「生きる意味」と「生きている意味」
私にとって生きる意味は、この世に生まれ育てられて大人になることが出来たから。「生きている意味」は、この地球上の生命の一つとして、生命の進化の中で人間として命を与えられたから。
宇宙45億年の歴史の中で、生命が存在しているのは今のところ地球のみ。最近は深海生物の生態も少しずつ分かるようになり、生命の多様性が驚がく的であることを知った。地球環境に適応して進化し続けている生物。
昆虫も、植物も動物も環境に適応して様々な機能を持つようになった。
小学生時代、人間は最高の生命体のようなことを習ったが、酷い人間に対して「畜生以下」とののしる教師がいたが、今にして思うとそれは大きな間違いではないか。
確かに人間は、道具を開発し狩猟生活、農耕生活と生活範囲を広げ繁栄を続けてきたが、そのことは素晴らしいことだろうが、地球環境は人間のためにあるわけではなく、人類の生存を最優先にして環境を破壊し続けることは本当に正しいことなのだろうか。
人類の繁栄だけを考えて成長し続けることは犯罪ではないか。
都市生活をしている私が、そんなことを考えるのは不遜だが、生命を維持する最低限のものを所持するくらいに簡素化する生活に転換する必要を痛感する。
ライオンやクマなどの動物の生活を知ると、生存と種の繁栄するために必要な狩りはせず、
自然環境に合わせて地球上を移動している。
人間の文化や科学技術は肥大し過ぎてしまっているのではないか。
私たち一人一人は、与えられた命であり、太陽の恵みと豊かな地球環境のおかげで声明として存在できている。自分だけの力で生きているわけではない。そのことを謙虚に受け止めたい。
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