Miles Davis / Agharta Miles Davis / Get Up With It(disc 1) すっかり「昨夜寝る前に聴いたものを今書く」という循環になっているけれど。 昨日のAPPLEマニアさんのコメントの「前衛ジャズ」って言葉が引っかかっていて、俺のイメージする「前衛」はもっとフリージャズに近い様な世界(アレも別に前衛とか思わないけど)なんで、そう言う要素等の確認がてらもう一度マイルスに戻ってみた次第。 で、「やっぱりファンクを前衛とは呼ばないよなあ」ってのが俺の結論なんですが。そりゃあ「先進的」ではあるし、「変態的」でもあって、異常な(あらゆる意味で)格好良さがあるんだけど、「前衛」の原語である「アバンギャルド」の少なくともパブリックイメージとはほど遠い音楽だと思う。ロック的で、ファンク的で、ジャズ的で、結局月並みだけど「マイルス・デイヴィスの音楽」としか呼び様が無いのではないか。 いや、ジャズ用語ではコレを「前衛」と読んじゃうのかどうかは知らないんだけど、少なくともその「お芸術用語」の中に閉じ込めてしまうのはストリートミュージックを目指したマイルスに対しては失礼だよなあ、って思うんだよ、やっぱり。まあ、結果としてカンとかに影響を与えたって事実は置くとしても。 結局はちゃ~んとデトロイトテクノとかにも行き着いてるから大丈夫だよ、マイルスさん。多分フロアはあなたを歓迎してるハズ。 Miles Davis / In A Silent Way 色々考えても結局解らないので、「じゃあファンクっぽくなる前はどうなのよ?」という考えでコレを聴きつつ、ネットでは「前衛ジャズ」をぐぐってみる。結局さっぱり解らないが、多分解る必要なんて無いんだろう。そもそも俺にとってはジャズじゃなくたっていいワケで。ジャズがジャズである事にこだわっているのはジャズファンだけである。ジャズなんかちっとも偉くねえや。格好いいだけだい。
Miles Davis / On The Corner 考えてもキリが無いがまだマイルスを聴く。もうコレになると異常コミでグルーヴィで格好良いのだが、ファンキーなんだけどどこか気持ち悪いのがミソで、なんとなく手塚治虫を読んでる気分。この感覚は理解出来なくたって良い。 いくつか気付いた。このアルバム、ギターはあんまり重要じゃないんだね。パーカッション(ドラム含む)とベース、あと(指揮者としての)マイルスで成り立っている。あとはそのグルーヴを補強するための存在。だからさ、多分アドリブで、サックスとか、マイルス自身のトランペットとかがソロっぽいフレーズ出してるけど、それに注目して聴く人っていないでしょう。添え物、っていうか「フレーズを吹く」ってのは一種のパーカッションなんだろうね、ここでは。聴くべきはリズム。グルーヴ。ああ、結局アシッドジャズってのはここに戻ろうとしてたんだな、って言うヤツですね。でもこんな気持ち悪い音楽やってるのってマイルス以外どこにもいないんだけど。