2007 浦和－G大阪（1
■5月11日 池袋→神保町→秋葉原→新宿→池袋
きょうは一日ヲタク三昧と決めていた私。
すでに池袋からアキバへ移動するという計画も完璧。時間配分も完璧。財布も満タン完璧。
もう倒産した出版社の本とか重版されない本とかを買えたので色んな書店に行ったかいがありました。
が、やはり特殊な街だよ池袋。
さすが 乙女ロード と名付けられただけの通りにある店なので、女多すぎ。
私、買い物しすぎ。
両手にずっしりと本ばかりを持つことになってしまい、ひとまずホテルに荷物を置いてから再起動。
今回はサンシャインシティプリンスホテルに二連泊。
すでに旅行かばんに入りきらない程の買い物をしてしまったので、この戦利品たちは宅急便で送ることが早々と決定。
旅は人の財布口をガバガバにさせますね。
池袋から神保町に移動して、駅前の書泉グランデとブックマートに行ってみた。
ブックマートに目当ての作家さんサイン本がまだ売られていたので、すかさず購入。
そうして同じ本が二冊三冊と部屋に溜まっていく…売り上げ向上戦略とわかっていながら買ってしまうのがヲタクよね。
むしろヲタクならその作家さんに長生きしてもらうべく、惜しまず投資するべきよね。
もちろん、この日買ったものは鑑賞用で以前に買ったものが読書用です。もちろんです。
ここから靖国通りをアキバに向かって歩く。
途中、前々回の旅行で行った蕎麦のまつやや交通博物館の横を通ると懐かしき思い出が蘇りました。
神田はいい感じの街でした。
もっと時間があったら色んなお店に入ってみたかったけど、ここはどうしても急がねばならない理由が。
アキバUDXにある東京アニメセンターが19時までしか開いてなくて、 その後行く予定の石丸電気SOFT2も20時までの営業だから、時間がない現在18時。
神田界隈は本当に営業時間が短いので、たまにしか来れない人には困りもの。
だから今回は駅周辺でしか見て歩くことができず、物足りないなーと残念。
東京アニメセンターで土産物を買って、石丸電気でCDを買ったら石丸電気用特典CDがもらえて（残り一枚だった、ラッキー！）、 夕食は万世で。
行ってみたかったんですよね、上から下まで肉の万世。
いつも眺めてるだけだったけど、今回は旅に勢いをつけるべく初日の夕食はフンパツだっ！！と決めていたので 乗り込みました、アキバの肉ビル5階焼き肉フロアへ。
ひとりなのでカウンター席に通されましたが、むしろカウンターに座りたかったのさ。
ここからは中央線と総武線が眼下に見えて非常に楽しい……と、鉄ちゃんの我が弟なら思うはず。
万世の肉は美味い。
カルビがやわらかい。うまい。
昼ご飯を食べていなかったのでいくらでも腹に入りそうでしたが、お高いお店なのでゆっくりじっくり味わって食べました。
腹一杯のあとは、新宿まで移動して福家書店で取り置きしてた本を受け取り、ぶらぶらしてホテルに戻りました。
今回は好きな作家さんのフェアとかサイン本売り出しとか、色々とイベントが旅行日程と重なっていたので、 この初日にヲタク魂を注ぐ勢いで準備していたために、振り返ると一番買い物した日でした。
紙袋に本とCDがいっぱい……買いすぎ。
■5月12日 池袋→武蔵小杉→中華街→新横浜→みなとみらい→渋谷→池袋
朝食はホテルのバイキング。
西武グループなので美味い。（その根拠は不明）
明日の朝は朝食無しで申し込んでいるので、その分まで食べていたらなかなかホテルから出られませんでした。
大体、朝食の時間を1時間の予定で考えているのが間違っていたんですよね。
そんなに食べようとするなよ、と食べてから気付きました。
武蔵小杉駅で友人Kさんと待ち合わせのあとは、中華街へ行ってみました。
中華街は2003年に行ってから、再び行こうと何度か思いながらも行けずにいたのですごく楽しみにしていたんです。
着いていきなり、パンダ祭り開催のお店にふらふらと吸い寄せられた女ふたり。
このパンダは可愛い、このパンダは不細工、エロい、美味そうなどと言いたい放題で買い物しまくり、 ちょっと覗くだけのつもりが長居してしまって、土産物まで買ってしまって、それで後悔したかと言われればそうではなくて。
また行きたいよ、中華街。
お昼ご飯を中華でも、と思ってお店に行ったらものすごく並んでいたので、 肉まんとか揚げ団子とかを買ってスタジアムに向かいました。
新横浜駅に着いたら新幹線が見えて、訳もわからずにドキドキしてしまいました。
やはり鉄に浸食されてきてるんだろうか……悩む。
日産スタジアムでリユースカップを見ました。
Kさんと、これが噂のっ…と興奮しつつ、持って帰りたくて仕方ありませんでしたがそれではリユースにならないので諦めました。
ちなみに、翌日に行った埼スタではKIRINの紙コップのままでした。
試合はもう、散々で。
当然ながらマリノス目当てで局地的には山瀬功治目当てで行った私には、もう見るも無惨としか言いようがない内容で。
前半はお昼寝状態、後半は二度寝状態で、起き出したのは後半の最後の方のみ。
しょぼい。
PKゲットの瞬間に、これは山瀬が蹴るよね、つーことは決めるよね、と決め込んでデジカメムービーREC始めたのに…！
なんということでしょう。 （ビフォーアフター風に）
その後も 超 ゴール前でのシュートを二度も外しやがって…！
なんということでしょう。
溜め息の演出家、山瀬功治、10番。
この日は山瀬が生きてるとは思えなかった。
横浜もパスがゴール手前まではつながるものの、手前で終わってしまうのでどーにもこーにも進めず。
坂田の飛び出しだけは生き生きとしていたけれど、彼のパスは出すだけなので相手の足先にも当たることがなく なんだか浦和レッズの相馬くんを見てるみたいでした。
ゴールの匂いがしないってこういうことなんだね～って体験しました。
試合の後は、みなとみらいのランドマークタワーに行ってお土産を見に行ったつもりが、なぜか鉄道模型のお店KTMで足止め。
弟にお土産を買うのさ…という言い訳を前に、なんだかんだと自分も楽しんでしまいました。
大道芸が近くでやっていたので見てみました。
ここから赤レンガ倉庫に移動する途中、横浜コスモワールドの横を通ったとき、Kさんが言いました。
「楽しそう」
ディスク・オーという乗り物に興味を示すKさん。
Kさんが楽しそうと言うんなら楽しいのかもしれない、と思った私。（いま思い返すと意味がわかりません。）
ちょうど乗れるタイミングだったので、乗ってみました。
動き出した瞬間、心躍り出してるKさんと、心凍りついてる私。
高いところは苦手だったー！！
どうしていまのいままで思い出さなかったのか。
海が見えると落ちて水に飲み込まれそうな気がする。
地面が見えるとたたき落とされそうな気がする。
空が見えると遠くまで飛ばされそうな気がする。
星が見えた。
もうそろそろ自分もあの星になるのかもしれないと思った。
そういえば乗る直前に「眼鏡、大丈夫ですか？」と係員に訊かれたことを思い出す。
もしここで自分は生き延びたとしても眼鏡が海へ落ちたら、アスファルトに落ちて粉々になったら、どうすればいいのだろうか。
体がふるえる。
手すりを掴む腕に、考えられない腕力がこもる。飛ばされまいと両足で踏ん張る。
降りてからも足がガクガクとふるえて、胸の中はレッズサポがいるみたいに騒いで収まらない。
赤レンガ倉庫に向けて歩きながら、観覧車を見上げた。
あの一番上にきたところで停電になったら、私はショックで死んでいると思う。
赤レンガ倉庫に行くとライブイベントがやっていたので、ちょっと見てから買い物をして遅い夕食を済ませる。
馬車道駅から渋谷へと移動しましたが、この辺りから記憶がありません。
電車は地上に並ぶ線路の上を走るので、ディスク・オーよりは安心です。
池袋駅でKさんとお別れしてから、ふらりとネットカフェに入ってみた。
使い勝手がよくわからずPCの電源を入れるのに五分以上苦戦したのですが、なかなかいい感じ。
ジュース飲みまくりでスパサカも見つつ、メールチェックとレッズの公式サイトで明日の試合を確認してホテルに戻りました。
明日は宅急便を頼まなければならないので、送るものと持ち歩くものに仕分けをして夜遅くに眠りにつきました。
泊まった部屋が22階でそれすらもこの日は恐怖だったとは誰にも言えません。
肉ビルから眺めるアキバのネオン
山瀬「なんだよアゴオヤジ、俺が蹴るっつってんだろうが」マリノスケ「ねえねえ、今日の夜はさぼてんで食べようと思うんだけど、太っちゃうかなぁ？」
ボールボーイ「………」
掲載日 2007.05.28
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