堕パンダの日記

堕パンダの日記

命のバトン


注:ちょい長いです(-w-

命のバトン
わが子へ

あなたは大切なものを持って生まれてきた

それは「命のバトン」


あなたの目に、それは見えないかもしれない

ならば鏡を見てみなさい

それが「命のバトン」


あなたには重さがわからないかもしれない

ならば体重計を使いなさい

それが「命のバトン」の重み


そのバトンは月日と共に成長していく

それが「命のバトン」


・・・人はね、バトンを未来へとタクすことができる。

私も、

おばあちゃんも、

ひいおばあちゃんも。

もちろん、

お父さんも、

おじいちゃんも、

ひいおじいちゃんも。

みんなみんなバトンを回してきた。



私とお父さんの場合はあなた。

おじいちゃんとおばあちゃんのバトンは私。

それが「生きる」ということ。


絶対である「死」にアラガう、

唯一の手段である「命のバトン」。

それが生きるということ。


そうすることで皆生きてきた。


バトンにはたくさんの傷がついている。

それは今まで生きてきた人の「人生の傷」。

それは目に見ることはできないから、

あなたには見えないかもしれないけど

たしかにある。


ひいおばあちゃんの傷、

おばあちゃんの傷、

そして私の傷も。


私がバトンをあなたにタクすまでの気持ち、

思いもすべて、

そのバトンに詰まってる。

私の思い、

すべてをこめて

あなたにタクした。


・・・あなたはこれから

様々な苦しみを味わうかもしれない。

時にはその苦しみに耐えかねて、

バトンを壊してしまいたくなるかもしれない。

時にはバトンを傷つけて、

折ってしまいたくなるかもしれない。



・・・それでもかまわない。

あなたが本当にそうしたいのならば、

そうすればいい。


坂を上るのが苦しくて、

本当に苦しいのならば

折ってしまってもいい。

そのバトンは次の人に渡ることもなく

土に還るでしょう。

それでもいい。


あなたがこの世の苦しみに耐えかねて

本当にバトンを折ってしまいたくなったのだとしたら

それでいい。

あなたがそう望むのだから。



・・・でもね。そうするのは私。

その折れたバトンを燃やして、土に還すのは私なの。

・・・だから私の願いとしては


バトンをつないでほしい。

バトンを未来へとつないでほしい。


だって土に還すのはつらいこと。

私は絶対泣いてしまうし、

未来へも繋がらない。

私の思い、願い、すべてをこめたあなたが

未来へとつながらない。

それはとても悲しいこと。


考えるだけで涙がとまらなくなるくらいに

悲しいこと。



・・・ごめんなさい。



今はわからないかもしれない。

でもいづれわかるときが来る。

たった一つ欲を言うのならば、

バトンを未来へ繋いでほしい。


それ以外はあなたの思うようにすればいい。

私はいつでもあなたのことを思っている。

バトンをもって走るあなたを見守っている。


それが命のバトン。

私、

おばあちゃん、

ひいおばあちゃん、

お父さん、

おじいちゃん、

ひいおじいちゃん、


ずっとずっと前のご先祖様たち、

すべての人が託してきた、

未来への希望


それが今のあなた。


私は夢を捨てたんじゃない。

あなたという「希望」を手に入れることができた。

今の私にはあなたがすべて。

あなたが走る姿をみることが私の喜び。




ずっと、



あなたと共に走ります。










・・・私が走り終えるそのときまで。



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