青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2025.04.02
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脳梗塞で要介護5になってしまった
母のトイレ介助について、
こういった実際の情報は10年前の当時は全くなく
現在でもあまりない情報かもしれないので
書いておきます。

トイレ介助にはいろいろなポイントがあるので
今回は要介護5の母の
おむつ=リハパンとパッドの具体的な状況と、
出来るだけ快適=蒸れや汚れを感じず

書きます。                                        

状況として、母は最初3ヶ月ほどは
一人で寝返りも打てない状態でしたが
工夫を重ねた家族のリハビリサポートもあって
抱えれば歩くことができるようになりましたが、
基本は一日中朦朧として座っていても
体がどんどん傾いてしまう状況でした。

そんな状態なので
尿意をコントロールすることは出来ず、
一日中おむつをつけて過ごしていました。
                                           介護おむつと一言で言ってもそのタイプは様々ですが、

日中も夜も、履くパンツタイプのおむつ
=リハパンに尿取りパッドを重ねて対応していました。

リハパン+尿取りパッドというのは
聞くだけだととても簡単・シンプルに聞こえますけど、
実際は様々な工夫をこらしていました。


一日中おむつをつけているということは
お尻周りは常に湿っていて、
雑菌も繁殖して匂いも出るし、肌が弱ってしまい
気持ちが良くないと思われたからです。

実際、おむつを使い始めた最初の頃は
おしりに汚れがこびりつき拭きとるのが大変だったり、
蒸れやデイサービスのトイレ介助で傷ついた事があり
これではいけないと
必要にせまられていろいろ工夫し、
それが上手くいって
母は割と快適に過ごせたと思います。

具体的な工夫の内容をお尻に近い順に書きます。

日中
・お尻がかぶれにくい、専用の撥水&肌保護クリーム
(肌が汚れやすいお尻の汚れやすい部分は
デイサービス等での拭き取りの摩擦から守るため
厚めにたっぷり、お尻全体には薄めに塗りました)
・吸水量中程度の尿取りパッド・履くおむつ
半年食事が出来ずに痩せてSサイズ
(ぴったりサイズでないと漏れてしまうため)
・綿のストレッチ性の良いおむつカバー
(尿取りパッドのズレによる漏れを防ぐため)
・ストレッチ性のある綿素材などのズボン
(ウエストゴム部分は押さえつけのないもの)


・お尻がかぶれにくい、撥水&肌保護クリーム
(朝までにパッドがぐっしょり濡れるので肌の保護に)
・尿や便が肌に付きにくくする快適度を高めるシート
・吸水性を高める給水シート
・吸水量大容量の尿取りパッド
・履くタイプのパンツ 大容量タイプ Mサイズ
(パッドが厚めなので、Sサイズだときつそうなので)
・綿のストレッチ性の良いおむつカバー
・ストレッチ性のある綿素材のパジャマズボン

パッドや履くパンツは使い捨てで
1日何枚も使いますし高価なので、
最初はお店で見比べて
1枚当たりの価格の安いものを購入していました。

ところがこれは大間違いの選び方だと
尿漏れの原因を暗中模索していたときに
気がついたんです。

当時はおむつ漏れが多く
その理由を考えてたところ、
価格と吸水量が比例していることがわかりました。

それで吸水量を増やす工夫をして
・吸水量を高める尿取りシート
・吸水量大容量の尿取りパッド
・履くタイプのパンツ 大容量タイプを兼用しました。

それだけだと大量の尿や便を含んだおむつが
肌について不快なので
その不快感を和らげるために
・お尻がかぶれにくい、撥水&肌保護クリーム
・尿や便が肌に付きにくくする快適度を高めるシート
・締め付けない1サイズ大きい
履くタイプのパンツを使用しました。

これらを仕様することによって
おむつ漏れがなくなりましたが、
母の不快感がどうなのか、
肌荒れしてないか、痒くないか
そこは気をつけて毎日確認しており
大丈夫そうだったので良かったです。
                                          母も自宅介護での生活に慣れたこともあるのでしょうが、
熟睡し、夜中に布団の上で細かく動き回って
おむつをずらすこともなくなり
つなぎパジャマも半年で着る必要がなくなり
夏、つなぎパジャマは暑いので
着ないですんで良かったなと思いました。

夏の初めに少しでも涼しくと、
長袖のつなぎパジャマの袖を切って半袖にしたのを
2枚用意したのですが、
ほとんど着なくて済みました。

10年前の当時は今よりも自宅介護の情報量が少なく、
おむつ漏れの対策をしている方のブログ等拝見すると、
普通の尿漏れパッドを何枚も重ねるとか、
ずらして重ねるとか
防水シーツでスカート状の物を作り腰を包むとか
そういう対策ばかりが出てきました。

私もそういう事はどうだろうかと考えてはみましたが、
通常の尿漏れパッドは裏が防水加工になっているので
重ねても下のパッドが吸い取ることはなく
あまり意味がなく、
ずらして使うと嵩張って空間が出来
尚更漏れやすくなるので逆効果です。

1枚で給水量が多いタイプを使った方が
漏れが少ないし、それでも足りない場合は
裏側が防水加工していない、
水分が下のパッドにも給水される
特殊な給水パッドを重ねると
吸水量が大幅に増します。

防水シーツを巻いたり
防水加工のズボンなど履かせると
湿気が籠もって不快ですし、肌が弱り
肌荒れや痒み褥瘡の原因になるので
できるだけ肌の部分は尿に触らないよう
湿気がこもらないようにしたく
最初に書いた方法に落ち着きました。

他にもいろんな工夫はあると思いますし
合う合わないもあると思いますが、
私が考えられる全てをして
結果が良かった事なので
誰かのご参考になるかもと書いておきます。

下:介護のお尻保護に特化したクリーム。ベタベタせずに、撥水性があり尿かぶれを防ぐだけでなく、便のこびりつきなどを防ぎ拭き取りの摩擦から肌を保護します。 画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2025.05.25 22:27:06
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