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パペット×映像テクノロジーの融合で描く極上の演劇体験父親を喪って言葉を失ったかに見える少年と世界との和解の物語とでもいえばいいのでしょうか。50代だった頃に 「静かな演劇」 の ことばと表情のリアリティーの静かな迫力 に演劇の可能性を想像していた老人には
無限の想像力によって広がる、命と宇宙の物語
「唖然とする!」まあ、そういう印象の舞台でした。
これが現代なのですね・・・・。いろいろ考えさせられた舞台でした。
劇場を出て、 梅田
じゃなくて、 扇町公園
を迂回して 天満
の方へ歩きました。久しぶりのおしゃべりタイムです。
「どうでした?ボクは、主演の 池谷のぶえ という女優さんが好きなのね。」 見終えて、久々の 天神橋筋の居酒屋での会話 ですね。まあ、取り留めも、さしたる根拠もない暴言連発ですが、これが楽しいんですよね(笑)。 入口君 は、どっかの芸大で演劇論を講じていらっしゃるプロですが、昔から 暴言のシマクマくん に、こうして、よく付き合ってくれましたね。
「エッ?そうなん?」
「今回、 読売演劇賞 で 最優秀女優賞 かな。」
「ええーあの演技でか?熱演はわかるけど。まあ、好き好きやけど、出て来る俳優さん、基本、稚拙な印象やったからなあ。その中では芝居してはる気はしたけど、ホメるほどかというか・・・」
「そうか、厳しいな(笑)。」
「この手の 映像 と、 パペット いうのかな、人形の組み合わせって、昔はコケオドシというか、びっくり演出やったけど、結構、本気やねんな。」
「うん、こういう舞台を作るにはお金かかかると思うけど、実際、金はかけてるね。人形の扱いもよく練習してる感じやな。」
「で、まわりのお客さんにはウケてたしな。」
「たしかにストーリィーは古いね。」
「古いゆうか、星空出て来るやろ、あの星空を指さして、 あれがデネブ! やとか、 あの明るいのがシリウスや! とか盛り上がってはったけど、ボクみたいな 元天文少年 が見ると、ただのきらきら映像で、 星空ちゃうねん な。 白鳥座も大犬座 も、ましてや 北極星 なんてどこにもない。 北斗七星はどこや? いうか、実際の星空で シリウス を見たことがある目には、あの画面で騒ぐのは滑稽というか、子どもの学芸会の印象やったね。」
「うーん、きびしいなあ。」
「 父親を喪った少年の回復の物語 というふうに、ボクは見てたけど、 テーマ はわかるんやけど、子供向けのマンガの筋書きというか、薄っぺらやなあという気がしたね。」
「なるほどなあ(笑)」
「そら、あんた、映画5本見られる値段で見に来てるんやで。」
「うん、芝居は高くなったから。」
「でも、最後のシーン、少年が 鉄腕アトム みたいに飛ぶやん、あの肯定性は マル やで。」「うん、あのシーンはいいね(笑)。」
「あれ見てて、 太陽族 の 森本研典 が、昔、空を見ていたシーン思い出した。」
「 ここからは遠い国 やね。」
「一緒に見たやんな。彼は、まだやってる?」
「うん、やってる」
「あの大阪弁のおばちゃんは?」
「 岸部孝子 な。まだやってるんちゃうかな。」
「まだ、あのしゃべりかな?なんか、懐かしいなあ(笑)。」
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