今日の空は何色?

今日の空は何色?

2009年09月27日
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カテゴリ: お題なし
今日は以前から時々お邪魔している 安比塗漆器工房さん からお知らせを頂いていた
「漆と私。-八幡平市安代漆工技術研究センターOB26人展」を見に行ってきました。
安代漆工技術研究センターで2年間の研修を終えて、独立されている作家さんたちの作品展です。

私の好きな作家さんが何人か出品していらっしゃいました。
漆器は昔から汁椀を使っていましたが(母が好きだったので)
自分で気に入ったものを買うようになったのはここ数年の話。
気に入った漆器を探しているうちに、安比塗漆器工房さんにもお邪魔するようになりました。
買ったのはこの2品。
安比塗 椿皿
安比塗のわっぱ

お弁当箱は、今は仕切りをはずして使っています。

私が好むものは朱よりは溜塗り、拭き漆のもので、オーソドックスなもの。
以前の記事 にも載せたことがありますが、応量器を使いたいくらい。
応量器
ま、私のことはさておいて。

展示スペースは盛岡市の 南昌荘 というところ。
こういう展示をよく開催しています。
今回は奥のほうのスペースでの展示でした。
お椀や箸、お猪口などの伝統的なものから、名刺入れ、ブローチ、漆でプリントしたTシャツなどもありました。

どれも作家さんたちが一つ一つ手がけたものばかり。
けれど、どうもしっくりいかない思いに囚われてしまいました。

お椀やお重などの伝統的なもので、全面的に漆で塗ったものにはあまりそういうことは
感じなかったのですが…

名刺入れや調味料入れなど、開いて使うものの中身の木地の扱いがお粗末だったこと。
木地は塗りも何もせずに木材がそのまま出ているのですが
ふたを開けた時点で、中の木地に漆のはみ出たものがところどころについていたのです。

べとっとついていたり。
ダンナと一緒に見に行ったのですが、同じことを言っていました。
特にダンナはもともと美術を志したことがあったので、とくに厳しい。
「これに値段つけるんか?」とぼそっとつぶやいていました。

漆器をもっと気軽に使いこなして欲しいという作家さんの思いはよくわかります。
けれど、それとは明らかにかけはなれた作品のように見えるのです。
外見はきれいですけど、使うときに必ずふたを開けるものの中身がきたない。
しかも値段も数千円~1万円以上するものがです。
とても惜しいと思いました。
実用品だからそれくらいで、などと思っていらっしゃるのではないと思うのですが…

好きなものを見に行ったはずなのに、なんだかがっかりして帰ってきてしまいました。

漆器をもっともっと手軽に使ってもらいたいと私も思っているのに…
塗りの器に唇をつけたときの優しさ、温かさは漆器にしかないものです。
もっと大勢の人に漆器の美しさ、丈夫さを知った上で普段使いにしてもらいたいと思います。
それには使い心地の良さと、「大事にしたい」と思わせる美しさがものをいうと思うのです。
細部にまで心を込めたものを作っていただきたいと思うばかりです。





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最終更新日  2009年09月28日 01時53分59秒
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前世は雲水?  
azukki さん
「神は細部に宿る」というのとはちょっと意味が違うのかもしれませんが、お金をとる以上、細部まで手を抜かないでほしいものですね。
見る人が見ればわかるものですから・・・
ところで応量器、私も憧れているんです。
美しいですねえ。
これを使う禅僧の質素でストイックな暮らしにも。
以前の記事を読ませていただき、今この記事に出会えたことの意味、とてもタイムリーだなと思いました。
私も前世は禅僧だった!? (2009年09月29日 05時32分10秒)

Re:前世は雲水?(09/27)  
robizo  さん
azukkiさん

「神は細部に宿る」
そうですね。作家さんは全てに納得がいったものを出してきていると思っていたので、正直驚きました。
嫌な言い方をすると、「自己満足の代物」って感じだったのです…
もう、ホント残念で。


azukkiさんも応量器がお好きだったなんて!
二人とも修行してたかもですね(笑)
私、師匠をお坊さんと間違ったことがあるので(爆)
師匠の下で修行したのかもしれませんよ~。

>「神は細部に宿る」というのとはちょっと意味が違うのかもしれませんが、お金をとる以上、細部まで手を抜かないでほしいものですね。
>見る人が見ればわかるものですから・・・
>ところで応量器、私も憧れているんです。
>美しいですねえ。
>これを使う禅僧の質素でストイックな暮らしにも。
>以前の記事を読ませていただき、今この記事に出会えたことの意味、とてもタイムリーだなと思いました。
>私も前世は禅僧だった!?
-----
(2009年09月29日 22時05分57秒)

初めまして。  
ペロリ さん
初めまして。こんばんは。ペロリです。

作家にとって作品は自分の子供と同じではないのでしょうか。
自分の手から離れて他所の方に大事に使って欲しい
と思いがあれば そんな雑な仕事は出来ないと
思います。
なんだか、作品に対する愛情が感じられないですね

作品がかわいそうです。 (2009年09月29日 23時10分02秒)

Re:初めまして。(09/27)  
robizo  さん
ペロリさん

いらっしゃいませ!
azukkiさんのところでお見かけしていました。
来ていただけて嬉しいです。

作品には罪もないんですが、なんともやりきれない想いになってしまいました。
「ものを作る」ということは誰にでもできると思いますが、そこに魂が宿るくらいの作品が作れてこその作家なんじゃないかなぁと、素人の私は思ってしまいます。
魂を削って出来上がった作品は、普段使いのものといえども「我が子」ですよね。
もっともっと頑張って欲しいと思います。 (2009年09月29日 23時42分43秒)

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