羊の墓場

羊の墓場

2010.04.01
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カテゴリ: 近況報告
広い閑散とした道、バイクで妹の後ろを走っていたら雨が降ってきた。
私は合羽を着ようと道の脇に停車した。視界の端に修験者がいる。
“修験者”と私は思ったのだが、托鉢僧のような編み笠をかぶっている。
それが近づいてくるように思えて私は合羽の透明な膜で視界の端を隠す。
悪い予感は当たって、それは近づいてきて錫杖が私の肋骨に突き当たった。
というところで私は自宅のベッドに寝ている自分に気付く。
なら薄暗い雨の路傍は夢なのだ、なんだか中国の南部のような景色だったと思うも、
ベッドに横たわる自分の合間にもまだ雨の路傍が入り交じる。
夢が覚めないのかおかしいなと私は体を起こして完全に夢から出ようとする。

薄暗い道端ではなく自室のベッドで何か分からないものに何か分からない攻撃を受けている

ということを私は何分も認識せずにいて、認識しないうちに目が覚めた。
右の肋が痛いなと思いながら枕元の携帯を見る。午前5時に届かないくらい。
本当に最近夢見が悪い。
大災害も世界の終わりも夢ならどうってことないが、夢の中で横たわるのだけは勘弁だ。
確実に何かに攻撃される。夢から覚めても痛みが残る。
そういえば人間は実際に出血しなくても、その錯覚だけで心肺停止に陥ることができる。
夢見が悪くて突然死とかヤだなぁと想うけれど、今はどうにもならない。





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Last updated  2010.05.02 16:58:04
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