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行き止まりは、どこにもなかった
新!コテ派な日々~第四話~
ロドク「バッカヤロォオオオ!!」ドゴッ 激撃激「ぐあっ!なにしやがる!!」
ロドク「そんなんだからお前はいつまで経っても子供なんだよ!!この馬鹿がぁあ!!」
閃光騨「え?せっていじょうだけでしょ」
ロドク「メタるなこの野郎ぉおおお!!バカヤロオオオオ!棄てんぞコラァアア!!」
ロドク「…まぁともかく聞け。いいか?よく聞けよ」激撃激「お、おう…(なんでなぐられたんだオレ)」
ロドク「胸と言うのはな、“育てる夢”なのだよ諸君!!」
激撃激「そ、そだてる…ゆめ?」閃光騨「なにいってんだこいつ」
ロドク「…お前らは過去、何か植物を育てた経験はないか。」
激撃激「ねぇよ」閃光騨「ない。だってこのせかいにうまれてあんまりたってないし」
ロドク「…わかった、それは置いとこう。俺は過去、紫エンドウマメを育てたりした事がある。…まぁ枯れたが」
ロドク「胸とはそれに近いんだ。」
激撃激「ど、どういうことだ?」
ロドク「育て、そして大きく実ればそりゃ嬉しいさ。だがな、育てたという経験、上手く育たずともそれだけでも思い出なんだ!」
激撃激「な、なるほど!?」
ロドク「つまり、胸は大小どちらかが優れてる訳ではない。大切なのは育てる事。そしてその経験が身に付き、思い出になる事」
ロドク「胸ってのは夢そのものなんだよ!!未来は誰にも分からない、そんな所がいいんだ!!」
閃光騨・激撃激「な、なんだってー!!」
死忘「って子供に何吹き込んでんだこの有害物質!!」バシッ!ドゴッ! ロドク「あべし!ひでぶっ!」
ロドク「くぅっ…や、やるじゃないか…回し蹴りで2ヒットとはやるじゃないか…」チーン
死忘「全くもう…。ゲキはともかく、せんちゃんを汚さないでよね!」
激撃激「オイ!どういうイミだシワねえ!!オレはよごれていーってのかコラー!」てかよごれるってなんだオイ!
死忘「問題ない!そもそももう汚れてるじゃんキミ!!」激撃激「なにー!?」
ロドク「まぁ、この話の発端も、元々ゲキがしょーもねぇ下ネタばっか言うからイラッとした結果だしな」←ひねりのない下ネタ嫌い
激撃激「なんだよなんだよ!せっかくねーちゃんのムネについてかんがえをあらためたのに!」
死忘「改めんでいい!!てか誰が貧乳だコラ!」ロドク「割と話の流れ聞いてたのな。」
カチャッ
かてないさかな「…こんな夜中に何を騒いでいるのやら。迷惑とか考えられない脳味噌なんですかね。」
死忘「あ、さかなー!だってさー!ロドクが貧乳っていじめるんだよ!」仕方ないじゃん!
ロドク「あれ。何で俺のせいになってんの?ゲキだろ?言ったの」
かてないさかな「はぁ…。いいですか、死忘。冷静になって聞きなさい。事実はいじめになりません」
死忘「どういう意味だちくしょー!!」
ロドク「そのままの意味に決まってるじゃない。」
かてないさかな「と言うかこんな時間に何しに来てるんですかアナタは…」
ロドク「前も言ったけどドクイロが寝てる時に大抵来るからな、そりゃ。」かてないさかな「え?でもこの前来た時は日中でしたよね?」
ロドク「こっちと外の時間は揃ってねーぞ」唐突にズレたりする かてないさかな「尚迷惑ですね」夜中にちょくちょく来るのかよ
「ぅぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお…」
閃光騨「なんのこえ?」激撃激「わっかんねぇ」
かてないさかな「…こっちに向かってる様な。え、他に人が居るんですか?」
ロドク「あ、そういやその辺コトちゃんの知識にも入れてないし教えるのも忘れてた」かてないさかな「え。」
ガッシャァアアアアアアン!!
死忘「わぁあああ!?この騒ぎの中でさらに何かが窓割って侵入して来たぁあー!!」
「チィッ、少々目測を誤ったか…まぁ、誤差の範囲だな。」
かてないさかな「随分誤差の範囲が広い事で…片付けろよお前。」誰だか知りませんが
ロドク「あー…まー…説明すっかねぇ…。」
「フハハハ!頼むぞ!」ロドク「…」イラッ
・・・・・・・・・・。
死忘「って事はこの人は一応コテとは違うんだ?」
ロドク「違うな。でもまぁ、存在その物は俺らコテとそう遠くない奴だ。こいつらの方が人格には近いな。」
かてないさかな「結局ドクイロは多少多重人格気味なのでは…」ロドク「違うと言い張る。」
ロドク「まぁ、ともあれだ。お前居住区全然違うだろ。何しに来てるんだよ。えー…」
「ふっ…。私か?私の名はレオン・シュタイナー。天界からやってきた英雄…いや。」
「今はしがないいち魔人、か…。つい昔の癖でな…。何、気にしないでくれ。」
かてないさかな「…すごく面倒な感じの人ですね。」ロドク「まぁ、だな。」何しに来てんだって聞いたのにな。
ロドク「一応言うとこいつはドクイロが生放送やってる時に相方として一人二役で出てくる奴だ。」
ロドク「突如家に上がり込んで来て居座ってる上にゲーム勝手にやってる変なおっさんだ」
シュタイナー「酷い紹介をするな!!」ロドク「他に言いようがないだろうに」
シュタイナー「そもそもお前らの様な珍妙な姿の奴に言われたくはないぞ!」
全員「あ?」ビキッ
かてないさかな「…とりあえず、ガラスぶち破って侵入しといて態度でかい奴に碌なの居ないので回し蹴りですね。いけ死忘!」
死忘「はいよー!」ドゴ! シュタイナー「グフゥァッッ!がっ…ぐっ…」ボタタッ
死忘「えっ、えぇっ!?」
かてないさかな「大袈裟な…。」何故吐血を… ロドク「そういう人だから気にせんとって」
ロドク「結局コイツ何しに来てんだからわかんねーしな。」あっちのロドクは何してやがんだ…。
かてないさかな「どうすればいいのやら。追い出しちゃダメなんですかね」てかロドク二人いるんですか…
ロドク「イイけど果たして素直に出てくだろうか」居るよ。人型も。
シュタイナー「ふぅ…」
死忘「あ、落ち着いたみたい。なんかごめんね?」シュタイナー「なぁに、気にするな。慣れてるさ」
閃光騨「ぼくらなにもしてないけどね」激撃激「むしろせいとうぼうえいー?」
ロドク「惹かぬ媚びぬ省みぬだな。」
シュタイナー「全くお前らと来たら…。」
かてないさかな「仕舞いには刻むぞお前。で?結局要件は何なんですアンタ。」
シュタイナー「何、この世界に他に存在する者が居ると知ってな。挨拶に来ただけの話さ」
シュタイナー「その上で重要な問題に行き当たった。だから飛んで来た次第だ」
かてないさかな「文字通りね。」死忘「あれで結構皆起きてきちゃったよ。」シワ君とかすっげー機嫌悪いよ
ユキ「それで、その問題って言うのは?」
シュタイナー「あぁ。それはだな…」カッ
シュタイナー「お前達には!」カッ
シュタイナー「必殺技が!」カッ
シュタイナー「足りない!!!!!」カカカッ!!
かてないさかな「窓壊しといて意味が分からん。あと3カメ使うな。うぜぇ。死忘、飛び膝蹴り。」
死忘「アイヨー」ドゴッ!
シュタイナー「く…私は…まだここで死ぬ訳にはいかんのだぁああ…!!」
ロドク「だから大袈裟だっつってんだろ。」つーか死なねぇよこの世界
かてないさかな「まだ会ってそう経たないですが十分理解しました。まともな会話を期待は出来ないですねこいつ」
ロドク「そうだね、うん。間違いないね。」
ユキ「ふぁぁあ…。とりあえず、話進めさせてみる?満足したら帰るんじゃないー…?」
閃光騨「ユキねえすっごいねむそう」糊塗霧「そもそもドクイロが寝起きが悪いタイプだからな。」寝ない事も多々あるが。
シュタイナー「…私とてふざけてる訳ではないぞ?」かてないさかな「外見と言動がもう一から十までとっくにふざけてるんですがね」
シュタイナー「いいか、お前ら。人は皆…何かと戦う為に生きているんだ…」
激撃激「な、なんだと!?」ロドク「真に受けんな。つか、それ、俺らに言うの一番間違ってるけどな」
かてないさかな「ですよね。ぶっちゃけドクイロの性格が元になったキャラですから…。」
かてないさかな「殆ど皆が“逃げる事”や“マイナスイメージ”から生まれてるでしょう?」
死忘「実際戦うより逃げる事に特化してるよね。」
ロドク「俺なんかそれこそ、敵と対峙でもしようもんなら、超全力で戦うぞー!
ってオーラ出しつつクラウチングスタートの構えで背を向けるぞ」てか過去やったぞ。
シュタイナー「そんな事ではいかんと言っているんだ!!」何だその全力の敵前逃亡!!
糊塗霧「話のテーマとしてはまぁ、面白いと思うんだがな。」厨二心をくすぐられるぞ
ユキ「深夜じゃなければもうちょっと乗り気で行けそうなんだけどね…。」
死忘「まぁ、もうこうなったらさっさと終わらせる為にもそのテーマでぐだぐだ雑談って行っちゃう?」
ロドク「それしかねーわなー。こいつ面倒だし。それでいい?」
シュタイナー「いやお前ら、本当もう少し真面目に考えてくれよ…。深刻な問題なんだぞ?」
かてないさかな「深刻なのはアナタの常識の無さじゃないですかね。まあ、話は進むんですから納得しなさいもう。」
かてないさかな「って事で全員参加でやるとしましょう。いいですね?」
閃光騨「まぁ、だいじょぶー」激撃激「なんだ?オレらもはなしにまじっていいのか?ガンガンいくぞ?」
ロドク「まぁ、入っとけ入っとけ。丁度皆いるんだしな…。」
ロドク「って事でテーマ“各自必殺技を持つとしたら”で、シュタイナー主催での雑談会な訳だが。」
かてないさかな「…そもそもが、ドクイロが東方の影響で私に能力を持たせた位ですし…」
ロドク「その流れで結局全員能力持ちになってるからな。寧ろ、能力を明記されてねーのは人型族のシュタ達ぐらいだろ」
ロドク「その時点でもう、必殺技とかそういう話じゃない感じとも思うんだが、どうなんその辺」
シュタイナー「いや、そこからさらに掘り下げる形で行こう」
死忘「掘り下げる、ねぇ…とすれば…どうするの?」
かてないさかな「要は能力に依る戦闘を考案する形から入ってみるとかでしょうかね。」シュタイナー「だな。」
かてないさかな「…そうは言われても、私の場合は能力は完全マイナスで戦闘に活かせませんからね。」シュタイナー「何?」
かてないさかな「まぁ、見て頂ければ早いかと。死忘。オセロやりましょか」死忘「うん。」
かてないさかな「ほら、見ての通りです」シュタイナー「完全敗北だと…それがお前の能力か?」かてないさかな「はい」
シュタイナー「なるほどな…。戦闘よりは工作員として相手を内部から崩壊させる事に長けている訳か…」
かてないさかな「そんな事やった事はありませんがそんなとこですかね。」私の能力、組織に対しても有効みたいですから
かてないさかな「まぁ、基本常に負ける能力なんて使い道は無いって事です。」
死忘「つまり、さかなは除外!必殺技とかそういうタイプじゃないって事で!」
かてないさかな「…そのとおりですがお前に言われると腹が立ちますね」ガシッ ギリギリギリ 死忘「今日もやっぱ理不尽!!」
ロドク「てか、そうなると死忘の能力も無理じゃね?死者蘇生だろお前の能力。補助向きじゃねーか回復役って」
死忘「ふっふっふ。それがそうでもないんだよねー。」かてないさかな「え?腹立つ」ゲシゲシ 死忘「まだ内容に入ってないのに!」
死忘「まぁ、僕の能力は細かく言うと、“死を忘れさせる”事が出来る能力だからさ。ちょっと違うんだ」
ロドク「…あー。そういやそんなだっけ。」糊塗霧「どういう事なんだ?」
シュタイナー「ッ!…最初から何処と無く嫌な雰囲気だとは思っていたが成る程、その能力のせいか…」
かてないさかな「え?」
死忘「あぁ、そっか。天界とかに関わりがある人、ってなるとこういう能力はやっぱ不吉な感じするかー」
ユキ「なんかよく分かんないけどどういう事なの?」
死忘「まぁ、僕の能力は完全な回復能力じゃないって事。
生きてる人に対して使えば不死の特攻隊。死んだ人に使えば死んだ事を忘れて生き返る。」
死忘「さじ加減にもよるけど…どの道まあ、やる事はゾンビの製造と狂戦士の製造が僕の能力なんだよ。」
シュタイナー「人の命を弄ぶ様な能力…神への冒涜だ。本来、見過ごせぬ力だが…今の私には無関係だからな」
ロドク「なるほどねぇ。そうなのかー」死忘「…いや、ロドク、ドクイロに近いんなら能力つけた本人でしょ。本人が忘れんな。」
死忘「まぁ、ともあれ。それを利用した必殺技は作れなくはないよー」
ロドク「中々エグい感じになるけどもな。とすれば、俺も必殺技は作れる訳だな。」
糊塗霧「寧ろだからお前が一番強いってのに…」かてないさかな「以前も言ってましたね、糊塗霧さん。それは一体どういう…?」
糊塗霧「…そもそもロドクは自分の能力をこれまでここの人間には伝えていないのか?」
ロドク「ナイヨ。敢えてな。時が来れば言うけどさ」シュタイナー「ほう。一体どういう能力なんだ?」
ロドク「ん?まぁ、世に存在しない物以外は、どんな物でも棄てる事と拾う事が出来る能力だよ」
ユキ「?全く分かんないな能力が…」激撃激「つーかそれつえーの?」閃光騨「ゴミのポイすてよくないよ!」
ロドク「うわぁ引くほど伝わってない。いやな、例えばだが…」シュパッ
死忘「…?何したの今」かてないさかな「うわっ!!なんだそれお前!!」死忘「え?なになに!?どうしたの!?」
ユキ「しーちゃんが一瞬で真っ白に美白!!何が起こったの!?」
ロドク「いや、“棄てた”んだよ。他にもまぁ…こういう事も出来るぞ」シュッ
かてないさかな「っ?なんだ今の違和感…。いや…待てよ。死忘。ちょっともう一度オセロで勝負して下さい」
死忘「え?なんで?まぁいいか…。」
かてないさかな「私の勝ちですね」死忘「え。あれ!!?」
ロドク「まぁお察しの通り。こいつの能力を棄てた。あとは…ちょっとゲキ来い。」激撃激「え?なにすんの?」
ロドク「ほいっ」シュパッ 激撃激「ん、お、おぉおおお!!?」メキメキメキメキ
閃光騨「わああああああ!?ゲキマッチョーーーー!!!」
ユキ「かなりビジュアル的にヤバい!!!」激撃激「ちょうやっべぇーー!!オレいまムテキじゃねーーー!?」
ロドク「細胞の限界とか棄てて見た。…とまぁこの様に。かなり多岐に渡って使える能力でしてね。」
ロドク「肉体強化に相手の能力封じやら果ては攻撃の強化なんかも可能な訳だ。」
シュタイナー「…なるほどな。肉体強化に相手の能力封じやら果ては攻撃の強化なんかも可能な訳か…」
ロドク「今俺そのまんまの事言ったよな?」何自分が言った風にしてんだお前。
ロドク「まぁ、強いて副作用を挙げるなら…俺の性格に影響して、なんでもなげだしたりすててしまう性格に…」
かてないさかな「寧ろそういう性格だから身についた能力なんじゃないですかねそれ」ロドク「まぁですよね」
死忘「っていうかもう戻してよコレ…。落ち着かないよー…」
激撃激「オレはこのまんまでもいーぞ」ロドク「嫌だよ気持ち悪い。両方戻すっつの」シュパッ
死忘「あっ。ふぅー…良かった…戻った…」激撃激「ちぇー。せっかくムテキだったのによー」
ロドク「まぁ、考えずとも割とアドリブでその場その場必殺技出せるタイプってこったね、俺は」
シュタイナー「ぬぅ…ならば、他は…」激撃激「あ、オレもそういうのいらねーよ!これあるもん!」ジャキッ
シュタイナー「ほう。お前は武器を持っているのか。」
激撃激「おう!だからつえーぞ!」ロドク「てかそれ自体が能力だもんな。で、特にこいつの銃は強いな。弾切れねーし」
シュタイナー「ふむ…。技を用意するよりは能力の強化や発展を目指すべき、か…」
かてないさかな「ついでに言うと武器は私も持ってますね」死忘「あ、僕も僕も。」ユキ「私も持ってたわ」
ロドク「何気武器持ち意外といるんだよな、ここの奴ら」
糊塗霧「私も武器と言えば武器だよな。糊塗霧(ロボット)が居るからな」
ロドク「あ。居たの。全然話に入って来なかったけども」糊塗霧「入るタイミングが掴めなくてな…って言わせるな!解ってるだろう!」
ユキ「シワくんもまぁ、両手が刃物だから武器は持ってるねー」
siwasugutikakuni「…。」
ロドク「てか、コトちゃんもシワも武器以前に能力がそれなりに凶悪だろ…」糊塗霧「お前に言われると何とも言えないがそうだな…」
死忘「ん?そう言えばシワくんも能力あるんだね。なんなの?」
ロドク「シワが“常に相手より早く動く事が出来る”能力で、コトちゃんが“現実を否定する”能力だな」
かてないさかな「また独特ですね…。しかし、糊塗霧さんのは強いとロドクさんが以前言ってましたね」
ロドク「実際、俺の能力とそう違い無いからな…。」糊塗霧「欠点は集中力が必要な事か。ハッキリと否定するという工程が要る。」
ユキ「シワくんの能力の場合は?」ロドク「限定条件はねーなー」
シュタイナー「そもそも詳しく能力が分からんぞ…。」
ロドク「いや、まんまだよ?」
糊塗霧「私の能力は現実を否定する事であらゆる事象を歪め、操作する事が可能な能力だ。」
糊塗霧「自分の居場所を否定する事で瞬間移動する事も、肉体の強化をする事も、既に負った傷を治す事も出来る。」
ロドク「シワは相手が動こう、って思った時には既にシワが動けてるって状態が作れる。相手が複数でも可能だ」
ロドク「だから、常に先制攻撃が出来る上に回避不可。相手が不意打ちとかも不可能。そもそも攻撃が不可能だからな」
シュタイナー「攻略法が存在しないじゃないか…!」ロドク「それでもシワは別の世界線で何度か負けてるけどな」
siwasugutikakuni「ッッッ!!?」
シュタイナー「またこれも…必殺技と言う形にはし辛い能力だな…。では、残るは…」
ロドク「閃ちゃんだけど。これも無理じゃねーかな。」閃光騨「ぼく?ぼくはよぶだけだよー。」
シュタイナー「呼ぶ?」ロドク「喚ぶ。召喚系の能力だな。それも一定して喚ぶ訳でもないからな」
シュタイナー「ふむ…またも補助と言った所の能力か…では、あと残るは…」
ロドク「ユキとヤキムシか。まぁこっちは多少必殺技、って形は出来るかもしれないなー」
ユキ「私が水を操る能力で、ヤキムシさんが炎を操る能力だもんねー」
シュタイナー「やっとここで話が進みそうだな!!」かてないさかな「言う程進む事に意味も意義も感じませんけどもね」
ロドク「つっても、炎をどう使うか、水をどう使うかって位だろ?必殺技ってわざわざ必要なのか?」
ユキ「そもそも、別世界線では持ってるよね?私達は必殺技。」シュタイナー「何っ!」ロドク「あ、そう言えば」
かてないさかな「…別の世界線の記憶…って一体どれだけの方が持ち合わせているんですかね…?」
ロドク「俺は全部持ってるけど。後はユキとか位?」ユキ「ヤキムシさんはわかんないからねぇ…」プニプニ
シュボッ ユキ「わっ!」
【気安く触ってくれるな。】
siwasugutikakuni「…ヒッサツ」ロドク「ん?」かてないさかな「え?」
siwasugutikakuni「ヨントウリュウ…」
ユキ「え、シワくん必殺技あるの!?って、わ、わ!?」メキメキメキメキ
死忘「な、何かシワくん、背中突き出してきてるんですけどー!!?」
糊塗霧「中々にグロテスクだな」ロドク「あー、そう言えばそう言う設定あったっけなー…」
siwasugutikakuni「ヨントウリュウ…」 シュタイナー「お、おぉう…。」
かてないさかな「あ、アレは一体…」ロドク「あいつ背中から大きな腕が生えるんだよ。普段は仕舞ってるけど。」
ユキ「なにそれ!?全然知らなかった!」糊塗霧「情報は知ってたが…実際見るとまた違うな。」
ロドク「一応翼としても使えるんだけども。飛ぶのはそうそう無いだろ。疲れそうだし」
激撃激「なんかスゲーもんみちまった…」閃光騨「こっわー…」
シュタイナー「…と言うかお前ら!そもそも必殺技そんなに必要無さそうじゃないか!ふざけおって!」
ロドク「おめーが勝手に始めたんだろが!」かてないさかな「急に来た上でね。オイ死忘、正拳突き。」死忘「はいさー!」ドスッ
シュタイナー「グボゥェラァアッ!!」ボタタタ ユキ「うわっ、汚っ!!汚さないでよ床!」ロドク「流石にひでぇwww」
シュタイナー「ふっ…まぁいいさ…。お前らの事は十分判った!それだけでも私は満足だ!」
シュタイナー「では、さらばだ!!また会おう諸君!!」バッ!!
ロドク「あ、帰った。…窓は直さずに。」何しに来たんだアイツ かてないさかな「厨二成分を補給したかったのでは」
糊塗霧「あるかも知れんなぁ。」
ユキ「って待って、何?窓…?うぉおおおお!?ふざけんなー!!なんだこれ!」ロドク「今気づいたのかwwwww」
ロドク「ともあれ、時間は潰せたから俺もいいや。ここで帰ろ。じゃねー」
かてないさかな「はいはい。もうさっきの奴よりは全然マシなんでまたいつでもどーぞ。」ロドク「比較対象があんまりだ」
ロドク「気付けばもうこんな時間だよ…。明日も仕事だろうに何してんだかな…」
※現在一時。
かてないさかな「ドクイロは寝てるんだから平気なんでしょうが」ロドク「まぁね。」
つづく。
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