空白だらけな箱

偽

                       どんなに満面の笑みをして
                         貴方を誤魔化しても
                      どんなに完璧な嘘を吐いて
                           貴方を騙しても
                     何も残ら無いと云う事が事実  
                        偽りの笑顔偽りの言葉
                     私の全ては偽りで出来ている

                それならいっそ存在も偽りにしてしまえ

                             天からの声
                   純白の布を巻き 頭に花輪を飾り
                     ブルーの瞳に 金色の長い髪
                      無駄な物は一切身に付けず
                        一枚の布と花飾りのみ 
                       その唇から零れた言葉は

                       存在を偽りとしてしまえ

                          悪魔よりも残酷に
                       感情を込めず吐いた言葉
                      微笑みながら何を言うのか
              その残酷な言葉で私を如何しようと言うのか

                    どんなに完璧な偽りを演じても
                     必ず貴方に見破られてしまう
                   その後の言い訳を考えている私は
                         こんなにも醜く汚い
                  そんな私を貴方は抱き締めてくれた
                      優しく優し過ぎるぐらいに

                 時々胸がいっぱいになって苦しくなる
                            それは何時も
                        私が貴方に包まれた時
                        身体の芯が熱くなって
          堪えきれなくなったモノが涙として流れ溢れ出てくる

                            それと同時に
                        今までの偽りが消えて
              素直なありのままの私になれている気がする
                             そんな私を

                              愛してる

                        そう言ってくれたのは
                             たった一人
                         貴方だけだったんだ 

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