心の感じるままに♪♪

両親から受けた心の傷

私の父は、怒ると口より手が出る人でした。

私は、まだ小さな子供だった頃から日常的に

躾という名の暴力を受けてきました。

父は、殴る蹴るはもちろんでしたが

小さな私を床に放り投げたり、踏みつけたりする事もありました。

父の機嫌が悪かったり、私が何か父の気に障ることをすると

すごい形相で「グズ！！　役立たず！！」と暴力を振るわれました。

幼い私の中は恐怖心でいっぱいでした。

どれだけ逃げても、抵抗しても父からの暴力を避ける事はできず

幼い私を、力いっぱい殴ってきました。

その頃の私の記憶は『　真っ黒　』です。

ところどころ思い出せる場面がありますが

父からの暴力に必死に耐え、恐怖心でいっぱいという感覚・・・。

私は父から「言って聞かない奴には、体に言って聞かせてやる」と

いつも言われていました。

でも、いつも父は私が何をして何が悪かったのか・・・という事を

教えてはくれませんでした。

何か急に怒鳴りだし、殴りかかってくるのです。

私は何が悪かったのかわからず、自分の身をかばう事で必死でした。

何が悪かったのか考える時間なんて与えてくれなかった・・・。

私は父に頭をなでられたり、抱きしめられた事はありません・・・。

父親のぬくもりを知りません・・・。

父は本当に躾として私を殴っていたのか・・・。

幼かった私は、そんなひどい暴力を振るわれるほどの

どんな悪い事をしたのでしょうか・・・。

幼い私の中で、いろんなものが崩れ始めていました。

小学生の低学年だったある日、友達とワイワイ楽しく遊んでいた・・・

はずでしたが、気がつくと先生の胸に顔をうずめ

ヒックヒックと泣いていました。

急に悲しみが込み上げてきて、涙が止まらなくなりました。

先生は「今まで楽しく遊んでいたのにどうしたの？・・・」と。

今でも覚えているのは、先生に抱きしめられて

「暖かい」

「とても心地良かった」

という感覚・・・。

自分の感情が分からなくなり、それをどうする事もできない状態でした。

いつも父が死ぬ事ばかりを考えていました。

包丁を眺めて「これで殺せるかな・・・」と何度も考えました。

でも失敗した時、逆に酷い目にあうだろうと思うと実行できませんでした。

誰か殺してくれないか、事故で死んでくれないか・・・。

毎日、そんな事ばかりを考えて過ごしました。

私の母はとてもヒステリックで感情的な人でした。

イライラしていたり、機嫌が悪いと大声で怒鳴られました。

話しかけても無視される事がよくありました。

人の目をとても気にする人で、私が人前でお行儀良くしていないと

すごい顔で睨みつけてきました。

私がお友達に「イヤ、あっちへ行って」と言うと

それが、意地悪をされた為に発した言葉だったとしても

理由なんて聞いてくれず、罵声を浴びせられました。

納得いかない私が、不満げな顔をしていると

「生意気な態度をするな！！！お前があっちへ行ってろ」・・・と。

母は、私が父に殴られていても１度も止めてくれたことはありません。

いつもテレビを見ていたり、食事をしていたり・・・。

１人で泣く私を見ても何をしてくれるでもなく「お前が悪い」と。

私は自分の感情を出す事を許されませんでした。

嬉しくて喜んでいても、楽しくて笑っていても

いつも「うるさい、黙れ！！！」と

父からは暴力、母からは怒鳴り声が飛んできました。

父、母が私と向き合って私の話や思いを聞いてくれた事はありません。

なぜ母は私を産んだのだろう。。。

私は、父・母から優しくされたかった・・・。

愛されたかった・・・。

抱きしめて欲しかった・・・。

何度も眠れない夜を過ごしました。

辛くて悲しくて、なにより悔しくて・・・。

つづく・・・。「心の傷　２」へ

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