2008 横浜－浦和
■ 3月8日
スタジアムに着いたのが選手の練習開始直前だったので、当然ながら加藤未央ちゃんのチア姿は拝見できず。
試合には負けるし。
2トップは、しめったマッチ棒のような高原とエジミウソン。それも一週間くらい雨に濡れまくって点火の希望も見えない。
しかもその下に位置するのが、我らが 火の玉ボーイ 山田暢久ときたもんならっ。山田さんはCKも任されていました、実に真剣さを感じられない蹴り方で何本も蹴っていました。あれでも何十本も蹴れば一本くらいいいのがあるはずだと信じましょう。
どう動いても点が取れそうにありません、もう三人とも隠居生活を始めた年寄りのような雰囲気でピッチに立たないでください。マジで。
途中で出てきた永井の方がよかったと見えたのは、目の錯覚？
そして気づいたときには4トップ！ 選手交代でも守備的なオジェックなのに、しかもFWにパスを出せる選手が一人もいないのにっ。
ポンテってやっぱりすごかったんだなーと思いました、でもポンテが戻ってきただけじゃ変わらないような気もしますが。
トップもダメなら右でも左でも、両サイドはマリノスに買収された土地のように、レッズはなにもできませんでした。
平川さんは本職の右サイドだってのに、ただそこにいるだけの人でしかなかったし。走ってはいたけど、走るのはいつものことなので。
相馬はもう見るも無惨に隼磨にちんちんにされまくってました。
わからん。私には相馬の良いところが全くわからない。
相馬じゃ頼りにならんからってアレを呼び戻したのはわかるけれど、そのアレが怪我してるからって相馬をスタメンで使うのはわからない。
相馬になにか期待できるの？ これから成長するってのびしろが見えるの？ 相馬ってサッカーできるの？
守備に戻れない、たぶん守備という考えが薄い、むしろ無い？
なんだかすっごくバカに見えますね、相馬が。本当におバカさんだったらどうしましょう。
あと、坪井さんは二年くらい前からずんずんとオーバーラップ みたいなこと をし始めてて、この試合でも何度もドリブル みたいなこと とか見せてくれたんですが、堀之内まで上がっていってしかもシュートを打っていました。
堀之内、闘莉王、坪井といるDFの3/3、つまり全員がいつ攻撃に行くかわからないという超ハラハララインの前にいる啓太と阿部ちゃんはたいへんそうです。
しかも自分たちの前にいるのがおじいちゃんだもの、ホントにご苦労さんです。ちょっとのパスミスくらい許してほしいってもんですよ。
レッズはキャンプでなにやってたんだか。もしかしてなにもやっていなかったのか？とも思いました。
シーズン終盤の疲れ果てたのとは違って、まだなにもアイテムをゲットしていないゲームの主人公みたいな感じ。このままだとゲームオーバーもそう遠くなく訪れるんでしょうねぇ、オジェックのいう「6週間」よりも前に。
そんな我々に比べて、たいへんに
こちらは例えるなら、丸三日寝る間も惜しんで数々のアイテムを手に入れレベルアップもぬかりないという様子。いつの日かガス欠で死んだように眠りつく日がくるだろうから、その失速ぶりがいまから楽しみ。
レッズのふがいなさの前にすっかり書き忘れていましたが、この日は毎度おなじみKさんにご一緒していただいておりました。
しかもKさん、去年の最終節横浜FC戦を日産スタジアムで観戦していたそうです、カズを見るという目的で。
ああそんな……昔の傷を探らないで…。
まさかこの角度からも攻撃を受けるとは思わず、そのあはアウェイの厳しさを身にしみて感じたのでした。
試合後は町田の書店に行ったあと、この日の宿泊先が渋谷だったのでホテルにチェックインしてから渋谷をブラブラしてみる。
タワレコで竹内電気のCDを買ってみた、Kさんがはまりにはまっているというので。ストラップが特典でもらえた。
近くの店でご飯を食べながら、最近おもしろかった話や悲しかった話、出ばなをくじかれた出来事など（ごきげんようのトークテーマか）について三時間ほど喋りまくった。出ばなをくじかれるということは、まさにこの日の午後のこと。
■ 3月9日
昼に家族が羽田に到着するので、それを迎えに行くまでに桃井はるこの最新アルバムとDVDを買わなくてはならず、秋葉原の石丸電気に行く。
が、このときで既に11時過ぎ。
12時前には空港に着かねばならないので、本来ならばアキバに来ていていいわけがありません。 石丸電気で買うと特典CDがもらえるから石丸電気で買うのに、レコード会社のミスがあり一週間くらいしないと特典CDが店に入らないと言われたのですが、もうここで買うしか時間がないのでそれは後日自宅に送ってもらうことに。
しかもこの日の夜に桃井はるこのイベントが石丸電気であるらしくて、CDを買ったことで参加権利はあるけれど参加できないもどかしさに後押しされ、アキバの街を全力疾走する。でもトロいのでただ疲れただけ。
生モモーイに初めて会えるかもしれないチャンスを自ら放棄してまで家族とこれから鉄道博物館に行かなければいけない意味がわからない。しかも昨日は試合に負けてるし。（関係ない）
私が空港の到着ゲートに着くほうが飛行機より一分くらい早くてなんとか間に合い、空港で昼を済ませたあと大宮に向かう。
なぜ鉄道博物館に行くのかというと、鉄道大好きな弟がいるからなのです。
こいつさえいなければ夜はモモーイのイベントに行っていたのにっ、と思うと鉄道博物館なんて楽しめるわけもない。
嘘。すっごく楽しいぞーっ。 ぞー、ぞー、……（やまびこ）
日曜だったので、中央に展示されたC57の転車台回転が見られて、汽笛も鳴って迫力がありました。
他にも新幹線のパンタグラフ操作や、ミニチュアを使ってのスイッチバック体験などができました。とくにパンタグラフは弟のお気に入り部分なので、何度も上げ下げしてました。
お土産ショップに行ったところ、昨年銀座の天賞堂で売り切れていたJR線の駅名キーホルダー浦和バージョンがあった！もちろん買いました。
他にも色々見学しましたが、記憶が曖昧なため翌日の見学分にまとめて記します。
この日は早めに切り上げ、浦和に戻ってチェックインを済ませてからボルテで買い物して、ついついイヤーブックを買ってしまい、「力」で夕ご飯となりました。
今回の宿泊ホテルはロイヤルパインズです、再び泊まれて嬉しい。
弟はここでも、部屋の窓から線路が見えたのでずっと窓にかじり付いて電車を見ていたとか。線路も走っていない田舎で暮らしている彼にとっては、もうキラキラしまくった世界なんだろうなあと思うのです。
同じ頃、私は隣の須原屋で買ったばかりの2007イヤーブックの表紙の永井を眺めてみる。やっぱり去年の顔といえば永井。
今回のイヤーブックには初版限定でACL決勝で空に舞った紙吹雪一片と記念ステッカーが付くんですね、それでついつい買ってしまったわけなんですねぇ。ははは。
出版社の 初版限定攻撃 には最近免疫が出来つつあったと思っていた自分ですが、それでも浦和レッズと付けば買う気にさせられてしまう私でした。
石丸電気でCD買ってる時点でもう免疫もなにもあったもんじゃないが…。
■ 3月10日
鉄道博物館二日目。
雨降りで人も思ったほど入っていなく、狙っていた運転シミュレーションコーナーも30分待ちがほとんどで、我々は山手線に並びました。
チビッコがこれを操作する場合は、父さんを椅子に座らせてその上にチビッコが座ってブレーキとマスコンハンドルを握るんですが、残念ながら床にある警笛（？）ペダルはチビッコだけじゃどうにも操作できないんですね。
だけどほとんどの父さんはペダルのことなどすっかり忘れて我が子の運転姿に惚れ惚れしてしまっているのだ、なんともったいないことをっ。
きっと弟も、まさに目の前で繰り広げられている親子のように警笛というアイテムを素通りして運転を終えてしまうに違いない…順番待ちの列で姉さんは思ったんだよ。
姉「弟よ、まずは私が 手本 というものを見せるから、あんたはその次に運転するんだよ。わかったね」
弟「うん」
我々の順番が来た。まずは姉の私が運転席に座り、弟はその横で見ている。
姉「ブレーキハンドルを左にやって、次にマスコンハンドルを～～で、走り出して 自分でここだっと思ったタイミングで 右足、ペダルだ！ 」
弟「おお～！！ すごいっ、ピーッて、 ピーッって、もう一回やって！ 」
姉「馬鹿者、一区間で警笛は一度きりなんだよ」（そんな決まりないです）
そのあが思うにこの運転シミュレーションは、いかに上手く発車と停止をできるかということがメインなのではなく、どのタイミングで警笛を鳴らすか、そのタイミングでよかったのかを考えるためのゲーム（？）だと思うのだ。
別に本物の線路で本物の電車を走らせている訳じゃないんだから、楽しまなきゃ。
姉の助言の甲斐あってか、弟も楽しく運転できたようでとても満足していました。
山手線は短い区間もあるため、一区間しか運転できない場合と二区間運転できる場合と、色々あるみたいです。
シミュレーターを楽しんだあとは、ヒストリーゾーンをぐるぐる回っていると昼になっていたので、弁当を買って外の展示列車内から走り行く在来線を眺めながら食べる。 昼食後は館内に戻りジオラマを見学。
隣に座った二人組のおじさんから「どこから来たの？」と聞かれたので、北海道からだと言うとビックリしていた。
しかし、突然の質問に動揺してしまった私は、「いやあ、北海道ってのはまだディーゼルが走ってますでしょ。だからほら、隣の弟なんてパンタグラフに目がないんですよね。憧れちゃってるみたいで」と答えるべき冷静さを失っていたために、おじさんたちを楽しませることができずに残念でした。
おじさんたちと別れてジオラマの実演プログラムを見るために列に並んだのですが、割と早めに並んだので前の位置をゲットできました。
しかも前日にジオラマの様子を見たときから密かに狙っていたジオラマの中央駅前方の席にありつけたため、ほとんどの電車を見ることができました。
ヒストリーゾーンでは映像を使って色々な説明をしているコーナーが各所にあるのですが、こちらにも弟の目を奪うものが。
もう色々ありすぎてなんだったのかわすれてしまいましたが、列車を動かす燃料についてだったと思います。
それを弟が三回も連続で見ていたので（見たいときに再生ボタンを押すと映像が出る仕組みになっている）、いやもうさすがに勘弁してくれと横に目をやると、そこにはテカテカと黒く光った 連結器 が。ふと目覚めてしまいました、 列車の連結部分の美しさに。
夢中になって様々な角度から連結器をデジカメに収めまくっていたところ、デジカメの電池が切れました。非常にくやしかったことを覚えています。もっとたくさん撮りたかったとか思っていたはずです。
しかしいま思うと無駄な写真にしか見えないから不思議です。
さすがに弟も疲れてきたみたいなので夕方を前にホテルに戻ることにし、楽しかった鉄道博物館を後にしました。
退館時には記念カードをもらえます。裏にスタンプを押すスペースがあるので、出口付近にあるスタンプを押して帰るとより記念になると思われます。
ホテルに戻ってもまだ17時前で、夕食を19時から予約していたため、家族をホテルに送り届けてから私だけ大宮に出かけました。
なぜって？ 十万石まんじゅうを買うためです。
が、なぜか一番に入ったお店は駅前のブックオフでした。なぜここまできてブックオフ……いや旅先でこそブックオフ。
絶版になっていてずっと欲しかった本を見つけられてほくほくのまま、そごうで十万石まんじゅうを買い込みましたが、もはやブックオフ狙いで大宮に行ってしまった私の本能グッジョブとしか思えません。
浦和に戻り、昨年紹介していただいた「石松」で夕食、本日の予定は終了です。
■ 3月11日
浦和から王子まで移動し、王子から庚申塚までを都電荒川線に乗る。
これも弟のためのプランで、巣鴨歩きは両親向け。
巣鴨から地下鉄で日比谷に移動し、銀座の天賞堂に行く。弟向けのプラン。
昼を済ませてからは、とくに予定もなかったので皇居の周りを歩き、国会議事堂やら警視庁やらを外から眺めるだけのお散歩コース。
昼間に20℃近くもあった東京を離れて、夜に帯広へ着いたら2℃しかなくてとても寒かったです。
煙でピッチが見えなくなろうとも気にしないイベント魂健在。
ブレーキをかけることも忘れ、夢中で運転する弟であった。
掲載日 2008.03.19
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