モーツァルトへの旅

モーツァルトへの旅

考える道具「名言・格言・金言」

<成功への道>

        成功の秘訣は驚くほど簡単だ。

常に上を見ること。 これだけだ。

上には限界がない。

天がどこまでも広がっているように、上には限りがない。


          上を見よ。



15

  二人は浴衣がけで宿を出ると、すぐ昇降器へ乗った。箱は一間四方くらい
のもので、中に、五、六人入ると戸を閉めて、すぐ引き上げられた。兄と自分は顔さえ出すことの出来ない鉄の棒の間から外を見た。そうして非常に鬱陶しい感じを起こした。
 『牢屋みたいだな』と兄が低い声で私語(ささや)いた。
 『そうですね』と自分が答えた。
 『人間もこの通りだ』
兄は時々こんな哲学者めいたことをいう癖があった」

        (夏目漱石『行人』)

行人

夏目漱石など日本古典の傑作CD選集1
夏目漱石など日本古典の傑作CD選集2
朗読・夏目漱石作品集CD31枚組

14

  カエサルはなぜあれほど女にモテ、しかもその女たちの誰一人からも恨まれなかったのか」

  (塩野七生『ユリウス・カエサル(ローマ人の物語4)』)

「ローマ人の物語4」




13

 私はなるほど、いかにも奇妙な性格であるかもしれない。しかし、私は異色ある人物でなかったら、非凡であることもないであろう。私は空間に投げられた一片の岩である。

  (オクターヴ・オリプ編「ナポレオン言行録」)

☆漫画で読もう、ナポレオン。
池田理代子の栄光のナポレオン」シリーズ
長谷川哲也のナポレオン・シリーズ





12

 この世には言葉で示すことはできないが、行為によって示すことは数多くある。

  ( ヘロドトス 『歴史』)

ヘロドトス『歴史』 ヘロドトスとトゥキディデス


11

時を浪費したため、いま時がおれを浪費しておる。時はおれを時計にし、時をおれに数えさせておるのだ

シェークスピア 『リチャード二世』)





10

 魂は、肉体という牢獄の格子をとおして、世界を見させられている。

  (プラトン『パイドン』)



☆ドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」が、なぜかパイドンの検索に引っかかってきます。コンピュータのいたずらによるとんでもないミスマッチ飛躍!






 女たちにとっての地獄は老いである。

  (ラ・ロシュフコー『箴言集』より)

 ラ・ロシュフコー(1613-1680)は、フランスの貴族、モラリスト文学者。戦(いくさ)好きの快男児でもあった。



☆関連本、CDなどは





 悪徳からの逃避は美徳の始まり。

  (ホラティウス『風刺詩』より)

 ホラティウスは、ローマの詩人(BC65-AD8)。ホラティウス全集が、玉川大学出版部から出ています。






あまり早く読んでも、あまりゆっくりでも、何もわからない。

  (パスカル『パンセ』69)

☆この言葉は、中公クラシックス『パンセ1』に収められています。

パンセ1


☆いろいろ考えさせてくれるさまざまな形の”パンセ”は

もろもろのパンセ



<心に浸みる言葉は、心だけでなく身体も元気にします。すぐれた言葉は、五感の全体を震わし、人生の本質を体感させ、「生きる力」を与えてくれるのです。
 できるだけ毎日、心を打つ名言・金言をお届けするよう心がけたいと思っています。>



 最も美しい詩は人生である。

  (アンリ-フレデリク・アミエル『アミエルの日記』1852.9.27)

☆スイスの哲学者アミエルの日記は、残念ながら品切れ重版未定になっています(岩波文庫)。公共の図書館なら、どこでも置いてありますので、そこで借りるのがいいでしょう。




 北極不毛の地のさらに北に天の池がある。そこに、背中は泰山のよう、翼は大空いっぱいに広がった雲のような大鳥「鳳」がいる。羽ばたきをすると螺旋を描いて9万里もの上空に舞い上がり、雲気の層を越え出て青い大空を背負うと、そこで始めて南海へと天降ろうとする。ウズラがそれを見て「おれはどんなに飛び上がってもせいぜい10メートルで落ちてしまい、つる草の茂みの中を飛びまわる。これでも大した飛び方なのに、あいつはどこへ行こうとするのだ」と嘲笑った。
 小さいものには大きいものの広大な「知」は、及びもつかないのだ。

    (『荘子』逍遥遊篇第一)

☆書籍『荘子』はたとえばこちら。


☆「老荘思想」に関する本は

もろもろの「老荘思想」一覧




  どっどど どどうど どどうど どどう
  青いくるみも吹きとばせ
  すっぱいくゎりんも吹きとばせ
  どっどど どどうど どどうど どどう

  (宮沢賢治「風の又三郎」)

☆風の又三郎新装版


☆いろいろな「風の又三郎」はこちら

「風の又三郎」いろいろ




 われわれの聴覚の限界。-ひとは、答えの見つけられる問いだけに耳を貸すものだ。

   (ニーチェ『悦ばしき知識』)


☆ニーチェ全集(8)「悦ばしき知識」(ちくま学芸文庫)は、下記のサイトから。







 過去も未来もそれは私のものではない。私のものは現在だけである。

(哲人王で知られるローマ皇帝マルクス・アウレリウスの『自省録』より)


マルクス・アウレリウスの自省録


☆その他の自省録はこちら

自省録






 幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ。

  (アラン『幸福論』)




☆さまざまな「幸福論」はこちらから

さまざまな幸福論






© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: