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2010.05.11
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カテゴリ: 読書




1987年に出版されたものなんで、仕方ないかなあ。

『文化大革命の燃え上がる初期の1966年8月、熱狂的な若い紅衛兵の一団が、51歳になる元国民党政府外交官の未亡人鄭念 (チェン・ニエン)とその娘、梅平の住む洗練された居心地の良い上海の家に乱入し、破壊と略奪の限りを尽くす。
数週間後、鄭念は逮捕され第一拘置所に送られる。彼女はそこでその後の6年以上を独房の幽閉生活と迫害と屈辱に耐えねばならなかった。
この本は彼女自身が、この痛ましい時代とその後を回想して記した人間の芯の強さを伝える感動的な物語である。』

表紙の裏の説明をそのまま書いてみた。

当時の新聞などには

「偽りの告白を迫る強権を前に、自己の尊厳を保とうと理性的にふるまう彼女の抵抗の姿は感動的だ。ときには毛沢東の言葉を使い、時には尋問者の論理の矛盾とつき、したたかに無実を主張して悲惨な獄中生活を生き抜く。」



「本書は不条理の中で自己の信念を貫き通した女性の回想記だが、異常な体験にもかかわらず冷静に丹念に、当時の政治情勢から一般大衆の動向まで、客観的に書かれ、歴史の証言としても貴重である」

などと書かれている。

鄭念さんは1915年北京生まれ、1935年~38年、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスで学んだあと、中国人外交官と結婚し海外生活を経て、夫は革命後の上海でシェル石油の支店長を務める。
夫の死後、彼女は1957年~66年の間、同支店の経営顧問を務めた。
6年以上拘置所にとらわれた後、1980年中国を離れアメリカに在住。

~~~~~~~~~~~

鄭念さんが、非常に聡明で芯の通った女性であることがよくわかる。

何故、自分が「告白」しなくてはならないのか?
なにも告白することはないのにだ。
自分に告白させることで何が起こるのだろうか?と冷静に状況を考えている。

拘置されている間、その疑問は完全には明らかになることはなかったのだが、釈放後いろんな人物からの話を聞くにいたって、自分が告白すれば政府要人がそれをネタに失脚させられることになっただろうというのが分かる。

さまざまな外国人と付き合いがあったことから、スパイ容疑をかけられた。
まあ、スパイ容疑という容疑をかけて尋問する方も真実を問題にはしていないみたいだ。
つまり「革命派」に服従しますという一言を彼女の口から言わせたい。
さらに、芋づる式に外国とかかわりのあった裕福な人間を引きずりだしたいという事だろうか。

時に「このヒステリ女」とまで言われながらも「私は何も悪い事はしていません。」と主張し続けた。


この辛い拘置所生活から逃れるより、自分の名誉を回復することを主張する彼女に驚かないわけにはいかないよね。

この最後の時期は毛沢東が亡くなりその直後には4人組が逮捕された頃になる。
こういった、ころころ指導者が変わったことによる変化によって、彼女を釈放されることになったのだろうとも思うが。

拘置所生活だが、実は意外な感じもしたのだ。
私の乏しい知識では、あの文革の時は知識人たちや文化人など、まだ党の幹部たちが民衆の前に引きずられていくなどと言う事があったと思ったのだが、彼女の場合拘置所に入れられているが、そういったことはされなかったし、もちろんかなり最低ではあるが生き延びることができる物資も与えられていた。
おどろいたのは自分の資金を預けそれを使って生活用品を買う事が出来たという事だ。
また、薬や診療もしてくれたのである。
これは実は驚いた。

自分の預貯金だって普通は略奪されるんじゃないのかな、でも政府は彼女が釈放されてから彼女の預貯金を返還してくれた。
(もちろん、中国から出国するときはほとんどの預金を残していかなければならなかったという話だが)
そのため彼女は釈放後住まいは元の家に戻ることは出来なかったが、貧しい人々とは明らかに違う裕福な(と思うのだが)生活を取り戻すのだ。
う~ん、そこら辺が良く分からないところではあった。

彼女は運が良かったという事もあるんだろうか。
確かにあの時代の中国では、こういった人々は死なずに釈放される方が珍しかったと思うのだ。

前半は取り調べも押し問答のようなもんだった。
「我々にはいくらでも時間がある」と革命派の尋問官たちはいい、「ここでの生活が長くなったら豊かな生活を送っていたお前たちは耐えられないだろう」と、そういった脅し方をするのだ。
いつまでたっても、「告白」(自分は情報をシェル石油を通して外国(イギリスとか)に流していたという「告白」)しない彼女に対して、後半は食べ物も少なくしたり、病気になっても薬を与えないとか、また集会に連れ出し皆の罵倒を浴びさせる等をするようになって行く。
そして、手錠をかけっぱなしにされ、手に食い込み血が通わなくなり手が膨れ上がったというのはおそろしいことだった・・・それにも彼女は最後まで屈しなかったのだが・・・

やはり何より彼女が悲しみつつも同情したのは、シェル石油で共に働いた人々が彼女を非難する言葉をいわなくてはならないことだったろう。
実際に非難することが正しいと信じている人に対しても、彼女は犠牲者だと同情している。

そしてさらに、大きな悲しみは自分の愛する娘が亡くなったことだった。
娘を使って母親に圧力をかけ「告白」させようとしたのではないかと後からわかるのだが、当初は「自殺」という話を聞かされたのだ。

アメリカへ行く船の上で彼女は「私は失敗した」と言っている。
娘がいた香港から中国に連れ戻したのは自分だったからである。
台湾に多くの人々が逃げた時、あえて中国にとどまった自分たち夫婦の判断ミスが娘の死を招いたと彼女は嘆いている。
アメリカに行くのがこの年老いた自分ではなく、若い娘の梅平だったらどんなに良かったことかと・・・


中国には「風を乗り切るには風に逆らうな」という古くからの知恵があるという。

上からの大きなうねりが右に左に揺れ動いていたこの時代、人々はうねりに飲み込まれないように逆らわず身を任せてしまったのだろう。

いや、中国だけでは無いのだ、どこの国にでもあったしまたこれからもあることなのだ。
そのなかで、自分をまっすぐに保つことがいかに難しいか体験しなくてもわかる。

かくいう私も、きっと保身のために流れに身を任せてしまうのではないかと思う。
こういう時代だから仕方ないという言い訳をしながら。
また無知ゆえに。

しかし、そういう流れを作ったのは自分たちではなかったのか?
知らない間にこんなになっちゃいましたって、いいわけ以外の何物でもないと思う。
もちろん、これは民主主義の国だからかもしれないが。

人々が自分の主張が出来ない国においては、無事に生き延びるために口をつぐんで生きることしかできない人々もいる事は確かだと思う。

知識と信念と何より今何が起きているのか、外から見ることができる冷静な目を持つことが大切なのだと思った。

この彼女のようにまっすぐに信念を貫くことは本当に難しいと思うのだが、少しでも世の中の流れを勉強しておかなくてはと改めて思った。



そこで、こんな本も読んでみようかと思う


池上彰「世界がわかる!」


「知らないと恥をかく世界の大問題」


「そうだったのか!現代史」








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最終更新日  2010.05.12 00:03:21
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