■□海と山と生活と□■

■□海と山と生活と□■

■消費者金融について■


 しかし、一体何が消費者金融であるのか、きちんと理解しておられない方も多いようである。
 これは実例。
多重債務者である主婦が、弁護士事務所に相談。
『よくないところ』からの借り入れもあり、利子を返すだけでも大変だったらしい。
夜中の電話。家のドアへの張り紙。
ドラマに出てくるようなありとあらゆる方法での厳しい取立て。。。

結局、法的に認められた額を返済し、彼女は取り立てから開放された。

弁護士が「もう消費者金融なんかに手を出しちゃだめですよ」と一言。

主婦は何と答えたか・・・。

『次からはアコムとかにしておきます』


近年、アコムだのアイフルだの、タレントや動物をCMに起用し、ゴールデンタイムにでも平気で情報を垂れ流す会社が増えたため、かなりこれらの会社のイメージは良くなった。
が、これ、消費者金融ですから。。。

さて、実はここまでは余談です。


例えば「悪徳」といわれる金融からの借り入れ。
もちろんだまされている場合だってあるけれど・・・仮に、最初から
『うちは10日で2割の利子です』
と明示していたとする。
(むしろ、明示がほとんど)

借りる者は、それに了承してお金を借りていく。

もちろんここで、最初から利子を取ることは禁止されているし(10万円の額面で、利子を先に抜いて8万円しかわたさないこと)、かかる利子の割合だって違法である。

が、しかし、重要なポイントは、そのことに借りるものが了承をしていると言うことなのである。

民法には大原則として『私的自治』という考え方がある。
これは、契約は当人同士が納得すればOKというものである。
もちろん何でもOKではなく・・・簡単に言うとひど過ぎるものは無効となる。

で、かかる利子に関しては『ひどすぎるから無効』なのである。

ここで、3つの立場に分けて何が一番問題なのか検討したい。

1、まず借りる者。
 この立場のものは、借りる際にその条件に了承している。
にもかかわらず、返せなくなると法律に泣きつく。
そして結果としては、『返すはずだった金額』以下でその債務からまのがれるのである。
 こんなことがあっていいのだろうか???
借りる。
返す。

こんなことは常識なのに。

2、貸すもの
 この立場の者は、主に暴力団関係の会社が多い。
暴力団というだけで非常に嫌がられるが・・・・。
例えば彼らが、お金を貸さなければ、一体借りようとしたものはどうなるのか。
 今日債務を履行しなければ、弁済をしなければ会社がなくなる。
そんな人たちにお金を貸す銀行などがないのだから、誰かが貸さなければきっと、その人は仕事を失い、そして自殺だってしちゃうかもしれない。
 広く考えると、かなり人助けをしていることにもなるのではなかろうか???

3、取り締まるもの
 これは主に国家である。
立法、司法、行政。その全てが弱者救済の元でかかる借金の帳消しを認めている。
 でも、、、貸すものがいなくなったら人は死ぬんですよ???
どうしたらいいのでしょうか???


さて、どうだろう。
別に、悪徳金融を推奨するわけではなくても、こんな考え方もあるんだなって気がする。

取立てが厳しくなるのも、10人に貸して、そのうちの数人が法に救われ金を返さなくなる可能性(リスク)を考えると、そりゃ返してもらえそうなところに『ガツン!!』と行きたくなるのは当然でもあろう。

そもそも、暴力団だからとか、悪徳だからとか、そんな理由で不利益を被るのもどんなもんなんだろうか・・・と思うのである。

そもそも『悪徳』って、勝手に法律が「~をしてはいけません」って決めて
それに反するからそう呼ばれるだけなんだから・・・。

世の中は難しい。

一体何を持って弱者救済なのか。。。
国は、倒産寸前の会社にお金を貸さない。
変わりに民事再生法などを制定する。
が、結局末端は『明日のお金』が必要である。

利益考量の基準は、やはり難しいのである。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: