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跡部が俺の前で俯いている。
なんでそんな顔するの?
なんで泣いてるの?
そんな跡部の顔は俺は好きじゃないよ。
また目が覚めてしまった。
静かな静かな夜中の2時。
眠っていても同じ夢ばかりを見る。
目が覚めても同じ現実しかない。
もうずっと眠れない日が続いていた。
君を思い出すたびに涙が出るんだ。
もう俺の中の涙の壷がカラッポになっちゃうぐらいそれぐらい泣いたのに
まだ出るんだ。
君の怒った顔、呆れた顔、自慢げな顔。
俺 全部、全部大好きだったよ。
でもね…
一番好きだったのはたまに見せる優しい笑顔。
辛そうな顔じゃないよ。
だって。
跡部はもう俺じゃない違う誰かの腕に寄り掛かれるから。
跡部がいなくなった俺は何を腕にしたらいいんだろう。
最後に。
「ね、跡部の笑った顔が見たい」って言ったら
跡部は泣いちゃったんだ。
大きな目から大きな涙がいっぱい溢れて
どうして俺のほうを見てくれないの?
最後に。
俺は跡部の笑った顔は見れなかった。
これからも俺に向ける笑顔は見れないだろう。
跡部も泣いているんだろうか。

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