Pumpkin Garden in the Sky

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記憶の破片2


固定され不変なものなど、何一つない。
人も。世界も。会話も。関係も。自然も。君も。私も。
不変なものは、やはり幻想である。
やがて歪みが生じ、破綻する。
人格も然り。人間関係も然り。科学も然り。生命も然り。

しかしこの不変という幻想は、われわれにとって、
あまりにも甘く美しい、誘惑であり、薬である。
貪るほど心身はぼろぼろになり、精神に異常をきたす。

そう、もうぼろぼろだ。
何も見ちゃいない。
何も聴いちゃいない。
何の味覚もなく、嗅覚もない。
何も感じない。
朽ちた五官を伴って生きている。
そんなの生きている、なんて言わない。
考えてなんかいたくない。
本当は生きたくないのかもしれない。

正しく生きるって、何。
生き甲斐って、何。
1日1日を無駄に生きる。
殺したい、と想うほどの強い憎しみも、
愛しい、と想うほどの強い愛情も、
嬉しい、と想うほどの強い歓喜も、
泣きたい、と想う強い悲しみも、
強い怒りも、
強い嫉妬も、
強い寂しさも、

何もない。

ぼんやりした灰色の淡いもやとなって、隙間に漂う感情達。

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