☆心はぽっかぽか☆

義妹は…　抗リン脂質抗体症候群という血液が固まりやすい病気です。

2009年11月　脳梗塞になって、この病であることが分かりました。

倒れた時は右半身が動かず、全く話すことが出来ませんでした。

(こんな方も要注意　 日記 ) 　

瓶の蓋を開けるなど指先の力は思ったように入らない様ですが、

右半身の麻痺は見た目では全く分からないほどに回復。

でもこれが義妹を精神的に追い込むことに繋がったのです。

半身に麻痺があれば見た人には直ぐに病気だと分かって貰えますが、

言語の麻痺は見た目には分からないので、その分ストレスが高いのです。

誰かが訪ねて来たらどうしよう…　かかって来たらどうしよう…　ｅｔｃ.

不安に繋がり１人で 居るのも不安、でも外へ出るのも不安、

ついには以外は出掛けることもなくなりました。

特にお休みの日に家族で出掛けると知っている人に会う頻度も高まります。

３人も子供がいると、店内を歩き回る子供を見ては

『アッ　〇〇ちゃん、今日は誰と来たの』 　『お父さんとお母さんと』　って　感じで

挨拶しなければいけない状況になってしまいます。

言語のリハビリに通っている義妹…

退院当初は週に３回、今年に入って週２回になりました。

以前に比べたらかなり話せる様になりました。

が…　言語障害とは　思っていた以上に容易なことではありませんでした。

話せないだけではないのです。

頭に思い描く言葉をその通りに口から発することが難しいのです。

左右　　上下　　前後　ｅｔｃ.　　頭では分かっていても　言葉にすると逆だったりします。

自分では道順を把握していて迷うことはなくても、

誰かに乗せられて道案内する時は左右を間違えて話します。

右に曲がらなければならないのに、左と言ってしまうのです。

昨年末に義妹のお母さんが来た時に、買い物へ連れ出したそうなのですが…

激しい動機で直ぐに帰って来たらしく

それ以来　出歩くのが余計に怖くなったみたいなのです。

でも、このまま外に出ない状況が続くと余計に怖くなるよ　と　言って

私は時々連れ出しています。

調子がイマイチになったら、直ぐに帰れる様な場所に行こう　と。

私は両親にとっての鬼娘であり、義妹にとっての鬼義姉なのです

平日の日中にちょっと足を延ばして、知ってる人が居そうにないお店へ…

時には離れたお店にランチへも行ける様になり、

あんまり食べれなくなったと言っていた義妹が以前の様に食欲旺盛に

先日は買い物にて楽しそうに食料品を山の様に買い込んでおりました

そして両親と私の旦那くんも交えて家族９人で外食もしました。

少しずつ外に出られる様になりました。

今では私の留守中は１人で実家に来て、両親の面倒を見てくれています。

流れに逆らわず、