1
☆ザ・ロイヤル・テネンバウム☆(2001)ウェス・アンダーソン監督ジーン・ハックマン・・ロイヤル・テネンバウム(父)アンジェリカ・ヒューストン・・エセル(妻)ベン・スティラー・・・・・・・チャス(長男)グウィネス・バルトロー・・・・マーゴ(長女)ルーク・ウィルソン・・・・・・リッチー(次男)オーウェン・ウィルソン・・・・イーライ(隣家の息子)ストーリーテネンバウム家の3人の子供達は、かつて天才児と騒がれた。長男チャス(ベン・スティラー)は不動産売買や金融市場で才能を発揮。長女マーゴ(グウィネス・バルトロー)は劇作家。次男リッチー(ルーク・ウィルソン)は天才テニスプレイヤー。しかし、父親は家を出て寄り付かず母親の元で成長した3人。チャスは妻を事故で無くし失意の中で息子を育てている。マーゴは年上の精神科医と結婚しているのだが、無気力な日々。リッチーは、テニスを突然やめて船旅に出ている。そして妻のエセルは、会計士との恋に目覚め始めた。そんな中、急に父親のロイヤルが、家族の絆を取り戻したいと家にやってきた。~~~~~~~~~~一見へんてこでもないんだけど、全員が集まると、なんとも妙なハーモニーを奏でる家族だ。その中心にいてかき回すのが、もちろん親父のロイヤル・テネンバウム。今まで、ほったらかしにしていた家族に急に会いたくなった彼は、仮病まで使っちゃう。彼がどうして家を出たのか、一応子供達に「家を出る事にした」と報告している場面が出てくるが、よくはわからない。まあ、彼はもともと、わがままなところもあったようだし・・子供に対して本人、気がつかないうちに、ナイーブな子供心に傷を残していたのは事実だ。この成長した子供達。チャスは息子二人と犬一匹、常に一緒だ。そして妻の事故がかなりの痛手だったのは、火を見るごとく。常に、避難訓練を怠らない。ストップウォッチを持って、時間を計る。そして彼らのスタイルは、アディダスのジャージ。どこに行くにもこのスタイルだ。かなりおかしい。マーゴはというと、日がな一日風呂場に閉じこもりテレビを見たり、ペディキュアしたり。母親のエセルが来た時も、その風呂場で応対。そうそう、このマーゴの夫の研究。ダドリーという少年を研究しているのだが、このダドリー君がまた妙におかしいのだ。彼も常にこのマーゴの夫と行動をともにしている。リッチーは引退した後も、常に頭にバンダナ、フィラのポロシャツとプレーヤー時代そのまんま。彼が一番まともそうに見えるのだけど・・何が彼の悩みなんだろうか・・と思えた。後で、この彼の悩みはわかってくるんだけどね。準家族のような、隣の息子イーライ。天才一家にあこがれていた彼は、大学の助教授(だったと思う?)最近本を出版してテレビにも出るような活躍ぶり。この彼にも実は秘密が・・そして妻のエセルは、今まで何人も求婚者がいたけれども、今回黒人の会計士とは本気のようだ。なかなか、この会計士、いい人なんだ~。~~~~~~~~~~この父親と、テネンバウム家の執事は名コンビだ。この二人が並ぶとそれだけでも、なんだかおかしい。この執事は、なかなかいい感じ~。ピンクのズボンはいているんだけど・・(笑)最初、久しぶりに集まった子供達と父親、ギクシャクしている。それぞれが抱えている悩みが、だんだんわかってくる。父親もこの成長した子供達、別居中である妻とのかかわりで、徐々にやわらかくなっていくようだ。コメディと言っても、大笑いするような話でもなく、何でかつて天才一家だった必要があるのかさっぱりわからないんだけど・・もっとどたばたになるか、人情話になるのかと思ったんだけど、不思議なコメディドラマだった。豪華な俳優陣が、それぞれちゃんと計算されて配分されているなあと関心もした。
2004.11.11
閲覧総数 134
2
☆007/慰めの報酬☆(2008)マーク・フォースター監督ダニエル・クレイグ オルガ・キュリレンコ マチュー・アマルリック ジュディ・デンチ M ジェフリー・ライト ストーリー 何者かの陰謀によって愛するヴェスパーを亡くし、復讐を誓ったボンドは、彼女を操っていたミスター・ホワイトを捕らえ、真相を究明すべく尋問する。そして、彼の背後には世界中の有力者や諜報機関をも取り込む巨大な組織が存在していることを知るのだった。その調査のため、まずハイチに向かったボンドは、そこでカミーユという謎めいた女性と出会う。さらに彼女を通じ、組織の幹部ドミニク・グリーンを突き止めるボンド。グリーンの表の顔は、環境保護のため土地を買収する慈善団体“グリーン・プラネット”のCEO。だがその裏では、ボリビアの土地に眠る貴重な天然資源の独占を目論み、それを機に世界支配を企んでいた。上司Mから、グリーンの陰謀を阻止する任務を私情を挟まず遂行せよ、と念を押されるボンド。ところが、カミーユも実はグリーンと共謀するボリビアの将校に愛する家族を殺され、復讐の機会を窺っていると知ったボンドは、彼女と共にグリーン打倒へ奔走していく。面白かった~♪のっけからカーチェイス。さらにイタリアでの屋根から屋根への追いかけっこ。海ではボートを使い、そうかと思えばボリビアに行き飛行機で空中戦。ラストは砂漠の中の爆破を含む復讐と脱出。おお~てんこ盛りのアクションだ!♪置いてきぼりを食わないように、集中しなくては。というか、画面から目が離せないのよね。よかったわ、ダニエル・クレイグのボンド。相変わらず硬質で^^)しかし、まだまだ諜報部員としては力みすぎ。それを心配するMしかしがむしゃらに突き進むボンドなのだ。今回のボンドガールはオルガ・キュリレンコ。ボンドガールと聞いたときはちょっと心配していたんだけど、この硬質なダニエル・クレイグのボンドにちょうど良い相手だったように思う。うん、なかなか彼女良かったよね~♪彼女の背中、最初見たとき「日焼けしすぎたのね」と思ったのだが、もちろんこれにはわけがあるのよ。そして、敵はドミニク・グリーン。わかりやすいし、小悪党的な雰囲気がぷんぷん(笑)また、そういった小悪党にぴったりなのがマチュー・アマルリックなのだ。確かに「潜水服は蝶の夢を見る」からは想像できない役だけど、この顔は悪役が良く似合う^^)ストーリー的に娯楽作品らしくわかりやすく、アクションは派手に。そういったボンド作品らしさを継承しながら、ダニエルのボンドはさらに続きそうだ。今回少しはこじゃれたセリフも言えるようになったし~~^^)余裕が出てくるかな。しかし、あくまでも硬質なボンドのままで行くだろうね。かかわる女性から「もう~なぜか憎めないのよね」なんて台詞は絶対出てこないような気がするもんね(笑)そこら辺が、今までのボンドファンには不評かもしれないなあ。ボンドはやっぱり女に甘くっていうのがいいって思う人も多いでしょうからね。私としては、それほど思い入れがないので、この硬質なボンドシリーズ楽しみだけどね。エンドロールになってやっとボンドのテーマ曲が流れたんだけど、やっぱりこの曲はいいよね♪ああ~~007だ~~って気持ちになるもん。★TBは確認後に反映しています★~~~~~~~~~~~~~~スパイものと言えばボーンシリーズも面白かったよねダニエル・クレイグは「レイヤーケーキ」も面白かった「Jの悲劇」もお勧めオルガ・キュリレンコは「ヒットマン」だね。マチュー・アマルリック「潜水服は蝶の夢を見る」「キングス&クイーン」
2009.01.18
閲覧総数 212
3
どちらも、皆さんがいいよとオススメですよね。私も、見たいと思っていたので、早速・・☆靴に恋して☆(2002)ラモン・サラサール監督アントニア・サン・ファン・・・・・アデラナイワ・ニムリ・・・・・・・・・・レイレアンヘラ・モリーナ・・・・・・・・イザベルビッキー・ペニャ・・・・・・・・・マリカルメンモニカ・セルベラ・・・・・・・・・アニータストーリー高級靴店に勤める23歳のレイレは、店からコッソリ持ち出した靴を履いてはディスコで踊っていた。ある日、同棲する恋人と大喧嘩をしてしまい、恋人は去ってしまう。同僚のハビエルは、そんなレイレを励ましてくれるのだった。49歳のアデラは娼家のオーナー。娘のアニータは25歳で、知的障害者だった。ある客との出会いに、心ときめくアデラ。一方、アニータは看護士のホアキンに恋心を抱いていた。さらに、義理の子供たちを育てるタクシードライバーのマリカルメン、そして高級官僚の妻であるものの夫との仲は冷め切っているイサベル。現在の生活に満足できない5人の女性達が、ふとしたきっかけで自分の人生を取り戻してゆく…。(DVDより)~~~~~~~~~やっぱり、このアデラ(アントニア・サン・ファン)注目しちゃうね♪相変わらずなんだけど、でもここではしっとりと女らしい。そして母親の愛情をしっかり見せてくれるし・・さすがだなあと思った。どうしても特殊な役をやる事になっちゃうかと思ったのだけど、すっかり女優の道まっしぐら。偏平足の彼女、確かに足は疲れるね。そこで、足のマッサージ。足を愛撫するかのようにマッサージするというのは、やっぱりエロティックなものだよね~。イサベル、この彼女も、なかなかよかった。この彼女が集めたゴージャスな靴が300足、ずらりと並ぶのは壮観。この彼女が、自分の足よりも小さいサイズを履いているっていうのも、彼女の生活の不満のあらわれ。彼女が過激にイラついているのが、よくわかる。小さい靴を履くというのは、纏足(てんそく)を思い起こすな~。纏足の場合は、女性を逃がさない為という目的もあったみたいだけど。産まれた時から、足を小さく作り上げていくと言う異常さは、なんだか悲惨だ・・・しかも、小さければ小さいほどいいのだから、ほとんど歩けなくなる場合もあったようだし。夫に仕える、家に仕える・・・縛られているって感じ。このイザベルは縛られているわけではないのだけれども、冷め切った夫との生活を捨てる事ができないのだよね。吹っ切れないのだ、それがこの靴にあらわれているのだろう。彼女がラストに「あなたはいつも遅すぎるのよ」と夫に向って言い放つ。やっと、自分を夫から解き放つ事にしたのか。小さすぎる靴では飛べないから、きっとちゃんとしたサイズの靴をはかなければいけないよね。マリカルメンとレイラのラストも、なかなか良かったよね。それぞれ、一つ壁を乗り越えたかなという感じ・・そんな女性陣なのだが、アニータの恋するホアキンは、アンリケ・アルキデス。なかなかこの先が楽しみな美形だよね♪また、レイラと同棲していたクン、ダニエレ・リオッティもよかったよ~。さらに、アデラに近づくレオナルド(ルドルフォ・デ・ソーザ)ちょっとくたびれているけど、なかなかアデラの前では粋な中年♪群像劇の面白さで、それぞれにかかわりがあって行く後半面白かったね。***********☆エイプリルの七面鳥☆(2003)ピーター・ヘッジズ監督ケイティ・ホームズ・・・・・・エイプリルパトリシア・クラークソン・・・ジョーイストーリー自由奔放に生きるエイプリルは保守的な家族と衝突、家を飛び出してしまった。それ以来ニューヨークで恋人と暮らしていた彼女はある日、特に仲の悪かった母親が余命わずかと知ってしまう。エイプリルは感謝祭の日に家族を自分のアパートに招待し、そこで母親の大好物である七面鳥のローストをごちそうしようと決意する。しかし、初めての料理はハプニングの連続で…。~~~~~~~このエイプリルのお料理の手つき、見事にへたくそで、ハラハラしちゃうね。それに、手首に巻きつけたなんだろうか・・ブレスレットじゃないけど、あれで、お料理するのは、ちょっと邪魔じゃないかと思うけど(笑)そして、やっぱりあちらって、包丁じゃないよね~~。しかし彼女の努力は、認めたい。アパート中を駆けずり回って、オーブンを貸して貰おうとする。そして、彼女を助けてくれる人たちも、いい感じ♪そんな彼女の奮闘振りと平行するように、車でエイプリルのアパートに向う彼女の家族のようす。これがなかなか、面白い。母親はもう、はなから「投げやり」しかし、パパは「絶対にいい思い出になる」とみんなを励ます。妹のベスは、とってもいい子、でも姉がそんないい思い出を作れるはずがないと思っている。弟のティミーは、この深刻さから逃れたい。でも母親のジョーイの写真係。そこに、ちょっとボケかけたおばあちゃんも一緒。母親は、エイプリルとのいい思い出がない。頭を痛めることばかりだった。娘と母親の関係って、同性である分、痛烈な批判をするよね。しかし、ここで見るエイプリル。その最悪な娘と言うイメージじゃないんだけどね~~。いまどきの女の子という感じなんだけど・・・親子といえども、合う、合わないってある。しかし、お互いを認めるって事は、大事だよね。母の場合、娘を一人の人間として見る事ができるように、それをいつできるようになるのか。本当は、もっと早くお互いを許しあえればいいのにって思うのだけど。それって、ちょっとしたきっかけなんだと思うけど、まあそんなに上手くいく事ばかりではないよね。ケイティ・ホームズが自然な女の子って感じ。そして、不機嫌な顔した母親(病気のせいもあるけれども)パトリシア・クラークソン、やっぱりなかなかいいです。
2005.06.15
閲覧総数 34
4
何気なくレンタルショップの韓国コーナー見ていたら、このDVDを見つけました。ペ・ドゥナのコメディですよ^^)☆頑張れ!グムスン☆(2005)ヒョン・ナムソプ監督ペ・ドゥナキム・テウチュ・ヒョンストーリー生後6ヶ月になる愛娘の夜泣きに悩まされた新米ママのグムスン(ペ・ドゥナ)は、寝不足のまま忙しく朝を迎える。夫ジュンテ(キム・テウ)の大事な初出勤の日なのに、朝食も用意していないうえ、事もあろうかアイロンの焦げ跡が付いたワイシャツを着せて家から送り出してしまった。そんな憂鬱な気分を吹き飛ばそうとバレーボール観戦に行くものの、元バレー代表チームのスター選手だった過去の自分と、平凡な主婦生活を送る現在の自分とを比べてしまい・・・。さらに、翌朝には彼のご両親が家に来るという。ところが、夫は歓迎会で飲めないお酒を飲まされ前後不覚。家に帰ろうとしているところをボッタクリバーに連れ込まれ、多額の金額を要求された。手持ちのお金がないのを知った彼らは、グムスンに「170万ウォン持って夫を引き取りに来い」と電話をかけてきた。グムスンは、赤ん坊をおんぶして夫のいる店を探してうろうろ・・・~~~~~~~~~~~~~韓国ドラマにしろ、一時期のブームは山場を越えましたね。と思うけど、私の中では(笑)先日も『私の名前はキム・サムスン』を見ましたが、引っ張る引っ張る~~。そして、にぎやか!あちらの女性は本当に強いぞと^^)人気のドラマだったことはよく分かる、まあまあ面白いドラマでした。くどいんだけどね~~(笑)さて、こちらもコメディです。ペ・ドゥナが一晩中歓楽街を走り回る、体力勝負のコメディ^^)夫のいる店を捜すうちに、ヤンドン組に追いかけられる事になり、それがまたヤンドン組と縄張り争いしているクラウン組との全面戦争にまで発展。そんなヤクザな面々に追いかけられながら、彼女を助ける気のよいおじさんおばさんがいたりして・・気楽に見ることができるコメディ。時間的には91分なんだけど、これでもかという力技で見せるって感じね。だから、ちょっと長く感じる。まあ、韓国映画だもんね。ペ・ドゥナは『グムスン』にも出ていたけど、思ったよりも活躍しなかったかも。そういう事で言えば、こちらは全編ペ・ドゥナですから~。ペ・ドゥナの活躍を見ておくれ^^)かわいいよ。そうそう、ちょっとなさけない旦那さんも、面白いよ。希望としては、ペ・ドゥナならもっと面白い映画にでてほしい。彼女が生きるいい映画を、韓国の監督さん作ってくださいね~。
2007.01.12
閲覧総数 2
5
奥田英朗の「イン・ザ・プール」の映画化。小説はおもしろかったんだよね~♪TVドラマでは、「空中ブランコ」をドラマにしていた。阿部寛が、伊良部役だったよね。☆イン・ザ・プール☆(2005)三木聡監督松尾スズキ・・・・・・・・・・・・伊良部一郎オダギリジョー市川実和子田辺誠一MAIKOストーリー 伊良部総合病院の精神科医・伊良部一郎。彼はいつも白衣の下にヒョウ柄のシャツとブーツを合わせ、テキトーな診察でお気楽に過ごしている。だが何故か彼のもとには、その不思議な魅力に引き込まれるように患者が次々と訪れるのだった。そしてまた、徹夜仕事の合間でもプールに通うプール依存症のエリート管理職・大森和雄、24時間勃ちっぱなしという継続性勃起症の営業マン・田口哲也、確認行為を極度に習慣化してしまう強迫神経症のルポライター・岩村涼美ら、ストレスが原因による奇妙な病気に悩まされる患者たちが伊良部の診察室に駆け込んでくる。(DVDより)~~~~~~~~~伊良部ってね、小説でのイメージってカバのようになまっ白くて巨体で・・って感じなのだ。そのイメージは、かなり強烈。と言うわけでどうしても、小説を読んでからドラマや映画を見てしまうと、イメージのギャップを感じてしまう。しかし、体型などはまあいいとしよう。伊良部が持つ個性的な部分が、この松尾スズキ演じる伊良部には感じられない。これじゃ、つまんないよ。伊良部って「子供がそのまま大人になった」ような好奇心とわがままと、さらにずうずうしさがあるのだ。患者があきれるくらいに、勝手放題でしかも患者に対して興味津々。時には、常識ある患者に諭されることたびたび。そこが彼の魅力でしょう。時に患者を巻き込んでやりたい放題してしまう。患者の代わりにしたい事をしてしまう。でも、憎めない伊良部なのだ。う~ん、ところがこの映画の伊良部にはあまりその点の面白さがない。伊良部の診察室にいる看護婦のマユミちゃんもそうだ。マユミちゃんのサド的な魅力、患者を患者と思ってない冷たい視線(笑)挑発的な短いスカート。こんな魅力的なマユミちゃんを、この映画では十分に伝える事が出来てない。そうそう、さらに言っちゃうと、伊良部は注射フェチだ。とにかく患者には注射。マユミちゃんが注射するのを、恍惚の表情で見つめる。この場面は、何度でも欲しい所だ。でも、映画では1回しかでてこなかったよ。やはり原作が面白いと、映画って物足りなく感じるんだよね~~。~~~~~~~~~~しかし、患者達は結構よかったよ。継続性勃起症の患者のオダギリジョー。きっとこんな役は後にも先にも、これ一回だろうが(笑)何で、こんな症状になったのか、心の中ではわかっているけれども頭ではわかっていない。自分の心を無理に見ないようにしている彼。生真面目で、ちょっと頼りなさげに演じている。プール依存症の患者の田辺誠一。エリート意識丸出し、仕事が第一。でもストレスたまる。ストレス解消にスイミング。自分ではなんてうまくストレスを解消しているんだろうと、やや自慢げでもある。そんな彼に待ち受けていた落とし穴。原作とはちょっと違っているけどね~。強迫神経症の患者は市川実和子。彼女、顔が小さくて目や口が大きいから漫画みたいな顔だね。でもかわいいと思う。とにかく確認作業をしなくてはならない彼女は、毎日家を出るのが大変。結局家から仕事に出かけられないこともたびたび。冷蔵庫のエピソードは、おもしろかったな~。~~~~~~~~原作は関係なく映画だけ見たとしても、今ひとつインパクトに欠けているような気がするのだが。あんまりメリハリがないというか・・とにかく、伊良部の魅力がもっと欲しかったと思う。ドラマの方の阿部寛は、ハチャメチャな所、好奇心旺盛な所など良かったと思うな。ラストは、ドラマ的に綺麗にまとめた感があったけれどもね~。でも映画よりも面白かったと思う。**********◎奥田英朗著作 イン・ザ・プール 空中ブランコ 邪魔 最悪 サウスバウンド 結構過激に話が進むが、おもしろかった。元過激派の父と母。そしてその息子の話。国って何?って感じかな~ ララピポ 今度これを読もうと思っている。◎三木聡監督
2005.10.30
閲覧総数 4
6
キッズ・オールナイト(2010)リサ・チョロデンコ監督アネット・ベニングジュリアン・ムーア ニックとジュールスはレズビアンのカップル。結婚している2人には18歳になる娘ジョニと15歳の息子レイザーがおり、郊外の一軒家で仲良く暮らしていた。そんな中、年頃のレイザーは、母親たちに精子を提供した“父親”の存在が気になり始める。そして、母親たちが喜ばないと尻込みするジョニをたきつけて、2人で父親捜しを始めることに。するとやがて、人気レストランのオーナーを務めるポールという男性が生物学上の父親であることが判明する。気ままな独身生活を送る気さくなポールにすんなりと打ち解けてゆくジョニとレイザー。一方、子どもたちがポールと会っていることを知ったニックとジュールスは、事態を穏便に終息させようと、ポールを食事会に招くことにするのだが…。<allcinema> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~レズビアンのカップル。あまり、馴染みのない設定なんでどうなるかと思ってみたんだけど。家族ってこういうもんだよなあって共感できる。ラストの希望も爽やかで安心できる。面白いのが二人の役割がやっぱりあって、家にこもっている方が置いてきぼりって気持ちになっていくのよね。それもあってか、ポールと浮気しちゃったりしてね。子どもたちの父親が、子供だけでなく二人にも影響を及ぼしていくのだ。ごたごたしてきたこの家族、どうなっちゃうのだろう。ときにコミカルに見せてくれる。
2017.10.06
閲覧総数 16
7
今年のGWは、ちょっと山に登ると桜が見ごろなんですよね~。今ごろ、お花見って感じ。水芭蕉も、ちょうど綺麗に咲いていました。今年は、天気もいいし散策にはちょうどいいですね~。さて、DVDの方は感想が遅れ気味でだいぶたまっています。ぼちぼちと、アップしていきましょう~。☆Jの悲劇☆(2004)ロジャー・ミッシェル監督ダニエル・クレイグ・・・・・・・・ジョーサマンサ・モートン・・・・・・・・クレアリス・エヴァンス・・・・・・・・・ジェッドストーリーイギリス郊外で恋人のクレア(サマンサ・モートン)と絵に描いたような午後を過ごそうと考えたジョー(ダニエル・クレイグ)。しかし、ジョーとクレアがシャンペンのボトルを開けようとしたまさにその瞬間、悲劇は起こった。明らかな運転障害で、気球が草原に落下して来たのである。操縦士は必死でアンカーロープを引っ張る、そしてたった一人の気球乗客である少年は恐怖で地上に飛び降りる事が出来ない。ジョーと3人の男たちはバスケットを救おうと急いで駆け寄る。そして彼らが気球を押さえたその瞬間、強い風がふき、気球はまた空中に浮いてしまうのだ。ジョーと男達はロープにつかまったまま気球と一緒に宙に運ばれるが、しばらくしてジョーを含む男達はロープから手を離して地上に降りる。しかし男がたったひとりロープにつかまったまま空中高くへと運ばれてしまうのだった。ジョー、クレア、そして男達が見守る澄み切った青空の中、男は死の落下をするのだった・・・。“恋愛の精神病”と呼ばれる「ド・クレランボー症候群」をテーマに、「永遠の愛」について問う衝撃作。~~~~~~~~~~~そうなんですね~~。そういう病気があるんですね。このパッケージもなかなかいいですよね。真っ赤な気球がその後の主人公の生活を変えていっちゃうんです。主人公の大学教授ジョーはダニエル・クレイグ。彼は6代目ジェームズ・ボンドなんですよね~。なんかね、この映画なんか見ていると雰囲気違うよね~って思っちゃなあ。あ『ミュンヘン』の彼でもありましたね。。あの『ミュンヘン』の雰囲気とも、この映画は違うなあ、そういえば。という事は、ジェームズ・ボンド役もなりきる事ができるという事なのかもしれないね。ストーカー男ジェッド役は、リス・エヴァンス。どこかで見たかな~。いろんな役ができる人らしい。ここでは、なんとも不気味さがにじみ出る感じで恐かった。そうそう、ビル・ナイが出ているんだけど、いつもはビル・ナイがヘンテコっていう役が多いんだけど、ここではまともなジョーの友人だった(笑)~~~~~~~~ジョーは気球の事故の後、『あの時自分が手を離さなかったら、あの男は死ななくて済んだかもしれない』と自責の念にかられてしまうのだ。そんな不安定な精神状態の上に、男に付きまとわれる。その付きまとい男はジェッド。あの事故の時に、確かにジェッドもいた。最初は事故の話なのかなあと、思うのだ。なので、ジョーは彼と話をしようと思う。しかし付きまとい方が不気味。何とか、ジェッドを振り払おうとするのだけどね~。~~~~~~~~まさに「愛は続く。 一方的に、執拗に。 永遠に・・・」というコピーに頷く。思い込みの激しさ、何をいっても聞き入れてくれない恐さ。振り払っても振り払っても、追いかけるストーカー男に、ついに精神的に追い詰められていくジョー。恋人のクレアもジョーの変化に、付いていけなくなっちゃうんだけどね。でも、もうちょっと親身にしてあげてもよいのに~ってちょっと思ったなあ。なかなかスリリングで、見ながらジリジリする感じもありおもしろかった。でも実際にもありそうなんで、恐いよね・・・・見ながら、どうするのが一番いいのかと思ったんだけど。どうするのがいいのかしらね~。付きまとう方としては、自分が病気だと思ってないんだろうしね。*********** 愛してる、愛してないぷちてん感想妄想女のオドレィが、かわいく不気味~♪ 恐怖のメロディ クリントイーストウッドが、色男の役だとか?? ミザリー キャシー・ベイツの当たり役(?)恐いですよね~。
2006.05.04
閲覧総数 14
8
この映画、オキサイド監督のデビュー作です。前から探していたのですが、やっと見つけました。探してみるものですね~♪でも、ビデオしかなかったんですけど。☆タイムリセット 運命からの逃走☆(1997)オキサイド・パン監督サンヤー・クンナゴン・・・・・・・・・・・・ジァップナンタリガ・タンマプリー・ダナン・・・・・・ワーンストーリー誠実なジァップと信心深いワーンは両家から公認される恋人同士だったが、ある日ジァップの目の前でワーンが交通事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。愛する恋人を助けたい一心で祈祷を捧げるジァップの前に有徳の僧が現れ、ワーンが前世で犯した罪の報いにより、ここで死ぬ運命にあることを語る。ワーンを救うためには、ワーンが前世で奪った5つの命のかわりに、5人の命を救わなければならないと教えられたジァップ。24時間以内に5つの命を救うべく、ジァップはさまざまな死の現場へ奔走するのだが…。~~~~~~~~ファンタスティック・ムービー。そうですね、そういう事になるかもしれない。輪廻転生がテーマなんですけどね。前世の業(カルマ)、因果などという言葉が出てきます。因果応酬などといいますからね~~。彼女は、知らないうちにその前世に問題があったわけです。これは、そういわれても困ってしまいますよね。今がたとえ善人でも、前世が悪人だと報いを受けなくてはならないというのもね~~。恋人の突然の事に驚き、恋人であるジァップは奔走するのです。誰の命を救うのかは、未来の出来事が載る新聞で現れてくるのです。「バック・トゥ・ザ・フューチャーみたいだ」と彼も言ってます。~~~~~~~~~~この映画は、NHKの教育TVで放送されたという事です。それちょっとわかるな。わりと、軽く作ってあるという感じもするのです。見易さがありますよね。でも、そのカルマとか、因果などという言葉は別にして、命の大切さも見せています。そして、見ず知らぬ人の命を助けるジァップは、死のうとする人を助ける時に、やはり真摯な気持ちで、相手に向き合うのです。彼自身が変わっていくのもわかります。しかし、基本は恋人の命を救いたいという一途な気持ちなんですけどね。~~~~~~~そうは言っても、さすがのオキサイド・バン監督。映像は、見せ方を心得ていますね。死体に関して、結構きっちり見せる人ですね。未来が見れる新聞で死亡記事が出るので、ちょっとは出てくるのです。ホラーが好きなんだろうな~って思いますよね。「the EYE アイ」のホラーなところ、思い出しました。あとは、スタイリッシュな映像が得意。それぞれのエピソードを盛りあげるコツもソツがないし、これ以後の作品を思うと頷けるという感じでした。後半からハラハラするし、おもしろかったですよ。********** レイン the EYE 【アイ】 テッセラクト ワン・テイク・オンリー 悪夢の夜に震える事実 (05/12/2発売予定)↑これ見てみたいですね♪楽しみです。
2005.10.12
閲覧総数 19
9
久しぶりに韓国映画(DVD)見ました~。☆今、愛する人と暮らしていますか?☆(2007)チョン・ユンス監督イ・ドンゴンオム・ジョンファパク・ヨンウハン・チョヨンストーリー偶然にもパートナー以外の相手を愛してしまった2組の夫婦。しかも浮気相手がお互いのパートナーであるという驚くべき真実を知らずに。結婚生活の3年間、胸をときめかせたことがなかった夫婦ヨンジュンとソヨ。一方、友達のように仲の良い夫婦ミンジェとユナ。ミンジェは、ソヨに妻とは正反対の魅力を感じ、ユナはミンジェの愛を信じながらも、ぶっきら棒なヨンジュンに惹かれてしまう。4人の男女がソウルでそして香港で繰り広げる熱く切ない極上のラブストーリー。久しぶりです~韓国映画。今回は、多分女優さんの大胆なベッドシーンが話題になったのかもしれないと思われる映画ですね^^)あ、イ・ドンゴンはたいそう人気があるのだとか、この彼はその人気のため(だろうと思う)ベッドシーンは無し。危ういシーンはあるけれども、結局無し。←しつこい?(笑)イ・ドンゴンの妻ソヨ(ハク・チェヨン)はなかなか、清楚な感じ。ところが、夫とは全く正反対の男ミンジェに惚れてしまうのだ。そして、彼女が大胆なベッドシーンを見せているのですねえ。清楚な顔の裏に秘められたもう一人の彼女の姿。かなり情熱的なのですね~~。ファッションアドバイザーのユナは、いつも言いたいことを言い男勝りという感じ。ところが、この彼女がなかなかイ・ドンゴン扮するクールで時に厭味な社長に傾かないんですよ~~。心はこの若いヨンジュンに向いているんだけど、自分の方が年上であることや夫の存在を思い素直にならなんですねえ。清楚なお嬢様の方が、簡単に落ちるものなのか~~?そうそう、友人の結婚披露宴で誤ってソヨとユナが水に落ちちゃうんですよね。それぞれの夫は、あわてて助けに飛び込むんだけど、はたして二人は誰を助けるのでしょうか~~?ま~~、意地悪な設定でもあり見ているものを引き付けようとするストーリー展開は、さすが韓国という気がしますねえ。二時間ドラマっぽい作りではありますが、それなりに面白く見てしまいました。ラストは、まあさわやかに終わってめでたしめでたしでしょうか。ロータリーを車でグルグル回るのは、優雅ですがしつこいですね・・・(笑)
2008.11.07
閲覧総数 4
10
☆幻影師アイゼンハイム☆(2006)ニール・バーガー監督エドワード・ノートンポール・ジアマッティジェシカ・ビールルーファス・シーウェルストーリー 19世紀末、ハプスブルグ帝国終末期のウィーン。イリュージョンが見せ物として隆盛を誇る中、天才と評され絶大な人気を集める幻影師、アイゼンハイム。ある日、評判を聞きつけた皇太子レオポルドが観覧に訪れる。ショーの途中、皇太子が同伴していた婚約者を舞台に招いたアイゼンハイムは、彼女が幼なじみのソフィと気づき動揺する。かつて2人は互いに愛し合いながらも、階級の壁の前に引き離されてしまったのだった。そんなアイゼンハイムは王宮に招かれた際、皇太子の前で挑発的な態度に出る。これに逆上した皇太子は、自らに仕える警部ウールにアイゼンハイムの追い落としを命じるのだったが…。~~~~~~~~~~~~~~この映画、ちょうど同じようなイリュージョン映画(といっていいのか?^^)ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイル共演の「プレステージ」とかぶるんかいな?と思っていたんですよねえ。こちらでは上映してくれなかったので、やっとこさ、DVDで鑑賞♪↓「プレステージ」は男のどろどろ、執念を感じさせる映画でしたよね。「アイゼンハイム」も一途な気持ちっていうのは、まあ似たようなものかもしれません。しかし、見終わると「やったね」って思えるこちらに軍配を上げましょう。いや~~♪、おもしろかったわ^^)予告編をちらっと見ただけでは、こりゃ見るのがつらいのではないだろうかって思っていたのですよね。子供のころの初恋の相手が皇太子の婚約者ですよ。悲恋の王道ではないですか!このまま、王道一直線になるのかと思っていました。それが・・・いい意味で裏切られました♪つらいだろうっていう原因のひとつには、このエドワード・ノートンの顔にも原因がありますよね(笑)常に泣き顔っていうか・・・ヾ(@^▽^@)ノわたし、この顔はそれほど興味があるわけではないんですけど、エドワード・ノートンの映画って結構好きなんだなあ。「真実の行方」「アメリカン・ヒストリーX」「ファイト・クラブ」「スコア」「25時」「レッド・ドラゴン」・・・ちょっと気の弱そうな、優しそうなこの顔にだまされちゃうんですよね(笑)そんなわけで、今回もノートンにうまくやられちゃいました^^)あっぱれです♪お髭の皇太子ルーファス・シーウェルと、婚約者でありアイゼンハイムの初恋の相手ソフィ役はジェシカ・ビール。皇太子は、奇術師として人気のあるアイゼンハイムを何とか貶めようとするんですよね。権力の象徴ですね。ジェシカ・ビールは「NEXTネクスト」でニコラス・ケイジと共演していましたよね。それ以外での記憶は「ブレイド3」ぐらいかな・・・「テキサス・チェーンソー」を見ていないんでセクシー女優といわれてもよく分からないのでした(笑)ここでの彼女は、じわじわと彼女の良さが分かるという感じ。派手な美女ではないけれども、そこがいいなあと思ったのですよ^^)そして、なんといっても、ポール・ジアマッティですね!最近ジアマッティの出ている映画多いですねえ。そして、どの映画でもジアマッティがいい味出しています。今回は「権力と対抗しても仕方ないんだ」としきりとアイゼンハイムをなだめつつ、皇太子の命令でアイゼンハイムを逮捕しようとしている、悩み多い警部です。彼の行動に、思わず「やったね!」と思いました。そして、ラストね♪ああ、そうなのかあと一緒に楽しんでください。
2008.12.03
閲覧総数 26
11
今日から公開された「トゥモロー・ワールド」見てきました。ついでに「ソウ3」も見てきたんですが^^;)「プラダを着た悪魔」も見たかったんですが、さすがに時間が取れませんでした。この「トゥモロー・ワールド」は面白かったです。お薦めしちゃうな。近未来なんだけど、「今」を考えさせられます。未来って「今」があるから未来なんですよね。☆トゥモロー・ワールド☆(2006)アルフォンソ・キュアロン監督P・D・ジェイムズ「人類の子供たち」原作クライヴ・オーウェン・・・・・・・・・・・・・セオジュリアン・ムーア・・・・・・・・・・・・・・ジュリアンマイケル・ケイン・・・・・・・・・・・・・・・ジャスパークレア=ホープ・アシティー・・・・・・・・・・キーストーリー2027年、人類はすでに18年間も子供が生まれてはいなかった。このままではこの地球上で人類が消え去る日も近いだろう。舞台はイギリス。国の機関で働くセオは、朝いつものようにコーヒーショップに寄った。そこでは人々がTVを食い入るように見ている。人類最年少の少年が、昨日傷害事件で亡くなったという報道がされていた。打ちひしがれる人々、だが、セオはまるで無関心にその店を出る。そのとたん、この店が吹き飛んだ。未来に失望した人々は暴徒と化し、様々な国が崩壊状態に陥った。その中で唯一、武力で暴徒を押さえ込んでいるのがイギリスだった。一見秩序が保たれているように見えるのだが、不法入国者の数は増え続け政府の圧力は強まる。それに反抗する反政府組織が、テロを繰り返しているのだった。ある日セオは別れた妻ジュリアが組織している「フィッシュ」という反政府組織に誘拐された。元妻は政府の検問を通過するための「通行証」を手に入れるように依頼してきた。一度は断ったが、危険を冒してまで彼に接触してきた妻の要請に重要な意味があること感じとり協力する事を決意する。~~~~~~~~~~~~~イギリスが唯一秩序を保った国なんです。そこに様々な国から難民が押し寄せています。難民はまとめられ難民キャンプに押し込められています。この小さな国に難民が?!イギリスにそんな力があるのかなんて思っちゃいますが、イギリス制作のSFですし原作もありますしね。ただ、原作とはかなり違うみたいですね。イギリスの気候は、まさに寒々としたこの未来にピッタリです。子供の姿も声もない未来です。映像はドキュメンタリーのようでした。監督のこだわりのカメラの長回しが見られます。そのために、余計にその場にいるように感じる事ができるのですね。カメラに血糊がかかるのですが、そのままカメラが回るシーンがあります。まさにドキュメンタリーでしょう?未来とはいえ、2027年。すぐそこの未来です。2009年に生まれた少年が18歳で亡くなってしまったんですよね。2009年ってもうすぐじゃない!!未来とはいえ、未来じゃないというリアルな感じを受けました。テロと軍の戦いなどアクションも派手にあります。このアクションは見ごたえありますよ。自分も一緒に撃たれるのではないかと恐怖を感じます。セオは戦うのではなく逃げ回るんです。彼は巻き込まれた普通の人なんですよ。特別ヒーローでもなんでもないんですよね。そして、この戦いは派手なんだけど特別未来の銃器があるわけではないんです。今、身近にある兵器なんですよ。余計にリアルに感じますね。~~~~~~~~~~~~~クライヴ・オーエンが良いです!彼は演技がうまいんですね~、改めて思いました。彼の表情は素敵ですね、不精髭もね^^)そしてこのセオが唯一心を許している友人がマイケル・ケイン。さすがですね~~、マイケル・ケイン。60年代の生活をそのままに世捨て人のように暮らしています。しかし、とても人間らしいのです。ジュリアン・ムーアは、もっと活躍するのかと思ったのですがそれほどでもなかったです。もう少し見たかったような気もしますが、彼女は個性的ですからこれくらいがちょうどいいのかも??そして、キー役の黒人女優、クレア=ホープ・アシティー。重要な役柄をしっかりと演じていましたね。本当にキーは「鍵」でしたね~。女性は、いろいろこの彼女を見て感じたんじゃないかしらね。かくいう私も、彼女の経験を我が事の様に感じる場面も多かったですよ。そうそう、こんなどんより寒々しい近未来の場面でいきいきしているのが、ワンちゃんや猫ちゃん。あちこちに登場するワンちゃん達は、かわいいです。さらにもう一つ。ジョン・レノンから始まり、UKロックの数々が流れます。キング・クリムゾンが流れた時は、おお~~って思いました^^)このロックにさらにクラッシックと、曲の使い方もよかったですねえ~。詳しい人はもっといろいろ分かって面白いでしょうね。
2006.11.18
閲覧総数 34
12
☆トランスアメリカ☆(2005)ダンカン・タッカー監督フェリシティ・ハフマン・・・・・・・ブリーケヴィン・ゼガーズ・・・・・・・・・・・トビーストーリートランスセクシャルのブリーは、男性としての身体を完全に捨てる手術を目前に控えている。そんなある日、ブリーは驚くような電話を受ける。ブリーがかつて、男性として一度だけ関係した女性との間に、息子がいたのだ。窃盗の罪で拘置所に入っていた息子トビーを保釈するため、ブリーは手術費用を切り崩してニューヨークへ向かう。ブリーは、自分の正体を明かさないまま、トビーを継父の暮らすケンタッキーへ送り届けようとするのだが…。~~~~~~~~~~~父と息子のロードムービー。とはいえ、父は性転換を控え女性として生きていこうとしているので、父と息子とはいえないかも。更に、息子だとは言え(いえ、息子だからこそ)自分が父親であるとは言えず、とにかく誰か責任ある保護者にこの息子を渡してしまおうと思うのだ。ところが、母親はすでに亡くなっている。継父がいるんだったら彼の元へと考えたのだが、息子のトビーは帰りたくないという。自分の手術の日も迫っていてそんな事を聞いてはいられない、とにかく連れて行けば何とかなるだろう。そんなわけで、お互い探りあい隠しあいながらの旅が始まる。話題になっているのは、この父親ブリー役をフェリシティ・ハフマンという女優がやるという事。そしてその演技は高い評価を得ているという事でしょうね。そんなわけで、最初のうちはどうしても彼女が「女性になろうとする男性」をどんな風に演じているのかに目がいってしまうのだった。その点に関しては、確かにすごい。何も知らなかったら、絶対に男性だと思うだろう。女性であるのに男性を演じ、更にその男性が女性になろうと努力している姿を演じるわけで。複雑だよね。そんな事にばかり目を奪われていたのだが、息子が登場してからはこのトビー(ケヴィン・ゼガーズ)に思わず目がいく(笑)最初アホっぽさが目立つ若者なんだけど、徐々に彼の生い立ち(多くは語られないが)も見えて来ると、かわいいところもあるし、エロっぽさも十分に見せるしで、なかなかいいのだ。ガエル・ガルシア・ベルナルのような色気を感じさせると思うのだ^^)さてストーリーのほうだが、意外とコミカルな所もあって面白かった。このブリーの家族が出てくるのだが、過去は語られる事は少ないのだが、十分に彼がどんな状態で過ごしていたのかわかる。母親の成金趣味、父親の事なかれ主義等はちょっと笑える。そして、トビーが孫だとわかってから手のひらを返したようにべたべたに甘くなるところなんか、面白い。母親と息子の関係という点では「トーチソング・トリロジー」での母とゲイの息子の二人の言い争いの方がキツかった。でも、過去にはブリーもこの両親と言い争う事もあっただろうな~。しかしそれは一段階終わろうとしているだろうね、彼が手術をして完全に女性に生まれ変わろうとしている今は。この性同一障害であるブリーの話ともいえるが、やはりこれは「自分が自分らしく生きる」事の大切さを見せてくれていると思う。ラストに、ブリーとトビーの関係にちょっとほっとする。しかし、トビーの将来に関してはブリーは心配してあげなくてはならないかもね(笑)**************「クライング・ゲーム」「プリシラ」「トーチソング・トリロジー」
2006.09.06
閲覧総数 202
13
午後から天気予報どおり雨になりました。屋根の雪も落ちてきています。今週から新作映画の上映が、たくさん♪どれから見ようか、悩んでいたんだけどとりあえずこの話題作から。☆THE 有頂天ホテル☆(2005)三谷幸喜監督役所広司松たか子佐藤浩市香取慎吾篠原涼子戸田恵子生瀬勝久角野卓造伊東四朗西田敏行原田美枝子YOUオダギリジョー公式HP 都内の高級ホテル“ホテルアバンティ”。新年のカウントダウンパーティーまであと2時間あまり。その成否はホテルの威信に関わり、これを無事終えることが副支配人の新堂平吉に課せられた責務。ところが、そんな新堂をあざ笑うかのように、思いも掛けないトラブルが次々と発生する。刻一刻と新年のカウントダウンが迫る中、従業員と“訳あり”宿泊たちを襲う数々のハプニング。はたして彼らは無事に新年を迎えることができるのか?~~~~~~~~~~うん、おもしろかった♪客席からも笑い声が聞こえる、楽しい映画でしたよ。豪華なホテルのセット、本当のホテルなのかと思いましたよね。そして豪華な出演者達。この出演者達、多いですよね~。それをどう料理するんだろうか?と思っていましたが、それぞれのピースをうまくちりばめて、観客を引き込んでくれました。まさに、自分がそのホテルの中でこの騒動を目撃しているかのような感じ。舞台的ですよね。そしてやっぱり脚本がよく練られていて、どのエピソードも俳優達も生かされているんですよね。「みんな自分に自信を持って、自分らしく・・・」そんなメッセージもしっかり受け取れましたよ。まさに「謹賀信念」ですよね~^^)今年はこれでいきたいものです♪~~~~~~~~~ここに出てくる男性陣、ちょっとなさけなくそこがいいんですけど・・そして女性陣は強くたくましい(笑)有能なホテルマンの役所広司さんはいつもの彼らしいんだけどその裏の顔がなかなかいいんですよね~。戸田恵子さんも出ずっぱりでしたね。このふたりが、狂言回し的に話をつないでいくという感じかなあ。松たか子さん、いいですね♪久しぶりに彼女を見たような気がするんだけど、こういう彼女好きですね~。そして篠原涼子さんは、もう~いい味出してます♪彼女はうまいですよ、やっぱり。YOUはおいしいところもって行きましたね(笑)オダギリジョーが、こんな役?♪彼はいろんな役をやりますね。面白いですよ~。香取慎吾君も、良かったですよ。のびのびとしている感じ。彼が歌う歌もいいんですよ。なぜか「ドンキホーテ サンチョパンサ ロシナンテ」なんですけどね。でも、そこがなんだかしっくりきちゃうんですよ。ちょっと頭をよぎったのは「ロスト・イン・ラ・マンチャ」ですけどね~。ベテランの角野さんや、伊東さん、西田敏行さん、津川雅彦さんたちは、やっぱり安心して見ていられますよね。年の明ける前に見たかった気もするんですが(大晦日の話ですし)、でも二度目の新年を迎えたようなちょっと得した気分になれるかな~^^)********** ロスト・イン・ラ・マンチャ(テリー・ギリアム監督の映画のメイキングになるはずだった・・) グランド・ホテル
2006.01.14
閲覧総数 24
14
☆宮廷画家ゴヤは見た☆(2006)ミロス・フォアマン監督ハビエル・バルデムナタリー・ポートマンステラン・スカルスガルドストーリー 時は18世紀末、スペイン国王カルロス4世の宮廷画家に任命されたフランシスコ・デ・ゴヤ。画家として最高の地位に登り詰めながらも、常に現実の社会と向き合い、人間の真実を見つめ続けた画家。1792年、ゴヤは2枚の肖像画に取り掛かっていた。1枚は裕福な商人の娘で天使のように純真な魅力にあふれた少女イネス。もう1枚は威厳に満ちたロレンソ神父。そんな中、カトリック教会では、ロレンソの提案で、形骸化していた異端審問の強化が図られていた。そしてある日、イネスは居酒屋で豚肉を嫌ったことからユダヤ教徒の疑いありとして審問所への出頭を命じられてしまう。スペインの歴史、天才画家ゴヤ、それほど知っているわけではありません。この映画ゴヤは「見ていた」なんですよね。歴史の語り部的な存在です。スペイン王政の時代、ナポレオンがスペインを支配下に置いた時代、そしてそのナポレオンを追い払うべく次にやってきたのがイギリス軍・・・再びスペインは王制に。そこにカソリック教会が行っていた異端審問。魔女狩りのようなものでしょうかね・・政治と深くかかわっていた教会なので政治犯なども含まれていたのかもしれませんが。時代の波にもまれるスペイン。価値観がころころ変わるのです。監督はチェコ出身なのだそうですね。チェコが民主主義、ナチ支配の時代、共産主義、民主主義、そして再び共産主義、さらに民主主義と変わらざるをえなかった姿とも重なるところが大きかったと言っています。話はゴヤが描いた二枚の肖像画の人物になります。一人は教会の天井画などにも描いたというゴヤにとってはミューズのような純真無垢な娘イネス。そしてもう一人は教会の異端審問を強化するように提案したロレンソ神父。この二人がどうかかわっていくのだろうか。イネスは異端審問で囚われてどうなるんだろうか、一方ロレンソはイネスの父親によって「異端審問の信ぴょう性のなさ」を実感することになるのですが、それがどうかかわっていくのだろうか…とストーリー的にも面白く、後半の意外な展開まで興味が尽きることがありませんでした。重厚なセット(セットはスタジオではなく歴史的建造物などを使用しているようです)、豪華な衣装、それだけでも見ごたえがあります。ナタリー・ポートマンが素晴らしいです。純真な娘、その後の変貌ぶり。異端審問にすっかり人生を狂わされてしまった哀れな女です。これは本当にひどい話だと思います!それにしてもこの衣装、素敵でしょう^^)刺繍も(つい刺繍や装飾に目が行ってしまう♪)何も知らない、周りには幸せなことしかないという娘そのものですよね。ロレンソ神父役、ハビエルもこの複雑な神父の役を見事に演じてます。ロレンソって信じ込んだら他は一切受け付けないのですよ。しかし見事に(いい意味でも悪い意味でも)しぶとく時代を乗り越えてきたと思ったんですけどね・・・しぶとくラストも乗り越えて行っちゃうのかなって思ったんですけど、そうならなかったのが私としては意外でした。ゴヤ役ステランは「エクソシスト」の神父役なんですってね。最近はパイレーツ・オブ・カリビアンの靴ひものビルですよ。なんか愛嬌のある顔してますよね、こうしてみると^^)ゴヤって描くことが全て、肖像画は王、王妃をはじめフランス、イギリスとこだわりはないようですね?一方で歴史を見つめ続け、聖職者の不正を暴き戦争の悲惨さを伝えるそんな絵も多く残しています。この映画でのゴヤは、肖像画を描くことで生計を立てつつ一方で現実の姿を銅版画に残しているのです。実際のゴヤがどうであったのかわかりませんが、もう一歩イネスにかかわったらイネスは救われただろうか?とか考えてしまいましたが・・・でも、宮廷画家という地位で何ができたかといえば、やっぱり何もできなかったのだろうとも思うのでした。一般の民衆と同じで、ただ起きることに翻弄され驚きおののいている。しかし彼ができることは描くこと。「残す」「見届ける」それがゴヤなのだと思ったのです。
2008.10.04
閲覧総数 14
15
実は「父親たちの星条旗」の後に見たので、少々気持ちを入れ替えないといけなかったんですよね。こちらはコメディっぽい所もあって、救われる所もあったんですが。できれば、独立して見た方がこの映画の良さが分かったかもしれませんね~。☆トンマッコルへようこそ☆(2005)パク・クァンヒヨン監督久石譲音楽シン・ハギュン・・・・・・・・・・ピョ・ヒョンチョル(南軍・脱走兵)チョン・ジェヨン・・・・・・・・・リ・スファ(北軍・生き残り中隊長)カン・ヘジョン・・・・・・・・・・ヨイル(村の女の子)イム・ハリョン・・・・・・・・・・チョン・ヨンヒ(北軍・下士官)ソ・ジェギョン・・・・・・・・・・ムン・サンサン(南軍・衛生兵)スティーヴ・テシュラー・・・・・・スミス(アメリカ兵)リュ・ドックァン・・・・・・・・・ソ・テッキ(北軍・少年兵)ストーリー1950年代、朝鮮戦争が続く中、戦争とはまるで無縁の平和な村が山奥にあった。その名はトンマッコル。そんな村へまるで導かれるように、アメリカ人パイロットのスミス、韓国軍の2人、それに敵対する人民軍の3人がやってきた。顔を合わすなり、銃を持ってにらみ合う両者だが、銃や手榴弾を見たことがない村人たちは呑気なもの。偶然から村人たちの食料貯蔵庫を爆破してしまった兵士たちは、ひとまず協力して村人たちの畑仕事を手伝うことに。やがて両者に心の交流が生まれてくるが…。~~~~~~~~~~~~~予告編でも流れる久石さんの音楽が、ジブリっぽいですね。あの村の入り口に立つ置物も、なんかジブリみたいだし^^)(c) 2005 Showbox/Mediaplex Inc.同じ民族が戦いあうというのは、これまた悲惨です。戦いの場面はそれほど多くないですね。トンマッコルでのコミカルなシーンは面白かったです。ほのぼのしていてね。ファンタジーでもありますね~。敵対する兵士達が、村人をはさんでにらみ合うシーンなど緊張感があるのに、コミカルで^^)(c) 2005 Showbox/Mediaplex Inc.全くこのいがみ合いに関心の無い村人達が、いのししの話に盛り上がったり、仕方なくこの対立に付き合ってやるかという雰囲気がいいんですよ~~。いのししのシーンは、スローモーションでした。結構長いスローモーションなんですが、許せる範囲かな。笑えましたしね~~。(ちょっと、「下妻物語」のキャベツが飛んでいくスローモーションを思い出しましたが^^))村の食糧貯蔵してある小屋を吹き飛ばした時、ポップコーンが降って来たのは素敵でした。映画館でポップコーン食べながら見ていたらうれしくなるでしょうね。その場面でポップコーンを食べるかと思ってみていたんだけど、村人達はあまりというかほとんど食べていなかったような??おいしそうだったのになあ^^)いろいろ楽しくほのぼのする場面が続き、まあそれだけでは終わらないだろうとは思っていたのですが、ラストは同じ民族が戦うことのむなしさ、アメリカ批判も見せていましたね。勝つ為になりふりかまわず、国民の死など仕方ないという戦争。戦争は仕掛けてはいけない、仕掛けられてもいけない・・・極力というか絶対に、戦争に突入してはいけない。はじめるのは簡単だが、やめる事はむずかしい・・それが戦争。そして、気持ちとして分かるんだけど・・この純真でのんびりした村を救う為に、戦う兵士達。守りたいという気持ちすごくわかるんですが、「父親たちの星条旗」を見た後複雑な気持ちでこの戦いを見ていました。~~~~~~~~~~~~~ところで、シン・ハギュン。いいですね~~、彼はいろんな役を今までも見てきましたが今回は、脱走兵という事であまり多くを語らずという感じかな。その彼に自分から声をかけていく北の中隊長が、チョン・ジェヨン。彼は以前チョン・ジヒョンといいませんでしたっけ?名前変えたんですね~。この二人がよかったです。この二人を見れただけでも満足ですね^^)(c) 2005 Showbox/Mediaplex Inc.この軍服、まあ1950年代だからですが、どちらもこれでは身を守れないなあと思います。右が北軍チョン・ジェヨン。左が南軍シン・ハギュン。そして、村人達村長はじめ良かったんですが、キーパーソン的な役割をするのがこのヨイルという女の子。ちょっと頭が弱いという設定ですが、彼女の純真な振る舞いはかわいかったです。しかし、自分の履いていた靴下で顔を拭くのは・・やめてねと言いたいですが(笑)(c) 2005 Showbox/Mediaplex Inc.
2006.10.29
閲覧総数 43
16
ちょっと、気分転換に気楽に見れる映画を見ようと思ってみてきました。吹き替え版しかないのは、きっと家族で見れる映画という事でしょうね。ディズニーだしね~~(笑)☆キャプテン・ウルフ☆(2005)アダム・シャンクマン監督ヴィン・ディーゼル・・・・・・・・シェ―ン・ウルフストーリー アメリカ海軍特殊部隊が誇る無敵のソルジャー、シェーン・ウルフ。ある時彼は、誘拐され殺害されたプラマー教授の遺された家族を守るため、ハウスキーパーとなって一家と行動を共にすることに。ところがそこに待ち構えていたのは、上は反抗期真っ只中の19歳の長女から下はオムツをはいた赤ちゃんまで、勝手し放題のわがまま5人姉弟だった。慣れない家事に加え、あの手この手で困らせる子どもたちにすっかりお手上げのウルフだったが…。~~~~~~~~~~まあ内容は、ディズニーだからね。ヴィン・ディーゼルってシュワちゃんの路線をそのまんま行っているような気が前からしていたんだけど、やっぱりそうなのねって感じ。でも、コメディも彼の愛嬌のある顔ならOKだと思うのよね。かわいかったよ~^^)でも、そこそこ笑えるところもあって面白かったですよ。安心してみていられるって所はディズニーのいい所でしょう。5人も子供がいてそれぞれの名前をすぐには覚えられないから、海軍式に「レッド1」「レッド2」と呼ぶからなんて言っちゃったりして~^^)反抗期や、悪ガキの子供達をそれぞれに応じてだんだん心を通わせるっていうのは、わかっていてもいいものだよね。この家族が狙われるその理由は最初からわかるんだけど、ちょっと相手が稀薄なんでそこら辺のハラハラ度が足りないね、まあ、仕方ないけど~。ラストの金庫は、急にインディージョーンズみたいになって、かえって笑っちゃった。ヴィン・ディーゼルの筋肉もりもりをアップで見たい方は、ぜひ映画館で見てね。まあ、普通はDVDでいいと思いますが(笑)
2005.11.03
閲覧総数 17
17
31日、お正月も忙しいというのにレンタルショップに行ってしまいました。行けば、なにか借りたくなる。本数は少なめにして、新作借りてきましたよ。ちょうど、フィギアスケートのメダリスト・オン・アイスをやっています。ここでの選手の舞の見事な事~♪昼間見たDVD「アンビリーバブル」もスケーターが出てくるのよ。アンビリーバブルという題名は、どうなのかなあ。原題は「It's abaut love」というのです。何で「アンビリーバブル」になるのかしらねえ。劇場未公開ですが、ホアキン・フェニックスが出ているので見てみましたよ。☆アンビリーバブル☆(2003)トマス・ヴィンターベア監督ホアキン・フェニックス・・・・・・・・・・・・・・・・ジョンクレア・デイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エレナショーン・ペン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョンの兄ストーリー近未来の地球。世界各地でさまざまな異常現象が起こるなか、ニューヨークもその例外ではなかった。そんななか、教師のジョンと国際的に有名なアイススケート選手・エレナとの結婚生活は、エレナの知名度ゆえに破綻を迎えてしまう。やがてジョンは、エレナと正式に離婚するために、彼女のいるニューヨークへと向かった。ニューヨークに到着したジョンは、エレナの周囲で不可解な出来事が起こっていることに気づく。そしてエレナも、自分に危険が迫っていると警告され…。~~~~~~~~~~全体としては「愛」の物語のようなんだけど、意味不明なことが多くて雰囲気だけ味わう映画。近未来2011年異常気象で地球全体が氷河期になりつつあるのか?という設定と、突然死する人々という話が出てくるのでSFなのだと思ったんだけどね。しかし、妻エレナに何か起きているらしいということに気がついたジョンが、エレナとともに逃げ出したりするのでサスペンスなのだ。異常気象も突然死も「空飛ぶウガンダ人」も関係ないのだ。普通に描いたら、人気スケーターを巡るサスペンスと愛の物語。じゃ異常気象とか、突然死、ウガンダはなんなのだ?特にわからないのは「空飛ぶウガンダ人現象」思わずこの話は「フォーガットン」か!と思ってしまったのだ(笑)地球全体が7月に雪がふるような異常気象になっているというのに、なぜかしつこくニュースではウガンダの事を流すのだ。何かあるんだろうか?と思う。でもわからない。空飛ぶウガンダ人は、ラストにちょっと出てくるよ。それはなんなの?と思う。サスペンスの方も、少々説明不足。別にエレナじゃなくてもいいんじゃないかと思う。エレナがダメなら別のスケーターでいいのではないかな。エレナはメダリストの有名なスケーターなんだけど、そのスケートはもちろん浅田真央ちゃんの足元に及ばない。これのどこがいいんだろうか?と思ってしまった。今、フィギアのレベルが上がっているので、エレナがすごい人気のスケーターというのに説得力がないのが残念だったね。そんなわけで、エレナの変わりはいくらでもいそうな気がしてしまったわけだ。でもね、エレナが多くの人間を養っているのだという事はわかる。それも異常なくらい多いんだよね。なんで、一人のスケーターにこんなに多くの人間がぶら下がっていられるんだろうか?そんなに収入が多いのか?疑問だ。しかし、その謎も解くことはできない。ただね、ホアキンの演技は良かったと思うのよね。雰囲気あったし。でもホアキンがそんなに入れ込むほどの脚本ではないと思ったのでした。年の暮れに、この映画で締めくくることになり、まさにアンビリーバブル^^)
2006.12.31
閲覧総数 40
18
先行上映でしたね。『日本の皆さん、お待たせしました~』ですよ^^事前にあまり情報をいれずに見たほうが楽しめるかな。登場人物、小ネタを楽しむには以前のシリーズを見ておくといいですよね。TVでもやってくれましたよね。「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」をみていて、若き日のインディ役をリヴァー・フェニックスがやっていたのでしたね。まだ彼が生きていたら何らかの形でこのシリーズに参戦してくれたのではないかなんて思ってしまったのでした。☆インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国☆(2008)【アクション】スティーヴン・スピルバーグ監督ハリソン・フォードシャイア・ラブーフケイト・ブランシェットレイ・ウィストンジョン・ハートストーリー1957年.相棒マックに裏切られ、スパルコ率いるソ連工作員の魔手から危うく逃れたインディ。大学も強制休職となり街を出ようとしていた彼に、マットという若者が声をかけてきた。いわく「伝説の古代秘法“クリスタル・スカル”を手に入れられる」という。その言葉を信じ、インディはマットと共にペルーへと向かう。そこでようやくクリスタル・スカルを手に入れるものの、待ち構えていたスパルコたちに捕らえられてしまい……。変わらぬところは、スピルバーグ監督の少年のような気持ちでしょうか。そして、アトラクションムービーとして楽しむ映画ね。これをディズニーランドにもっていったら、3回落ちは是非やって欲しいよね(笑)今回なんか、懐かしい気持ちで見ちゃったな。今までと同じように冒頭から観客をひきつけ息つく暇なく疾走していく感じ。まあ、やや疾走感は薄れているかもしれないけど。ハリソン・フォードもスピルバーグも年をとったのはこれは仕方ないよね。でも、インディシリースを楽しみにしているファンのために、ハリソン・フォードも体を張ってがんばっているわけだ。そして、スピルバーグの秘蔵っ子シャイア・ラブーフが、アクションシーンではフォードの変わりに活躍してくれるのだ。シャイア・ラブーフは最近出てきた俳優だと思っていたらディズニー映画の『ホールズ/穴』にも出ていたのね~~。でもまあ、目立ってきたのは『コンスタンティン』『ディスタービア』『トランス・フォーマー』でしょうね。一見頼りなさそうな顔しているけど、今回はバイクを乗り回し常に固めた頭髪を気にするおしゃれで生意気な青年なのだ^^)そして予告編でも顔を出しているおかっぱお姐さん。ケイト・ブランシェット!彼女は、なかなか良かったよ~。ソ連の諜報員ということで英語はギクシャクとロシア訛り。そんな作りこみと悪役らしさがお見事^^)インディシリーズにお決まりのうじゃうじゃシーン。今回もしっかりご用意されています~~。楽しみに(笑)ぞぞ~~としてください。そうそう、今回物足りない部分としてはね『お色気が足りない!』今までのインディ君は、美女じゃなくても美女でも女性がしっかり絡んでいたのにねえ。今回は人間丸くなっちゃったというか、落ち着いちゃったのね~~。さて、ネタバレにならないように伏字で。→やはり後半失速していく感が残念だな。最後には必ず謎解きがあって、試練のようにインディが挑戦していくのが今までだったけど謎解きがなかったような・・・?あったっけ?原住民(かな?)の襲撃というのは、とって付けたようだったな~~。あ、お猿のターザンは笑った(笑)子供アニメみたいだけど。ネバダの核実験、作られた町にマネキンが立っているのは不気味だった。しかしそこから生還できるインディは、不死身だ。あの基地にあったすごいエンジンのものはなんだったのかな??何かアメリカではすごいエンジンで飛ぶ飛行機、ロケットを当時作っていたの?よく知らないもんで、そこらへんよくわからなかったわ。ナスカの地上絵、マヤ文明、宇宙人、そこらへんはよく言われていることだからロマンを感じるね。でも、それをそのまんまやるとは思わなかったな(笑)スピルバーグらしいのかしらね~~。←とにかく、インディにまた会えたということがうれしいことかな^^)だからちょっと懐かしい気持ちとアトラクションを楽しむ気持ちでで見るのが一番だと思う。
2008.06.16
閲覧総数 62
19
今日は寂れた映画館に・・(笑)昔からある映画館。いまでは椅子が所々抜けている。しかし、設備投資はできないだろうな~~。この客の入りじゃね。まあそんな映画館なもんで寒くてね~~。おかげで、眠くはならなかったけど風邪引きそうだった。☆タイフーン☆(2005)クァク・キョンテク監督チャン・ドンゴン・・・・・・・・・・・・・シンイ・ジョンジェ・・・・・・・・・・・・・・カン・セジョンイ・ミヨン・・・・・・・・・・・・・・・・チェ・ミョンジュストーリー米軍の秘密兵器を秘かに輸送中の船舶が台湾沖で冷酷非情な男シン率いる海賊団に襲撃され、積荷を強奪されてしまう。米軍の関与が表沙汰になることを恐れるアメリカ政府は直接介入を避け、釜山にいる元米国海軍将校カン・セジョンにシンの追跡を命じる。さっそく調査を開始したセジョンは、シンの生き別れた姉ミンジュがシベリアの貧しい売春宿にいることを突き止める。そして、彼らが北朝鮮からの亡命者であった事実を知るのだった。見所は、チャン・ドンゴンの7キロ減量したワイルドなお姿とアクション。しかし実の所、彼よりもイ・ジョンジェが素敵だという事に気がつく映画でもありましたよ。チャン・ドンゴンよりも彼を追い詰めていく将校のイ・ジョンジェの方が、出てくる場面が多いんだと思うのです。う~ん、つまり二人の男の話なんだよね。そしてチャン・ドンゴンの姉ミョンジュ役にイ・ミヨン。彼女は「純愛中毒」でビョンホンが恋焦がれる義姉役。更に『我が心のオルガン』でなんと小学生役だったんですよね。それがまたなんとも良かったんですよ~。そんな彼女が、ここでは麻薬中毒で余命いくばくもないという役柄。イ・ジョンジェはかなり肉体を鍛えたみたいだね。最初に海辺で隊員達と遊んで(あれは訓練?)しているシーンがあって、鍛え上げられた肉体が優秀な隊員だという印象をこのシーンだけで受けるのだ。(これは成功しているわね)イ・ジョンジェといえばなんと言っても『イルマーレ』だな~~。あれは韓国映画のロマンス映画として、なかなかいい映画だと思うんですよ。私の好きな映画です^^)そこでの彼とはまた違った冷徹で有能な戦う男という姿を見せてくれる。チャン・ドンゴンは先に書いたように、7キロ減量してとってもかっこいいのだ。内容よりも、その姿を見ているだけで満足かもしれない(笑)~~~~~~~~~~~~さて、内容はと言うと、なんだかね~、乗り切れないまま終っちゃった。いえ、お金もかかっているし海洋アクションなども派手にあるし。アクションは、相変わらず韓国映画って見ずらいけど、それはもう知っているし(笑)脱北した姉弟が、受け入れてくれなかった南を恨んでいるという気持ちも分かるのだ。『同じ血が流れているのに・・』なんていうセリフもあるしね~。分かるんだけど、なんだか置いてきぼり気分でずっと見ていた。あんまりのめり込めない熱い映画(韓国映画ってなんにせよ熱いんだけど(笑))という感じだった。あ、タイやフィリピン、ロシアと舞台を海外に持っていき、幅の広い所を見せていましたっけ。チャン・ドンゴンの仲間役の俳優さん達、個性的でよかったです~。ドンゴンやジョンジェも、タイ語やロシア語もちろん英語としゃべってましたよ~ん。チャン・ドンゴンは日本語には苦労したみたいだけど(『ロスト・メモリーズ』での日本語は気の毒なくらいひどかった)、ここではうまかったですよ。やっぱり日本語はむずかしいのね~。
2006.04.08
閲覧総数 32
20
今日はいい天気のはずが、日中雪がちらついていました。気温は2度ぐらいかな?真冬日じゃないだけいいですよ~。雪で孤立している秋山郷へ、物品を届けようとしたら雪が降っていて天候が悪くいけなかったようですね。心細いだろうなと思いますよ。早く天候が回復して、もちろん道路も開通して欲しいですよね。☆20,30,40の恋☆(2004)シルビア・チャン監督シルビア・チャン・・・・・・・・リリーレネ・リュウ・・・・・・・・・・シャンシャンアンジェリカ・リー・・・・・・・シャオジエアンソニー・ウォンレオン・カーファイストーリー20歳の小潔(アンジェリカ・リー)の夢は歌手になること。歌手になるためにマレーシアから台湾にやって来た彼女は、複雑な社会の中で自分の夢を叶えるために模索している。30歳になったスチュワーデスの想想(レネ・リュウ)は結婚を夢見ている。しかし、彼女には妻子持ちと遊び人の恋人しかいなく、しだいに疲れを感じ始める。40歳の莉莉(シルビア・チャン)は亭主に浮気をされて離婚を決心する。独身生活を始めた彼女は第二の青春を追い求める。~~~~~~~~~なかなかいい映画でした。女性向ですけどね。監督も女性ですから。この、シルヴィア・チャンは「レッド・バイオリン」や「過ぎゆく時の中で」「上海ブルース」などにも出演している女優さんですね。実はどの映画も見ていないので、ここで始めて拝見。とっても魅力的な女優さんでしたよ~。監督もするなんてすごいですね。見る側が、それぞれの年代の女性に共感するのではないかなあ。自分の年齢に照らし合わせるので、若い女性などは20代30代の主人公達に思い当たる所があるでしょうし、私のように結婚して子供も大きくなっているとやっぱり40代の主人公に気持ちがいっちゃうんですよね。~~~~~~~~~20代のマレーシアからきたシャオジエ。とってもかわいいの。でも20代というよりも10代の女の子って感じでしたけど。一緒にデヴューするはずの香港から来た女の子と、楽しくじゃれあって過ごしているのが、とってもかわいい。こういう時期あるよね~。夢と希望に膨らんでいる風船のような時期ですね。ここで、マネージャーでもありこの彼女達を連れてきたシュウさん。これが、なんとアンソニー・ウォンでした。渋い刑事役のギョロメの彼ですが、ここでは長髪にGパンの一昔前のフォーク歌手みたいです。ちょっと笑えます^^)30代のシャンシャンはフライトアテンダント。仕事であちこち飛び回る彼女には、年下の彼と、不倫の彼がいるのです。二股かい~!だけど、どちらの彼も自分にしっくりしていないんですよね。子供の頃、母親から教え込まれた「男性不信」がトラウマになっているんでしょうかね~。でも、そんな自分に嫌気がさしているんです。40代のリリーは台北で花屋を営んでいる。娘は留学中、夫とも何の不満もなく生活していたのだけれども、ある日ひょんなことからその夫が別の家庭を持っている事が発覚するのです。そして、離婚。もう男は真っ平?いいえ、もっといい男が居ればいいじゃないというわけで、青春を楽しもうと奮闘するのです。そうそう、このリリーのちょっと御相手にレオン・カーファイが出てくるのです。普通っぽいんだけど、渋いおじさんでしたよ。~~~~~~~~~~シャンシャンは、妻と仲良くしている不倫相手にもイライラするし、年下の彼ならフリーだからいいかと思えば、この彼も頼りないうえに浮気しているみたいだし・・でもね、シャンシャンも自分の都合で振り回しちゃったりしているのね。風邪をひいて具合の悪いときに「今チャイムを鳴らして訪ねてきた男と結婚しよう」なんて考えちゃう。しかし、誰も来ないんですよ。誰からも見捨てられて一人で死んじゃうんだわ~!愛しているんだか、愛されているんだか・・・そもそも、この関係に愛があるのかもわかんないんですよね。時々、コミカルに描かれているんですよ。さて、そしてリリーはこれまた、思い込んだりチャレンジしたり、積極的に愛を求めていこうとするのです。でも、何でもかんでも良いわけではないとだんだん気がつくのですね。自分にあった男性はどこにいるの?なかなか、居ないもんですよ~そりゃ。ここでも、またこのリリーが時にチャーミングに時にドタバタとコミカルに奮闘していて、「分かる分かる」と思いながら笑えちゃう。彼女が甘い物をぱくつきながら、また泣きたい時は韓国ドラマを見て泣いているっていうのが、どこの国でも同じだなあと思いました。やっぱり、思いっきり感情移入して泣ける韓国ドラマってストレス解消になるのでしょう。ラストもそれぞれなんだけど、それぞれに次のステップに進めそうなそんな終わり方だったように思いますね。************* レッド・バイオリン 上海ブルース・・ツイ・ハーク監督 過ぎゆく時の中で・・・これはジョニー・トー監督の作品なんですね。
2006.01.12
閲覧総数 12
21
週末に気楽に見れる映画みたいなんで仕事帰りに見てきました。ちなみに劇場独り占めでした(笑)エアコンも効いているし、回りに気がねなく見られるし最高ですよね~^^)でも、この映画館にはがんばって営業していって欲しいので、もっとお客さんが入れば良いのになって思いますけど。ところでこの映画、先週上映開始されたものだと思っていたら、これって5月末からやっていたんですね。こちらに来るのが遅かったということなのね~~。まあ地方だから、こんなもんかな(笑)映画館でやるだけありがたいと・・・でも、DVDでも十分な映画なんですけどね(^∇^)アハハハハ!☆シューテム・アップ☆(2007)【アクション】マイケル・ディヴィス監督クライヴ・オーウェンポール・ジアマッティモニカ・ベルッチストーリー深夜、NYの裏通り。謎の男に追われる妊婦を見たスミスは、いきがかりから彼女を助けた。しかしそこに男の仲間らしき者たちが乱入し、事態は銃撃戦に発展。そんな中妊婦から赤ちゃんを取り上げたスミスは、流れ弾で死んだ母親の代わりに子どもを抱えて逃走。すると男たちは、今度は子どもを奪うためにスミスに襲い掛かった。子どもが狙われる理由がわからないまま、スミスは娼婦ドンナのもとへと逃げ込むが……。(^∇^)アハハハハ!これはまた、クライヴ・オーウェンが好きなB級アクションですねえ^^)オーウェンの出た「シン・シティ」とか思い出しますね。でも、嫌いじゃないです~~、こういうの♪こうしてみるとオーウェンって演技がうまいのか、下手なのか(笑)あんまり台詞ないですよね、彼の映画・・・??表情の乏しいような乏しくないような、刻み込まれた皺に存在感といったような、雰囲気で見せちゃう俳優って感じ。今回は小道具が人参ていうのも、笑えます^^)人参スティック食べたくなっちゃった。バックス・バニーも見たくなるしね~~♪しかし人参が凶器になるとはね・・・恐ろしい^^;)いろんなガンアクション、ありえないよ~~ってチャチを入れながらやっぱり楽しんじゃうのね♪空中の安っぽいCGのガンアクションがあったけど、あれって実際はどうなんでしょう。スカイダイビングしながら銃を撃つって、どうなるんだろう?かっこいいぞって思ったのは、やっぱりオイルタンクを狙い撃ちしてそのオイルで滑り込みながら撃ちまくるシーンとか、螺旋階段の階段撃ちとか♪ロドリゲスとかタランティーノとかが好きな人は、うれしくなっちゃうガンアクションだよね♪バックス・バニー・オーウェンはアメリカンコミックのアウトローみたいでしたが、これはこんなもんだともいえますね。私は敵役のポール・ジアマッティが良かったなあ~~♪ギョロメのジアマッティが、死んだ赤ん坊の母親の乳房を撫で回すというシーンがあるんだけどね、目がもう変態なんだよね~~(笑)私が今まで見た彼の役の中で、この役が一番いいと思うのよね~。良いよね、部下にも敵にも冷酷なのに、奥さんには頭が上がらない男っていうのがさ~~。さて、モニカ・ベルッチですよね^^)彼女も、わけのわからんこの劇画調の娼婦の役を結構楽しんで演じたのではないかしらん?よくわからん役ですよまったく♪なんでか涙目になってみたり、演技へたなんじゃないかというくらいわざとらしい演技をする面白い役なんだもんね~添え物的な役ともいえますけどね。ええと、ストーリーですがあまり真剣にストーリーを追っていなかったせいか、ちょっと意味不明な部分が残ったような気がします。ひねっている割に、たいしたことがない・・・登場人物にそれぞれ裏がありそうで、説明なしで薄っぺら~~。そんなわけでストーリーよりも多様なガンアクションを楽しむ映画です。
2008.07.06
閲覧総数 12
22
ミッシェル・ウィリアムズってブロークバック・マウンテンでヒース・レジャーと共演して、その後彼との間に一女をもうけたって、初めて知りましたわ!☆彼が二度愛したS☆(2008)マーセル・ランゲネッガー監督ヒュー・ジャックマン制作ヒュー・ジャックマンユアン・マクレガーミッシェル・ウィリアムズストーリー ニューヨークに暮らす真面目な会計士、ジョナサン。友だちもおらず、職場と家を往復するだけの退屈で孤独な人生を送っていた。そんなある日、監査員として派遣された大手法律事務所で弁護士のワイアットと知合い、意気投合する。ジョナサンとは対照的に、セレブを絵に描いたような優雅な生活を送るワイアット。そして、ふとした偶然から、ジョナサンはエグゼクティブのための会員制秘密クラブを紹介され、美女との一夜限りの関係にのめり込んでいく。やがて、かつて地下鉄で見かけて一目惚れした女性とそのクラブで再会する。名前が“S”から始まることしか分からないその女性に溺れるジョナサンだったが…。サスペンス、ミステリーということであんまりストーリーは書けないんですけどね。そんなに複雑なミステリーではないので、見ているうちに「そうなるだろう」と思うように進んでいきます(笑)ユアンは結構こういったサスペンスに出ていますよね。ちょっとB級、もしくはすれすれぐらいの雰囲気の映画。「氷の接吻」とか「ステイ」「猟人日記」とか・・・つまり、いろんな役ができるユアンということですね^^)今回は七三分けの髪型もびしっと決まった、まじめ~な青年です。真面目なんだけど、孤独なの。会計士という仕事柄、いろんな会社に行くけれどそこで友人ができるわけでもなく、自分の会社にはほとんど行かないからそちらでも仲間がいるわけでもない。あ~、孤独だ(>_< )そんなところに、ピシっと決まったヒュー・ジャックマンが登場するのだよね。しかも、親しげにユアンに話しかけてくる。人とのかかわりに飢えていたユアンは、もちろん喜んじゃうよねえ。ま、ここまで見た時点でヒュー・ジャックマン、あやしすぎる…って思っちゃうわけですよ(笑)そのあとは、この映画の見所でもある「会員制秘密クラブ」の話が出てくるわけ。「今夜、暇?」っていうのが合言葉。ここでシャーロット・ランプリングも出てきます♪相変わらず、びしっとしたランプリングです^^)さすがに彼女とのベッドシーンはありませぬ(笑)そして、「S」に出会うわけです。このミシェル・ウィリアムズ。可愛いんだか可愛くないんだかよく分からないんですよ(私の中では)それほどの魅力を感じないので、どうも冷めた目で見てしまうんですね。でも、彼女は「ランド・オブ・プレンティ」「ブロークバック・マウンテン」でなかなか良かったと思っていたのです。ほら、こうしてみるととってもキュートです♪なんで、今回は可愛くなかったのかしらん。時々は可愛いと思ったところもあったんだけど、この「S」の役にはもう少し色気も必要だったのかも~?ヒュー・ジャックマンは制作にもかかわっているのですねえ。今回思った事は、ヒュー・ジャックマンて手が大きい!ということですかね。でも、なかなかカッコ良かったですよん^^)だんだん、ヒュー・ジャックマン渋くなってきたなあって思います。
2008.11.09
閲覧総数 105
23
症候群シリーズは「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」とあります。やっと先日最後の「殺人・・」を読み終えました。警視庁人事二課の環敬吾率いる影の特殊工作チームが活躍するんですよね。失踪症候群若者達が戸籍を取替え他人に成りすます。失踪という事件にならない事件を、環チームが独自に探り始める。環チームには、私立探偵・原田、托鉢僧の武藤、肉体労働者・倉持がいる。今回は原田と彼の娘との家庭内の問題も重ねて事件を見せていく。事件にはならない単なる家出人、もしくは失踪。最初は失踪人探しかと思って読んでいくと、話は思わぬ方向に転がっていきラストには陰惨な事件にぶつかる。陰湿で冷酷な、読んでいて辛くなるような描写を、作者は容赦なく書いているのだよね。これはシリーズ全編そうなんだけど。このチームの面々がひと癖もふた癖もあり、興味深い。謎としては割とさっくり解けていくと思う。しかし、失踪と名前がついているのにかけ離れていくので、ちょっと肩透かしって感もあるかな?**********誘拐症候群「大きな誘拐」には、今回工作メンバーの武藤が図らずも関わる事になる。この大きな誘拐の他に「小さな誘拐」があって、実は環チームはこの「小さな誘拐」を捜査する事になった。二つの事件が重なるように進んでいく。一見関係ない事件がどう絡んでいくのかというのが、面白いのだ。環チームの捜査する誘拐の方は、パソコンのネット社会を反映した内容になっていて、そこのところも面白い。またその犯人をどう追い詰めていくのかというのも、なかなか面白かった。大きな誘拐の方は、もしかしたらと読みながら思う方向に進むのだが、更に意外な結末になっていた。シリーズ二作目という事で、なじみになった環チームの面々の個性もだいぶはっきりとして、そういう意味でも乗れる作品だと思う。**********殺人症候群トリという事で、これはかなりテーマが重い。「大切な人を殺した相手に復讐するのは悪か?」「この世の正義とは何か?」更に4つものストーリーが重なっていく。これがどう重なりラストに向かうのか。一本にまとまった時は「やられた!」と思わず唸った。しかしここでも、過酷な運命に翻弄される登場人物を容赦ない描写で書いている。読んでいるのが辛くなる。犯罪被害者が、犯人がたとえ捕まったとしても生涯平安を取り戻す事はできないというのは事実だろう。殺人を犯し、その後のうのうと生きていく犯人達を見て、被害者達が復讐を考えないわけがないだろう。しかし、ここで殺してしまったら自分も犯人と同じ「鬼畜」になるのではないのか。復讐も殺人に変わりはないのではないか。だとしたら、被害者達の心の平安はどうしたら得られるのだろうか。そんな事を読みながら考える事になると思う。更に、ラストは衝撃だった。この環チームそのものが、思わぬことになっていくものだから。ええ、こんなふうになっちゃうの?環チームは、このまま変わらず仕事をしていくものだと思っていたものだから、少なからずショックだったのだ。しかしシリーズ物をこういう終わり方にしたのも潔いのかもしれない。
2006.10.09
閲覧総数 24
24
新作で出てからいつ見ようかな~と思っていたのです。小説の方は以前に読んでいたので、あまりにわかりやすい展開をどうするのかな?って思ってもいました。でもね、私は小説よりもこの映画の方が面白かったのよ♪小説「ステップフォードの妻たち」・ぷちてん感想☆ステップフォード・ワイフ☆(2004)フランク・オズ監督ニコール・キッドマン・・・・・・ジョアンナマシュー・ブロデリック・・・・・ウォルターベッド・ミドラー・・・・・・・・ボビーグレン・クローズ・・・・・・・・クレアクリストファー・ウォーケン・・・マイクロジャー・バート・・・・・・・・ロジャーストーリーニューヨークで敏腕女性TVプロデューサーとして輝かしいキャリアを築いてきたジョアンナ・エバハート。しかし、彼女はある事件の責任をとってTV局を辞職する事態に陥る。失意のジョアンナを気遣い、夫のウォルターは新たな土地で再起を図ろうと提案、一家はステップフォードというコネティカット州の美しい町へとやって来る。さっそくウォルターは町の中心的組織である紳士クラブから大歓迎を受けご満悦。一方、町のご婦人たちの集会に顔を出したジョアンナは、彼女たちが一様に明るく貞淑なことに、かえって居心地の悪さを感じてしまう・・・。(DVDより)~~~~~~~小説の方は、ジョアンナは仕事を持っているけれども、割と普通の妻。こちらの映画は、敏腕プロデューサー、かなり自分の能力に自信有り。その彼女が、仕事をクビになってしまったところから話が始まる。すっかり自信をなくし、神経症にもなってしまったことでこのステップフォードに引越しをする事にするのだ。美女ばかりのこの町の奥さん達、一方男性軍は?(笑)最初から、この妻達の秘密は簡単に暴露される。この小説はアメリカでは読んで無くても皆知っているらしいね。「ステップフォードの」という言葉を使うみたいだし。古風で夫に従順な女性に対して使うのだろう。もともと、ウーマンリブが叫ばれた時に男性が求めたのは、1950年代の女性たち。その50年代の女性を理想としているので、この町も50年代風なのだ。~~~~~~~~~映像が、とてもよかった。ラスト近くにこの町のボスとも言えるクレアとマイクのシーンがある。クレアのスカートが扇型に広がる場面が印象に残るなあ。綺麗に整えられた扇型なんだもの。他にも、カントリーで踊るパーティや、独立記念日、ラストのパーティ。また、それぞれの家がとっても素敵♪家は素敵な家なんだけど、SFチックなセキュリティがされていたりしてそのアンバランスなところがおもしろい。キッドマンだが、この役が確かにピッタリかもしれないね。かなり強烈な個性をかもし出すキッドマンが、従順な妻達の中で奮闘するというのだもの。キャリアウーマンとしての彼女はブルネットのショートヘア。あのDVDのパッケージのブロンドヘアになるのは、最後の方よ。ブルネットのキッドマンはめずらしいね。かなりキュートというか、キツそうというか・・??(笑)役柄に合っているみたい。彼女の服装も、黒をベースにしたシンプルなもの。この町の女性達は淡い色のかわいいドレス姿。かなりかわいい^^)もちろんキッドマンも、ブロンドになってそういう服を着る。こちらは、メークもやわらかめだから、キッドマンかわいい~~。もっとこのブロンドのキッドマンを見ていたかったな。そうそう、「奥様は魔女」そろそろ公開されるのかな??ここでのキッドマンはきっと、このかわいいブロンドの奥様になるのでしょうね。ちょっと、楽しみ。「奥様は魔女」は、キッドマンの為の映画って感じがするものね~~。ストーリー自体はすでによく知られたものだしね。さて、ほかにはやはり、ベッド・ミドラー。彼女は片付けは下手だし、口は悪いし家庭よりは仕事という感じ。でも、なかなかその皮肉な口調が、いいのよ。さすが、ベッド・ミドラー。だらしない、ちょいと口うるさいおばさん役上手いのだ。変身振りもかわいかったしね^^)それから原作には無い、ゲイのカップル。ここらへんは、現代だからでしょうね。でも、このロジャー(ゲイカップルの女性の方)は狂言回し的におもしろかった。クリストファー・ウォーケン、彼はいろいろなところで、悪役で出てくるよね。悪役顔だものね~~(笑)グレン・クローズ、マイク(ウォーケン)の妻役。町を愛し、夫を愛する町の女性のシンボル的な女性。G・クローズは、イメージとしてカトリーヌ・ドヌーブを意識したという。そういえば、何となく髪型とか雰囲気が似ているよ。~~~~~~~~原作よりも、視覚的なイメージが鮮やかで、その点も好きだな。ブラックで皮肉がタップリだけど、どこかコミカルで楽しい映画だった。しかし、本当は原作がもっとハラハラするものだったから、意外に明るいなあと思ったことも事実だ。原作の方は、たとえ展開がわかっていたとしても、じわじわ来る怖さがあったのだけどね。この映画は1975年に一度映画化されているのだね。今回、キッドマンのこの映画にあわせて、75年版がDVDになったようだ。嬉しいよね。75年版は、キャサリン・ロスがジョアンナ役。 75年版ステップフォード・ワイフこちらの方は、きっと原作に忠実かな~??そうそう、このオリジナル版には続きがあるのですよ。「ステップフォード・タウンの謎」('80)というTVムービーだそうです。さらに同じくTVムービー「ザ ステップフォード チルドレン」('87)と続くのだそうです。スッテップフォードは、なかなかミステリーな町なのね~~♪
2005.08.21
閲覧総数 179