ポプリローズフィールド From 真名 耀子

ポプリローズフィールド From 真名 耀子

NYの景色





NYとさくらを結びつけたことはなかったけど、私が行った4月の最終週は、NYのブルックリンで、さくらまつりがあった。
「さくら」という言葉は普通に通じるらしい。
さくらまつりは、ブルックリンにあるBotanic Gardenというところで、ひろーい庭園にコーナーがいろいろあって、ハーブが植えられていたり、桜並木があったり、大きな池があってそこになんと鳥居が立ってたり! Gift Shopもある。レジャーシートを広げて、お弁当食べながら、さくら観賞なんて素敵でしょ?

the pond in botanic garden


“さくらまつり”というからには一応イベントらしきものがあり、日本の太鼓パフォーマンスをステージでやっていた。いつも売っているのかわからないけど、すしぬいぐるみも売っていた。抱き枕にちょうど良さげ。でもすしを抱きかかえるのもなぁ・・・というわけで、あまり惹かれなかった。。。

 まだちょっと寒くて、レジャーシートを広げ、プルプル震えていた、ブランケットも欲しいところ。。
 さくらは、日本では断然ソメイヨシノですが、さすがにNYでもソメイヨシノはもう緑の葉を見せてましたね。
 他にも枝垂桜や、八重桜が多いのかな? 特にポンポンとした形の八重桜がありましたが、かわいいからか人気がある。

 庭内には日本のマンガファンというような、コスプレグループもちらほら。。メイドはいなかったけど、忍者っぽいというのか、SMっぽいというのか、ビジュアル系ロックといえばいいのか、表現が難しい。黒っぽい衣装の人が多かったかな? これもNYの景色なのでしょうか。。。

 NY滞在最終日に、ヤンキースVSマリナーズ戦を場所はもちろんヤンキーススタジアムで見たのも、NYの景色だった。
 アメリカで野球観戦したのは初めて! デイゲームに入るのかな?? 4時からのゲームで、その日は初夏の陽気。外野席のうえ~の方のシートでは、日焼け止めをせっせと塗る姿も見られました。

base ball field

 急勾配のシート。えっちらほっちら、かにさん歩きでシートに着く。見下ろすと、観客どわわ、そしてグリーンのフィールドが! ひろ~い! けど・・・ダイヤモンドが小さく見える! 
 ここで告白すると、私は野球は詳しくないけど、イチローは好きです。
「いちろーーーーー」守備の彼に周りがブーブー言う中、ナイスキャッチ! と言ってあげたい。
 あ、柔軟してる。
 あ、ボール取った。
 あ、走ってる。
 じーっと見つめるのでありました。攻撃のときは残念ながら塁には出なくて、ちょい残念。とお~くからでもイチローが打席に立って構えるときの癖は見えましたよ!

イチロー


 アメリカでのボールゲーム観戦は最高です。音を出すのは声と拍手だけ。健全な(そりゃそうか)スポーツ観戦という感じで、たのしかった~~。ウェーブを作ったり、我らが(そもそもはそうなの)ヤンキースが調子出てくると「make some noise!」とサインが出て、手を打ったり、選手によって、応援フレーズがあったり。
ジータ・メータ! ヒップヒップホルヘー!
 誰だかも知りませんでしたが、応援したわけであります。とっても爽快な気分でした。結果はもちろん、我らがヤンキースの圧倒的勝利です。イチローさんには悪いけど。 

let's go yankees

 NYに行って車に乗ると、私は景色を全部納めたくなる。
 なんでだろなぁ。目に飛び込んで来る景色全てが絵になるような気がしちゃう。

bridge車窓から

 橋を渡りながら見る摩天楼。ハドソンリバー。道路の両脇に続く木々。
 助手席に乗りながら、カメラを構えるも、目で見たような景色を捉えるのは難しい! あ~、これをそのまま残したい。特にそう思ったのは、帰国前日の野球観戦後に見た夕焼け。ヤンキーススタジアムからだんだんとNY郊外に景色が移り、空は見たこともないようなやさしいピンク色。このときはカメラを構えずに、自分の目に焼き付けました。
 車の中からの景色は私の中ではNYの思い出の景色の一つ。
 運転席の方からのコメントは、景色に気を取られるようでは運転向きではない、とのことですが。。。景色に気を取られていないときは、無意識のうちに寝てました・・・・
 これも運転向きではないか(苦笑)

 そしてNYの景色ではないんだけど、この景色は特別。十数年前に住んでいた家を見に行きました。
 住んでいた町に近づいてくると思い出がぶわ~っと。16歳の私がその家に着いたときのことを思い出します。

saddle river

 毎朝聞いたスクールバスの走る音を思い出します。学校から帰るたびに心待ちにして開けたポストの蓋を開ける音を思い出します。芝刈りの音やガレージを開ける音。静かな町の生活音。町並みは多少は変わっていましたが、変わっていないものの方がはるかに多かった。
 母校にも足を伸ばした。ああああああ! ここだーーー。建物内には入らなかったけど、カフェテリアとか、ロッカーとか、教室とか、ライブラリーとか勝手になんにも変わってな~い、ということにした。外側から見た限りではね。卒業式をしたフィールドも変わってなかった。 生徒達が外のテーブルでなにやらやっていた。生徒たちさえ変わってないように見えるが、そんなはずはない。変わってないと思ってもファッションだって何周分も変わってるはず。でも私が十数年前に、毎日見た光景がそこにあって、不思議な気がした。興奮、興奮だった。

母校

 NYへの旅行でNJにまで足を伸ばせて、十数年前にまで足を伸ばせた。
 帰国してから両親にこのことを話すと、両親も驚くほどよくこの町で見た景色のことを覚えていた。両親から聞いてから思い出したこともあった。覚えているのは少しずつ違う景色。だけど、同じところの景色。私の感じたNJと両親の感じたNJは違うだろう。例えば父が見た景色は運転席からの景色。私が高校生のときに見た景色は後部座席で眺める横に流れる景色。私はいつも窓に張り付いていた。そして今は助手席からの景色。また違う景色を私は記憶していくんだろうな。

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次の予告は「ART in NY」 です。

campbell soup


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