りうたんの育児日記

りうたんの育児日記

本の紹介。



「貴士(キヒト)くん、よく生まれてきました、よく育ってくれました」
は、18トリソミーという染色体異常の病気で短命といわれながらも
精一杯生きた204日間のあかちゃんの話です。
家族の愛、母親の愛の深さに心打たれるドキュメントです。


この本を私が手にし、紹介するに至ったキッカケです。

平成17年の残暑厳しい夏。

りうたんが入院していた時に知り合った礼子さん。
彼女も当時入院中で第3子を妊娠してました。
でも、お腹の赤ちゃんは大きな病気を抱えていました。
りうたんの手術の頃に出産したと聞いたのですが、
その間に転院して会えずじまい。

そして、りうたん2度目の入院の時。

平成18年3月。

突然の不幸の知らせに驚きました。
赤ちゃんがなくなったと・・・。
それは、204日という短い人生でした。

しばらくして、
彼女は「赤ちゃんが生きていたことを残したい」と
この本の原稿ともいえるものを送ってくれました。
この頃、私はりうたんのことでとても悩んでいました。
障碍が分かって一年近くになるというのに、
いつまでも地獄の底に突き落とされた気になっていた私。
目の前が真っ暗で、彼の存在さえ否定したくなっていた頃でした。
「どうして、このコは病気をもって生まれてきたんだろう」
「一緒にこのまま死んでしまったほうが・・・」
でも、彼女の原稿を読んで気がついたんです。
大切な気持を失っていたことを。
「私のところに生まれてきてくれてありがとう。」という親として
当たり前の気持ちを私は失っていました。
ここまででも沢山の人に支えられていた私でしたが
彼女のこの原稿に出会わなければ、いつまでもあのままの気持だったかもしれません。

彼女の
「ひとりでも、多くの人に、貴士が
精一杯の命の限り生きた事実を知ってほしい」
という思いを知り、
私のHPを通して本を紹介させていただくことにしました。

彼女の意図とは異なりますが、私は彼女の本から
「私のところにりうたんが生まれてきた喜び」を改めて知ることができ、
あのどうにもならなかった、迷子になってしまっていたような気持から
立ち直ることが出来た私・・・。

礼子さん。

感謝の気持をこめてあなたの本を紹介させていただきます。

そして、
最後まで読んで下さったあなたに感謝します。

P1010533(1).JPG

↑本の表紙です。
読んでみたい方、楽天で購入できます。
私も持ってるので声をかけてくださいね(^^)

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