そしてまた事件は起きた

このままゴウさんと、まったりモードで進んで行くかな?と思ったら・・・
またもや私の身にとんでもない事が起きた。

2003年秋を迎えた私は、毎日がバンバンだった。
告白をしてくれる男性も4~5名いて、すごい勢いで毎日の予定が埋まって行った。
でもゴウさんとも仲良くしていて、他の男性とデートして物足りないと、
その後ゴウさんと会ったりしていた。実はそんな毎日を楽しんでいた。

9月が終わる頃、私は会社の男性3人と飲み会をする事になった。
「いつもPCを教えてくれてありがとう」というお題目でその飲み会は始まった。
出席者は、所長2人と営業1人。全員普段から仲が良い。いつもかわいがられている。
3件ほど行って、帰る時になった。
私には会社の人が知らない秘密があった。私は会社の中では車を持っていない事になっている。
でも、それはウソで私はBMWのZ3に乗っているのである。
その飲み会の日も下戸の私は車に乗ってきていた。それを「今日は家の車で来たんです」と言っていたものの、「じゃ、送ってもらってもいい?」とそのうちの一人に言われて、
断れなくなってしまった私は、「送ってもいいですけど。。。内緒にして欲しい事があるんです」と
車の事を言ってしまったのだ。あの車はどう見ても家の車になんて見えないし、
この人だったら黙っててくれるだろう。と思って、告白してみた。

その人の事を仮にレイさんとしておこう。
駐車場まで歩き始めたらレイさんはこう言った「でにぃ。。。手つないでもいい?」
「いいですけど。。。」と手をつなぐと、「俺さ、でにぃとこうしてみたかったんだよね~!」と子供のように嬉しそう。
「あ、そうなんですか?」と私は苦笑していた。

私の借りている駐車場は夜になると周りは真っ暗で、その時は雨も降っていたせいか
窓ガラスが曇っていた。曇りを取るために少し止まって話をしていたのだ。

そんな時に、レイさんに突然肩を抱かれた・・・。私はレイさんが酔っているのかと
思い「何やってるんですか~。ダメですよ」と制したものの、どう見てもレイさんは
酔ってなんかいない。
そしてレイさんから告白された。「俺、半年くらい前からでにぃの事好きだったんだ」と。
もちろん既婚者であるレイさんは「自分の立場だって分かっている」と強く言っていた。
でも、キスをしてこようとするレイさん。。。。
私は頭の中で「そんな事されたら、もういつものような楽しい関係でいられなくなる・・」と思って
拒否していたのだが、とうとうレイさんの強引さに負けて唇を許してしまった。
レイさんのキスは優しく始まったものの、だんだんと激しくなっていった。
私は「もう流されてしまえ・・・」とレイさんに身を委ねた。
車の中なのでそれ以上の事はされないだろう、という事も分かっていた。
私は強引なレイさんを受け入れてしまったのである。

キスが終わり、少しづつ話を始めた。私の事をどうして好きになったのか?
今後どうしたいのか?なんで「好き」って言ったのか?
私も色々と聞いたが、もう真夜中だったのでレイさんを送った。
自分の家に到着した私は頭がボーとして朝6時まで眠れなかった。
「とんでもない事が起こってしまった・・・」と思ったものの、
この話ばかりはゴウさんには言えない。
ゴウさんもレイさんも同じ会社、同じ役職。同じ既婚者。そして同じ人を愛してしまったようだ。
私は「なんてこった・・・。私はこのままゴウさんとのんびり過ごして行くつもりだったのに」と思い、
でもレイさんの事を考えると「もしかして好きになってしまうかも・・」と
少し恐怖を感じた。
2003年9月の終わりの出来事だった。



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