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尾崎豊は大体好きなんだ。
“この支配からの卒業~(尾崎豊風”
3月10日、朝、梶原家。
「卒業式ぃ?」
「うん、明日なんだ。あれ言わなかったっけ、サイ兄?」
「あー、うん、聞いたような気がしないでもないよ。」
「僕も言った覚えがあるよ。」
「で、今年は誰が行くの?」
チラリと辺りを見回す。
父さんが読んでいた新聞をずらし、味噌汁の椀を下ろした。
「今回は僕が行くよ。」
「えー、父さんが行くのかよ。ずっりー。」
「あー、ヒロちゃんの時はお母さんが行ってたからねぇ。」
「俺の時は父さんだったけどね。」
「ずっりー。いいなー。」
「ハハ、僕はどうやら子供達に好かれてるようでよかったよ。」
「だって、お母さんの子だからねぇ。」
「あぁ、うん。それほど説得力のある言葉もそうないよ。」
「ちょっと、それどうゆう意味よ。」
「そのまんまの意味だよ、静香。」
「そうそう、ストーカーまがいの女だったんだから。」
「誰がストーカーだ、最。」
「お母様v」
「チクショー!!透と似た顔で毒吐きやがって!!」
「だって、中身は母さんなんだもーん。」
梶原家の大黒柱の父さんの名前は、梶原 透(かじはら とおる)。
しがないサラリーマン。
優しくて母さんとは大違い。
静香(しずか)こと母さんと父さんの馴れ初め話は結構面白いから今度また話そうか。
「ふむ、卒業式か・・・」
「え、まさかサイ兄明日来るの?今、高校テスト休みだったよね。」
「いやいや、明日はチャラ男とエロメガネと双子と遊ぶ約束だから。」
俺の何かを企むようなニヤリ笑いに昇は苦笑いを返してくれた。
ステキな表情をアリガトウ、弟よ。
俺は、その日の夜3件に同じメールを送った。
翌日、午前8時、梶原家。
「あれ?珍しいね、サイ兄が休みの日にこんなに早く起きてるなんて。おはよう。」
「おはよう。ホラ、あれじゃん。皆待たせちゃ悪いじゃん。」
「うわ、ありえないよ。サイ兄からそんな言葉が出て来る時は、寝ぼけてる時か熱ある時か何か企んでる時だけだよ。」
「失礼だな、昇。」
「いや、だってサイ兄待ち合わせしてたとしても絶対迎えに来させるよね。しかも、その上寝てることもよくあるよね。」
「はて、何のことやら。」
「いっつも、リョウ兄とかシン兄とか迎えに来るよね。」
「まぁ、そんなことはどうでもいいや。父さんとかその他もろもろは?」
「その他もろもろって・・・お父さんは、洗面所。お母さんは、何かとりに部屋へ戻って、多分二度寝中。ソラ姉は、もう仕事行ったよ。ヒロ兄はまだ寝てるー。」
「あ、母さん来た。」
「おー、おはー、息子共。」
「おはよう、母さん。ネグセを直せ。」
「やっぱり二度寝してたね、お母さん。」
「あー、透は?」
「今、戻ってきたよ。」
「あ、二度寝終わったんだ、静香。ネグセ直しておいで。」
「そうそう、そのまま図書館行ったらいい笑いもんだよ、母さん。」
「うっさいわねー。直してくるわよ。」
去り際に母さんに髪の毛をグシャグシャにされた。
ヤメテクレ、ネグセすら直しにくいのに。
「じゃ、行ってきます。サイ兄待ち合わせに遅れちゃダメだよ~。」
「おー、行ってらっさい。」
「お父さん9時だからね。」
「ハイハイ、わかってるよ。」
純朴そうな笑顔で昇が部屋を出て行った。
あぁ、なんてステキに純な我が弟。
さぁて、もうそろそろ新平と亮介が迎えに来るだろう。
双子はなぁ、迎えに来るかねぇ。
昇サイド:
「おはよう、和輝、浩平。」
「おはー、昇。」
「おはよう、今日はサイさん来るの?」
「和輝はサイ兄ばっかだね。多分、来ないと思うよ。本人がそう言ってた。」
「チッ。」
「今日は、シン兄とかと遊ぶんだって。」
「あー、そんなこと言ってたな、兄ちゃん。青い顔してた。」
「うん、まぁ、今に始まったことじゃないしねぇ。」
「いつから始まったことだろうなぁ。」
「生まれた時からじゃねぇの。死ぬまで下僕だよ、アイツらは。」
「サイ兄、気に入ったらとりこむ癖あるからね・・・」
なんだか、和輝がいたらいっつもサイ兄の話になるなぁ。
あと、浩平から聞くサイ兄の話はろくな話が無い気がする・・・
情報源がシン兄だからだろうね。
あ、皆さん忘れてるかもしれませんね。
安藤 和輝(あんどう かずき)、僕の幼馴染でサイ兄の信者です。
毒舌家で腹黒と言う事で有名らしいです。
佐川 浩平(さがわ こうへい)、こちらも僕の幼馴染です。
苗字から分かるようにシン兄の弟です。
おちゃらけた性格でムードメーカーって感じです。
卒業式当日なのにサイ兄の話ばっかりってのはどうなんでしょう・・・
その後、クラスの男子や女子や他のクラスの女子や写真撮ったり、バレンタインにチョコくれた子に誠司さんが格安で売ってくれたホワイトデーのお返しを渡したりしました。
なんだか時々悪寒が走るのはこの際気のせいだと思います。
サイ兄の顔なんて浮かばないから!!
先生の短い話の後、靴を履き替えて体育館へ。
何度か練習した入場。
練習と本番はやっぱり違う。
やっぱり寂しい。
保護者席を見ると、お父さんがいた。
コッソリ手を振ろうとして、・・・見つけてしまった・・・
父さんの横に陣取ってる人達を・・・
「ハハハ、驚いてる驚いてる。」
「なぁ、最ちゃん。お前の信者の和輝クンがスッゴイ笑顔でお前を見てるぞ。」
「うお、浩平もコッチ見てる。」
「あの阿呆共も春から同じ学校か。」
「イジメ甲斐があるだろね。」
来ないわけないじゃん。
可愛い弟の晴れ舞台だよ。
だからこうして、亮介と新平と光貴と陽貴を引き連れて楽しみに来てるわけ。
光貴と陽貴は双子なんだ。
冬塚 光貴(ふゆつか こうき)、冬塚 陽貴(ふゆつか ようき)。
一卵性の双子で一応光貴が兄。
イギリスが入ったクォーターで金髪サラサラヘアー。
キレイな顔立ちでまさに美☆少年。
以上、女子の評価。
中学からのオトモダチ。
アイツらぶつける言葉のほとんどが本音で隠すってことを知らねぇ。
男女問わず何人泣かせたのやら・・・
ま、見てると面白いけどー。
ひどい奴らってわけじゃないんだ。
ただ、人が思いとどまるところをいったん止まる事もせずに突っ切るような奴らなんだ。
「スゴイね、皆。卒業生のほとんどが皆の方見ながら、歩いてるよ。有名人なんだね。」
「そらもう、透さんの息子さんが目立ちに目立ち、暴れに暴れまくりましたから。」
「冬塚さんちの双子くんもね。」
「うるさいなぁ、エロメガネ。」
「自分達は尻にしかれてたくせに。」
「「情けねぇ~。」」
「ちょっ、ダブルサウンドで攻めるのやめてくれる。」
「お前ら静かにしたら?式中だってわかってる?」
「最、お前が言うことじゃない。」
「そうだ、お前は存在がうるさい。」
「失敬な、存在がうるさいのはお前らだ。同じ顔2つあるってうるさい以外のなにものでもねぇよ。」
「うん、静かにしようか、皆。昇が睨んでる。」
ナルホド、卒業生の席から突き刺さるような視線を感じるのは昇の視線か。
アイツもなぁ、普段はおとなしくて純朴そうなのにいったんキレると手がつけられないしなぁ。
一体誰に似たんだか。
母さんは普段からやりたい放題やってるし。
かと言って父さんがそうかって言われると違うし。
父さんはおおらかで何もかもを受け入れる菩薩のような感じだし。
やっぱり母さんと長年一緒にいると人って菩薩になるのかねぇ。
あれでも、ばあちゃんやじいちゃんやおじさんは菩薩じゃないな・・・
おばさんは準菩薩ってところか・・・
お、卒業証書始まった。
ハッキリ言って、ここから大分ヒマだ。
何せ、部外者。
とりあえず、壇上から降りてくる見知った顔を自前のデジカメでパシャリ。
と言っても、大体の奴知ってるんだけど。
何人かはコッチを向いてニカッと笑ってくる。
ピースはしないでくれ、コッチが恥ずかしい。
ホントになんて楽しいガキ共なんだ(皮肉)。
申し訳ないが、この後の俺の記憶はない。
ガッツリ寝てたからな。
起きたのは卒業生の歌が始まる頃。
横を見たら、どうやら双子も寝ていたようで、目の焦点が合っていない。
その後、卒業生の歌、在校生の歌を聞いて、卒業生退場。
起きてた時間の方が圧倒的に少ない。
この後、多分担任から話があって、外出て、在校生に囲まれてしっちゃかめっちゃかになったりするんだよな。
それまで、ヒマだな。
「ヒマ~。」
「最ちゃん、あんだけ寝て次はそれか。」
「また、寝ようとするな。」
「最、ホラここにステキなモノが。」
「ここにも。どっちがイイ?」
そう言うと、光貴がトランプ、陽貴がUNOをポケットから取り出した。
お前らそんなもん常備してんのか。
「うん、でも、愚民2人より気が利くよね。」
「最ちゃん、心の声を口に出さないで。」
「やっだなぁ、口に出さないと伝わらないこともあるじゃん。」
「ソコは伝えないでいいから。むしろ伝えるな。」
「うん、じゃぁ、トランプがいい。大富豪をしよう。」
「わーお、無視?スバラシイぐらいキレイに無視?」
「うるさいな、チャラ男。16年も最といるなら、扱い方ぐらい身につけたら?」
「そうそう、僕達なんて1年とたたずに愚民呼ばわりされなくなったのに。」
「たいていの友人を愚民呼ばわりする最ちゃんもどうかと思うけどな・・・」
「ほれほれ、光貴トランプよこせ。」
「ハイ。あ、透さんもやりますー?」
「あぁ、僕はいいよ。」
「ホント不思議だよねー。最、外見は透さんにバッチリ似てるのに、中身は何でそんなに静香さんに似ちゃったのかねー。」
「それは、僕のDNAより静香のDNAの方が強力だったってことじゃないかな。」
「説得力ありすぎるよ、父さん。」
父さんの恐ろしいDNA談義は続きそうなので聞かないことにした。
母さんのDNAに勝てる人間はそういないと思う。
で、大富豪開始。
ハッキリ言ってこのメンバーでやると負けるのは亮介と決まっている。
強い弱いじゃなくて、亮介以外の4人が連係プレーを決め込むのでヤツが大富豪になれることはそうない。
新平は普段は一緒にヤラレキャラだが、さわやかな顔で黒いことをサラリと言うというステキな必殺技を持っている。
腹は真っ黒だ。
いじめられるよりいじめる方が好きに決まってる。
カワイソウな亮介。
勿論、本音ではない。
3回連続で大富豪になった後、双子とエロメガネの標的が俺にも向かい始め、大暴落。
9回目を始めようとした時に父さんが「もうそろそろ出てくるみたいだよ。」と言って、イスから立ち上がった。
俺達もトランプを直して、大貧民になりすぎて落ち込んでる亮介を蹴って、入り口に向かう。
丁度、A組の奴らが出てきたところだった。
確か、昇達はC組だったな。
部活の後輩や同じ空手教室に通ってた奴らに手を振った。
満面の笑みで梶原先輩、最先輩などと叫んで手を振りかえしてくれる。
なんて元気なガキんちょ達。
俺が優雅に手を振っていると普段では聞けない怒鳴り声が聞こえてきた。
「何で来てるの、サイ兄!!」
「イエーイ、ハロー昇。」
「イエーイじゃないよ!!ハローじゃないよ!!」
「そんな怒んなってー。せっかくの卒業式じゃーん。」
「サイ兄、人の怒ってる顔見て浮かれないで!!」
「こんにちは、最さん!!」
「おう、コンチハー。相変わらずだな、和輝。」
「イエーイ、サイさん、コーキさん、ヨーキさん、リョーさん、兄ちゃん見て見て。卒業証書。」
「よかったな、無事卒業できて。」
「中学校ぐらい卒業できるよ!」
「昇ー、浩平ー、和輝ー。」
「黄色い声や野太い声が呼んでるぞ。」
「行ってこいー。」
「俺達に構わなくていいからー。」
「なんかサイ兄達放っておいたら何するかわかんないから嫌だなー。」
そう言いつつも、中学生集団に戻っていった。
そしてどこからか俺達を呼ぶ声が―――
「最センパーイ!!写真一緒に撮って下さーい!!」
「光貴先輩、陽貴先輩、一緒に写真撮ってください!!」
ステキな黄色い声♪
なんかもう亮介とか新平とか知ったこっちゃない☆
卒業生やらに混じって写真を撮りまくりー。
お、亮介と新平も呼ばれたみたいだな。
ぬあっ、父さんも誘われてる~。
モッテモテ~。
「「最、最。こっち来ーい。」」
「何だよ。」
「「写真撮ろうって。」」
「おー、わかったー。」
「ねぇ、一体何しに来たの、サイ兄達。」
「明らかに俺らのためではないよな。」
「それでこそ、サイさんだろ。」
「よぅ。」
「アレ?サイ兄達帰るの?」
「おぅ、今日は誠司さんトコにケーキ食べに行くし。」
「卒業式より、ソッチが本題でしょ、サイ兄。」
「元のプランは双子の家でゲームした後、誠司さんトコ行く予定だったんだけどなー。」
「ハイハイ、行ってらっしゃい。」
「お前らも色々終わったら来いよー。オトモダチ連れて。」
「わかったー。」
「ハイハイー。」
「絶対行きます!!」
誠司さんトコはいいよ。
弟の彼女の弟割引してくれるからね。
おいしいし。
ただ、ちょっと働かされたりするけど・・・
「さぁて、行くぞ。光貴、陽貴、愚民共!!」
「「レッツ ゴー。」」
「何で双子は名前で俺らが愚民呼ばわり!?」
「このチャラ男とひとくくりにするのヤメテくれない?」
「じゃぁ、父さん行ってきまーす。」
「行ってらっしゃい。お母さんが怒らない時間帯に帰って来るんだよ?あと、手土産は忘れずに。ハイ、お金。」
「十分心得てマス。」
サイフにいそいそと札をしまいながら、我が家の鬼2人の顔を思い浮かべた。
母と姉と。
あぁ、誠司さん早くアレを嫁に貰ってくれないものか。
よーし、今日も誠司さんにアタックしよう。
我が家のために。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なんとか春休み中にできました、卒業式・・・
ダメだよね、入学式明後日だよ。
もうなんか時間軸関係なくやっていくと思われます・・・
とりあえず、梶原家は父が愛されてます。
母がベタ惚れですから、その血を色濃く受け継いだ上3人は特に父ラブです。
あぁ、ダメだ。父母ストーリー書きたい・・・
誠司さんと宙姉ちゃんの話も書きたい・・・
ってか、結局父上殿あんまり出てきてないし・・・
ヤバイっす。1日48時間ぐらい欲しいです。
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