親ばかインコ日記

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私の中の悪代官とは?


昨日のブログへの書き込みに
セイラン携帯からさん より
< 悪代官なのはレンブランさん??? という質問がありました。
うおぉぉぉΣ( ̄ロ ̄ll) とうとうこの時が来てしまったか。
このブログ最大の謎 といってもいい 悪代官 についての質問が!!
今迄その簡単なようで深過ぎるこの問題については皆気になっていても触れないようにしていてくれたようなのですが、
私もいつまでも逃げ切れるものではないので
ここら辺で自分の心の闇を切り裂いて考えてみようと思います。
しかし、“エロ悪代官”とは何なのか詳しく説明しようとすると
心理学、病理学、文学、倫理など幅広い専門知識が必要です。
残念ながらどれも専門に勉強したことが無いので力不足とは思うのですが、
貧困なボキャブラリーと不自由な日本語で出来る限り表現してみようと思います。
しかしそうするととても長くなるので、短いバージョンの説明と
長いバージョンの説明の2種類を用意しようと思います。
先ず、今日は短いバージョンの説明から。

■短いバージョンの説明
レンブランは私の通常の人格で、
エロ悪代官は私のネガティブな人格が現れたもの。


ということになるでしょうか。
今度長いバージョンの説明をしようと思います。

2007/04/06 心の中の悪代官 1
私はこのブログで普段の人格キャラのレンブランと共に
エロ悪代官 (" ̄д ̄悪) というキャラを使っています。
何故 『エロ悪代官』 なのか説明してみようと思います。

■長いバージョンの説明その1

真っ黒くロス家さんの書き込みに
>『いけぴょんの一日』という鳥漫画で無理やりインコに頬擦りしようとする
飼い主の心境を「町娘を手・ご・めにしようとする悪代官に似ている…」と表現しているところが出てくるのですが
それに近い感じなのかと思っていたら・・・

と、悪代官というのは香川祐美著『いけぴょんの1日』の中の
4コマ漫画からでは?というものがありましたが、
正解です。
←いけぴょんの1日
まさに私とインコ達の関係はその4コマ漫画にある状態です。
それにゲームの悪代官の影響もあるでしょう。
←PS2 悪代官3
[ゲーム内容]強きを助け弱きをくじく「悪代官」が帰ってきた。プレイヤーは悪代官となって正義の味方を卑劣な罠で返り討ちにしよう!
←攻略本『悪代官悪行三昧の書』もあります。(悪代官3のものではありません)
[攻略本の内容]姑息な罠の仕掛け方を解説するほか、正義の味方の弱点を暴露。最後のステージまであくどく勝つための攻略方法を伝授。卑劣さがわかる「悪代官度チェック」や、野望実現のプレイレポートも収録。

まあこのような影響を受けていると思うのですが、
何故『エロ悪代官』でなければならなかったのかと考えてみました。

『イタい』と言われると傷つきますよね。
でも自分は『オタク』、『腐女子』ですと言い切ってしまえば
『オタク』、『腐女子』が『イタい』のは当たり前、
イタさあっての『オタク』、『腐女子』じゃないですか。
それと同じく自分は『エロ悪代官』と自称してしまえば
インコ達にセクハラしても自分はそういうキャラだしーということで気が楽なんだと思います。
なんたって、『エロ 代官』ですから。
悪い事するのが当たり前というか、そういう役回りを求められているわけですから。

逆に言うと嫌がるインコ達にセクハラしたりすることに罪悪感があるんでしょうね。
悪い事はいけないことだと思っているので悪い事する時に
多重人格者のように普段の自分とは違う別の人格に認めたくない役回りを押し付けているのかも知れません。

2007/04/09 心の中の悪代官 2
私はこのブログで普段の人格キャラのレンブランと共に
エロ悪代官(" ̄д ̄悪) というキャラを使っています。
何故 『エロ悪代官』 なのか説明してみようと思います。

■長いバージョンの説明その2

ちょっと間が空いてしまいましたが、また私の心の中の悪代官について書きます。

ファンタジーってどういうものだと思いますか?
魔法が使えて異次元で不思議の国で・・・など思い浮かべるかもしれません。
でも基本は“行きて帰りし物語”だそうです。
主人公が何処かに行って、試練を経て成長してラスボスを倒して
大人になって帰ってくる。
それが大筋だそうです。
詳しくは『中村うさぎのすきだぜっ!!ファンタジー』に書いてあります。
←中村うさぎのすきだぜっ!!ファンタジー
で、ラスボスよくドラゴンだったりしますがそれは何を意味しているのかというと、
自分が乗り越えるべき父親の化身だったりするそうです。

私は今までのんべんだらりといい歳してラノベや漫画を読み続けてきました。
そのせいかなんとなく行間が読める・・・っていうか、
本の間?書間?が読めるようになってきたんですよ。
分かりやすく書くと同じ人が書いた本を読み続けるとその作者の心理がなんとなく見えるようになりました。
それで勝手にこれは育てられ損なった人間が疑似親子関係をもてる相手と出会って回復していく『精神的孤児物』の話とか勝手にジャンル分けしたりしていました。
因みに私は『精神的孤児物』が大好きです。
誰かこれは『精神的孤児物』だという話を知っていたら教えて下さい。
それでファンタジーに戻りますね。
ファンタジーというと設定が魔法の国といったイメージがあると思うのですが、
設定がSFでも現代でも推理物でも乗り越えるべき対象を倒す為の旅にでるっていう話はたくさんあります。
なので、ややっこいいのでこれは親からの自立、もしくは依存対象を親から恋人に移行する為の心の葛藤を描いた物ってことでまた独自に『自立物』というジャンル名を付けようと思います。
『自立物』はあらゆるジャンルに存在します。
思い浮かぶものをあげてみます。
○ドラゴンクエスト
ラスボス(超えるべき親的なもの)→ドラゴン
主人公→勇者

王道ファンタジー(『自立物』)です。

○キングコング

ラスボス(超えるべき親的なもの)→キングコング
主人公→キングコングに愛される美女

既に好きな恋人が出来た娘にとって娘の交際に理解の無い父親はもはや人間ではなく
巨大なゴリラであるらしいです。
このように敵であるはずなのに主人公を愛している、主人公もまんざらではないというのは
実は親子関係の依存を表したものである気がします。

○デビルマン

デビルマンを知らない人の為に内容↓
[内容]両親を亡くし、牧村家に引き取られた不動明は、ごく普通の平和な高校生活を送っていた。そんなある日、明は親友・飛鳥了の父親の研究所で、了の父親が未知の存在に寄生されていく恐ろしい光景を目撃する。驚く明にも寄生物が乗り移り、明の身体も見るまに変容を遂げていく。彼らに寄生したのは、かつて地球を支配していたデーモン族の魂だった。だが明の強靭な精神はデーモンの浸蝕を阻み、明は人間の心を残したまま、半人半妖のデビルマンとなる。やがて人々の胸に潜む"悪の心"によって、デーモンの人類滅亡計画が加速していき…。
ラスボス(超えるべき親的なもの)→飛鳥了
主人公→不動明

この話のラスボス飛鳥了は実は両性具有の悪魔で不動明を愛しているという設定です。
この両性具有というのがパパであり、ママである両親の化身な気がします。
そしてこれも敵でありながら主人公を愛していて執着しています。
主人公は悪魔の力を手に入れますが、それは飛鳥了によってもたらされた力です。
この敵によって教育、とかサイボーグにされてとか遺伝子操作によってなど色々な形をとっていますが、要するに主人公は 敵によって作り出された、生み出された 存在ということが表現されている気がします。

私はよくデビルマンの最後のシーンを思い出すんですよ。
下半身を無くして両性具有の悪魔、飛鳥了の隣に倒れているシーンです。
あれって主人公が親に負けて恋人を奪われて去勢されたような気分で自分が殺された心境がよく表されている図な気がします。
私はいい歳して結婚できないのでよくこのシーンを思い浮かべます。

なんか、長くなってので今日はこの辺で。
中途半端になってすいません。

2007/04/10 心の中の悪代官 3
私はこのブログで普段の人格キャラのレンブランと共に
エロ悪代官(" ̄д ̄悪) というキャラを使っています。
何故 『エロ悪代官』 なのか説明してみようと思います。

■長いバージョンの説明その3
その2では長々とファンタジーを含む『自立物』を紹介してきました。
もしかするとこの時点でもう悪代官が何なのか予測できている人もいるかもしれません。
ちょっと長々書きすぎた気がするので少しはしょります。
今日紹介する『自立物』は
吉田秋生 著の漫画『BANANA FISH』バナナフィッシュと
村上春樹 著の小説『海辺のカフカ』です。

『BANANA FISH』バナナフィッシュのことを私はよくブログに書いているのですが、
この作品は私の大好きな『精神的孤児物』であると同時に『自立物』でもあり、
その他にもかなり色々読み取れるので推理して楽しめました。
しかも最後にどんでん返しがあってそうか~そうだったんだ~と驚きました。
多分、普通に読んでも面白いと思います。BLがダメという人にはお薦めしませんが。
この2つの作品の内容などの説明ははしょりますが、
この2つの作品には共通点があります。
それは、近親=相=姦願望が書かれている点です。
ここで『自立物』の大前提越えるべき父親的なものについて、
何故超えなければならないのかについてですが、
それは自分が自立する為と近親=相=姦を防ぐ為にも精神的に親への思いを殺さなければいけないのだと思います。
殺すといっても実際に殺すのではなくて、精神的に身内への依存、性欲を押し殺すという心理が話の中で倒す、殺すという形をとっているのだと思います。
よく倒すべきラスボスは大変な悪人として出てくるのですが、
私はそれは近親=相=姦は悪い事だという思いが出たものだと思っています。
つまり、ラスボスは話の中では“悪い”から倒すとなっていますが実は倒さなきゃいけない殺さなきゃいけない思いだからこそ悪として描かれていのだと思います。
ファンタジーが現実離れした魔法の国や倒すべき敵が人間ではなくドラゴンになったりするのはそれだけそのままの姿で登場させるには精神的に葛藤がある証拠なのだと思います。

ここまでの説明で私の『エロ悪代官』は何なのかだいたいわかってもらえてきたはず・・・(だといいな)。

日本の社会では家族の中で一番年少の者の立場に立った呼び方をします。
例えば、子供が生まれるとそれまで父親、母親だった人間が
おじいちゃん、おばあちゃんになる。
それと同じに私はペットの立場から自分を乗り越えるべき最愛の親として『エロ悪代官』という名称を名乗っているのだと思います。

ん~、今のところ私が何故『エロ悪代官』なのかについて説明できるのはここまでです。
なので、とりあえずこの話はこれでお終いにしようと思います。
何分専門的に学んだ事が無いのでここに書いたことが必ずしも当たっているのかどうか怪しいのですが、私はこう思うということを書いてみました。


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