められなくちゃならないのか。




・・・・略・・・・・


この本の感想として、大島さんが記した言葉が次のようなものだ。




「すべては想像力の問題だ。僕らの責任は想像力の中から始まる。イエーツが書いている。

In dreams the responsibilitiesーーーまさにそのとおり。逆に言えば、想像力のないところに責任は生じないかもしれない。このアイヒマンの例に見られるように」

この文章を読んで・・・しばし考えると・・・

このアイヒマンのような考え方を持った人がいたことを思い出す。




ただ、上から言われたことを忠実にこなす・・・その人の将来も何も考えず・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これと、同じようなことをした人たちが・・・統一の中には、多くいる。
何も考えずに、ただ献身者をノルマにしたがって生み出していった。
その一人一人のの適性も考えずに・・・
ただ、判を押したように、仕事を止めさせ。あるものは、夢をあきらめ。
そして、誰もができるであろう・・・伝道活動に従事させてしまうのだ。

挑戦する機会を失うということが・・・如何に罪作りか・・・
今後の人生を大きく方向転換させられる。

チャレンジすることを奪われた人々が非常に多いことを最近特に感じた。

チャレンジして、実現できなかった場合は、あきらめもつくが・・・チャレンジもせず・・・

その道を閉ざされた場合・・・いつまでも未練が残るであろう。。。






多くの人が道を断念する。

いやああああ。何と罪深い!!

こういう人は、想像力が欠けていたのだろう!!この人のことを本当に考えていたなら・・・
このように誰でも彼でも献身させたりはしないだろう。

僕が、献身者だった頃、まあ、学生部の中には、かなり献身するかどうかで悩んでいる人がいたなあ。学生は、伝道されても、学業があるから、すぐには献身しない。多少時間の猶予がある。この期間に、多くのことを見て、考えて、自分でそのうち結論を出していく。


そうすることで、また少し考える期間が持てる。




つづく。

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最終更新日  2010.12.29 10:00:52
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